「米国西岸労使交渉」です。
前回のネタ「ポテトがなくなる・・・!?」
使用者の団体「PMA」(と言うらしい)は2日から夜間の本船荷役に配置する作業員数
を減らすと発表をしたようです。しかも1/3まで・・・。
ヤード(入荷コンテナを置くところ)内のコンテナが滞留しおき場所がない為、
「いつものペースでコンテナを下ろすわけにはいかない!」
という事で悪循環になっています。仮に動き出しても、ヤード内の滞留コンテナを
どうにかしないと進まないのです。
自分の体で考えると 便秘 になっているのにどんどんおいしいものを食べまくる
病気になりますね。
PMAは米国連邦調停局(FMCS)に対して調停を要請していますが、港湾労組ILWUは
受け入れるかどうか明確にしていません。
一部では陸運や空輸、別ルートでの搬出を提案しているようですが、限界があります。
もちろんコストも掛かります。
PMAはILWUと7ヶ月に渡って交渉を重ねてきたのですが、
「多くのテーマで隔たりが大きく、妥協には程遠い」
としています。
ILWUの行動
?@西岸北部のタコマ、シアトルの両湾で2014年10月末にスローダウン戦術(怠業)
?A11月に入りロサンゼルス、ロングビーチ両湾で熟練労働者の派遣拒否
熟練労働者はその通りで、仕事も出来るベテラン達です。年間で平均110日の出勤だったところを
ILWUの出し渋りにより35日まで落ち込んでいるといいます。
これに対してPMAはうまいことを言います。
「アメリカンフットボールに10人の選手だけ、しかも重要な「クォーターバック」すら送り込まないコーチのようなもの」
きっとアメフトが好きなんでしょう。
なかなか話がまとまらず、長引きそうな印象です。
マックは再開してますし・・・
力関係ですかね。「 調達力 」
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