私は遠藤周作氏の「おバカさん」という小説が大好き。
コミカルに描かれた「謎のフランス人ガストンさん」の素晴らしさが、笑いあり涙ありで綴られているのだ。
「おバカさんの自叙伝半分」G・ネラン(講談社文庫)
【中古】 おバカさんの自叙伝半分−聖書片手にニッポン36年間
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そのガストンさんなる人物のモデルとなっているのがG・ネラン神父様らしい。
「おバカさん」の書中でガストンさんは間の抜けた馬面と描写されているが、ネラン神父様は眼鏡をかけた精悍なお顔つきでいらっしゃる。
「神父とバーテンダー」という2色のわらじを履かれた神父様。
うらぶれた街角で、多くの迷える子羊たちを救われたに違いない。
今、もしネラン神父様がご存命でいらしたら、私も是非スナック「エポぺ」で神父様のカクテルをいただいてみたかった。
ちなみに今この本は中古でしか入手出来ないのが残念。
素敵な読書タイムを。