を原作に、1986年12月に劇場公開されました。同時上映は「強殖装甲
ガイバー」でした。
漫画家のたがみよしひさは、ビックコミックスピリッツで連載していた「軽
井沢シンドローム」で軽井沢を舞台にした性に奔放な若者達を描いて、大人気
でした。(堤大二郎と林家こぶ平主演の実写ドラマ化は撮影途中で死亡事故
が起きたため制作中止になってしまいました。)
たがみキャラはアニメにするには難しいデザインだったので、GREYの
アニメ化も賛否両論が多かったですが、今見てみるとあまり違和感が無く
なってます。自分の中のこだわりが無くなったからでしょうか。
AD.2588年、コンピュータ、リトル・ママに管理された町同士が
戦っている世界で、主人公のグレイは戦士(トループス)に志願し、ポ
イントを獲得して市民(シチズン)に昇格し、戦争のない世界で暮らせる
ことを夢見ています。仲間とのチームワークを顧みず自分が生き残ること
を優先するため、部隊が全滅しても自分一人だけが帰還することが何度も
あったため、「死神グレイ」と呼ばれるようになっていました。
グレイは戦友のノーヴァと、シチズンが住むと言われていたシティとは
幻想であり、コンピュータのビッグママが市民を弄んで戦わせているだ
けだったと知ります。
映画の方は、ビッグママを倒しに向かう二人を敵の大群が待ち受けると
いう典型的な「俺たちの戦いはこれからだ」エンドでしたが、原作漫画
の方の結末と同じであったかは覚えていません。
当時は難しかったと思いますが、「化石(いし)の記憶」「滅日(ほろび)」
などは今こそアニメ化または実写化して欲しいです。
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