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2014年05月12日
孫には勝てん?!
「短歌文学会」創立者の碇登志雄は、歌の道には厳しかったようですが、孫にはとても優しいおじい様でした。孫を詠んだ作品をご紹介します。
日本現代歌人叢書(そうしょ)1984年9月月刊より 碇登志雄の歌
やはらかき幼なが髪を吹きすぐる青葉の風はわれにも涼し
おとなしく髪切らせたる幼なほめて明日はデパートに行くを約しぬ
小さき靴玄関にして並びをり幼な午睡に静かなる家
祖父の笑顔を思い出し、心がほっこりします。
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日本現代歌人叢書(そうしょ)1984年9月月刊より 碇登志雄の歌
やはらかき幼なが髪を吹きすぐる青葉の風はわれにも涼し
おとなしく髪切らせたる幼なほめて明日はデパートに行くを約しぬ
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2014年05月11日
すずらんの歌 いのちの歌
5月2日のブログ「事務局だより〜五月の花」
で、スズランにふれましたが、碇登志雄のスズランの歌が一首見つかりましたので、ご紹介しますね。
碇登志雄の歌
それぞれの命に生きて鈴蘭は花の命を薫らせにけり
1985〜86年の作品で、2005年の 歌誌「姫由理」 の巻頭に掲載されたものです。
(短歌文学会事務局庭のスズラン)
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碇登志雄の歌
それぞれの命に生きて鈴蘭は花の命を薫らせにけり
1985〜86年の作品で、2005年の 歌誌「姫由理」 の巻頭に掲載されたものです。
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2014年05月10日
夏鶯
歌集『神幸(かんざき)』より 碇登志雄の歌
真清水を友が飲むまを待ちにつつ夏鶯のこゑを聞きにき
(読み:夏鶯=なつうぐいす、こゑ=こえ)
真清水は、澄んだ湧き水。
夏鶯は、春が過ぎてもまだ鳴いているうぐいすのこと。老鶯(ろうおう)、残鶯(ざんおう)ということもあるようです。
情景が目に浮かんできます。
初夏の風を感じ、湧き水の冷気が伝わってきて、水の音、新緑の葉音、鶯の声が聞こえてくるようです。
・・・あなたには何が見てきますか?何が聞こえますか?
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真清水を友が飲むまを待ちにつつ夏鶯のこゑを聞きにき
(読み:夏鶯=なつうぐいす、こゑ=こえ)
真清水は、澄んだ湧き水。
夏鶯は、春が過ぎてもまだ鳴いているうぐいすのこと。老鶯(ろうおう)、残鶯(ざんおう)ということもあるようです。
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2014年05月09日
やっぱり短歌
短歌文学会ブログをいつも応援してくださってありがとうございます
読者のみなさまより、「ぜひ短歌も掲載してほしい」との声をいただきましたので、今後は、少しずつ短歌もご紹介していければと思います。
短歌文学会の会員の方で、ご自身の歌をこのブログで掲載してほしい、又は、掲載してもいいよ、という方がいらっしゃいましたら、プロフィールにある事務局のEmail ( ikari@smile.ocn.ne.jp ) までご連絡ください。お待ちしております♪
歌集『神幸(かんざき)』より 碇登志雄の歌
肌へ吹く風は擽るごとくにて豌豆の花咲きそめにけり
(読み:擽る=くすぐる、豌豆=えんどう)
(こちらは事務局前の畑より、スナップエンドウです。)
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歌集『神幸(かんざき)』より 碇登志雄の歌
肌へ吹く風は擽るごとくにて豌豆の花咲きそめにけり
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2014年05月08日
一刻のいのち
「姫由理」1981年7月号 編集後記より 碇登志雄の言葉
「今日一日の命を大事にするところに、歌が生まれるようである。唯今(ただいま)限りの一刻の命であると思い得るときに、万象の命に結ばることが出来る。
人への親しみはもとより、百花への愛惜、草木への語らい、雲にも、水にも、没入し得る唯今の命によって、歌の成就のあることを思う。
明日ありと思うずるさでは、よき歌は逃げてゆく。歌作は真人間の基礎を固めてゆくものと思われる。さらに、歌作は万福のもといであるという境地にまで高めたいものである。」
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「今日一日の命を大事にするところに、歌が生まれるようである。唯今(ただいま)限りの一刻の命であると思い得るときに、万象の命に結ばることが出来る。
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2014年05月07日
歌の源泉
「姫由理」1981年4月号 編集後記より 碇登志雄の言葉
「木の芽、草の芽が一斉に萌えはじめ、また早きは花を薫らせている。感動は愛の表示である。また、生きのあかしであり、歌の源泉であることを忘るまいと思う。」
(短歌文学会事務局庭よりツルニチニチソウ)
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2014年05月06日
事務局だより〜さくらんぼ!
さくらんぼ〜♪ つやつやしてますね。
さくらんぼは、古く平安時代の書物「本草和名(ほんぞうわみょう)」に、「桜桃」(和名 かにはさくらのみ)として記述があったそうです。本草ということは、お薬の原料として紹介されていたのでしょうか??
今のような栽培が始まったのは、明治初期からだそうですが、日本人とのかかわりは昔からあったのですね。
平安時代の人は、こんなかわいらしいさくらんぼを、どんな風に見つめていたのでしょうか・・・
阿部隆幸さん作【山形県産 佐藤錦】
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2014年05月04日
事務局だより〜歓迎しています!
以前のブログ
で、鳥栖市にある「短歌文学会」事務局宅のツツジが満開、とご紹介しましたが、まだまだ咲いています!
そして、金の雀の児と書いて、金雀児=エニシダ。
マメ科の植物です。
庭の木々や花々が、事務局に訪れる方を、歓迎してくれているようですね
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2014年05月02日
事務局だより〜五月の花
五月のお花の便りが届きました。
事務局のお庭に咲く、スズラン。
花ことばは、「 幸福の訪れ 」。
フランスでは、5月1日をスズランの日と呼び、家族や友人など大切な人に、幸福を願ってスズランの花を贈る習慣があるそうね。
みなさまのもとに、幸福が訪れますように
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2014年05月01日
脊振山から何が見える?
脊振山に登ったことはありますか?
脊振山(せふりさん)は、日本三百名山の一つ。福岡県と佐賀県との境に位置する、標高1055m、脊振山系最高峰の山です。
実は、この脊振山の山頂(日本六所弁才天境内)に、 「短歌文学会」 を創設した歌人碇登志雄(いかりとしお)の歌碑があるんです。
肥の国も筑紫の国も大海も収めて脊振の嶺晴れわたる
(ひのくにも つくしのくにも おおわだも おさめてせふりの みねはれわたる)
登志雄
除幕式は、昭和52年(1977年)8月に行われました。200人以上の参列者の中に、当時1歳だった私も、ちゃんと参加しています。
祖父がこよなく愛した脊振山。また登ってみたいです。
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脊振山(せふりさん)は、日本三百名山の一つ。福岡県と佐賀県との境に位置する、標高1055m、脊振山系最高峰の山です。
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肥の国も筑紫の国も大海も収めて脊振の嶺晴れわたる
(ひのくにも つくしのくにも おおわだも おさめてせふりの みねはれわたる)
登志雄
除幕式は、昭和52年(1977年)8月に行われました。200人以上の参列者の中に、当時1歳だった私も、ちゃんと参加しています。
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