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2022年01月29日

資金難にあえぐ、PENTAX 草野球チームの実情

 で、レンズをナインとして、ピッチャーは一眼レフボディってことすか、

 そう、DH制なんで、ピッチャーは打席に立たず、交換レンズが9本、打席に立つという、

 ピッチャーにあたるカメラボディは、3台ありますけど、

 この中でいちばんスペックが高いのはKP・・・一見小柄で地味な存在やけど、防塵・防滴・耐寒性能はもとより、リミテッドレンズに特化したデザイン性も相まって、使えば使うほど気に入ってしまう底光りのする名機・・・先日修理に出して体調も万全なんで、これを先発としよう、

 じゃあ残り2台は、中継ぎと抑えということで、

 中継(なかつ)ぎは、最初に購入した K-50・・・エントリーモデルでありながら、防塵・防滴にくわえて、−10℃耐寒動作保証・・・ポップすぎるカラーバリエーションに注目がいってまうけど、じつは、他社のどのエントリーモデルよりもしっかりと作られた実力派、

 抑えは、2世代前か3世代前か分かりませんけど、当時の最高機種である K-5?Us(ケイファイブ・ツーエス)、・・・これが中古でかなり安く手に入ったんすね、

 フラッグシップモデルだけあって、細部にわたってカチッとした作り込みの高級感があって、とくにシャッターボタンの押し心地は、中級機のKPを上回るし、使えば使うほど惚れこむ素晴らしさ、

 じゃあ、つぎは1番から順に、打線を見ていきますか、

 1番は、いかにも小柄で走りそうなレンズということで、リミテッドレンズの俊足(しゅんそく)パンケーキ野郎、メタルフード込みでも体重わずか89グラムで写りもシャープな、HD PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited を、

 じゃあ2番バッターは、

 もっとも安価なレンズでありながら、アンビリバボーな高画質・・・プラマウントも逆に利点となって走塁(そうるい)もこなせる軽量ボディ・・・なおかつどんな球も打ち返せる標準レンズ、と、軽量・安価・高画質の三拍子そろった万能選手、smc PENTAX-DA 35mmF2.4AL、ハクバさんのシンプルな円筒(えんとう)型メタルフードを付けると、これがまたよく似合う、

 3番はふつう長打者が来ますけど、

 ここは昨年末ひさびさに中古でなく新品を購入して大満足の、HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE、

 そのココロは、

 高級機種は70?oスタートが多いけど、このレンズは、何かと使う機会が多い中望遠の55?oスタートなんで、これがとても使える・・・なおかつ、庶民的な価格にギリギリ押さえながら、恐るべきAFスピードと高画質、しかもバツグンの軽量コンパクト設計で35?o判換算460?oの超望遠までカバー・・・このレンズのためにPENTAXユーザーになってもエエくらいの超優等生レンズ、

 チームの顔でもある4番バッターは、それを上回るレンズであることが求められますけど、だいじょうぶですか、

 お金持ちなら、迷うこと無くスターレンズやけど、なんせ資金不足なんで、その中で最高の1本ってことになると、むかし一時的にスターレンズあつかいもされていたこのズームレンズ・・・超広角から望遠まで、単焦点なみの高画質で、防滴(ぼうてき)仕様、AFも静かでスムーズな、HD PENTAX-DA 16-85mmF3.5-5.6ED DC WR、

 PENTAXユーザーになるきっかけになった高性能ズームレンズですね、

 この海外の記事がきっかけで購入したんやけど、
https://digicame-info.com/2015/05/hd-pentax-da-16-85mm-f35-56-1.html
リミテッドレンズとはずいぶん描写が違っていて、

 といいますと、

 「まあそうカリカリせんと…もともと周辺にいくほど甘く、中心部になるほどシャープなんが、レンズの本質・・・そこはあるていど許容してやって、小型軽量化や仕上げの美しさなどふくめて、総合的に考えていこうや」という、文系的な乗りのリミテッドレンズにたいして、このズームレンズは、「デカ重く、望遠に行くほど天狗の鼻みたく伸びても、かまわへん・・・少々ダサくなろうと、すみずみまでシャープに描写するほうが先決や」っていう理数系タイプ・・・そのため望遠ズームなみの大きさ重さで、ちょっと恥ずかしいほど長く伸びるけど、リミテッドシリーズとの描写の違いもハッキリしていて、ますます愛着と信頼が深まる名作ズーム・・・35?o判換算の24.5?oという超広角域にくわえて、F値を気にするスターレンズでは届かない望遠域(35?o判換算130?o)まで、しっかりカバーしてくれるのも、絞り込んで使うことが多い自分には、実用的でありがたい、

 じゃあ、5番バッター・・・プロだと外人選手とか入る枠(わく)ですが、

 そういう意味もこめて、社外品から1本・・・フィルム時代から活躍してた有名大リーガーにして望遠マクロといえば、

 タムロンさんの、あれすか、

 そう、通称「タムキュウ」こと、TAMRONさんの 単焦点マクロレンズ SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1 ペンタックス用 フルサイズ対応 272EP、

 フルサイズ用ということで、かなり大柄(おおがら)なレンズですけど、

 デジタル時代に対応して、さらなる高画質化を果たしながらも、信じられんほど安価で、しかも、PENTAX製は、ボディ内手ぶれ補正が効(き)くんで、資金難にあえぐチームの助っ人外国人選手としては、これ以上の存在は考えられへん、

 APS-Cで使用すると、35?o判換算で135?oの望遠レンズになりますけど、この点は、

 フィルム時代、まず手にする単焦点望遠レンズといえば、135?oやったけど、なるほど、一般的な撮影で、この画角は望遠レンズでもいちばん使いやすくて、しかもしっかりした圧縮効果が楽しめるし、マクロ撮影のばあいも、ええ感じで距離が取れるんで、まったく問題なし、

 残るは、下位打線ということで地味なレンズが並ぶと思いきや、リミテッドレンズが3本も入ってて、上位打線にも負けない強力選手がそろってますね、

 中古でかき集めたメンバーやけど、どれも状態が良くて、ありがたい、

 じゃあ6番バッターから・・・ここは、わりと職人的なシブい選手が多いような、

 そういうシブさでいうと、あえて超広角も望遠もねらわんと、おだやかな広角域から標準域までを高画質でシブく押さえた、リミテッドレンズの2倍ズーム、HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR、

 APS-C専用リミテッドレンズの中では、この機種のみボディAFよりも静かなDCモーター駆動で、しかも防滴仕様という、

 軽量コンパクトを謳(うた)うリミテッドレンズの中では、異例なほど大柄(おおがら)で重いけど、前回話したように、単焦点レンズ5本分をカバーすると考えれば、納得の大きさ重さ、見た目もシブい、

 じゃあ7番・・・ここは当たるとデカい一発屋とか、

 一発屋と呼ぶには、あまりに堅実な実力派のレンズやけど、APS-C専用のリミテッドレンズで唯一の望遠、35?o判換算107?o の HD PENTAX-DA 70mmF2.4 Limited、

 まず驚かされるのは、このサイズと軽さですね、

 フードまでメタルやけど、ここまで軽く小さくできるんかと・・・しかも、写りは素晴らしいし、付属のレンズポーチまで本革製という気の配りよう・・・持つ喜びもあるし、正直、7番に置いとくのは、あまりにもったいない、

 のこるは、8番9番ですが、両方とも一気にいっちゃいますか、

 同じく下位打線に置いとくの、もったいないシリーズとして、smc PENTAX-DA 21mmF3.2AL Limited ・・・うっかりして、最新のHDコーティングで無く、ひとつ前の smcコート版を購入してもうたけど、

 これが8番すか、

 いや、DH制なんで、ここは1番のリミレッドレンズにつなぐ意味で、9番にもリミテッドを置いて、良い流れを作りたいところ、

 このレンズ、同シリーズの40?oと並んで、フードの形状まで小型化を意識していて、

 そう、くわえて、ふたつともフードの中にフィルターも装着できるという気の配りよう、

 小型・軽量・高画質で、持つ喜びまで感じさせてくれる、リミテッドシリーズの本質を体現したようなレンズですね、

 ということで、最後は8番バッターをどうするかやけど、やはり、資金難にあえぐ弱小チームとしては、プラマウントレンズの存在を忘れるわけにはいかんわけで、

 候補としては、最初に購入した一眼レフに付いてきた、防滴(ぼうてき)仕様のキットズーム、smc PENTAX-DA 18-55mmF3.5-5.6AL WR か、防滴仕様では無いけれど、価格以上の写りが定評の smc PENTAX-DA 50mmF1.8 にするか、

 ここは、2番バッターに起用した標準35?oレンズと対(つい)をなす、安価な実力派中望遠レンズということで、後者の smc PENTAX-DA 50mmF1.8 にしよう、

 ちなみに、smc PENTAX-DA 18-55mmF3.5-5.6AL WR 以外にも、控(ひか)えの選手が何人かいてますけど、

 55-300?o購入まで、大活躍してくれた、パープルフリンジがときおりエグいけど、数十年前のレンズと思えんほどのシャープさで、小型軽量かつメチャカッコいいオールドレンズ、 smc PENTAX-M 135mm F3.5 や、フィルム時代、コンタックスRXに装着していた、ツァイスの 50?o や 85?o など、

 ツァイスをはずした理由は?

 一発当たるとメチャデカいんやけど、なにせ逆光については絶望的に弱いんで、風景撮影が多い自分には、ちょっとあつかいが難しすぎて・・・ちなみに、85?o F1.4 は、ドイツ製で見た目もいかつく、惚れ惚れ(ほれぼれ)する作りやけど、とにかくデカ重いんで、もっぱら室内観賞用・・・いずれ、50?oとともに、ちゃんとした活躍の場を作ってやりたいけど、現状は控(ひか)えに甘んじてるという、

 ちなみに、ピッチャーの控えもいてるんすか、

 選手のほとんどを、中古市場からゲットする弱小チームやで・・・3台でも十分すぎるやろ、


というわけで、6番のリミテッドズームと、2世代むかしのフラッグシップ機、K-5?Us(ケイファイブ・ツーエス)の組み合わせでスライドショーを作ってみました。



タグ: pentax
posted by なおいのおじさん at 00:46| カメラ
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