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2016年04月02日

血はどこへ消えた? 血液循環説の歴史

昨日のことになりますが・・・。
4月1日はエイプリルフール。

そして、ウィリアム・ハーヴェーの誕生日でもあります。
ハーヴェーは1578年4月1日、
イギリスのフォークストンに生まれました。

ハーヴェー
(画像引用 Wikipedia)

何をした人かというと・・・。

「血液は循環している」

ことを発見した人です。
「血が循環してることぐらい知ってるよ!!」
と思ったあなた。

まずは、ローマ時代の名医である
ガレノス先生のお話を聞いて下さい。

医師ガレノス(129年頃 - 200年頃)の主張
1.まず、物を食べる
2.食べたものは肝臓に運ばれ、血液に変換される
3.そして全身に運ばれる
4.運ばれた血液は「精気」になる
5.「精気」は生命活動の源として消費される
「だから血液は循環しない」

この主張が実に16世紀まで支持されます。
今考えると誰かツッコミそうなもんですが・・・。

1628年、ハーヴェーが主著『心臓と血液の運動』を発表。

はもん
(画像引用 www.wpsfoto.com)

ようやく血液循環説が世に知られることになります。
その実験はいたってシンプル。

心臓 大動脈 の間をしばると、 大動脈 より下に血が来ない
「血液の流れは 心臓 大動脈 だ!!」

大動脈 大静脈 の間をしばると、 大静脈 より下に血が来ない
「血液の流れは 大動脈 大静脈 だ!!」

大静脈 心臓 の間をしばると、 心臓 に血が戻って来ない
「血液の流れは 大静脈 心臓 だ!!」

「つまり、血液は 心臓 大動脈 大静脈 心臓 と循環しているのだ!」

はーv
(画像引用 Exercitatio anatomica de motu cordis et sanguinis in animalibus. Frankfurt, 1628.)

・・・・あ、はい。
そ、そうだと思います。

今でこそ当たり前に思いますが、
実験学的な手法を医学に取り入れる発想自体が
当時は珍しいものだったようです。

では
ハーヴェー 」「 液」「 1628 年」
で語呂合わせしてみましょう。

ハーブ うえぇぇ !! 色ツヤ !!」

あなた落ち着いて!それはローズヒップよ!!

今日もまた、つまらぬものを憶えてしまった・・・。







posted by nessy at 15:27| 医学
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