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EVE2(旧ベンタ)

2024年02月15日

人件費の支出とその他営業支出 −営業キャッシュフロー 直接法− 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
デスクワーク.png
 さぁ〜、 キャッシュフロー計算書 の最終日です。これで、キャッシュフロー計算書の問題がでてきても、なんとかなると思いたい(笑)。
 本日、以前間違えた問題を見直してみたのですが、やっぱり、さっぱりと忘れています。ただ、今回ブログに 営業キャッシュフロー の疑問点等を調べまとめたおかげで、ブログの内容を思い出すことにより何とか問題を解けるようになったようです。ただ、 X (旧ツイッター)でも言いましたが、問題を解かないと、知識として定着しないようです。問題を解きながら、 ブログ に書いた内容と違うことを書いて笑ってしまいました。

?営業収入(貸倒引当金なし) = 売上高 − 売上債権↑
?営業収入(貸倒引当金あり) = 売上高 − 売上債権↑ − 当期貸倒高
?当期貸倒高 = −貸倒引当金↑ + 貸倒引当金繰入額 + 貸倒損失
?原材料又は商品の仕入による支出 = −売上原価 − 棚卸資産↑ + 仕入債務↑

?人件費の支出 = −人件費支出項目 + 未払給与↑ − 前払給与↑
?その他営業支出 = −営業費関連項目 + 未払営業費等↑ − 前払い営業費等↑



[人件費の支出]
 最終日は、残った人件費とその他営業の支出についてのキャッシュを求めます。売上高から求める営業キャッシュフローの 直接法 の下記?Bを求めることになります。

売上高 → ?@営業利益
      ?A売上原価
      ?B販売費及び一般管理費


 まず最初に、 人件費 ですが、下記の式で求めることができます。

人件費の支出  = −人件費支出項目 + 未払給与↑ − 前払給与↑ 


 マイナスから始まる、 人件費支出項目 は、 費用 項目で資金の流出なので、マイナスから始まります。そして、 未払給与 と、 前払給与 は経過勘定で以前の考え方を使うことができます。

・マイナス
 未収
 前払

・プラス
 未払
 前受


以上の考え方でいうと、未払いはプラスなので、 未払給与 はプラスとして扱います。そして、前払はマイナスなので、 前払給与 はマイナスとして扱います。
 それを式としたのが上記式なのですが、気を付けなければならないのは、それぞれの増加分を使用しているという点です。

[その他営業支出]
 その他営業支出も人件費の支出と同様の考え方で求めることができます。
 その他営業支出は以下の式で求めることができます。

その他営業支出 = −営業費関連項目 + 未払営業費等↑ − 前払営業費等↑


営業費関連項目 は、 費用 項目で、資金の流出、マイナスとして扱います。そして、未払いはプラスなので、 未払営業費等 はプラスとして扱います。そして、前払いはマイナスなので、 前払営業費等 はマイナスとして扱います。
 なお、ここでも気を付けなければならないのは、 経過勘定 については、それぞれの増加分を使用するということです。

[まとめ]
 今まで、以下の?@〜?Bについて計算してきましたが、最終的に求めたいのは、?@に近いキャッシュです。

?売上高 → ?@営業利益
       ?A売上原価
       ?B販売費及び一般管理費


売上高 から 売上債権 を減算し求めた、?@営業利益は、 貸借対照表 損益計算書 から求める営業利益に近いモノなのかもしれませんが、キャッシュフローそのものではありません。

?@営業利益 = ?売上高 − ?A売上原価 − ?B販売費及び一般管理費


キャッシュフローを求めるために、?@、?A、?Bに相当する、今まで計算してきた 営業収入 当期貸倒高 原材料又は商品の仕入による支出 、人件費の支出、その他営業支出を合計します。その金額が、直接法により求める営業キャッシュとなります。
 なお、 間接法 と直接法で求めた営業キャッシュフローに相違がある場合があります。Copilotは最終的な合計は等しくなるといっていますが、今まで複数の資料で結果が違うという発言が見られたので、違う場合があると思っていいと思います。

[あとがき]
 当期貸倒高については、かなり根深い疑問が残りましたが、一旦キャッシュフロー計算書については、クローズしたいと思います。
 なお、私のブログで気を付けてほしいので、分かりやすく理解するために、貸借対照表、損益計算書から求める方法などを使っていますが、その表現が適切かどうかわかりません。但し、私自身は、そのように考えたことによりかなり理解が進んだと思っているのですが、的が外れている可能性があります。その点をご留意いただき、このブログでの記述をご利用ください。

 私自身は、このブログをまとめたことにより、今後キャッシュフロー計算書については、何とか解けるレベルになったような気がします。これから、 スマート問題集 過去問セレクト演習 、そして 過去問 を通して、知識として定着させたいと思います。

 では、また!!!

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