得意先のK社長と会った。
そろそろこの東京で会っておきたい人と別れをしなければいけない。K社長と会う時は昼食をしながら酒。うなぎか中華かと思いながら。 https://fanblogs.jp/shigenon/archive/97/0?1677797864
約3年ぶりにお会いした。杖をつかれていたのでどうしたのかなと思い聞いたが病名ははっきり聞き取れなかった。あとで解った、蜂窩織炎(ほうかしきえん)。
聞き取れたのは菌が入って…ということ。痩せられてもいた。
昔一緒に呑むことの多かった女性が自転車で転んで擦り剥き、菌が入って1週間ほど入院したことがあった。だからそういうことがあるとは知っていたが。
歩いて中華料理屋へ。
K社長の歩きを後ろから見るが悪い歩き方ではない。杖が必要とも思えなかった。
席についてお互い生ビールかと思いきや社長はノンアルビール。普段は焼酎をけっこう呑む人なのでビールはノンアルでそのあと焼酎なのかと思った。ノンアルが2本目になったので聞くと酒をやめたと。
そして足を切断したと聞いた。義足だという。
元々は靴擦れのキズだったそうだ。一度かなり前に発症し、2度目だったという。
そんな深刻な表情で語られなかった。それはもう切断してから3年が経過しているからか。
でも社長は普段から自分が言っていることと同じ言葉を言われた。「なってしまったことは仕方ないかなな」
同じような考え方をする方なのだ。だから10数年前に知り合った時から気が合ったのか。
東京を離れて次の仕事になったら様子を知れせてくれよと言ってくれる。
このような尊敬できる得意先の人々が何人かいたことで自分の仕事のモチベーションは保てたのだ。