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2024年04月01日

日本人の体格に無くてはならない必須栄養素 26インチMTBフレームと e-MTB用に作られたとしか思えないほど相性が良い極太セミファットタイヤの想像を超えた走破性について


ちなみに26インチフレームの魅力ってなんすか、

20インチタイヤの「小径車(しょうけいしゃ)」になぞらえて「中径車(ちゅうけいしゃ)」と呼んでもいいようなサイズ感がとにかく絶妙な味わいで、これを絶滅危惧種とするにはあまりに損失がデカすぎる、

じゃあ27.5インチや29インチを大径車(だいけいしゃ)と呼ぶなら、小径車と大径車の良いとこ取りみたいな、

デカすぎず小さすぎず、この絶妙なサイズ感をもっと多くの人々に味わって欲しいと思うけど、今では完成車すらほとんど手に入らない状況、

MTBブームが起こる1980年代よりさらに前の時代、同じ車種でも、700cと26インチの2つのフレームサイズが選べて、走りを楽しむ700cと旅を楽しむ26インチという使い分けがされていて、自転車の代表的なフレームサイズだったわけですし、

前世紀の貴重なカタログを公開していただきありがとうございます!
『追憶のカタログ展 Part71:1976ブリヂストンユーラシア』 
https://cyclotourist.web.fc2.com/special_71.html


その流れもあって、前世紀の第一次MTBブームでは、26インチフレームが主流だったけど、今じゃ27.5インチや29インチにその座を奪われ、低身長用フレームとして隅っこに追いやられてる、

これじゃあ26インチの魅力は広まるどころかすぼまるばかりですね、

そもそも26インチのホンマの魅力は低身長なんかとはまったく無関係なわけで、

その魅力をひと言で表すと、

27.5インチよりも加速にすぐれ、20インチよりも巡航(定速走行)にすぐれてる、

つまり、現状の自転車業界には昔から大事 にされてきた中間部分のフレームサイズがすっぽり抜け落ちてると、

日本人のサイズ感からしても、26インチは必須(ひっす)栄養素なんでもっと展開していかなアカンし、むしろ29インチこそマニア用に隅っこにそっと置いとけばええわけで、

たしかに、27.5インチまでは分かりますけど、29インチになったら適応身長190?p前後の巨人向けサイズ感というか、

29インチが欧米のいかつい成人男性向けなフレームサイズなことはハッキリしてて、最初から日本人には無理なサイズであることはハッキリしてるんで、せめて国内だけでも26インチブームを起こしたほうが、はるかに大勢(おおぜい)がサイズ感に苦しまずに自転車生活を楽しめるわけで、

ちなみに、27.5インチフレームでありながら29インチの車格を実現する、27.5+(プラス)規格のセミファットタイヤについては、

あの重くていかつい極太タイヤ・・・いちばん細くても2.8インチ(約7センチ)もあって、これだとさすがに走りが重く、やり過ぎちゃうかと思ったけど、じっさいにこれを装着する『MIYATA RIDGE-RUNNER i 6180』に乗ってみると、まるでこのタイヤがe-MTBのために作られたような気がするほどメチャ相性がいい、

いちばん弱いエコモードでも、あの重い走りが完全に消え去って、悪路になればなるほど、セミファットタイヤのありえない走破性が電動アシストでさらに高められて、われわれを未体験ゾーンに連れてってくれるような、

電動アシスト化した新生リッジランナーが、なんでこんな過剰に太くてごついタイヤを採用したのか、じっさい悪路を走らすと、そのねらいがより鮮明に分かってくる、

セミファットタイヤの悪路走破性をたとえてみると、一般人が購入できるオフ車の列にズカズカ割り込んできた軍用車両みたいな場違いの迫力というか、テクニックがどうのこうのという細かい話が吹き飛んでしまうような圧倒的優位性というか、

そういう大事なことに気づかせてくれた点でも、舗装路を念頭にお手頃価格に抑えたヤマハ『CROSSCORE RC』より割高にはなったけど、本格オフロード仕様のミヤタ『RIDGE-RUNNER i 6180』にしといて正解やった、

セミファットタイヤなら27.5インチフレームのサイズ感のまま29インチMTB(ツーナイナー)の走破性も体験できますし、タイヤとホイールをもうひと組用意すれば、バランス感覚にすぐれた27.5インチMTB特有の走りも楽しめますし、

それにそもそも最初からセミファットタイヤが装着されてなかったら、自分からわざわざ27.5+専用ホイールとセミファットタイヤを別にもうひと組用意するはずもないし、セミファットタイヤの凄さには一生気づかず終わっていたかも、

おそらく27.5インチMTBで27.5+(プラス)規格のセミファットタイヤを装着したe-MTBはこの『RIDGE-RUNNER i 6180』しか無いはずですし、唯一無二の(ゆいいつむにの=これ以外ありえない)選択肢・・・ドロッパーシートポストまで付いてるから、本格オフロード走行にも即対応しますし、

今まで完全にあきらめて見向きもしなかったオフロードが完全に射程圏内(しゃていけんない=走ってみたい道)に仲間入りしたこのワクワクドキドキ感・・・メチャ高価なフルサスモデルよりも圧倒的に安価なハードテイルやし、街乗りにはむしろこのほうが向いてるし、                           

IMGP5615.JPG

2024年03月27日

おなじ27.5インチMTBでも『MIYATA RIDGE-RUNNER i 6180』と『ARAYA Muddy Fox Dirt』はまったく別の自転車


おなじ27.5インチハードテイルMTB(マウンテンバイク)なのに、正直これほど乗り味のちがう自転車になるとは、

ミヤタ『RIDGE-RUNNER i 6180』は、電動アシストやし、20?sをはるかに超える重量もあるし、それに加えてセミファットタイヤなんで、これを履(は)くことで、実質29インチMTB(ツーナイナー)の車格になってるし、同じ27.5インチとは言ってもまったく別の乗り物・・・価格もひとけた違うし、

対するアラヤ・マディーフォックスのほうは、前後の変速も取り外してシングルスピードにカスタムしてあって、もともと付いてるハンドルも街乗り用に60?p幅に収まってるんで、そつなくコンパクトにまとめてある印象、

基本街乗りときおりオフロード用マウンテンバイクの代表格。価格をひとケタに抑えながらも油圧ブレーキ…じつは耐久性メンテナンス性ともにシマノコンポで最もすぐれた8速仕様もシブい!



ちなみにハンドル幅については70?pをはるかに超える『RIDGE-RUNNER i 6180』のハンドルを60?pにカットする予定やったけど、諸事情でカットしないでホンマ良かった、

と言いますと、

予想をはるかに超えるゴツくて重い車体なんで、これをあやつるハンドル幅が60?pだと、かなりバランスがくずれて乗りづらくなったはず、

それにつけても、ハンドル幅60?p以上の自転車であっても、危険時は歩道走行が許されるようになって欲しいもんすね、

マウンテンバイクで自走して山に入ってくときも、危険な国道を走らないとたどり着けない場合とかけっこうあるし、低速走行が魅力のビーチクルーザーは幅広ハンドルが売りみたいな所もあるし、そこで歩道走行が禁止されたらたちまち死の危険があるわけで、たとえば講習を受けてその証明として車体にステッカーを貼れば、60?p以上のハンドル幅でも歩道走行が許されるとか、もっと対策を考えて欲しい、

遅いから楽しいハンドル幅64センチのビーチクルーザー



ところで、20年あまり乗り倒しても故障知らずの26インチMTB『MIYATA RIDGE-RUNNER』を27.5インチMTB『ARAYA Muddy Fox Dirt』に乗り換えたときは、持てあまし気味な大きさでしたが、

ここ数日e-MTBに生まれ変わった新生『RIDGE-RUNNER i 6180』を走らせたあと、これに乗り換えてみると、ビックリするほど軽量コンパクトで、60?p幅に収まったハンドルも頼りないほど短く感じる、

しかしe-MTBの激坂走破能力は感動するしかないとしても、こういった変速すらそぎ落とした素(す)のMTBもスッキリしてて、別の意味でええもんすね、

フロント3速リア8速の変速を取りはずしてシングルスピード(42t×16t)にカスタムしてるから、よりいっそうマディーフォックス・ハードテイル・ジオメトリック・フィロソフィーの生み出す雑味の無い走りがダイレクトに伝わってくる、

なんすか、そのやたら長い英語は、

2年前購入したアラヤ『Muddy Fox Dirt』のバックフォーク(シートステイ)に刻印されてる文言(もんごん)「MF HARDTAIL GEOMETRIC PHILOSOPHY」・・・ようするに歴史あるアラヤのハードテイルMTBフレームは、他メーカーとはひと味もふた味もちゃいまっせというような、

これをわざわざフレームに刻印(こくいん)するってことは、よほど自信があると、

それを感じさせるくらい、サスペンションをロックさせないでもグイグイ加速するし、シングルスピードにカスタムしたことで雑味(ざつみ)がさらに減ってより静かで洗練された印象、

ちなみに、電動アシスト自転車もようやくフレーム内蔵式バッテリーが広まって次のステージに入ってきましたが、Eバイクひいては自転車業界の今後については、

想像もできないほど小型高性能なモーターとバッテリーが低価格で生産されるようになれば、実用的な電動アシスト自転車が市場の7〜8割をしめて、残りの2〜3割は高性能なe-BIKEやアシスト無しのスポーツ車や実用車がすき間を埋めてく、そんな感じかなあ、

固定ギア特有のダイレクト感が魅力のピストバイクは永遠に無くならない車種だとは思いますが、こんな時代だからこそ、あえてe-PIST(いーぴすと)なんかも登場したらワクワクドキドキしますね、

固定ギアの電動アシスト化、つまり最古と最新の技術が融合した電動アシストピストバイクか・・・固定ギアならペダルひとつで加速と減速ができるから、加速時は電動アシスト、減速時は回生(かいせい)充電・・・そうなるとアシストモーターは充電しながらブレーキの役目も果たすように、

あと、e-BIKEから変速そのものが無くなって1速化していく可能性もあるのでは、

ブレーキも変速も電動モーターまかせか、そうなれば部品点数も激減してメチャシンプルになるな、

ここまで来たら、逆に今ある変速やブレーキが受け継がれるべき古典的技術として大事にされたり、人力(じんりき)だけで走らせる自転車が再評価されたり、

いずれ近い将来、eロードバイクも10?s未満になって、そうなればきつい向かい風や登り坂だけアシストしてもらって、あとは自分のペダリングだけで軽い走りもできるし、なにかと楽しみやなあ、

今回購入した『RIDGE-RUNNER i 6180』は、25?s近い重戦車ですけど、これもどんどん軽量化が進んで、いずれ現在のアシスト無しのMTBと同じくらいの重さになれば、純粋に人力(じんりき)だけで動く自転車である必要も無くなっていくような、

車体と一体化して全身を動かしながら移動できるのが自転車本来の楽しさなんで、そこさえしっかりキープできれば、激坂・向かい風・疲労なんかの場面で電動アシストされてもありがたいばかりで、これをあえて拒(こば)む理由も無いし、

それでもアシストが不要なら自分でオフにすればええだけの話ですし・・・しかし、これで自転車の歴史、その主要な4段階をすべて経験できたわけですが、

固定ギア、フリーギア、変速、電動アシスト・・・固定ギアがフリーギアに発展的に解消して行ったように、変速も電動アシストに発展的に解消して行くような、

変速機の無い電動アシスト自転車の登場すか、

じっさい電動アシスト自転車では、せっかく変速をつけてもトップギアばかりが偏摩耗する(へんまもうする=片寄ってすり減る)現象が起きてるし、電動アシストがさらに高性能化していけば、ギアチェンジしなくてもアシスト量の変化でどうにでもなる時代が来るわけで、

じゃあ、変速レバーも兼ねた電動アシストレバーが登場する日も近いと、

クルマのオートマみたいに、基本Dレンジにしとけば勝手に最適量でアシストしてくれて、もっと細やかにコントロールしたければマニュアルモードに切り替えて、アシスト量やケイデンス(ペダル回転数)を調整できるようにして、そうすれば駆動系はフリーギアのシングルスピードにしとけば済むわけで、

そうなれば、メンテナンスフリーで耐久性も高いシャフトドライブも登場しそうすね、

そうなればチェーンやギアがすりへって交換とか無くなるし、

しかし話変わりますけど、現在所有する5台のうち3台がマウンテンバイクフレームというのも、ちょっと片寄ってるような、

あと2台はシクロクロスとピストのフレームか、

こうなると「あとはロードバイクを買うだけですよ」と言われてるような、

ふつうに歩けるシマノのマウンテンバイク用ビンディングペダルSPDが優秀すぎて5台すべてにこれを採用していて、ペンギン歩きしかできないロードバイク用ビンディングペダルはいまだ未経験やし、

ロードバイクをせっかく買うなら、これも未経験のフルカーボンすね、

趣味の自転車人生、最高峰のデュラエースとかアルテグラとか、1度くらいは使い倒してみたいもんやなあ、

カメラバッグはどうしますの、

デュラとかアルテのロードバイクに乗る以上、ちゃんとそれ用のジャージを着用せなアカンし、そうなればカメラもジャージのバックポケットにリコーのGR3を忍ばすのが精一杯・・・アラヤのマウンテンバイクより高価で引くけど、

じゃあジャイアント熊本の店長近藤さんと同じプロペル2024モデルお買い上げということで、とりあえず10万円ご用意していただければ、残りの100万円は納車時にお支払いということで、

おいおい気ぃ早いな、それは床下のシロアリ予防にとってある…



IMGP5322.JPG

2024年03月21日

還暦過ぎの初e-MTBライド2日目


で、近所の山に登ってみて、どうすか、

不思議な気分や、

ていうと、

自分の足はしっかりペダリングしていて、その感覚はしっかりあるけど、じっさいはそれ以上のパワーで息切れもせず軽々と激坂を登ってる・・・こんな奇妙な感覚は生まれてはじめて、

アタマでは理解していてもカラダがこの事実を受け入れられずに混乱してるような、

この混乱とか戸惑い(とまどい)は、輪行を始めた38才のころにもあって、自走(自転車走行)じゃあり得ない遠方の駅から、いきなり自転車で走り始めるという不思議な現実に対して、感覚器官がどうにも受け入れられない状況がしばらく続いて、輪行自体は楽しかったけど、最初の数ヶ月は妙な戸惑いもあって、

たしかに半世紀以上も自分のカラダひとつで自転車を移動させてきたわけですし、

そんなカラダがいきなり電動モーターから絶妙にパワーアシストされても、すぐに納得できるはずもなく、

「なんか変や」とカラダは感じながらも、ふだんどおりのペダリングのまま、なぜか20?s以上の重い自転車がありえない軽さでスルスル激坂を登っていく不思議さ、

電動アシストじたいはじつに快適やけど、この不思議な現象じたいが受け入れられないでまだイマイチしっくり来てない・・・快適で便利なことはハッキリ分かるし、とてもありがたいけど、今までの自転車ではありえなかったこの革新的な現実をカラダが納得できずにいる、

じゃあ輪行の時と同じように、この違和感もいずれカラダが電動アシストに慣れるにつれて徐々に解消してくと、

たぶんそうなるはずやし、近い将来、電動アシスト自転車が自転車業界の顔になる日も近いんちゃうか、モータもバッテリーもどんどん小型強力になって、

他にはどんな印象を、

激坂に強いのはもちろんやけど、きつい向かい風もラクに走れるのはとにかくありがたい、

追い風に乗ってどんどん距離をかせいだその帰りとかにメチャ使えそうすね、

初体験となるセミファットタイヤについては、電動アシストによってマイナス面の重い走りがすべて解消されて、その良さばかりが引き立つから、これも大(おお)ありやな、

悪路になればなるほど、他のタイヤよりも圧倒的に大らかな気持ちで走れますしね、

だからあえて悪路に入って行きたくなるわけで、街乗りに慣れきったカラダが、人生初のマウンテンバイクに出会った前世紀の自分にタイムスリップして、当時のワクワクドキドキがよみがえって来るような、

ちなみに29インチなみの悪路走破性を実現するセミファットタイヤですが、今から10年前くらいに登場した27.5 インチマウンテンバイクの新規格『27.5+(プラス)』から生まれたタイヤということで、

購入した『RIDGE-RUNNER i 6180』に装着されてるタイヤは、27.5プラス規格ではいちばん細い2.8インチ幅(=7.1?p幅)やけど、それにしてもデカい、

正直ちょっと気恥ずかしいほどゴツいすね、

けど、そのありえへん悪路走破性は、思わず笑(わら)けるほど、

やはり悪路に入ってなんぼのe-MTB(イーマウンテンバイク)ですし、

還暦過ぎの若返りに最適や、

街乗りマウンテンバイクに慣れきったカラダが、どれほどオフロードのワクワクドキドキを忘れていたか痛感しますね、

ただの激坂ならふつうのe-BIKEでも登れるけど、e-MTBなら悪路でこそ本来の性能を発揮するんで、今まで見向きもしなかった激坂悪路が楽しみでしゃあない、

一見するとオーバースペックな(高性能すぎる) e-MTBですが、いったん乗りはじめると、ムダに思えた高性能がさっそく予想外の楽しみに変わっていくと、

MTBと電動アシストモーターは相性(あいしょう)が良いという話はあちこちで聞くけど、2日目にしてその意味がスゴくよく分かった、

e-MTBになって信じられないほど激坂登りがラクになったおかげで、今までとは比較にならないほど気軽に何度でも下りを楽しめるようになったのも大きな収穫ですね、

いっぽう、あまり聞かれない話としては、ヨーロッパの都市部ではクルマの時速30?q制限区域が広がっていて、それに合わせてEバイクのアシスト上限速度も決められてるという、

クルマが時速30?q以内であれば、歩行者にぶつかっても死亡率が極めて低いため、歩行者の多い都市部ではクルマの速度は時速30?qに制限され、自転車も同様にスピード制限の対象と見なされ、Eバイクも時速25?q以上でアシストが切れるよう設定されてると、

話題の部分から再生されます


マティーノさんが『RIDGE-RUNNER i 6180』の魅力について簡潔に話されているブログもとても参考になります。
https://www.biciclettadimattino.com/blog/?p=46077


ところで、生まれて初めて出会ったMTBもミヤタのリッジランナーでしたが、

1996年当時とちがって今はYouTubeで基礎から教えてくれるんでメチャ便利でありがたい、

『MTBはじめよう!』再生リスト 
https://www.youtube.com/playlist?list=PLHMe8fK0OBsYhFpR3B4oRXhbQlAXUv723

e-MTBも基本テクニックは共通なんで、今いちど初心にもどって学び直す楽しさもありますし、

購入にはだいぶ迷ったけど、オンロード走行にピッタリ合わせてきたクロスバイク風なヤマハのクロスコアRCやスペシャライズドのVADOシリーズではなく、あえて本格オフロード用の『MIYATA RIDGE-RUNNER i 6180』にしといてホンマ良かった、

ライド二日目にして、早くもマウンテンバイクの奥深い魅力にはまりそうすね、

IMGP5295.JPG

2024年03月18日

還暦過ぎて納車した初 Eバイク『ミヤタ RIDGE-RUNNER(リッジランナー) i 6180 』 


まずはバーハンドルを歩道走行を許された600?oにカットできなかったという残念な報告から、

ハンドルパイプの中に配線が通っていて、これはさすがにEバイク初心者がイジるのは危険すぎるんで、

じゃあ、街乗り用にハンドルカットする場合は、納車前に店の人にやってもらうと、

調べたら、歩道だけでなく自転車走行レーンを走る場合も、600?o以下のハンドルで無いと2万円以下の罰金になるんで要注意やな…しかし自転車専用道路もアカンってことになるとつらいな、

移動しづらいすね、まあじっさい自転車のハンドル幅に目を光らせるおまわりさんなんて一度も見たことありませんけど、

とりあえず、残りの4台は歩道を走れるから、1台くらい歩道を走れないほうがむしろ新鮮やし、そのままのハンドル幅のほうがオフロードには向いてるし、

ドロッパーポストについても、ちょっとしたトラブルが、

ハンドルスイッチひとつでサドルを上下できる便利なシートポストやけど、そのケーブルが電動モーターを守る金属ガードに圧迫されて動かなくなる初期トラブルがあって、結局ガードをネジ止めしてる一部をヒモで代用してゆるく固定したらスムーズに動きはじめた・・・この部分はミヤタさんにすみやかな改善を求めたい、

でもって、さっそく2時間ほど試走したわけですが、最初の印象は、

27.5インチフレームじたいは2年まえのARAYA MFD(アラヤ・マディフォックスダート)で経験済み・・・けど今回は人生初の2.8インチ幅のセミファットタイヤなんで、タイヤの幅だけでなく高さもかなりあるんで、じっさいは29インチフレームと同じ車格・同じ走行感覚になるわけで、視点はさらに高いし、長いハンドルバーや25?s近い車重やその重さをモノともしない電動アシストパワーなんかもあいまって、巨人の国の自転車みたいな印象、

極太(ごくぶと)セミファットタイヤの走りについてはどうすか、

デザイン面でもバッテリーを内蔵したぶっといフレームにピッタリやし、時速20?q以下でなめらかな平地を走るなら、アシスト無しでも驚くほど軽く進む、

それはタイヤ径(けい)の大きさも関係してると、

そう、大径(だいけい=半径の大きな)タイヤになるほど悪路走破性と共にスピード保持能力も高まるし、

そういえば、安全に景色を楽しみながら走れる速度域も時速20?q前後まですね、

ロードバイクがイマイチ好きになれないのは、ひたすら速く走るよう急(せ)かされてるような圧がただよってるからで、じっさい時速30?qで巡航なんかしたら、走り続けるほうが圧倒的にラクなわけで、良い景色に出会っても止まれなくなるし、良い景色じたい気づかず通り過ぎてしまうことも、

じゃあカメラとセットで自転車に乗るばあいは、マウンテンバイクのほうが向いてると、

それに、時速24?qに近づくほど電動アシストはゼロに近づくってことは、そもそもそれ以上のスピードでラクに巡航できるロードバイクには必要ないアシストとも言えるわけで、

時速20?q未満で走るような悪路や激坂でこそ、電動アシストが光り輝くと、

なわけで、久しぶりに悪路や激坂ばかりをわざと走りたくなって、マウンテンバイク本来の楽しさを思い出したような、

電動モーターのノイズについてはどうすか、

ナオッキィさんが高音ノイズが気になるようなことを言われてたけど、それは無くてひと安心、

3年前の動画なので改良が進んだのか、高音ノイズは聞こえませんでした・・・むしろ激坂でもかなり静かなモーター音やなあという印象(話題の部分から再生されます)


たいていの登り坂はエコモードでじゅうぶん行けそうですが、

OFF→ECO→NORMAL→HIGHの4モードがあるけど、舗装路の激坂ならECOでもだいじょうぶなほど、

激坂登りになると、スピードも遅くなるから、そのぶんECOモードでも電動アシストはより強力になると、

だもんで、レースに出るような体力自慢の若者には必要ない乗り物かもしれんな、

だから、『電動介護自転車』というマイナスイメージがチラッと心に浮かんだんすか、

そりゃ65才にもなれば、介護保険にも強制的に加入させられるし、じっさい自力で激坂を登ろうという情熱が薄れてるのも事実やし、

『電動介護自転車』をプラスイメージでとらえ直したら、どんな感じですか、

特にエコモードは、自分がこいでる感がしっかり味わえて、なおかつ急坂になればなるほど強いアシストパワーで軽々と登ってくれるから、非常に気の利(き)いたお助けマンがそばに居てくれるような、

ギア比はどうすか、

急坂が連続するオフロードばかりならこれでもええと思うけど、我々のように一般的な街乗りが多くなると、ロー側のギアがまったく使われないまますぐトップに入るんで、フロント34t(ティー)はより重い38tあたりに換えたりして様子を見てみたい・・・こういう時、シマノさんだと専用工具からパーツの互換性までしっかりサポートされてるんでとても安心、

しかし、せっかくワイドレンジのスプロケが付いているのにトップ側ばかりすり減ってすぐ交換っていうのも残念すね、

電動アシスト自転車あるあるみたいで、重いギアに入れても、モーターのパワーでラクに回せるもんで、ついついシフト操作を怠けてトップ側の重いギアばかりが酷使されてすぐすり減るらしい、

サドルや乗車ポジションついてはどうすか、

サドルはカッコええからこのまま使いたいけど、思ったより硬めなんで尻パッド付きのインナーがあったほうがラクでいい・・・これは姿勢が起きてるせいで、お尻への過重がより増してることも影響してるみたいや、

ちなみに、身長180?pでサドルをいちばんうしろに引いて、ハンドルをいちばん低くしてもまだ前傾不足であると、

ドロップハンドルに慣れたカラダなんで仕方ないけど、これも慣れなんで、こっちがリッジランナーに合わせていく必要もあるし、フロントサスペンションの空気圧を下げればより前傾になるし、最近やらなくなったロングライドにはむしろこれくらい立った乗車姿勢のほうが向いてるかもしれんし、

せまいフレームに取り付けるので、左右から取り出しできるボトルケージを購入しましたが、その印象は、

アマゾンに、ミヤタのオンラインショップと同じモノが半額以下で売ってたけど、これが非常に軽量で使いやすく、シリコン系の潤滑剤を塗るとさらに快適に出し入れできて、知らないメーカーやけど好印象、

LIBIQ(リビック)カーボンコンポジットボトルケージデルタ 税込み1,650円

手元レバーで伸縮自在なドロッパーシートポストについては、

舗装路メインなら、正直無くてもだいじょうぶな装備やけど、せっかく初体験できる便利パーツなんで、街乗りでも有効に使えるようにしたいし、これがきっかけでオフロードも走ってみたくなったりして、

まだ最初の急坂アスファルトを試したばかりですが、その印象は、

自分の足を回しながら静かに登っていく自転車本来の充実感はそのままに、ビックリするほどラクに坂を登れるという不思議なしあわせ、所有する他の4台では体験不可能だった新たな世界へのとびらが完全に開かれたような、

オートバイやスクーターでなくEバイクを選んだことについては、

移動範囲は圧倒的にせまいけど、そのぶん余裕をもって周囲の景色を楽しめるし、どんな車両よりも静かなんで乗りながら周囲の音もちゃんと楽しめるし、自転車の延長線上にあるから自分の足がしっかり回せるし、それと同時にこれまでとは比較にならないほど簡単に見晴らしの良い場所まで登って春本番の野山を散策できるし・・・こんなしあわせ、他ではなかなか味わえないかも、

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2024年03月13日

街乗りマウンテンバイク、その現在進行形としてのグラベルロードバイク


そのようにとらえたら、グラベルロードバイクがシクロクロスとキャラかぶりする事も無くなるか、

ロードバイクをオフロード向きに改造するとシクロクロス・・・いっぽうオフロード用マウンテンバイクをオンロード用に改造するとグラベルロードバイクになると、

これなら、見た目は似た2台も方向性は真逆になるもんな、

オンロード中心でオフ寄りするとシクロクロス、オフロード中心でオン寄りにするとグラベルロードバイク、というふうに、

舗装率が異様に高いこの日本にあって、なおかつ不本意にも里山(さとやま=アクセスしやすい低い山)を追われたマウンテンバイクが、いつしかグラベルロードに姿を変えて走るようになった、そんな背景も見えてくるような、

そういえば、本格的自転車生活を始めるきっかけになった1996年購入のフルリジッドMTB(サスペンションが付いてないマウンテンバイク)、ミヤタ・リッジランナーやけど、

勇(いさ)んで里山に入って行ったはいいものの、そこはすでにハイカーさん(山歩きを趣味とされる人たち)の縄張りみたいになっていて、明らかに歓迎されないムード・・・京都と大阪の境に位置する天王山の登山口には警察までがシャシャリ出て、マウンテンバイク入山禁止の立て看板、

せっかく購入したマウンテンバイクやけど、こんな事情からしだいにオフロードで肩身のせまい思いをするようになり、とうとう里山からも追われ、場違いなオンロードばかりを走る意味不明な自転車に成り下がって行ったんや、

そんなわけで、オフロードじゃ使い勝手の良い長めのハンドルも歩道を走れるよう600?oにカット、

さらにバーハンドル自体も、ドロップハンドルに換(か)えたいとさえ思うようになり、

じゃあまさに今流行り(はやり)のグラベルロードバイクそのまんまやないすか、

こうして考えると、街乗りマウンテンバイクって平家の落人(おちうど)みたいやな、

京の都(みやこ)を追われ、名前を変え辺境に身をひそめ、ひたすらひっそり生き延びた平家の残党すか、

都を山、辺境を街に置き換えたら、そのまま街乗りマウンテンバイクの運命そのままや、

バーハンドルをドロップハンドルに換えてしまえば、平家(マウンテンバイク)と疑われる心配も少なく無くなりますし・・・でも、なんでこんな見方をするように、

京都府もかなりな山里(やまざと)で自転車店を開業されたオジさんがおられて、その方が乗られているグラベルロードバイク、フジ・フェザーCXが、店や周囲の景色にとても似合っていて、店のオーナーさん自身も、ロードバイクでは得られない独特の魅力にハマっておられるみたいで、そんな動画を何となく観てるとふとひらめいて・・・もっとも、この自転車はマウンテンバイクからのグラベルロードじゃなく、フジの看板商品でもあるピストバイクからの枝分かれモデルなんで、成り立ちは違うんやけど、

デフォルト(もともとの姿)よりもひとまわり小さいホイールに換(か)えてあって、そこにより重く太いタイヤをはめているので、なおさらマウンテンバイク風なごつい見た目になっています。ちなみに純然たるグラベルロードバイクは、同じフジからJARI(じゃり=砂利道のじゃり)シリーズが出ていてこちらも高評価です。


ちなみに、ここってかなりな田舎ですよね、

嵐山在住のころ、JR嵯峨嵐山駅から園部(そのべ)駅まで輪行し、そこからあちこち走り回ることも多かったけど、園部駅から綾部市や福知山市へ向かう途中に通り過ぎる片田舎(かたいなか)・・・よくここで店を開く気になったなあと逆に感心するほどひっそりしてる、

こちらの緯度経度をグーグルマップの検索欄にコピペするとお店の位置が分かります。
35.16331335857421, 135.38290364417708


けど、ここも例外なくなめらかな舗装路がほとんどでは、

なもんで、なおさらなぜ遅くて重いグラベルロードバイクを愛されてるのか興味が湧(わ)いてきて、

この店で買われた通学用自転車を3年ぶりに整備するこちらの映像も、なんと言うか、いかにも村の自転車屋さんという雰囲気で、我々10代のころは必ず近所にこんなオジサンがやっておられる自転車店があったもんで、なんか久しぶりに懐かしい映像を見たような、



町の自転車屋さんまかせで、自分でパンク修理すらできんかったもんな、

通学自転車もチェーンが伸びきって、そのたるみがチェーンケースにこすれていつも異音がしてましたし、

チェーンが錆びてもお構いなしで、ひどい乗り方してたし、

空気圧もへったくれもなく、

しかし、なぜかトラブルらしいトラブルもなく乗り続け、

さいきんは子供達の自転車用ヘルメットの着用率がどんどん上がってますけど、この勢いのまま小学校で自転車の乗り方や整備の基礎を教えたら、どれほど将来役立つか、

ホンマや、自転車だけでなく、クルマやバイクに乗る前の基礎訓練にもなるし、不用意にクルマやバイクの前に飛び出す危険性も薄まるし、

自転車は子供達が最初に大人社会と接する乗り物なので、ここでキッチリ教えるべきことは教えといた方が・・・ちなみに、パンク修理を覚えたのは何歳すか、

まことに恥ずかしい話やけど、1996年夏にミヤタ・リッジランナーを購入して、人生変わるほど自転車にハマりだした38歳の時点では、いまだパンク修理すらできず、

たしかタバコも吸ってたような、

タバコがやめられず、自転車のハンドルに灰皿付けようか真剣に悩んだくらいで、禁煙に成功するまでの数年間はタバコ吸いながら本格的マウンテンバイクに乗って息切れしたりという、

で、乗り始めて数年後、たまたま立ち寄った自転車店で、安い工具セットのひとつもあれば、自分でたいていの修理はできるとすすめられ、

そう、店にあった1万円もしない工具セットを即購入・・・それ以来現在まで台湾製のコイツがじつによく働いてくれて、あとは足りないぶんは単品で買い足すだけで、

自転車の素晴らしさのひとつは、わずかなスペースに安価な工具やパーツ類を持ち込むだけで、たいがいのことがやれてしまうとこすね、

プロの自転車屋さんにかなうはずも無いけど、さいきんはネットで詳しい情報も得られるから、それなりの整備は自分でやれるのが大きな強みやな、

自分ひとりで、エンジン・整備士・ドライバー、そのすべてをわりと簡単に体験できるのも、他の車両では味わえない自転車ならではの充実感・万能感すね、

楽天市場より



1996年から2022年まで筆者が愛用していたフルリジッドマウンテンバイク『ミヤタ・リッジランナー』。2009年当時の姿は完全な輪行街乗り仕様ですが、かなり高額なシュワルベ・シュプリームという太目のスリックタイヤを履いていて、その快適で上質な乗り心地は今も印象に残っています。
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2024年03月10日

ロードバイク・アレルギー


・・・時速24キロ以上になると電動アシストが切れてしまうってことは、もともと平均スピードの高いロードバイクには向いてないシステムってことすか、

そのとおり、もし高価でメチャ重いE(電動アシスト)ロードバイクを買う予算があるくらいなら、フルカーボンのロードバイクを購入したほうがよっぽど楽しいに決まってる・・・電動アシスト無しでもラクラク時速24キロ以上で走っていられるし、

つまりこういうことすか、荷物を多く積んで走ったり、激坂やオフロードを走ったり、そんな場面で初めて電動アシストの素晴らしさが分かると、

そんな場面で意味不明なのがグラベルロードバイク・・・オフロードタイヤが装着できるシクロクロスというフレームが昔からあるのに、なんでわざわざキャラのかぶるややこしいフレームを出してくるのか、

世界でもまれなほど、舗装率の高い日本の道路環境にあって、オフロードも行けますよ的ロードバイクに乗る意味があるのかという根本的な疑問も、

なもんで、ヤマハさんからまったく同じモーターとバッテリーでクロスバイクとグラベルロートが売り出されたけど、あきらかにクロスバイクのほうがお買い得なわけで、

じっさいクロスコアRCとワバッシュRTの価格差を『価格.com』で調べてみると、3月9日現在の最安値でクロスコアが273,955円、ワバッシュRTが416,955円、その差14万3千円と、かなりな額ですね、

14万円もあったら、基本性能のしっかりしたベーシックなロードバイクがラクに買えるし・・・けど、各種付属品の経費もコミコミで考えるなら、10万円以下のロードバイクを紹介したこの動画とか参考になりそうやな、

(見たくもないCMを自動でカットしてくれる無料ブラウザ「BRAVE」が快適です)


激坂はクロスコアRCでがっつり登り、平坦(へいたん)なアスファルトはアシスト無しの入門用ロードバイクで時速24キロ以上の走りを楽しむ・・・ワバッシュRT1台分の予算で、この2つが同時に実現すると、

ちなみに、グラベルロードについて傾聴(けいちょう)すべき批判的コメントがこちらにあるので、大いに参考にしていただきたい、グラベルロードバイク用の高価なコンポーネント(各種駆動システム)がいかに中途半端がお分かりいただけるはず、

話題の部分から再生されます


ところで、ロードバイクらしいロードバイクって過去1度も乗ってないのでは、

たしかに、シクロクロス止まりやな、

なんで乗らないんすか、

いちばん敷居(しきい)が高いというか、カジュアル(普段着)に対するフォーマル(礼服)というか、なんか入りづらいんや、

別にそんな気ぃ張らんでも、気楽に乗ればええんちゃいますの、

ロードバイクといえば、その頂点はツールドフランスなんかの世界的ロードレースで使用される超高額な自転車なわけで、やはり他の車種に比べると格式が飛躍的に高いイメージで、

つまり、日常生活の延長線上でダラッと乗るような自転車じゃなくて、こっち側にもそれなりの気合いが求められてると、

ヨーロッパでツールドフランスなんかの超有名なロードレースで総合優勝なんかした日には国民的英雄あつかいなわけで、そんな場で使われる自転車もまた、究極にカネをかけた耐久性ガン無視の数百万円もする勝負マシンなわけで、

そのランクがどんどん下がって、最下層に10万円以下の頑丈(がんじょう)で重たいロードバイクが並ぶと、

別の見方をしたら、そういうクラス分けのピラミッド構造というか、ロードレースの勝ち負けですべてが決まっていく世界観が好きになれないもんで、ロードバイクにはしぜんと近寄らないようになってるんかも、

じゃあマウンテンバイクのほうはもっとカジュアルなんすか、

もともとアメリカ西海岸でサーフィンに飽きた若者達が、サーフボード片手に砂浜をのんびり走るビーチクルーザーを改造して山遊びを始めたのが出発点やから、勝ち負けや社会的地位や名誉とはもともと無縁な世界で、そこが大きな魅力とちゃうかなあ、

つまり、権威も何もない純粋な遊びの世界から生まれたのがマウンテンバイクなんで、速く走ろうがゆっくり走ろうが、見知らぬ土地へ冒険に行こうがいつもの近所をまったり流そうが、それぞれが気の向くままにやればええと、

最低100?q走れないと入会できないロードバイクのクラブが近所にあるけど、マウンテンバイクにはそういった堅苦しさや体力自慢と関係無いとこで自転車を楽しめるから好きなんや、

それで前世紀の終わりごろに、国内でもマウンテンバイクブームが盛り上がったと、

ヨーロッパ中心の権威主義的なしゃちこばったロードバイクの世界とは真逆な、ふだん着(ぎ)のような気楽さがええわけで、

確かにロードバイクのスッキリした姿を見てると、こっちまでスッキリしたカッコをするよう求められてるような、

重いカメラバッグを斜めがけなんてもってのほかで、必要最小限の持ち物はジャージのうしろポケットにスマートに収めて、ペダルもぶざまなペンギン歩きしかできないドデカいクリートでガッチリ固定するタイプで毎分90回転以上でひたすら回し続けなあかんし、すね毛はツルツルに剃(そ)り落として水着みたいなパッツンジャージ履(は)かなあかんし、平均時速30キロ以下のトロトロ走行など基本許されない空気がみなぎってるし、

そこまで言われると、ロードバイクに乗ることじたい、だんだん息苦しくなってきますね、

そういう研(と)ぎ澄まされたアスリートの世界に憧れがあるなら、『弱虫ペダル』とセットでどうぞお好きにと言うしかないけど、自分はぜったいに関わり合いになりたくないし、

自転車とカメラが一体化して、美しい風景の前で立ち止まることが何よりも大事な我々みたいな乗りかたには最初から向いてないと、

敷かれたレールに乗せられる前に、取りあえずそれらぜんぶを払いのけたいほうやから、ロードバイクがもともと持ってるヒエラルキー(権威主義的ピラミッド構造)にはとりわけ強い拒絶(アレルギー)反応があるのかも、

ぜい肉をそぎ落とされたロードバイクのいさぎよい姿はいつ見ても素晴らしいもんですけど、

まあ見てるだけで満足できる、そんなジャンルの自転車がひとつくらいあってもええやろ、

というわけで、さっそく目の保養に世界のジャイアントさんのロードバイク最新情報でも観てみますか、

100万円オーバーの究極マシンやけど、見るだけならタダやし、


2024年03月06日

激坂オンロード・ツーリングなら、Eクロスバイクの名作『ヤマハ・クロスコアRC』が最良の1台と知りながら、なぜEマウンテンバイク『ミヤタ・リッジランナー i 6180』をあえて購入したのか!?


いつもながら、メチャ長いタイトルですけど、答えから先に言ってしまえば、自転車の素晴らしさに目覚めた最初の1台が1990年代のミヤタ・リッジランナーだったから、文字のチカラというか、語呂(ごろ)合わせというか、思い入れが強かったから購入したと、

それもあるけど、今回はもっと深くEクロスバイクとEマウンテンバイクの関係をさぐって行きたい、

しかし、その前に価格差もハッキリさせておいたほうが、

たしかに、メーカー希望小売価格、ヤマハ『CROSSCORE RC』(2022年3月 発売)317,900円にたいして、ミヤタ『RIDGE-RUNNER i 6180』(2023年1月発売)396,000円、

その差78,100円ってかなりな額ですよ・・・お気楽Eクロスバイクにたいして8万も上乗せ(うわのせ)した本格装備のEマウンテンバイクを見せられたら、発するオーラがそもそも違うから欲しくなるのはよう分かりますけど、オンロードメインで使うならどう見てもお手頃価格のヤマハさんじゃないすか、

ところが、銚子市の小さな自転車店『一心堂サイクル』さんが、ヤフーネットショッピングを立ち上げるにあたってミヤタ・リッジランナーを30万円以下というアンビリーバボー価格で売り出したからオッちゃんの心はグラっと来て、あらためてふたつをじっくり比較したくなったんや、

パッと見すぐ分かるのは、ヤマハ『CROSSCORE RC』がマウンテンバイク寄りのクロスバイクってことぐらいですが・・・太いタイヤにフロントサスペンションも付いてるから、激坂エリアでよく出くわす荒れたアスファルトや砂利道(じゃりみち)でも軽快に走れそうな、

それに、基本オンロード(アスファルト)中心で走ることを想定してるから、タイヤ幅も2.0インチ(58mm)、サスペンションのストローク(伸び縮み)量も63?oとこちらもあえてひかえめに、

これに対して『RIDGE-RUNNER i 6180』のほうは、タイヤ幅2.8インチ(71mm)、ストローク(トラベル)量130?oと、舗装路では明らかにオーバースペック(必要以上の性能)、

重さ的にはどっこいどっこいで、Eバイクとしてはヘビー級、

いちばん大きいサイズで比較すると、『CROSSCORE RC』が23.9?s、『RIDGE-RUNNER i 6180』が23.7?s、わずか200グラム差、

念のために確認しておくと、フレームサイズは共にマウンテンバイク規格の27.5インチ、

フロントサスペンションを比較すると、コイルスプリングのみの『CROSSCORE RC』に対して、『RIDGE-RUNNER i 6180』は、コイルとエアでよりきめ細かく対応する上位モデル、

ただ、上位モデルを使いこなすには専用ポンプで空気圧を調整したりとそれなりのケアも必要、

当然ながら、ともにペダルを踏み込んだ時のパワーロスを無くすためにロック機能は標準装備され、

問題は危険なほどクルマの多い幹線道路の走行上、ぜひともクリアしておきたい、歩道走行を許される60?p以下のハンドル幅、

『CROSSCORE RC』は59?p幅で問題無くセーフやけど、『RIDGE-RUNNER i 6180』は75?p幅で、ハンドルカットが必要、

これについては、ホームセンターでも売ってる回し切りするパイプカッターと切削油、切断面を整えるやすりでもあれば、個人で簡単に対応可能、

ハンドルグリップや各種レバー・計器類もアーレンキー(ヘックスレンチ・六角レンチ)ですぐ脱着できるから、ハンドルカット分だけそれぞれ内側に寄せれば作業完了すね、

あとエンドバー追加したらなお快適やなあ、

ハンドルの先端に小さな角(つの)を生(は)やすだけでグリップポジションが増えて、ロングライドになるほど効果は絶大・・・ちなみに『CROSSCORE RC』のほうは、最初からこれが付いてるようなデザイン、

一体型グリップなんであまり目立たへんけど、よくよく見るとエンドバーとしても握れるデザインで、地味ながらよく考えられたグリップ、

両者の違いはざっとこんな感じですか、

共通点としては、パワフルなモーターとスタミナ抜群のバッテリーでヘビーな車体を長時間ぐいぐいアシストしてくれる点か、

こう考えて来ると、Eマウンテンバイクのハンドルを歩道走行用に60?p幅でカットさえしてしまえば、アップダウンを繰り返すオンロードツーリングも安全にこなせるし、本格的なオフロード走行も楽しめるんで、『RIDGE-RUNNER i 6180』のほうが2台分楽しめてよりお買い得ですね、

もちろん『CROSSCORE RC』もちょっとのオフロードならじゅうぶん走れるけど、しっかりオフロード走行を楽しむなら『RIDGE-RUNNER i 6180』がええに決まってるし、

ちなみにマウンテンバイクも、オフロードに特化したフル(前後)サスペンションモデルは、クロスバイクとは比較にならないほど高価でかつオンロード性能はイマイチ・・・これに対してフロントサスペンションだけのハードテイルモデルは、走行面・価格面ともクロスバイク並みの性能をそなえながら、オフロードもそうとう行けてしまう懐(ふところ)の深さ(広い対応能力)が魅力ですね・・・ちなみにマウンテンバイクの中でもかなり太い2.8インチ(71mm)幅のタイヤについてはどうすか、

ちょっとした積雪や凍結でも安心して走れるタイヤ幅で、乗り心地もピカイチの柔らかさ・・・問題は走りの重さになるけど、電動アシストの前ではあまり問題にならないレベルやないかと期待してて・・・これについてはじっさい走らせてみないと何とも、

より軽快な走りにしたかったら、今履(は)いてるタイヤは冬用やオフロード用に温存して、もうワンセット、クロスコアと同じ2.0インチ幅のタイヤを用意する手もありますし、

そうなれば、タイヤ交換だけで600グラムは軽くなるし、サスペンションフォークをカーボンフォークに換(か)えたら、さらに1?sは減量できるし、

そう考えると最初からEクロスバイクだけ買うよりも、ハンドル幅やタイヤ選び、なんならフォーク選びまでふくめてEマウンテンバイクを購入した方が、楽しみの幅がもっと広がりそうすね、

もっとも、『CROSSCORE RC』からEバイクを始めたとしても、これをカスタムしてよりオフロード性能を高めることも出来るから、けっきょくどっちを選んでもそれなりにやりようはあって、

それに自転車を自分なりに整備・カスタムするための費用や労力というのは、クルマやバイクとは比較にならないほど少なくてすむから、やらなきゃもったいないですし、整備やカスタムを自分でやればやるほど自転車と自分の距離が近づいて、店まかせでは味わえない生きてる感じが味わえますし、

Eバイクであっても、モーターやバッテリー以外は、今までの自転車の延長線上であつかえるもんな、

電動アシストの時代になっても、やはり足腰を中心とした全身運動で旅できる自転車って、ホンマ素晴らしいすね、

2024年03月03日

北海道札幌市・長崎県島原市・千葉県銚子市、それぞれネットでお世話になった地域密着型優良サイクルショップのお話


このところEバイクの話で持ちきりですけど、ピストバイクの固定ギアの調子、その後どうすか、

自分のチカラをペダルに伝えて自転車にブレーキをかける固定ギア固有の楽しさにハマって、コーナリング手前のうっすら減速から下り坂のしっかり減速までだいぶうまくなり、

急な下り坂も、ブレーキレバーを握らず適切なスピードで走れるように、

まず後ろペダルで踏ん張ってクランクの回転力を抑える方法をおぼえ、次に前ペダルもブレーキングできるようになり、

つまり、ビンディングペダル(連結固定ペダル)の性格上、クランクの回転に引っ張られる前ペダルも、逆のチカラでふんばると減速できると、

半世紀以上も乗ってる自転車なのに、こんな変わったペダルの動きは人生初なんで、まるで自転車に乗り始めた子供時代のような初々(ういうい)しい気分、

それほど固定ギアって特殊なんすね、

自転車の歴史を見ても、固定ギア、フリーギア、変速(多段化)、Eバイク(電動アシスト)と進化して来て、その4分の3はフリーギアがベースやもんな、

固定ギアを1度も経験しないまま人生を終える自転車乗りが9割以上いても無理はないと、

そんな自転車進化のスタートにあたる固定ギアが面白くなってくると、進化の最前線をひた走るEバイクにも興味がわいて、

ここ数年、自転車熱が止まらないような、

ふりかえれば、京都から郷里(きょうり)にもどった2012年の秋から2020年の春まで、年老いた母の世話に追われて自分の趣味もままならなかったけど、母があの世に旅立ってからは、それまで閉ざされていた趣味のとびらが一気に開かれて、

まずコロナ給付金で、その姿にひと目ぼれしたジオスのシングルスピード『ビンテージピスタ』を購入したのが2020年夏のこと、

翌2021年は、北海道札幌市でサイクルショップを経営されている南風チャンネルさんのこの動画でアルミフレームの経年劣化(けいねんれっか)を知り、1996年からカラダの一部分のように乗り続けたアルミの名作マウンテンバイク『リッジランナー』から泣く泣く降りることに、

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(しつこいCMが自動カットされる無料ブラウザ『BRAVE』での視聴を快適です)


この動画を上げておられるサイクルショップのオーナーさん、人生変わるほどブロンプトンのミニベロ(小径車)に深く影響されていて、他にも雪の北海道らしく、走破性にすぐれた極太(ごくぶと)タイヤのファットバイクもあつかっていて、

自分自身この店から何かを購入したわけやないけど、この動画でアルミフレーム経年劣化の恐ろしさを教えてくれた、ある意味いのちの恩人というか、

しかし、20年あまり連れ添(そ)ったアルミMTBとの別れは想像以上につらく、けっきょくハードテイルMTB(マウンテンバイク)を新たに購入、それが2022年夏のこと、

前世紀のMTBブーム当時、ミヤタ・リッジランナーと人気を二分したアラヤ・マディーフォックス、その最新モデルに乗ろうと決め、あれこれ調べた結果、九州は長崎県島原市のこちらからネット購入、

自転車生活課ゆう  https://www.hirosesyoukai.com/

ネット上でも親切ていねいな対応が今で記憶に鮮やかな地域密着型のいわゆる昔ながらの自転車屋さんですが、届いたマディーフォックスの組み立ても非常に素晴らしいものでした、

自転車で日本一周する旅人が立ち寄る店としても有名らしい、

ちなみに、ここで購入したアルミフレームのハードテイルMTB アラヤMFD(マディー・フォックス・ダート)で初体験だったのが、油圧ディスクブレーキと27.5インチフレームですが、

繊細かつ強力な油圧ディスクブレーキの素晴らしさはすぐ分かったけど、27.5インチフレームについては、それまで乗り倒した26インチフレームよりもワンランク上の走破性が、むしろ街乗りメインの自分にはマイナスに感じられて、

自分でMTBをコントロールするというより、お客さんとして乗せてもらってる感が強くて、どうもしっくりしなかったと、

そんなわけで、26インチのMTBにどうしても乗りたくなり、かといって節約もしたいから、ネットの中古専門店から20年あまり倉庫に眠っていた26インチクロモリMTB用のフレームとフォークをジャスト1万円で購入、

購入後よくよく調べてみたら、このフレームとフォークは前世紀のアラヤ・マディーフォックス用だったと、

慣れない作業に四苦八苦しながらようやく組み上げたのが昨年も夏の終わりごろ、

いっぽう2020年に購入したジオスのシングルスピードは、乗れば乗るほど変速付きでは味わえない上質感にどんどん引き込まれ、

だったらしっくり来ない27.5インチのMFDこと『マディー・フォックス・ダート』も、変速を取り外してシングルスピードに改造したら印象変わるかと試しにやったらこれが大正解・・・もてあました27.5インチMTBも、ようやくしっくりとカラダに馴染(なじ)むように、

そんなシングルスピードの勢いは止まらず、昨年夏に組み上げた26インチクロモリフレームのマディーフォックスからも変速機を取り外してシングルスピード化・・・結果、この時点で所有する自転車4台中3台がシングルスピードという異常事態に、

こうなってくると、4年前に乗りづらさと恐ろしさしか感じられなかった固定ギアにも再挑戦したくなり、先月からぼちぼち乗り始めたところ、意外にもその魅力にじわじわと引き込まれ、先月からは毎日こればかり乗るほどに、

こうして自転車史上最古の駆動方式の楽しさに目覚めると、こんどは自然と最新の駆動方式にも目が行くようになって、

これまでかけらも興味が無かった電動アシストの世界にも首を突っ込みはじめ Eバイク選びは二転三転・・・けっきょく20数年ぶりにEバイクに姿を変えたリッジランナーと再会することに、

そこで注文したのが、ネット通販を始めたばかりの小さな町の自転車屋さん『一心堂サイクル』、

3月下旬までは太っ腹(ふとっぱら)の低価格キャンペーン中で、送料を含めても新車の『RIDGE-RUNNER i 6180』がほぼ中古価格で購入できるという、

実車が届くまでにはまだ10日前後かかるようですが、すでに応対のメールからして、初々しい誠実さが伝わってきて、なんかしぜんと応援したくなるような、

というわけで、最後に広告をひとつ、

千葉県銚子市の『一心堂サイクル』さんでは、ヤフーネットショップのオープンを記念して特価セールをおこなっています・・・お買い得自転車の数々をぜひホームページでご覧ください、

筆者はコチラから注文!
ヤフーショッピング『一心堂サイクル』
https://store.shopping.yahoo.co.jp/issindo-store/search.html

実店舗のホームページもありますが、値引き率はヤフーショッピングのほうがだいぶ上です。
http://www.cycle-issindo.com/

2024年02月27日

人生初のEバイクさがしは二転三転…そんな中、四半世紀ぶりの再会となったMTB(マウンテンバイク)『リッジランナー』、その名も『MIYATA RIDGE-RUNNER i 6180』が急浮上!


『家電Watch』読者が選んだ「e-bike大賞2023」、クロスバイク部門は4年連続でスペシャライズド「TURBO VADO SL(ターボ ヴァド エスエル)」シリーズ・・・当然といえば当然の結果やけど、ライバルがいない独走状態も、これはこれでちょっと寂しいような、

2年連続で惜しくも1位の座を逃(のが)したのは、ヤマハ「CROSSCORE RC(クロスコア アールシー)」、

このブログで前回やった順位といっしょやないかい、

消費者の考えることは、どこもだいたい同じなんすね、

それにしてもすでに4年前の時点で、どこもやろうとしなかった電池とモーターの超軽量化にあえて挑戦して結果を残してるこのメーカー、スゴないか、

現在モデルが登場するかなり以前から、独自に試行錯誤を繰り返していて、4年前のモデルチェンジでようやくひとつの完成形にたどり着いたようですね・・・長年にわたる地道な企業努力があったことはまちがいないすね、

そういう意味では、ヤマハさんより1歩も2歩も先に行ってたんかも、

というか、実用車のヤマハかスポーツ車のスペシャライズドか、その違いじゃないすか、

たしかに国内では、お母さんがラクに子供を乗せて重い買い物もラクに運べる自転車という観点から電動アシストの開発が始まってるし、これは世界でも日本だけらしいし、そのぶんスポーツ車の電動アシスト化が遅れてもしゃあないか、

しかし、「TURBO VADO SL」(ターボ・ヴァド・エスエル)シリーズが4連覇(れんぱ)して、われわれの購入するEクロスバイクもこれとなると、なんかちょっと、

いくらなんでもベタ(常識的)すぎるなあ、

お利口(りこう)さん過ぎる選択で、気分が盛り上がらないというか、

もっと遊びというか、ワクワクドキドキ感があってもいいような、

高価な買い物なんで、わきをしめて堅実な買い物に走るは分かりますけど、

そんなおり、きのうもあれこれEバイク情報を見てたら、いきなり心を揺さぶるなつかしい文字が、

コレすか『RIDGE-RUNNER i 6180』、

そう、「リッジランナー・愛・ロクイチハチマル」、

これってもしかして、

1996年、前年から続いた歯の根本的治療も終わるころ、なぜか猛烈にMTBに乗りたくなり、真夏に購入した『リッジランナー』、それが最新のE-MTB(イイマウンテンバイク)に生まれ変わって目の前に、



でも、走るのは基本オンロード(舗装路)では、

そこはEバイク、まったりと重くなりがちなマウンテンバイクの走りを、強力なモーターがしっかりサポートしてくれるわけで、

じゃあ、基本アシスト入れっぱなしで、

Eバイク選びの最初は、できるだけアシスト無しでも軽快に走れるSL(スーパーライト=超軽量)な「TURBO VADO SL」が魅力的に見えたけど、その後あれこれ調べてみると、小型モーターと小型電池だけでは激坂をふくむロングライドにはパワー不足の不安があって、

ちなみにトルク(激坂登りのねばり強さ)をNm(ニュートンメーター)で表すと、『RIDGE-RUNNER i 6180』の60Nmに対して、『TURBO VADO SL』シリーズは35Nmと約半分のトルクしか、

いちばん助けて欲しい激坂区間でアシストに不安があったらEバイクの意味ないやろ、

シマノさんのアシストモーターを解説してるこの動画でも、40Nmだと激坂は少しきついとありますし、

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購入直前まで来てたけど、大事な点に気づけて良かった、

ちなみに2年連続で「TURBO VADO SL」にトップの座をゆずったヤマハ「CROSSCORE RC」のトルクは日本仕様は未発表ですがヨーロッパ仕様は70Nmとじゅうぶん、

重量はいちばん大きいサイズで「CROSSCORE RC」の23.9?sに対して『RIDGE-RUNNER i 6180』は23.7?s、ほぼ同じか、それならマウンテンバイクとしてしっかり設計されたリッジランナーのほうがええな・・・いざとなればオフロードでも遊べるし、

しかし、かなりな重量に加えてマウンテンバイクでもとりわけ重デカいタイヤですけど、

いつもアシスト状態なら、走りの重さよりその快適性・悪路走破性が強調されるはず、

低圧・極太( ごくぶと)タイヤに加えてクロスコアより高性能なエアサスペンションまで付いてるから、どんな荒れた路面もフワッフワッすね、

しびれる景色と出会うためにゆっくり走るから、時速24?qでアシストが切れても問題無いし、遠出する気を無くしてしまうような峠の激坂は余裕のパワーで助けてくれるし、

1996年から20数年間、われわれに自転車の素晴らしさを日々教えてくれたリッジランナー、その最新モデルでもありますし、モーター・バッテリーをふくめたコンポーネントはすべてシマノ製ですし、

それらパーツを自社フレームに収めて求めやすい価格にまとめたのも同じ日本企業ミヤタ・・・最近では珍しくなったオールジャパンメイドが誇らしい、

そういえば、大阪の小さな町工場でしかなかったシマノさんが、世界的な企業にのし上がったのも、50年前のマウンテンバイクブームがきっかけでした、

ちなみに『家電Watch』読者が選んだ「e-bike大賞2023」のマウンテンバイク部門では、惜(お)しくも第3位やけど、価格面も合わせて総合的に評価するならダントツ1位やな、

と言いますと、

1位のヤマハ「YPJ-MTPro」が 748,000円、トレックの「Rail」シリーズが 743,300円から・・・これに対して、第3位のミヤタ『RIDGE-RUNNER i 6180』は驚きの396,000円、

これほどの価格差なら、もう一台「TURBO VADO SL」まで買えそうな、

よほどのEバイクマニアかレース好きでもない限り、70万円超えの電動アシストMTBに手を出す一般人なんてまずおらんし、

それを思うと、高価なシマノのパーツで統一しながらも売れ筋の価格帯にまとめてきた『RIDGE-RUNNER i 6180』こそ、より広い消費者にアピールできる名車かもしれません、

5年ぶりのフルモデルチェンジによって、マウンテンバイク部門だけでなく、我々みたいなオンロード中心のクロスバイク的な使い方にもしっかり対応して来たし、足つき性も良くなってるし、サイズ展開も増えてるし、より入門者にやさしいEマウンテンバイクに、

見方を変えれば、山や峠もがっつり走れるタフなクロスバイクという見方も、

じっさい、Eバイク2代目となる最新モデルは、平地や登りのシーンの快適性をより重視した設計に変わってるし、

話題の部分から再生されます


最新モデルはオンオフ道(みち)を選ばず、ツーリング的な使い方にもしっかり対応してるような、

フレームデザインといいブルーの深みある発色といい、シルバーに光る伝統のロゴ『RIDGE-RUNNER』といい、

しかも、驚くほど求めやすい価格で、クロスバイク的使用もできて、これはもう買いすね、

しかし、残念なのはメチャ窮屈(きゅうくつ)なボトルケージ台座がひとつしか無く、ハンドル幅が歩道走行可能な600?oをはるかに超えた780?oである点、

それはそれで、サドル用ボトルケージやハンドル中心部に取り付けるステムバッグで代用すれば何とでもなりますし、ハンドルバーも600?oにカットすれば済むことですし、

なんならカットする時にエンドバーも装着すれば、グリップ位置も増えてより快適に走れそうやし、

タイヤも交換時期が来たら、よりオンロード向きに変更もできますし、

しかし、まさかこんな形で四半世紀(しはんせいき)ぶりにリッジランナーと再会することになるとはなあ・・・買う前からなんか緊張してきた、

さきほどの動画でも登場した東京都墨田区のサイクルショップ『マティーノ』さんのブログ。
本格オフロード性能をもちながらも街乗りSUV的な使い方までカバーする懐(ふところ)の深い名車
RIDGE RUNNER i 6180 の魅力についてくわしく語っておられます。
https://www.biciclettadimattino.com/blog/?p=46077

2024年02月24日

「Eバイクはヤマハ・クロスコアRCで決まりや」と断言したのもつかのま、さらに強力なライバルが・・・


まだ迷ってるんすか、

人生初のEバイクなんで、分からんことが多すぎるんや、

けど、長年の実績があるヤマハさんのEバイクなら、まず問題無いんちゃいます、

いや、まさにそこが問題点で、

と言いますと、

まずはこの動画を観てほしいんやけど、(話題の部分から自動再生されます)

ここは京都でもかなり有名な前輪が浮き上がるくらいの急坂やけど、クロスコアRCに乗った50才のユーチューバーさんは、なんとフロント44t、リアは9速中3速のまま息も切らさんとラクラク登っていて、この安楽さが何とも気がかりで、

つまり、ヤマハさんの電動モーターが強力すぎてサービス過剰になってると、

これはもはや自分の足で登ってるというよりも、お客さんとしてモーターに乗せてもらってる状態、

子供さんやスーパーの買い物を毎日スムーズに運ぶ電動自転車をメインで作り続けてきたヤマハさんのアシスト性能が高すぎて、むしろそこが問題なんすか、

自転車好きからしたら、できる限り自分のチカラでペダルを回し続けたいから、ヤマハさんには悪いけど、激坂のぼりや疲労がたまってヘロヘロな時だけアシストしてくれたらそれでじゅうぶんなわけで、

でも、そういうアシスト量の調整なら手元のスイッチひとつでなんとでも、

確かにそれもそうやな、でもそうなると20?sをはるかに超える車重も気になって、こんな重い自転車をアシスト無しで楽しく乗れるのかどうかという大きな疑問も、

ところで、YAMAHAクロスコアRC最大のライバル車が、スペシャライズドさんの 『 Turbo Vado(ターボ ヴァド) SL 』なんですが、このメーカーは実用車メインのヤマハに対して、本格的なスポーツバイクとして電動アシストを考えてますね、

SLがスーパーライト、つまり超軽量を意味するとおり、その圧倒的軽さが最大の魅力で、

クロスコアのLサイズ 23.9?sに対して、こちらはわずか16?sという、

この重量差から、メーカーのEバイク観もハッキリ分かるな、

電動アシスト寄りか、それとも人力(じんりき)寄りかってことすか、

自分としては、かなりきつい坂がやって来るまでは、むしろアシスト無しで走りたいし、

そうなると、クロスコアRCの重量はいくらなんでも重過ぎて、いつも電動アシストに頼ってしまうと、

Eバイクを実用で使うなら、フルタイム電動アシストの重要性もよう分かるんやけど、自転車愛好家が実用じゃなく趣味としてEバイクに乗ることを思うと、アシスト機能をオフにしたEバイクにも高い走行性能が欲しいわけで、

だとしたら、もう答えは出たようなもんすね、

モーターとバッテリーを思いきり小型・軽量化して、アシスト無しの自転車としても高い完成度を実現したスペシャライズドさんの『TURBO VADO SL』で決まりやな、

ちなみに、標準モデルの4.0と上位モデルの5.0がありますが、

上位モデルはアルミフォークがカーボンフォークに代わり、さらにフォークとハンドルの間には不快な振動を抑えるフューチャーショックも装備されて10万円プラス・・・5万円プラスなら迷わず買いやけど、

ちなみに認定中古車というのもあって、それだとなぜか5.0は10万円も値引きされて4.0とはちょうど5万円の価格差に収まりますね、

認定中古車か、なんかクルマみたいやけど、買い取りシステムもしっかりしてたら、買い換えのときも便利やな、

ところで聞き慣れないフューチャーショックってなんすか、

地獄みたいに過酷な路面状況で戦うロードレース『パリ〜ルーベ』のために自社開発された独自の振動吸収システムで、ざっくり言うたら隠し味的な超小型フロントサスペンションみたいな、



カーボンフォーク自体、軽量かつ振動吸収性も高いから、ふたつ組み合わせたら最強すね、

標準モデルの4.0ならパーツの買い替えもありえるけど、上位モデルの5.0ならこのまま何年でも行けそうやな、

じゃあ認定中古車の『TURBO VADO SL 5.0』Lサイズの入荷待ちということで、

しかし、中古でも30万越えるEバイクってやっぱり高価やなあ・・・ペンタックスさんの光学一眼レフカメラの最上位モデルが値段もこなれて10万円台後半で購入できることを思うとなおさら、

というわけで、また振り出しにもどって迷い始めると、

なんも買わんと、ああでもないこうでもないと迷ってる今が、いちばん幸せなのかも・・・


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