ひまわりはキク科ヒマワリ属の一年草。北アメリカ原産で、16世紀にイギリスに伝わり、sunflower(太陽の花)と呼ばれ始めたということです。日本には、江戸時代に中国から渡来しています。オランダ人画家ゴッホが好んで描いたことは有名です。ロシアの国花ですね。
別名は、 日輪草(にちりんそう)、天蓋花(てんがいばな)、向日葵(こうじつあふひ) などいろいろです。
ひまわりは、名の如く花が日について廻ると思われていますが、はたして? 牧野富太郎は「花から連想しての誤認」と書かれている(『牧野日本植物図鑑』)。シロタエヒマワリでは、日について廻るとする学術報告があります。また実際廻るのは若い蕾の時だけだとも言われています(『植物語源辞典』)。
それならと前に回り込んで、太陽を背に写真をとりました。このひまわりは、日について廻る種類かも知れませんね。
では、短歌を二首上げておきます。
今井邦子 (『紫草』)
此庭にひまはりの花一つ咲き小さき蝶の幾度か来るも
太田水穂 (『雲鳥』)
朝日やゝ暑くなりくる花畠に露をこぼせる向日葵の花
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