水樹です
「 過ぎたるは及ばざるがごとし 」
先に答えを言ってしまっていますが…
皆様は「ジム通い」や「フィットネス」という言葉を聞くと、
無駄な贅肉のない
引き締まったカラダを想像されると思います。
ところが、いざジムへ行ってみると、
いわゆるフィットネス体型の方が意外と少ないことに
氣づかれるのではないでしょうか。
今日も、たまたま見かけたブログに、
「平日昼間のジム、特にスタジオレッスンには、
それらしい体型の人がほとんどいない」と書かれているのを見ました。
特にお風呂場やサウナに行くと、
「お風呂会員」と言われるような人たちもいて、
さらにフィットネス体型からは遠い方達を
たくさん見かけることになります。
学生さん達はクラブやサークル活動などで
スポーツに励み、代謝もいいので、
運動しているかぎりは
食べても食べても太らないということがあると思います。
しかし、中年以降になると
以前の私のように週5日ジム通いしていても、
必要以上に食べていては 太る のです。
それに加えて、どんなに運動していても、
基礎代謝は年齢とともに落ちていきます。
基礎代謝とはたとえ、
運動せずに寝ているだけでも
1日に消費するカロリーのことで、
14歳女性の平均値は50kgの場合、1480kcalになります。
ところが50歳を過ぎると同じ体重でも、基礎代謝が1035kcalほどになってしまいます。
これを考えただけでも、
若い頃と同じように動き、食べているだけでは、
太るのはしごく当然のことと言えます。
運動も1時間ジョギングをして消費するのは女性の場合、
470kcalで、菓子パン1つ食べれば簡単に取り戻せてしまいます。
ダイエットをする場合、ここを調整して、
菓子パンを止める代わりに、
同じカロリーのタンパク質を摂ったとしても、
同じように太ることはありません。
なぜなら、糖質と違ってタンパク質は、
消化している段階でカロリーの30%ほどを消費してしまうからです。
なので、同じカロリーを摂るなら、
タンパク質の方がダイエットにはいいですし、
満足度も上がるので「腹持ちがいい」、
つまり糖質を摂ったときと比べると、
脳が空腹感を訴えてこなくなります。
さて、話を戻しますが、中年以降の女性は最初は
筋トレに苦手意識のある方が多いので、
エアロビやランニングマシンで走るなどの
有酸素運動から入る方が多いと思います。
軽い筋トレさえも、
「マッチョになるのが嫌(←なりたくてもそう簡単になれません)」と、
なかなか始めたがらない人がいたりします。
なかには有酸素運動だけで、
キレイに痩せていく人もいますし、
ハマると一時的には15kgほど痩せて、
見違えるようになる人もいます。
たまたま、運動量と食事のバランスが
取れている人であって、
年齢的にもその食事と運動がちょうど良かった場合は、
いい結果が出るでしょう。
ただ、そういう方も、
いきなりその有酸素運動に興味がなくなり、
動かなくなったりしますと、
年齢による基礎代謝の低下と相まって、
ほぼ必ずと言っていいほど、
以前より太った体になってしまうこともあります。
逆にハマりすぎて中毒のようになり、
筋トレは一切せずに、
ひたすらエアロビのレッスンに参加している方もいました。
その方は当然のことながら、
大変痩せていましたが、
これもまた、年を重ねるごとに、みるみる印象が老けていきました。
そして、いつからか、その方の姿を見ることはなくなりました。
また、ある女性(おそらく30代)は常に
ランニングマシンだけをやっていたのですが、
体型にある程度のメリハリはあるものの、
妙に肉付きがいいのです。
あんなに走っていればもう少し、
スリムになっていそうなのに…
このように、有酸素運動にハマるさまざまな女性を見ていて、
いろいろ考えさせられることがありました。
長くなりそうなので、続きはまた次回書いていきたいと思います。
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