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2019年06月01日

五感で楽しむ究極のモルト ビッグピート京都エディション


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今日あたりは少し暑さもやや和らいできましたね。

こんな日はウィスキーが美味しそうだ。
てなわけで本日、頂いたモルトが「ビッグピート京都エディション」でした。

暑くても寒くても飲むんだろうというツッコミ、ありがとうございます。
まあ、その辺は言いっこなしで。


さてこの「ビッグピート京都エディション」、一年前に出たお酒なので今更感はあるかもしれませんが、美味しいものに流行りは無いので、謹んでいただきましょう。


以前「青龍房」さんに教えていただいた通りストレートで頂くことに。
こんないいシリーズを教えてくれるなんて、本当に青龍房さんには感謝だな。
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1-IMG_9909.JPG



ウイスキー評論家ジム・マーレイ氏が96点をつけたというクオリティは、やはり半端ではありません。
ジャックにでも美味しさがわかるよ。

そもそもこの京都エディションというのは何かというと、「ビッグピート」が世界中の都市や会社と行っているコラボ企画の一環で、日本でも行っている「ご当地ビッグ ピート」のひとつです。
汗も吹き出す夏に楽しんでもらうことを想定し、“塩気”を強調したスペシャルレシピでダグラスレイン社に依頼したもの。
度数についても、通常品(46度)より上げた50度でボトリングし、ピートや飲み応えをアップさせてあります。
涼しい日狙って飲むんじゃなかったなと、ちょっと反省。


しかし飲んでみると、その口当たりたるややはり感動ものです。
香り豊かで鼻孔もくすぐります。
舌、のど、歯、鼻…すべてに沁みわたります。


これのさらに一年前に販売された「東京エディション」が、900本のリリースで即日完売し、多くのお客様には割当販売となってしまいまったため、「京都エディション」は入荷を増やして1200本にしたとか!

この味で1200本しかなかったら、そりゃ奪い合いだわなー。

2-IMG_9912.JPG



さて味はもちろん素晴らしいのですが、「京都エディション」ですばらしいのはラベルです。
ビッグピートシリーズはいつもそうだけど、今回も例外でなく秀悦な出来栄え。

いつもセーターを着ているピートおじさんが、何と浴衣を着とります!
しかもよく見ると浴衣の柄は「京都」の文字(笑)。
祇園祭りを見ながら、涼しいお顔でハイボールを一杯ひっかけてる。
粗野のようなホッコリするような、このラベルにはいつもセンスを感じます。


ここで気になったのは、「東京エディション」の時のラベル。どんな格好だったのでしょう!?
調べてみたらやはり浴衣で、何とスカイツリー前で一杯やっとる。
手にはなんと…、フ、フローズン??
まさかかき氷だったりして。

こんなんだから、見てるうちらもご機嫌になるわけですよねー。

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もともと、「ビッグピート」はブレンデッドモルトです。
いくつかの種類のモルト原酒をブレンドして作ったと思っていただければよいと思います。

主に使われているのが、「アードベッグ16年」、「カリラ」、「ボウモア」、「ポートエレン」の4種類。
これらをヴァッテドして作られています。

さてここで出てきた、4番目の「ポートエレン」。
こちらは、すでに蒸留所が閉鎖されており、新しいものは既に手に入らない状況になっています。
ジャックが飲み始めた20年前ですでに閉鎖されていたので、希少酒種中の希少酒種です。
今純粋なポートエレンのボトルがあったらいくらするんだろうな…?
冗談抜きで金の延べ棒クラスのものになっているかも。

「ビッグピート」をつくるダグラス・レイン社のようなところは、当然原酒を樽買いしているのだから今でもこうして、ブレンドの中の一種として味わえるわけですな。有難いことです。
「おー、生きてたかお前」みたいな感じで。


「ビッグピート」も、ポートエレンの1982年〜1983年の物が入っているとの謳い文句があり、当時爆発的に評判を呼び、現在まで続く人気の地位を築いたわけです。






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さて今回、この「京都エディション」を提供していただいたのは、「BAR BRILLIANT」というお店。

野毛の裏路地、たべもの横丁の近くにあるオーセンティックバーです。厳選された洋酒の数々、スタンダートカクテルのみならず、ここの特徴となっているのは「季節のフレッシュフルーツカクテル」。
ロンドンシェイカーで果肉たっぷりに作ってくれるものもあり、一杯はいただいてみた方がよいです。


甘いカクテルが苦手な方はその旨バーテンダーの田村さんに伝えれば、おそらくドンピシャのものを作っていただけますよ。


店内はカウンター12席のみのため、おひとり様でも楽しんでいただけますが、お席に限りがあるため1組4名様以上のご入店はお断りされているようです。
野毛の名バー「グローリー」で長年勤務されていた田村誠さんが、2011年7月、独立して同じ野毛にオープンしたのがここ「BRILLIANT」。

古巣の目と鼻の先で、これからもカクテルの辣腕を振るわれてゆかれることでしょう。


皆様もたまには野毛のシメで、BARでの一杯を考えてみてはいかがですか?
父の日にお酒好きなお父さんと一杯、なんていうのも良いですよね。


ジャックだったら喜んじゃうかも!





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■ BAR BRILLIANT
住所  :横浜市中区野毛町2丁目68-1 野毛産業ビル1F
TEL :045-243-1311
営業時間:19:00〜03:00
定休日 :日曜日


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