「海外に行ってきました」なんて聞くと、リア充って言葉を思い出します。おっさんでしょうか私、、
少し前の話になりますが、夏休みをインドへ行って来た方の話から。もちろん物流関係の仕事で行って来た方です。
ヴァラナシというガンジス川沿いの、ヒンドゥー教と仏教の聖地として有名な町を訪れた時のこと。気になっていた川で沐浴するヒンドゥー教徒の姿を見ることができたそうです。
テレビでしか見た事の無い、あの光景でしょうかね。みなさんも写真などで見たことがある風景だと思います。
街の様子ですが、例えば旧市街では、人も牛(と牛の落とし物)も多く、まっすぐに歩くことができないくらい。特に混むエリアでは車両規制も入り、車が入ることはできません。職業病ですね。考えるのは当然、物流がどうなっているのか気になるところ・・・
細い道にロバを連れていく人が見えたそうですが、ガイドさん曰く、そのロバがモノを届けるための手段なのだと教えてくれたそうです。
そんな光景からはイメージ出来なかったそうですが、タクシーアプリのUberが使えたそうです(笑)
ただ、クレジットカードは使えず現金払いのみ。アジアを含めていくつかの国でタクシーアプリを使用したことがあるそうですが、現金払いはそこが初めてだったそうです。
ここまでのところで、インドにどんなイメージを持たれたでしょうか?
「途上国」でしょうか?または、カレーや紅茶、サリーの印象でしょうか?それだけではありませんよね。
ご存じの通り、インドは各産業、特にIT産業で日に日に世界で存在感を増しています。それはデータでも現れています。
2019年1月に実施された世界のユニコーン企業の国別の調査で、インドは、アメリカ、中国、イギリスに次いで 世界第4位 の19社でした。
ユニコーン企業とは設立10年以内、非上場で、且つ10億ドル以上の評価額があるテクノロジー企業のことです。
ちなみに、同調査で日本は3社でした。どうでしょう?興味持たれたでしょうか。
そのデータを基に、国別にどの産業の企業が多いかを調べてみました。ロジスティクス(SCM、デリバリー含む)分野は394社全体に対し7%程度でしたが、インドだけを見てみると、28%(19社のうち5社)を占めていました。
人口は13億人を超え超巨大なマーケットであるインド。広さは日本の 9倍 近くあります。
いかに消費者にモノを届けるか?インドではロバという手段と、最新テクノロジーが併存し、推進されているんですね。
ユニコーン企業ではありませんが、日本の倉庫でも活用されている自動搬送ロボット「Butler」を開発したGreyOrange社は・・・・そう、インドの企業です。
ロジスティクス業界の改革が、インドから起きているのかもしれません!
イメージだけで捉えていてはいけないんですね。
タグ: 物流
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