2018年05月29日
平成30年度福岡市医療的ケア児 保育モデル事業の利用者決まる
先日、平成30年度 福岡市医療的ケア児 保育モデル事業の利用者が決定したそうです。
フタを開けてみると、今回のモデル事業の利用対象者は、わずか【1名】。
モデル事業へは他にも何名か申し込まれていたようですが、安全にお子さんを預かれる範囲ということで1名に絞ったのでしょう。
わが家はモデル事業の実施園が自宅から遠かったり、今回の市のモデル事業における安全面の確保に不安があったりで申し込みはしなかったのですが、結果を聞いて少々複雑な心境です。
福岡市で初めて医療的ケア児が保育園に通えるというのは、非常に大きなトピックです。
やっとやっと、これまで医療的ケア児の保護者の方々が頑張ってきたことが、小さな実を結んだのだと、嬉しい気持ちももちろんあります。
でも、見切り発車感が否めない。
3月末が申し込み締め切りで、結果が出たのが5月末。
2か月もの間待たされ続け、結局利用できないとされた方の心中察するに余りあります。
もしかして、始めは1名でスタートしても、一定期間(例えば数か月とか)経過後に保育園での生活が軌道に乗ってきたら追加で入園させるとかいうシステム?!
だったらいいなぁ・・・と勝手に期待しています。
モデル事業の利用者が1名、ということなら、別に公立保育園でなくても良かったのではという思いはありますけどね。
同じ人件費を市が払って進めるのならば、です。
まあ、市の管理上の問題でしょうかね…。
そもそも、モデル事業も4月スタートを予定していたとのことですが。
この時期になってしまったのは、よほど調整に時間をとられてしまったのでしょう。
2月にモデル事業に関する告知があって、私がその内容を確認した時はまだまだ未確定の部分が多く、とてもこのままでは利用できないと思いました。
でも、この2か月間でそれが大きく改善されたのだと思いたい。
平成30年度、国の提示する医療的ケア児保育支援モデル事業も様々な条件が緩和されたようですね。
それに合わせて、福岡市におけるモデル事業の内容も適宜見直していってほしいです。
医療的ケア児を保育園で受け入れるモデル事業を始めました!
と、うたうのならば、その中身についても、もっと検討していかなくては。
箱だけ作っておしまい、には絶対にしてほしくありません。
今回、モデル事業の利用対象となったお子さんと保護者の方の意見に真摯に耳を傾け、改善すべきところはその場で改善していってほしい。
市のための事業ではなくて、「医療的ケア児のためのモデル事業」として広く利用できるシステムをつくるために。
2018年04月19日
通園先が無くなってからの次男の生活
日中は、母親である私の二人きりで過ごす毎日が続いています。
できるだけ家に閉じこもりきりにならないようにと、公園や図書館などにでかけるようにしていますが、次男と同じ年頃のお子さんと出会うことはほとんどありません。
次男はもうじき4歳。
このくらいの年齢の子は、たいてい保育園や幼稚園に通園しています。
図書館などの子どもが集まるイベントも、土曜日や休日ばかり。
平日はびっくりするくらい何にもありません。
次男だけが社会から置いてきぼりにされているような、そんな恐怖を感じてしまいます。
次男はもう、何もわからない赤ちゃんではありません。
最近では、自分について大人たちが話している内容を、よくよく聞いています。
「ぼくも保育園、行きたい」
「なんでぼくはダメと?」
そんな風に聞いてくる次男に、今の状況を泣きながら説明したこともあります。
「お友達と遊びたい」というささやかな希望を叶えてあげられるような、そんな社会になってほしい。
まだ今年度は始まったばかり。
今年、来年、再来年と、どんな風に二人で過ごしていけばいいのでしょう。
母親ができることには、どうしたって限界があります。
今、次男は本屋さんで買った幼児用のワークブックを黙々とこなしています。
いわゆる「お勉強」は教えてあげられるけれど、それ以外の部分はどうすれば?
毎日葛藤しています。
2018年03月26日
保育園、幼稚園、認可外保育園、すべて全滅。
保育園の利用決定にならなかった理由が一次~三次まで「受け入れ態勢が整わないため」ということだったので、念のため区役所へ「受け入れ態勢が整わない」判断を下したのはどこなのか(市なのか、保育園なのか)を確認しに行きました。
今回、市のこども未来局ではなく区役所へ確認に行った理由は、別件で市に問い合わせをした時に「利用調整については区役所の方へ」と、言われたからです。
これまで、市の方とばかり話し合いをしていたため、区の担当者と話をするのはほとんど初めての状態だったのですが、希望していた保育園の担当者と、子育て支援課の課長の二人で対応してくれました。
私がずっと引っかかってたのは、保育園とはこれまで何度も話し合いを重ね、「市からOKが出れば受け入れます」というところまでこぎつけていたのにダメだったのは何故なのかという点。
これについては、やはり福岡市の方と区のほうで話し合って、医療的ケアが必要な子どもを預かれない(看護師を配置できない)という理由から、一律NGとしたようでした。
そして、保育園が 市の援助なく独自に看護師を雇うならOK という話を園側にしたところ、それは難しいという事に至ったようです。
やっぱりね。
で、私が仕事をしながら、必要時に医療的ケアを行うために園に同伴するというという話は、「保育園は就労して自分で子どもの世話ができない人が使うところだから、親が医療的ケアできるんなら保育園の本来の目的と違うよね」ということで、保育園利用に該当しないとのことでした。
医療的ケアを親が行なうとなると、たとえ在宅で仕事をしていても保育園を利用する事由に当たらないそうです。
そんな流れで、うちの子は市内の認可保育園はどこも使えないそうですよ。
あと、市のこども未来局の人に「保育園がダメなら、他にどこか通園できるようなところは?」と聞いた時に、「区の子育てコンシェルジュに聞いてみて下さい」と言われたので、コンシェルジュさんに聞いてみましたが。
「 医療的ケアのあるお子さんは、 幼稚園も 認可外保育園も利用は難しいと思います 」
とのお返事でした。
療育センターももう使えないし、通えそうな事業所も無し。
これで全滅。
2018年02月28日
医療的ケア児保育モデル事業実施園を見学
先日、市の担当者に電話で問い合わせてみたのですが、まだまだ未確定な部分が多いということくらいしか把握できず。
このモデル事業は、平成30年度は公立保育所一か所のみで行われるため、自宅が遠い医療的ケア児はそもそも利用が困難です。
でも、そこを乗り越えてでも、申し込みをするべきなのか。
往復1時間半の距離が問題にならないくらい、利用したいと思える制度なのか。
念のため自分の目で確認しておきたかったので、モデル事業実施予定の保育所へ見学に行ってきました。
保育所周辺の地理に詳しくないので、カーナビに住所を登録して自家用車で行ってみたのですが…、やっぱり遠い。
そんなに道路が混まない時間帯にもかかわらず、片道45分です。
普段は痰の多い気切の息子を乗せて、一人で長い時間車の運転はしないようにしているので、かなりひやひやでした。
だって、途中で痰が上がってきたり、詰まったりしたら、どこかに停車してすぐに痰の吸引などを行わなければならないですからね。
今回はたまたまそんな事態にはなりませんでしたが、すぐに車を止められそうな場所がそうそうあるわけでもなく…。
交通量の多い道をひたすら通るので、これが渋滞する時間帯ともなるとリスク倍増です。
なんとか保育所に着くと、ちょうど園児たちが園庭でたくさんあそんでいて、「おはよー!」と元気に声をかけてくれました。
「あー!新しい子だ!」と次男に興味を示してくれる子もいたりして、ちょっと嬉しい気持ちに(^^)
園では担当の先生方が出迎えてくれ、事務所で保育所の概要やモデル事業の概要について説明を受けた後、園内の見学をさせていただきました。
モデル事業が現場でどのように行われるのかが知りたかった私は、ここでも何点か質問を。
・市から配置される看護師は、保育所に配置された後はどのような動きになりますか?
園児の活動に一緒に参加しながら様子を見たり、リスク管理を行ったりしてくれますか?
→基本は事務室待機で、必要時のみ医療ケアを行います。看護師は医療的ケアのみで保育には参加しません。
もし、看護師が医療的ケアのお子さんひとりに付きっきりということになれば、一名しか受け入れられないことになります。
・モデル事業で入園する医療的ケア児に対して保育士の加配はつきますか?
→障害児枠で申し込みをされた場合、それに対して保育士がつく場合もありますが、「モデル事業の医療的ケア児」という理由で保育士の加配はつきません。
・気管切開児が利用する場合、保育士も吸引ができるように認定特定行為業務従事者研修を受ける予定はありますか?
→市からの指示はありません。もし、気管切開のお子さんが何人かいらっしゃったら、その都度研修を受けに行かなくてはならなくなり、保育士が何日も現場を離れなくてはならなくなるので難しいと思います。
・国の医療的ケア児保育支援事業の実施要領には、次の(1)~(3)を複合的に行うとされています。
(1)都道府県等において看護師を雇いあげ、医療的ケア児の受け入れを行う保育所等に対処児童が必要とする医療的ケアの頻度等に応じて看護師等を派遣し、医療的ケアを実施する。
(2)医療的ケア児の受け入れを行う保育所等において、保育士が認定特定行為業務従事者となるために必要な知識、技能を修得するための研修受講を支援する取り組み。
(3)医療的ケア児の受け入れを行う保育所等において、派遣された看護師等または認定特定行為業務従事者である保育士を補助し、医療的ケア児の保育を行う保育士を加配する。
平成30年度福岡市が行なうモデル事業は、この中のうち(1)看護師の派遣 のみを行うということでしょうか?
→看護師が配置になることだけは聞いています。
・医療的ケア児の年齢によっては、もうすでに入園枠がない(空きがない)ようですが・・・。
→保護者の転勤などで、3月いっぱいまでは空き枠が変動することもあるので、利用を希望される場合はひとまず申し込みをしておかれるといいと思います。
・利用にあたっては、一般の入園希望者と同じポイント順で優先順位が決まるので、申込みの時点で就労していないとポイント的に厳しいと言われたのですが…。
→モデル事業開始にあたって、医療的ケア児に入園の特別枠があるわけではないので、ポイント順という事になりますかね…。
今回の見学で感じたのは、市と園と区の連携があまりとれていなくて、このまま「縦割り」のままことが進んでいくんじゃないかな…という不安。
「医療的ケア児」を預けるにあたって、親が何を最優先にしてもらいたいかといえば、 「子どもの命の安全」 ということになるわけですが、保育士の加配もない、看護師は事務室待機という状態で確実なリスク管理ができるのかという不安。
これでは、受け入れられる医療的ケア児像はかなり限られるのでは?
そして、「医療的ケア児の保育支援は、もうモデル事業をやっていますよ」という理由で、それ以外の支援を行わなくなるのではないかという不安。
このモデル事業で通園できるのはごくごく限られたほんの一握りの医療的ケア児だけになりそうです。
さらに、請願書では医療的ケア児に対する「個別の対応」を求めていますが、それが無視されてしまうのではないかという不安。
不安ばっかり。
一言つけ加えておきますが、モデル事業が実施される保育所自体はとても良かったです。
建物自体は新しくないのですが、園庭も2つあって、グランドも使える。
設備が整っているし、子どもたちが元気でいいなぁと思いました。
たまたま園庭開放日だったので、返る前に少し園庭でお友達に交じって遊んで帰りました。
大勢のお友達のなかで楽しそうに遊ぶ次男。
「できることなら、こうして毎日お友達の中で遊ばせてやりたいなぁ…」とつくづく思いました。
そんな日が一日も早く訪れればいいのに。
30年度年少さんとなる次男。
小学校入学までに間に合うのでしょうか。
2018年02月26日
福岡市の医療的ケア児保育モデル事業について質問
半年以上前から保育園、幼稚園、療育、事業所などなど、あちこちに連絡していますが、断られまくりで胃が痛いです。
なんかもう精神的にきつくなってしまうので、今は「問い合わせは一日に1か所だけ」と決めてやっています。
でもまだ全然見つかりません。
断られる度に胃が痛かったり、吐き気がしたり、落ち込んだりしています。
2月15日に平成30年度福岡市医療的ケア児保育モデル事業の告知があってからも、我が家にとっては利用できそうもない内容だったので、正直バーンアウト状態だったのですが。
念のため自分でも内容を確認しておきたかったので、市役所の担当部署「指導監査課」へ電話しました。
一問一答みたいな感じですが、大まかにはこんな感じです。
・モデル事業実施の保育所(以下C保育所)が遠方なのですが、他の公立保育園で実施の予定はありますか?
→30年度はC保育所のみとなるので、自宅が遠い方は大変だと思いますが…今のとこと予定はありません。
・30年度は一か所のみとのことですが、31年度以降、他の公立園や私立園に拡充はされる予定はありますか?
→30年度の申し込み数や、事業の内容をみて今後検討していくので、まだ分からない。
31年度以降も30年度の状況によってはC保育所のみになるかもしれないし、そのあたりは協議していくのでお答えはできない。
・現在は保育園の利用調整は2次まで終わった状況で、C保育所の空きをホームページで確認すると年齢によっては既に空きがないようです。モデル事業ということで、医療的ケア児の枠が別個にあるのですか?
→モデル事業としての医療的ケア児の入園枠があるわけではありません。医療的ケア児以外にもC保育所の利用を希望される方はいらっしゃるので、あくまでも利用調整ポイント上位の方から利用が可能ということになります。お子さんの年齢に空きがあるかどうかは、〇〇区の区役所で聞いて下さい。
・現在、兄弟児が「医療的ケア児の介護」事由として自宅近くの園に通っています。介護が事由ということなので、保育時間は「保育短時間」です。もしモデル事業で通園できるとなった場合、兄弟で通う園が距離的にかなり離れることになるので、同じ園に通わせることは可能ですか?
→入所に関することは兄弟児さんが通っている△△区に聞いて下さい。C保育所に一緒に通えるかどうかは、〇〇区に聞いて下さい。こちらはモデル事業に関することはお答えできますが、利用に関する調整は区が担当となります。
・今回のモデル事業で、何人くらい通園が可能になりますか?
→現在看護師の募集をしていますが、看護師1名体制で、安全にお預かりできる範囲となります。
医師の意見書等を参考にしながら協議を行いますが、場合によっては1名程度…ということも考えられます。
ただ、申込みがどのくらい来るかも分かりませんので、何とも言えません。
・モデル事業による通園は、4月1日から可能ですか?
→4月1日を目標に看護師を募集しています。
・看護師は小児科経験者ですか?看護師さんの医療的ケアや緊急時対応の研修等は?
→小児科での経験のある方を募集しています。
以上です。
いや、以上じゃなかった(笑)
実は、市の担当者の方が「それは〇〇区へ」「それは△△区へ」と何度も言われるので、「区へ問い合わせても結局は『市で聞いて下さい』って言われるので、市の方で情報を集約してもらうようにはできないですか?」とも聞いてみました。
でも、基本的には「利用調整は区」「モデル事業は市」みたいに分業しているようです。
なので、情報の集約とかはリアルタイムで出来ないし、私が望むような連携も無いようでした…。残念。
…マタタライマワシノヨカン…
モデル事業の申し込みには、事前にC保育所を見学して説明を受ける必要があるのですが、ひとまず説明を受けてみよう!と思って、明日見学の予約をしました。
保育所の方にもモデル事業について尋ねてみたのですが、やはりモデル事業はあくまで市が主体。
保育士さんたちはまだ具体的なことは知らされていないようでした。
モデル事業の開始は、医療的ケア児の親にとって一条の光となるかと思えたのですが、現実はかなり厳しい感じですね。
なんか、やっぱり問い合わせには気力がいります。
でもでも、今日久しぶりに頑張れたのは、療育のお友達のママに素敵なものを頂いたから♪
それは、なんと、スマイルキュート(吸引器)!(笑)
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感想(1389件)
お友達のまま曰く、パーツを無くしたと思って2台目を購入したら、無くしたパーツが出てきたんだとか。
同じものが2台あっても1台は使わないし、もし使えるならどうぞ…と、持ってきてくれました。
実は、スマイルキュートはもともと赤ちゃんや子どもの鼻水の吸引用の吸引器ですが、サクションチューブを繋げたら気管切開口からの吸引も可能なのです。
自宅で使ってるスマイルケアよりだいぶコンパクトなので、いいな~って前から気になってました♪
ホントにありがとう!!!
通園先が決まったら、一台は園に置かせてもらって…
そしたら、毎日重たい吸引器を持って通園しなくて済むわ~
と、通園先見つからないのに妄想を膨らませてしまう母なのでした。
2018年02月23日
通園が無理なら、幼児教育系も・・・?
医療的ケアを理由に、保育園も幼稚園も通えません。
従来の障害児の分類にも当てはまらないので、療育センター等の発達支援機関にも通えません。
4月から、日中は母親と毎日二人で過ごすしかありません。
でも、お友達と関わるのが大好きで、好奇心旺盛な次男、なんとか同世代のお友達と過ごす時間を作ってやりたい。
そんな風に考えて、せめて週に1回でもいいので、どこか通える場所はないか探しています。
少し前の話になりますが、子どもたちをショッピングセンターに連れていったときのこと、幼児教育の「ドラキッズ」の説明会をやっていたので、話を聞いてきました。
頂いた資料によると、ドラキッズは小学館の幼児教室で、幼児教室としては総合満足度No1だそうです。
次男の年齢の子が集まるクラスでは、授業は週1回、60分行なわれているとのこと。
・言葉・文字
・数・形
・自然への興味
・自分でやり抜く力
・社会と関わる力
といった、5つのカテゴリーを横断したテーマ活動型の授業を行なっているそうです。
授業の流れも、一人一人に合わせた活動、お集まり、集団での活動、英語…といった形で、幼稚園等の集団活動をぎゅっと凝縮したような感じなのかな…と感じました。
私が説明を受けたクラスは定員は12名だそうで、同じ年齢の子と関わる良い機会にはなりそうです。
でも、気管切開をしていて、適宜痰の吸引といった医療的ケアが必要な次男。
リスクは少ないとはいえ、授業中に万一抜管したときの対応も必要です。
親が同伴して、授業を目立たない場所で見守ることは可能なんでしょうか?
担当の方に尋ねてみましたが、子どもと一緒に入室するのはNGだそうです。
理由は、他のお子さんたちも親と分離して授業を受けているのに、一人だけ親同伴というのは他の子が教室になじみにくなったり、親がいることで集中をさまたげる…などの影響が考えられるから、とのこと。
ただ、教室の外にベンチがあるし、窓から覗くこともできるので、そこで待機ということは可能だそうです。
まあ...、一時間程度なので本など読みながら待つのは全然問題ないかと思います。
それに、ショッピングモールの中にあるから駐車場も気にしなくていいのはメリットが大きい。
それにしても、保育園や幼稚園、療育などの公的または準公的な機関に比べてずいぶん受け入れに寛容だなぁと思いました。
いわゆる「お教室」という立ち位置だからこそかもしれませんが、ファーストコンタクトで「OK」をもらえたところは初めてかも。
(実際に利用が可能かどうかは体験教室に参加してみてからになるとは思いますが^^;)
聞けば、療育を卒業したお子さんや、療育と併行しながら通っているお子さんも何名かいらっしゃるとか。
その点、対応にも自信があるのかもしれませんね。
あと、気になるのは費用面です。
まとめると以下の費用が掛かります(全て税別)。
・入会金 10,000円
・月会費 8,000円
・初年度教材費 39,500円→二年目からは進級費として25,000円
・・・結構高い・・・。
最初にかかる費用をざっと一年間で割って、月会費に足してみると、月額13,000円くらいになります。
もし長男が通う保育園に通うことができていたら、保育料は二人目半額。
まあ、次男は保育園は通えないので比較するだけ無駄ですが、週1回60分なのに、保育園に半額で通った場合の保育料より高くなりそう。
内容は正直心惹かれます。
疑似「幼稚園」体験みたいな感じをさせてやれそうだし。
12人という小集団に入れるのは魅力です。
あとは費用との兼ね合いですよね…。
他にも幼児教室系、いろいろ調べてみよう。
2018年02月22日
行き場のない医療的ケア児…。幼稚園も断られる。
モデル事業自体も、今年度の成果を見て次年度をどうするかという検討を行うようで、他の公立園へ支援が広がるのか、事業をたたむのかもはっきりしないそう。
という事は…、やっぱり30年度も次男は保育園には通えない。
そして、来年度も通えるという保証はない。
以前、市のみらい局に保育園の相談に行ったとき、「幼稚園を探されたらどうですか~?」と担当者は言っていたけど。
正直、共働きできない状況で幼稚園はかなり厳しい。
でも、幼稚園は母親の就労がなくても、通うことは可能なはず。
それなら、親が付き添って適宜吸引を行ったり、リスク管理を行うことに制度上問題はないはず…。
とりあえず、聞いてみよう!
と思って、通えそうな近隣の幼稚園に電話。
その場では答えられないとのことで、一日返事を待ってみたのですが。
ここでもやっぱり断られる。
「うちは、15クラスもある大きな園なので…、人数も300人を超えていますし…。本当にごめんなさいという事で…。」
「もっと、小規模なところならいいかと思うんですが…」
はぁ・・・。
また、よそへたらい回し。
どこも受け入れようとしてくれない。
市は簡単に「幼稚園探せば」って言うけど、それすら難しいってこと分かってるのかなぁ。
もう、正直私の方が参ってきてる。
親である自分たちがあきらめたら、これ以上道は開けないと思っていろいろと頑張ってきたけど…。
「療育手帳のない医療的ケア児」であることが引っ掛かり、保育の受け入れ先はどこにもない。
こんなことを何カ月も続けてきているせいか、心が不安定になってきてる。
ぼーっとしてたら涙が出て来たり、家事もなにもかもやる気がなくなってしまったり。
しばらく前までは、絶対に考えてはいけないことまで頭に浮かんできて、もう限界だった。
泣いてると、「よしよし、しよっか?」と頭を撫でてくれる次男。
こんなにやさしくて、いい子なのになぁと、ますます泣けてくる。
2018年02月21日
福岡市でも医療的ケア児保育モデル事業開始になるも・・・。
ついに?!
と、ドキドキしながら告知のページを開いたのですが…、
モデル事業の対象となるのは、公立保育所の一園のみ。
そして、その公立園は自宅からは車で40分以上かかります。
指導監査課からの情報では、基本的には利用するには就労が条件となるようで、募集枠も一般の利用枠内で行うとのこと。
既に一般の入園希望者の一次募集が終わった段階でのこのお知らせ。
年齢によっては既に枠がいっぱいになっているかもしれません。
我が家の場合は、正直遠方すぎて、利用できません。
移動だけで毎日往復一時間半。
しかも就労先を探すとなると、利用保育園の近くで探さなければなりません。
兄弟児がいなければ、まだ何とかなったかもしれませんが、5歳の長男も別の保育園に通っている状況では、現実的には難しいでしょう。
そして、モデル事業の利用人数は、看護師1名体制(2名が交替で勤務)で、看護師が安全に看れる数だけ。
まずは利用申請のポイント順に優先順位が決まり、医療的ケアの頻度や内容によって、受け入れ可能な人数がきまるそう。
福岡市内に保育園を希望している医療的ケア児のほんの一握りしか利用できそうにありません。
今回は「市のためのモデル事業」という雰囲気なので、仕方ないのかもしれませんが、結局次男は来年度一年をまた棒に振りそうです。
子どもの一年と大人の一年では、その重みが違います。
またも、自治体の制度の対象外となってしまうんですか?
医療的ケア児の保育園入園を求める請願の審議で、「もうモデル事業始めたから、医療的ケア児の保育支援はいいでしょ」って思われたらすごく困ります。
これで問題解決したってわけじゃない。
療育センターにも、幼稚園にも保育園にも行けず、一時預かりも使えない医療的ケア児がまだここにいます。
それを「当たり前」だとは絶対に思ってほしくない。
2018年02月11日
保育園に通園できない医療的ケア児の進路の選択肢
気管切開をしており、痰の吸引やカニューレの管理という点が必要ではあるものの、その他の障害はありません。
そのため、「発達支援センター」である療育センターへの通園も認められず、4月からはどこにも通園できなくなってしまいます。
以前、福岡市の運営支援課に相談に行ったときは、「幼稚園を探されたらどうですか?」と言われたのですが、
(そっちへ丸投げかよ!?というつっこみはさておき)
長男を保育園にやりつつ、次男を幼稚園に通わせるというのは、正直経済的に厳しい状況です。
幼稚園の場合は、園との直接契約になるため、園が認めてくれれば親が同伴して医療的ケアを行うことができるかもしれません。
でも、幼稚園となると、月謝に制服代に用品代…、長男が通っている保育園に比べ、お金がかかってしまいます。
私が働いていない状態で、保育園+幼稚園へ通わせるのは現実的ではありません。
でも、次男にとって、同世代のお友達の中での集団生活は欠かせないと考えます。
せめて、週に数回でも通う場所があれば…と考えて、今、いくつか候補を挙げてみています。
まず候補として挙げられるのが、認可外保育園の一時預かりです。
認可外も園との直接契約になるので、親が同伴して通園するという事ができるかもしれません。
認可外保育園はまともに利用すると料金が高く、食事代も別に必要になるため毎日の利用は難しいですが、週1~2回でも利用できれば、次男にとってのメリットは大きいのではないかと思っています。
次の候補は、いわゆる「お教室」。
幼児教育のクラスです。
通園というよりかは「習い事」ですが、同世代の子どもが集まる場所に定期的に通う意義は大きいです。
概ね週1回程度なら、私が外で待機していて何かあればすぐ対応という形でもいいですし、そこまで「医療的ケア児だから」と構えられることもないかな・・・と勝手に想像(苦笑)
あとは、費用との兼ね合いになるかな…。
何にせよ、じっとしていても仕方がないので、とにかく情報を集めてできることをやっていこうと思います。
2018年01月28日
保育園、落ちました
落ちました。
理由は、「受け入れ態勢が整わないため」とのこと。
事前に行っていた、保育園側との話し合いでは、福岡市の方からGoが出れば、受け入れますとの返事を頂いていました。
市が「看護師配置できない」というので、母親が仕事を工夫して保育園で医療ケアを行う準備がある旨も申請の際に伝えていました。
でも、市当局は「受け入れ態勢が整わない」と。
市の言う受け入れ態勢ってなんなのでしょう。
受け入れるのは保育園ですよね?
医療的ケア児は保育園で集団生活を送ることを受け入れられないと考えるのですか?
事前に、福岡市からは医療的ケア児のために看護師の配置はできないと言われていたので、看護師がいなくても通園が可能になるように、親や保育園が協力してなんとかしようとしていたのですが、そこはスルーなんですね。
「態勢が整わない」ことを理由に断るのなら、明確な期日を決めて、受け入れ態勢を早急に整えて欲しいです。
医療的ケア児のなかでも、息子のように医療的ケア以外に重度な障害のない子は、「障害児」「健常児」としてのカテゴリーに入れません。
そのため、いつでも制度のはざまに追いやられてしまっており、いろんな権利を無視されているように感じます。
「制度がない」「前例がない」「予算が確保できない」で放置された医療的ケア児やその家族のその後の人生をどう考えているんでしょうか。
医療的ケア児は、全国で1.7万人いると言われており、今後も増えていくことが予測されます。
出生時から医療的ケアが必要な子どもばかりでなく、ケガや病気によって医療的ケアが必要になる子供もいます。
行政サイドも、決して他人事ではない、自分事として、医療的ケア児の問題に真剣に向き合うべきでは?