先月4日、トヨタ自動車とソフトバンクグループは自動運転技術などを使ったモビリティサービスで提携し、共同出資会社「 モネテクノロジーズ」を設立すると発表しました。
トヨタ自動車の豊田章男社長は「自動車業界は100年に一度の大変革の時代に入った」と語っています。空飛ぶ自動車?バックトゥザフューチャー??
次の100年も自動車メーカーがモビリティ社会の主役を張れる保障はどこにもないのだと・・・。
かっこいい言葉で、『勝つか負けるか』ではなく、『生きるか死ぬか』という瀬戸際の戦いと表現しています。
つまり、IT企業をはじめとするこれまで車とは縁が遠かった企業が、続々と自動運転技術の開発に取り組んでいるという事。googleやアマゾンもその1社という訳です。
こんな本があります。
「 2022年の次世代自動車産業」
こちらで次のように記載されています。
次なるベゾスの野望は、ずばり「アマゾン・カー」です。
まずは物流事業において完全自動運転を完成させると思われますがいずれは一般の乗用車としても実現されることになるでしょう。
『ベゾス帝国』で計画を進めている宇宙事業やドローン事業は『無人システム』であるということが本質です。
そして無人コンビニ店舗であるアマゾン・ゴーも『無人システム』です。
音声認識AIであるアマゾン・アレクサがすでに自動車メーカーのスマート・カーにも搭載され始めています。
そして最大の事実は、次世代自動車産業における競争の主舞台「完全自動運転」実用化のタイミングを、日本勢が見誤っていた可能性があるということです。
それは2030年でも、2025年でもない。
来年、再来年に迫っている話なのです。
人間が運転に介入する「レベル2」の自動運転から漸次的に実用化を進めてきた日本企業と、最初から完全自動運転に挑んできた海外企業、ここにきて両者の明暗は分かれつつあります。
海外においてはADAS(先進運転支援システム)推進よりは完全自動運転実用化に力点が置かれています。
それは運転者に自動運転か否かの判断を委ねるのは安全ではないと実証的に判明してきたからです。
レベル2からレベル3を目指す日本企業と最初からレベル4を目指す海外企業。
その構図は、商品へのICタグ付き「無人コンビニ」vs.アマゾン・ゴー型「完全無人コンビニ」にも酷似しています。
第4次産業革命によって、私達の働き方や生活が変わろうとしています。ネガティブな意見も多い中、物流業界においては宅配クライシスに代表される人手不足や重労働から開放される期待もあります。
変化の中にあることを忘れずに将来に向けて必要なスキルを磨き、加速度的に変化する流れに対応することが必要とされています。
真面目な記事となりました。だって真面目ですもん(笑)
タグ: トヨタ
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