商材にしたいが、流行らない理由
電子書籍って買ってます?
スマートフォンをしていれば、少しくらいは購入を検討したことがあると思います。
でも、まったく興味が無い人もいます。
そして、購入の仕方や仕組みがわからない人もいると思います。
一時期、書店で、電子書籍の出版方法の指南書が表に出ていましたが、
私の知る書店では、今や、隅っこに行ってしまいました。
ネットの記事でも、「電子書籍が流行らない理由」を検索すれば、たくさん出ていますが、
私なりの流行らない理由を書きたいと思います。
本当は、「電子書籍を商材に!!」ということを書きたいのですけどね・・・。
電子書籍のマンガは流行りつつありますけど・・・。
いくつか上げて見よう。流行らない理由
・スマートフォンがまだ若者の道具なのでお年寄りに興味が届かない。
・クレジットカード決済など、決済が不便な問題。
・紙の本愛好者が根強い。
・紙の出版業界の力が強い?
・電子書籍を購入しても、自分の手元に来ない譲渡も出来ないから。
・ePubや.book、PDFなど、フォーマットがバラバラ。
やっぱり、マンガの電子書籍が多くなっていますが、それは、スマートフォンがまだ若者主流であって、お年寄りや、子供がお金を握りしめて簡単に購入出来ない。つまり、クレジットカード決済であるがゆえに、購入出来る層が自然と決まってくるということもあると思います。
お年寄りは、ネットにまだ弱くて、しかも決済にクレジットカードを使う習慣も無い。子供も現金を貯めて購入というのが出来ません。
もちろん、プリペイドとか、amazonプレゼントのカードなど、クレジットカード以外もありますが、ここでは細かいカテゴリで考えず、大きなククリで考えます。
そして、紙の本の愛好者が多いのも事実でしょう。
私は、最近、重たい本を家に置いておくのが不便なので、電子書籍を購入してしまいます。引っ越しで重たいのも本でした。
また、本のカーボン紙とか、インクの匂いが好きという方もいると思います。
ページをめくる動作が好きという方もいます。
通勤電車で重たい本を持つのが面倒でも、そんなところが愛好者にとっては大切な部分なのでしょう。
紙の出版業界の力が強い?と書きましたが、それが事実なのか調べていません。
というのも、大手出版社は、すでに電子書籍の分野にも入っていますので、紙だけの出版社は少ないような気がします。
もちろん、会社によっては、こだわりを持つところがあり、電子化に意図的に行かないところもあるでしょう。
なので、業界や団体の圧力とか、そういったものは少ないのかなと思っています。
ePubや.book、PDFなど、フォーマットがバラバラとも書きました。これは、そのとおりで、既に世間からの指摘も多いと思います。
「このソフトでは、この電子書籍の拡張子が読めない」とか。最近は少なくなっていますけど、ユーザーがいちいち拡張子まで考えないとならないのは、電子書籍を統括している大手企業側の話し合いがなされていないのが原因ですし、そんなの、どの拡張子でも読めるソフトにプログラミングするのは簡単なので、単に業界同士が、競い合って個々に利益を上げることしか考えていないので、ユーザーの気持ちになっていないのが問題なのでしょうね。
電子書籍の製作者側から言えば、拡張子を考えることはあります。でも、些細なことなので、電子書籍を開くソフトが万能であれば問題にもなりません。
そして、一番書きたいのが「電子書籍を購入しても、自分の手元に来ない譲渡も出来ないから」という理由です。
これだけでは分かりづらいので解説しますが、「電子書籍って、購入したら誰の物?」ということです。
Amazonのkindleや、Google bookストアだったり、他にもたくさんストアがあります。
でも、「なんで、買った本人の手元の端末に保存できないの?」
「なんで、購入したストアの本棚に置かないといけないの?」
「どうして、購入した本を、友人や家族に譲渡できないの?」
「なぜ、購入した電子書籍を、紙の本のように古本とかに売れないの?」
「なぜ、SDカードとかに保存できないの?」
「なぜ、Amazonのkindleで購入した本をGoogle bookストアに移動出来ない?」
なぜ、なぜ、ばかりになってしまいますが、
つまり、「なぜ、紙の本と同じように自分の物にならないの?」という事です。
全部調べていないのですが、私が知っている限り、電子書籍をSDカードに保存したり、
友人、知人、家族に「素敵な本だから、これ貸すよ」ということさえ、容易に出来ないですね。
上記で書いた「なぜ」の疑問なんかは、簡単に技術的に解決出来るはずです。
しかしそれをしないのは、業界が対立してばかりで、自分の企業の利益ばかり考えていて、
ユーザーの利便性を全く無視しているからです。
そして、「電子書籍を管理している企業側に電子書籍を保持したい」があるのでしょう。
それは、もう少し突き詰めると、「コピー」とか「著作権」に関わってきます。
つまり、SDカードに簡単に保存されて持ち出されると、たくさんコピーされる可能性があるし、
持ち出されて、色々な人に回し読みされると、本が売れないから。
そして、コピーされると、書籍の場合、著作権などの問題があるから→させない。
ということでしょう。
個人販売している電子書籍は、ePubでも、PDFでも、ダウンロード出来るのはありますよ。
でも、大手販売会社はそれをしません。
結局、突き詰めると、「著作権を無視したコピーの氾濫 = 減収が怖いの?」だから、普及しないの?
という感じになります。
でもね、 「購入した本は、購入者の物」なのです。 当たり前なんですけどね。
しかし現状は、購入した本をすべて電子書店側が管理してしまっている、ということが問題なのです。
業界の方、昔の本を思い出してください
平成生まれの方はわからないかもしれませんが、昔日本では 赤本 (少年向け本) と呼ばれたマンガがあったり、貸本屋、同人誌などもありました。
また、今でも、Bookoffに代表される中古販売店も大いに活躍しています。
戦後お金も無い時代、みな貧乏で、本を回し読みしていました。
つまり、「貸す、借りる、安く譲ってもらう」なんて当たり前だったのです。
今の時代のようにコピー機器なんて無いですから、コピーは出来ません。
なので、回し読みしていると、本がボロボロになり、品質が悪くなります。
それでも、読みたかったのです。
こんなこと、書籍関係者とか、老舗の出版社の方のほうが詳しいはずですよね。
そんな時代を忘れてしまって、利益にばかり走っていませんか?
それに、ネットも、本来もともとは、コピーの世界です。
黎明期のOSも、模倣やコピーされて作られました。ソフトもハードもです。
フリーソフトなんかも、皆が無料で使える財産ですし、パソコンの黎明期から、今現在のスマートフォンでされ、無料ゲーム、無料ソフトはかかせません。
皆、ネット業界人、書籍業界人も含めて、それらの恩恵があって、今の利益につながっているはずです。
大地の恵みや、太陽の光や空気は無料でもらうけど、それらで育った私(企業)は、有料なものを販売しています、ってそんな感じですね。
ちょこっと大げさになりましたが、「コピーを怖がって、その業界が縮小しているのは勿体無いですね」
それとも、このことに気づいていないのでしょうか?
私シロウトが考えられるのですから、その業界人はわかっているはずです。
ということは、つまり、意図的に、「コピーや模倣をされると・・・利益が無くなるから・・・」
怖がっているのは、著作権侵害というのは建前で、結局は企業の利益が薄くなるから、なのでしょうか。
音楽のダウンロード販売はそこそこ上手くいっていますが、電子書籍は、音楽業界よりも早く立ち上がっていると思いますが、どうも進みません。
音楽は、アナログラジオ → テープ → CDやMD → DVD → MP3 → ダウンロード販売になりました。
映像は、舞台 → アナログラジオ → 映画 → TV → ネット動画
となっています。
書籍も、電子書籍まで進みましたが、流行っているのでしょうか? どうでしょう。
さて、あなたはどう思いましたか?
もちろん、これ以外の理由もあるかもしれませんが、まあまあ、当たっていると思います。
タイトルの「電子書籍が流行らないが、ズバリ!名推理」は当たっているでしょうか?笑
当たる当たらないは別にして、皆が、この電子書籍の普及を考えるキッカケになればと思います。
こんな内容が浸透し、業界に広まって、もう一度見なおしていただき、そして変化があることで、もっともっと電子書籍が流行るのではないかと思います。
長文になりました。本日もブログを読んでいただき、ありがとうございます。
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よろしくお願いします。
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タグ: 電子書籍
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