厚生労働省は、2015年版として「食事摂取基準」を公表しました。
というかそもそも「食事摂取基準」っていうものがあること事態「知らなかった・・・」し、なにそれ?がほとんどかもしれませんね。
自分も正直、今回の見直しについては、噂を聞いて調べてみたら「あらっほんと!」という状態でした。
外食産業、給食施設等に従事されている方や栄養士さん、食品メーカーの品質管理担当の方々は承知の部分だと思いますが、はっきり言って良く分かりません(笑)
主な改定のポイントだけご紹介します。
この「食事摂取基準」とは、健康増進法(平成14年法律第103号)第30条の2に基づき、国民の健康の保持・増進を図る上で、摂取することが望ましいエネルギーや栄養素の量の基準を厚生労働大臣が定めるものになっています。
5年ごとに改定をしているのですが、平成27年度からの5年間(平成31年度)までの基準を検討、策定しました。平成26年度中に大臣告示をする予定と言う事で、ここまで約一年間議論を重ねてきたものだそうです。
【主な改定のポイント】
1)策定目的に、生活習慣病の発症予防とともに「重症化予防」を加えたこと。
・エネルギー・栄養素と生活習慣病(高血圧、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病)の発症予防・重症化予防の関連についてレビューを行い、検討します。
2)エネルギーについて、指標に「体格(BMI)」を採用したこと。
・エネルギーの摂取量及び消費量のバランス(エネルギー収支バランス)の維持を示す指標として、体格(BMI:body mass index)を採用。
・成人期を3つの区分に分け、目標とするBMIの範囲を提示。肥満とともに、特に高齢者では低栄養の予防が重要。
3)生活習慣病の予防を目的とした「目標量」を充実したこと。
・ナトリウム(食塩相当量)について、高血圧予防の観点から、男女とも値を低めに変更。
18歳以上男性:2010年版 9.0g/日未満
→ 2015年版 8.0g/日未満 ▲1.0g
18歳以上女性:2010年版 7.5g/日未満
→ 2015年版 7.0g/日未満 ▲0.5g
・小児期からの生活習慣病予防のため、食物繊維とカリウムについて、新たに6〜17歳における目標量を設定。
ざっとこんな感じです。予防の部分も含めた食生活で、BMIを指標にした。そしてナトリウムの摂取基準が下がった。そう覚えておけばそれっぽいと思います(笑)
下記の図は下から見ていくと理解しやすいかと思います。
食生活や基本的な体格が変わってきている為、時代に合わせながら健康状態を保てる食事による摂取基準を改定しています。
病院などで頂く食事に対して、質素だなぁ、味薄いなぁ・・なんて思ったことありませんか?もちろん病状に合わせた摂取量で献立を立てているわけですが、外科的な入院時の食事についても、管理栄養士・栄養士さんたちは材料それぞれの栄養価、アレルゲン、添加物等を考えて作成しています。
あの食事が基準に合わせた食事となります。(平均的にみて)実は、ヘルニアの切除手術で入院したとき、おかわりを要求しましたが、お断りされました。ですから、術後ヘコヘコした歩き方でしたが、外出許可をもらいデイリーヤマザキで「お弁当とタバコを買ってくる」と言うリハビリもしました。
それが見つかり、会社復帰へのリハビリとして「怒られる事」もしました。 ヘルニア切除については、盛岡の友愛病院に大変有名な先生が居られるということで、お世話になりました。
術例を聞いたんですが、全国から訪ねて来られている様で、今このページを読まれている方の中にもお世話になった方がいるのかもしれませんね。
また脱線をしましたので、次の機会にまた!
ありがとうございました。
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