ゆえに、東洋経済によるとテレビ世代の中高年や高齢者がコロナを怖がり、その中高年や高齢者は投票率が高いために、政治家はワイドショーの動向を気にしている。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)慎重派(根絶派)の番組とも言える『バイキングMORE』が緊急事態宣言延長の可能性を持ちだすと、ヒロミは「(延長は)仕方ない。みんな分かっていること」と延長やむなしという番組の総意とも言える見解を語った。
いつもの流れで進むかと思いきや、ブラックマヨネーズの小杉竜一は
「僕は全く納得できない。PCR検査の陽性者イコール感染者という言い方もどうかと思ってる。それが500人とか、300人とか言うんだったら検査の数を統一しないとおかしい」と疑問の声を上げた。
ここから重傷者数や死亡者数、その年齢など数字を持ちだした議論になるかと思いきや、MCの坂上忍が「でも陽性率というのは出ている」と言うと小杉は「でもこの数字は陽性率じゃないですよね。なんか、数字のカラクリに振り回されているような気がする」と畳みかけたものの、坂上は「まあ、小杉は経済優先だからね」とワイドショーと政治家が作り上げたマッチポンプな空気に戻ってしまった。
「メディアはほとんどスルーし、小池都知事にも問いたださない。賛成なら賛成でもいいが、なぜステージ3でも要請するのか、ということをデータに基づいてぶつけるという作業をしないと、小池さんの言いなりになっているだけだと思う。しかも、その記者会見でさえ、ぶら下がり取材を除けば週に一度だけだし、知事が好きな記者を当てるだけ。この仕組みは極めて不健全だ。」(Abema Time日本公共利益研究所主任研究員で弁護士の楊井人文氏)
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