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2017年03月29日

妊娠期間と進化の関係

妊娠期間の謎

人類の赤ん坊は未熟のまま産まれます。

なぜ未熟のまま産まれてくるのでしょうか?

妊娠期間を決めるのは脳の大きさ。

普通、脳が大きい種は妊娠期間が長いといい、

産まれるタイミングは赤ん坊自身が決めるなどともいわれます。

この理論から考えると、

人類の妊娠期間は21ヵ月なくてはなりません。

一般的に妊娠期間を「とつきとうか」といわれますが、

だいたい9ヵ月(10ヵ月前後)ほどでしょうか。

どうしてこんなに妊娠期間は短くなったのでしょう?

それは、

先祖たちが直立歩行(二足歩行)を決めた時から・・・。

直立歩行とその弊害

直立歩行の進化には様々な説がありますが、

そのひとつに長距離移動があります。

物をもって遠くまで運ぶことが出来るようになった人類は、

それと引き換えに爆弾を抱えることになってしまいました。

それが腰。

それゆえに人類は腰痛(ぎっくり腰・ヘルニア等)と

切っても切れない間がらになってしまったのです。

直立歩行の環境に適応するために

弊害はもう一つ。

お椀型に変形した骨盤。
(上半身をバランスよく支えるのに好都合)

類人猿などの縦長の骨盤と違い、

お椀型の骨盤だと産道が狭くなります。

21ヵ月も母親の中で育った赤ん坊を

狭い産道に無理やり通そうとすると・・・・・。

こうしてたどり着いた解決策が、

『妊娠期間の短縮』でした。

狭い産道を通れるくらいの大きさの時に・・・出産。

こんな理由から、

9ヵ月ほどで産まれるようになったといいます。

しかし、『妊娠期間の短縮』は大きなリスクを伴いました。





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