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タナカマツヘイ
総合診療科 医学博士 元外科学会専門医指導医、元消化器外科学会専門医指導医、元消化器外科化学療法認定医、元消化器内視鏡学会専門医、日本医師会産業医、病理学会剖検医

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2020年12月04日

”平常心をたもつ方法”

”平常心をたもつ方法”


不安ー暗い厚い雲.jpg 不安を口に出す、書き出す

見える化して、不安を解消するための課題をひとつでもあげる。

ストレスホルモンがもたらす「心理的視野狭窄」

不安や恐怖に支配されると、「目の前の心配事」しか見えなくなり、
冷静な判断ができない「心理的視野狭窄きょうさく」にハマります。

これはストレスホルモン、
コルチゾールのしわざです。

興奮して頭がまっ白になり、「○○するしかない」と思い込んでしまう。

人の意見を冷静に聞いたり、客観的に状況を分析したり
することができなくなるのです。

コルチゾールは、血中濃度が高い状態が長く続くと
脳を萎縮させてしまうほど強力な物質です。

不安は日々、数限りなくわいてきます。

不安というものは打ち消そうとしても、
グルグル考え続けても、余計にふくれあがるものです。

どんな感情も放っておけば収まる

そこで、「どんな感情も、放っておけば収まる」
という整理術を。

不安がわいたら

「○○のことで、私は今とても不安です」と
口に出して受け入れ、5回ぐらい、ゆっくり深呼吸。

これでコルチゾール濃度が下がってラクになります。

そして「すぐ動く」

背伸び、机の片付け、お茶を飲む……。

人間の「心の器」は思うより小さく、
立ち上がった瞬間に別件が浮かぶなど、感情はかんたんに入れ替わります。

また、体調が悪いなら検査を予約する、
お金がないなら副業を探すなど、
不安解消に向けて「なにかやってみる」と気分も変わり、
悩み続けるよりはるかに有意義です。

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