2022年11月24日の記事
タイトル:カルダノの創設者、失敗したArdanaプロジェクトで50万ドルの損失を出したかもしれないと発言
Tomiwabold Olanjideさん
「Ardana社は、資金調達の制約と不確実な状況に言及しています。」
免責事項:ここに記載された見解は投資アドバイスではなく、情報提供のみを目的としています。また、必ずしもU.Todayの意見を反映したものではありません。あらゆる投資や取引にはリスクが伴うため、意思決定の前に必ずご自身で調査をお願いします。失っては困るお金を投資することはお薦めしません。
カルダノの創設者であるチャールズ・ホスキンソン氏は、失敗したArdanaプロジェクトに関してユーザーの質問に回答し、自身も不運な状況に置かれていることを明かした。
H さんのツイート
「チャールズさん、Ardanaプロジェクトに起きたことが残念です。
お考えをお聞かせ願えませんか。」
チャールズさん
「どうやら50万ドルの損失を出したようです。私はcFundを通じて投資していました。Ardanaからの報告を待っているところです。」
U.Todayが報じたように、自らをカルダノのDeFiハブ(オールインワン分散型ステーブルコインのエコシステム)と称するArdanaは、停止することになったということだ。Ardanaは、今回の失敗の理由に、資金調達に制約があることや開発のタイムラインが不確実であることを挙げている。
カルダノの創始者は、この状況に落胆し「どうやら50万ドルの損失を出してしまったようだ。」と言った。ホスキンソン氏は、カルダノの初期段階の投資ファンドであるcFundを通じて投資していたという。また、Ardanaチームからの情報を待っているとも述べた。
Three Arrowsが伝染か?
IOGのアフリカ事業担当ディレクターのジョン・オコナー氏は、このニュースを聞いて驚きと失望をあらわにした。同氏は、このプロジェクトに投資し、cFundにも同じく投資していたという。未だに一体何があったのか知りたいと思っているところです。最後に聞いたのは、DeXが今月中にリリースされるとのことだったのですから。」
オコナー氏は、Ardanaの混乱の原因となった可能性のあるものを推測した。同氏は、Ardanaが崩壊したThree Arrows(3AC)を「最大の頼みの綱」としており、その財務状況が明るみに出た後、投資家がトークンの投げ売りをしたことが失敗の元だったのではないかと考えている。
同氏はあるユーザーに、3ACはArdanaの投資家であり、Ardanaの唯一最大の頼みの綱だったのは確かだと言っていた。
7月、暗号通貨のヘッジファンド、Three Arrows(3AC)は、貸し手からの追証を満たすことができなかったため、破産を申請した。Three Arrowsの崩壊は、多くの暗号投資家を巻き込むダウンスパイラルを引き起こした。
投資家がこの混乱の時期に進むべき道を探るなか、Ardanaチームは、コミュニティで別の有能な開発チームが作業を引き継ぐために名乗り出るまで、残りの資金とtreasury(財務金庫)の残高をArdana Labsが保有するとツイートしている。
[参考]
Ardanaのツイート
「Ardanaコミュニティの皆様へ、
残念ながら、資金面やプロジェクトのタイムラインの不確実性による最近の開発状況から、Ardanaプロジェクトは停止しています。コードはオープンソースのまま残してあり、ビルダーさんたちが望むとおりに引き続き作業が進められるようにしてあります。
カルダノ上での開発は、ツール、インフラ、セキュリティに費やす資金が多額で、困難でした。
これに伴い、開発が完了するかどうかにも不確実性が生じ、dUSDの開発を停止するのが得策との結論に至りました。
残りの資金、treasury(財務金庫)の残高は、コミュニティで別の有能なチームが作業を引き継ぐときまでArdana Labsが保管します。
私たちの開発をご支援くださった皆様に御礼申し上げます。
私たちは引き続き、カルダノコミュニティに関与し、現在実施中のISPOについては近いうちに最新情報をお伝えします。」
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