急遽決まった音に乗せて、初対面の相手より優れていることを観客にアピールする。手法はラップでも、歌でも、そこにパフォーマンスを交えても良い。
ある程度、どんな内容かを決めることもできる。ただし、それが観客に伝わると、興醒めされる。なぜなら、Top of the Head。即興のKINGを決めるのがMCバトルだからだ。
そんなシビアな世界で、当時、日本の頂点だったB-BOY PARK MCバトルで三連覇を成し遂げたラッパーがいる。
名前はKREVA。その一部を抜粋したい。
(相手のTシャツを掴んで)このTシャツはグリーン 俺に勝つなんてマジで無理
お前は一旗 上げようと思ったが(相手のタオル掴んで)このタオルが白旗
(司会がライムスターの)宇多丸師匠の前だから、これくらいは聞きてぇよな?
一度でいいから見てみたい 誰かがKREVAに勝てる所を 歌丸です(笑点にかけて)
(MCバトルの)リングの上ではボクシング 知ってる?僕、キング
俺が立つのが赤コーナー かかってこいや 若造が
何?お前の名前が玉露 はぁ?道に落ちてる野グソ
ここが俺のステージ びびってんのか俺のプレイに
カッコいいお前の挑戦 でも俺にとってみればお前は少年
少年並び替えるとネンショウ 俺が勝ち取るぜこの懸賞(BBPの賞品をさす)
Yeah DJはKEN-BO 俺をみて (走りながら)マジで健康
健康並べ替えるとコウケン 日本のラップの発展に貢献
常に俺は言葉と冒険 一緒に飛ぼうぜ
飛ばしていくぜガンガン 俺の番だ
ここの女の子のサングラス グラス並べ替えてスグラ
まるで酢豚 みたいにトリッキーでフリーキーなスタイル
見せ付けながらここで軽くスマイル きかせていくのが俺のスパイス
汚い無精ひげ 俺がこの場を飾るぜ勝利で
お前がかぶっている帽子より 俺はもちろん調子よい
俺は負けないこんなトーシロに
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