そもそも廃棄物処理は市町村業務が原則となっている。その心は、ごみのようにかさばるものは、輸送コストの占める割合が処理コストの費用において高いため、できるだけ近場で処理するのが低コストとなるからだ。
今回の議論では九州にまでがれきを運ぶと言うが、それはまったく持ってコスト度外視の行動であろう。その金は一体だれが負担するのか、また、処理費用も九州にしか落ちないであろうということを考えると、現地で短期間用のごみ処理施設を設置する費用の支援を行い、運営を地元で行うというのがシンプルな考え方だと思う。
何事もただで済む話はないので、遠方で東北の災害がれきの処理の話が出た際には、いったい輸送費のみでいくらかかるのだろう?と素朴にメディアに追求してみると面白いかと思う。
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