4月1日はエイプリルフール。
そして、ウィリアム・ハーヴェーの誕生日でもあります。
ハーヴェーは1578年4月1日、
イギリスのフォークストンに生まれました。
(画像引用 Wikipedia)
何をした人かというと・・・。
「血液は循環している」
ことを発見した人です。
「血が循環してることぐらい知ってるよ!!」
と思ったあなた。
まずは、ローマ時代の名医である
ガレノス先生のお話を聞いて下さい。
医師ガレノス(129年頃 - 200年頃)の主張
1.まず、物を食べる
2.食べたものは肝臓に運ばれ、血液に変換される
3.そして全身に運ばれる
4.運ばれた血液は「精気」になる
5.「精気」は生命活動の源として消費される
「だから血液は循環しない」
この主張が実に16世紀まで支持されます。
今考えると誰かツッコミそうなもんですが・・・。
1628年、ハーヴェーが主著『心臓と血液の運動』を発表。
(画像引用 www.wpsfoto.com)
ようやく血液循環説が世に知られることになります。
その実験はいたってシンプル。
心臓 と 大動脈 の間をしばると、 大動脈 より下に血が来ない
「血液の流れは 心臓 → 大動脈 だ!!」
大動脈 と 大静脈 の間をしばると、 大静脈 より下に血が来ない
「血液の流れは 大動脈 → 大静脈 だ!!」
大静脈 と 心臓 の間をしばると、 心臓 に血が戻って来ない
「血液の流れは 大静脈 → 心臓 だ!!」
「つまり、血液は 心臓 → 大動脈 → 大静脈 → 心臓 と循環しているのだ!」
(画像引用 Exercitatio anatomica de motu cordis et sanguinis in animalibus. Frankfurt, 1628.)
・・・・あ、はい。
そ、そうだと思います。
今でこそ当たり前に思いますが、
実験学的な手法を医学に取り入れる発想自体が
当時は珍しいものだったようです。
では
「 ハーヴェー 」「 血 液」「 1628 年」
で語呂合わせしてみましょう。
「 ハーブ うえぇぇ !! 血 の 色ツヤ !!」
あなた落ち着いて!それはローズヒップよ!!
今日もまた、つまらぬものを憶えてしまった・・・。
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