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2019年06月02日
癒やしの楽園「長者ヶ崎」! あなたも白い蛇に会える?
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そんな本格的な旅ではなく、ちょっとだけ遠出したくなる時ってありますよねー。
ジャックの場合、そういう時に行くのが長者ヶ崎。
東京からほんの一時間ほどで到着できる。
眺める風景がすごく広大で、癒される。
本当の意味で疲れが取れる様なそんな場所です。
なぜにこの長者ヶ崎がそんなに良いのか?
まずは普通に景観が素晴らしいからでしょうね。
どのくらい素晴らしいのかと言うと、「神奈川の景勝50選」に選ばれるほどなのです。
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城ヶ島や大涌谷、真鶴岬や小田原城などと並んで、しっかりと「景色が素晴らしい」と太鼓判を押されているわけです。
実際に行ってみると海岸道路のすぐ横にあるにも関わらず、この場所だけやや高台になっており、西側への眺めが素晴らしい。
すぐそばには葉山の御用邸があり、その向こう側「森戸海岸」方向までずっと見渡せます。
相模湾が一望できるわけですが、やや入り江になっているため波はそれほど高くなく、穏やかな落ち着いた海面が見渡せます。
さらに素晴らしいのは、正面に江の島が見えるのと、さらにその向こうに見える富士山。
同一方向に相模湾、江の島、富士山が一望できる場所としてはここは有名。
夕暮れ時に来るとちょうど富士山方向に日が沈むので、まさに自然が作る芸術のような光景が浮かび上がります。
でもジャックは、穏やかに晴れた天気の良い長者ヶ崎が好きです。
先ほど言った通り海が穏やかなので、晴れた日の明るさが実によく似あうのです。
空が快晴であればなお良し!
ぼーっと眺めていられますね。
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さて、長者ヶ崎周辺には海岸以外にも散歩していて興味深い風景がいくつかあります。
まず長者ヶ崎駐車場にあるのが、「日本ヨット発祥の地」のオブジェ。
サイクリング愛好家たちのマイルストーンにもなっているとか。
もともとは1882年に当時の農商務司法大臣のご子息が、横浜本牧で建造したヨットを葉山港で帆走させたのがヨットの始まりだそうです。
おりしも2020年の東京オリンピックでは、この場所からも見通せる「江の島」が会場になっていますね。
長者ヶ崎駐車場から海岸道路の方まで歩いてくると、4〜5軒並んでいるやや古い建物が目に入ります。
微妙に古く、微妙にデザイン性があるのでちょっと奇妙に見えてしまいます。
その隣にはタイ料理屋さん。現在は閉店されているのでしょうか?
でもこの建物だったら夏場だけでも何か始めたら、入れ食い状態になるのかな?
夏の夜に開いていて、赤いネオンで「BEER」などと書かれていたら思わず入っちゃいそうですよね。
そのまま御用邸方面に少し戻ると、二本の階段があります。
階段って不思議ですよね。
なんかここをのぼっていったら、「約束の地」があるかのような、人生の将来が見えるような不思議な感じがしてきます。
下に立って上り階段を見上げていると、階段自身が語り掛けてくるかの様です。
「さあ、のぼるのかい?ここさえ登ればきみは楽園にいけるよ」
しかし階段自身は天使なのか悪魔なのかわからない…、なんて。
そういえば、過去に「エクソシスト」と言うものすごく優秀なアメリカのホラー映画がありました。
悪魔と悪魔祓い師の壮絶な戦いを描いたものでしたが、そのクライマックスで階段が効果的に使われていました。
何となくその時の階段に見えてきた…。
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さて、相模(さがみ)湾に約400メートル突出している長者ヶ崎海岸。
「長者」と言う名前の由来はなんなのでしょうか?
一般的に言われている説が、1177年の話。
伊豆に流されていた源頼朝が三浦半島を訪れた際、案内の土豪、芦名為清が、「昔この辺りに長者がいて、木の実を蒔き苗を育て、山はもちろん海辺にも限りなく植えられた木々が年月経てよく育った。その山を葉山と言う。」だとか、「その松原を長者ヶ崎といい、その邸を長者邸と呼んだ。長者窪はその館の跡だ。また子産石と言う石があり、それは長者が子無き婦人たちへ教えて子宝を得させた跡だ。立石は長者が遊覧したところだ」だとかいろいろなゆかりの地名の説明をしたそうです。
つまりは、あたり一帯の植林に精を出して成功した長者の物語をしたのが「長者」のつく地名のおこりだ、と伝わっています。
しかし、この辺りに松原ができ、美しい海岸と云われるようになったのは江戸時代中期以後だともいわれています。500〜600年ほど時代の矛盾がありますね。
もう一つの説としては、もともとこの地は「尾ヶ崎」と呼ばれていたそうです。今でも地元の人は、長者ヶ崎の横にある島を 「尾ヶ島」 と呼んでいます。
ここに大正初期、「長蛇園」と言う旅館ができたのがきっかけで「長蛇ヶ崎」と呼ばれるようになったのだとか。
「長蛇」が「長者」になったわけですね。
そういえば白い蛇の夢は縁起が良い、とか白い蛇は神の使い、などと言われていますよね。
生まれながら色素の薄い「アルビノ」の蛇のことを白い蛇と言っているのですが、数がとても希少なためめったに見ることができないので、幸運の象徴になっているのだそうです。
山口県の「岩国のシロヘビ」も、このアルビノの蛇のことで、天然記念物です。
この地方には、脱皮した後の皮をお財布に入れておくとお金が入ってくる、などと言う言い伝えが現在でも残っています。
「長蛇ヶ崎」の蛇が白い蛇かどうかはわかりませんが、あながち「長者」と関係なくもないのかもしれませんね。
「長者」の名にふさわしく、この土地は明治〜昭和初期に別荘地として繁栄しました。
富士山や箱根山などの噴火でできた関東ローム層は水田には適しません。そのため根差した畑文化により豊富な種類の地野菜が採れ、そして江戸湾と相模湾両方の漁場をもつ三浦半島特有の海産物も採れるという、非常に恵まれた保養地だったのですね。
綺麗な風景と夕日を見ながら豊富な種類の海の幸山の幸を堪能出来る、まさに癒しの楽園だったのです。
皆さんもあまり遠出はしたくないけど、どこかに行ってみたい時など、一度葉山の「長者ヶ崎」へ行ってみて下さい。
幸運の白い蛇に守られた土地なのか、はたまた植林に精を出した「長者」が作り上げた土地なのか、どちらかは定かではありませんが、いずれにしても幸運が住んでいる場所なのは間違いないでしょうから。
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ムームードメイン
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