こんにちは!
EVE2です。
今まで、問題文が理解できない大きな理由の1つに、問題にでてきている単語の意味が、しっかりと理解できていないということが原因だと考え、理解できていないと思われる単語を深掘りし、調べてきました。そして、昨日は、平成28年17問を解いている途中に、唐突に令和4年第14問について記載したのは、理解できていないと思われる、 複利現価係数 と 年金現価係数 の関係が、令和4年第14問を解くことにより、よく理解できるからと思ったからです。多分、令和4年第14問を解くことにより、複利現価係数と年金現価係数が理解できると思うので、早速見て行きましょう!
[財務・会計 令和4年 第14問]
冗長的になりますが、昨日掲載した、令和4年第14問を再掲します。
B社は以下のような条件で、取引先に貸し付けを行った。割引率を4%としたとき、貸付日における現在価値として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
?@貸付日は2020年7月1日、貸付期間は5年であり、満期日の2025年6月30日に元本200万円が返済されることになっている。
?A2021〜2025年の毎年6月30日に、利息として元本の5%である10万円が支払われる。
?B期間5年のときの複利現価係数と年金現価係数は以下のとおりである。
〔解答群〕
ア,200.1万円
イ,201.3万円
ウ,207.7万円
エ,208.9万円
[複利現価係数と年金現価係数]
昨日の Bard からの複利現価係数と年金現価係数の解説の抜粋を見てみましょう!
[複利現価係数]
複利現価係数とは、複利計算を用いて 将来のキャッシュフローの現在価値を計算する ために用いられる係数です。
複利計算とは、利息が元本に組み込まれ、その利息にもさらに利息がつく計算方法です。
複利現価係数は、将来の1円を受け取るために、現在いくらの投資が必要かを表します。
[年金現価係数]
年金現価係数とは、将来一定額のキャッシュフローを受け取るために、現在いくらの投資が必要かを示す指標です。
年金とは、一定額のお金を定期的に受け取るものです 。年金現価係数は、この年金の現在価値を計算するために用いられます。
以上の解説から、元金200万円は、5年後の価値を知るためには、複利現価係数を利用すればいいことが分かります。そして、利息の10万円は、毎年受け取る年金に相当し、その現在価値を知るためには、年金現価係数を利用すればよいことが分かります。
[ポイント]
ポイントとしては、毎年もらう年金の利息率と割引率は違うと言うことです。勘がいい人のお察しの通り、私はこの問題を解くときに、割引率を5%としてしまいました。利息は、
将来受け取る利息の総額 = 利息 × 期数 = 10万円 × 5 = 50万円
という式で求められますが、利息の現在価値を知る場合は、以下の通りとなります。
利息の現在価値 = 利息 × 年金原価係数 = 10万円 × 4.452 = 44.52万円
そして、元本を複利現価係数を利用し計算すると、以下の通りとなります。
元本返済の現在価値 = 元本 × 複利現価係数 = 200万円 × 0.822 = 164.4万円
そして、将来得ることができるキャッシュは、複利現価係数で計算した元金と、年金現価係数で計算した利息を合計した金額となります。
164.4万円 + 44.52万円 = 208.92万円
以上から解答は、エです。
以上の解答のプロセスで勘違いしてしまいそうなポイントとしては、利息を5年間で50万円をもらうので、上記式の10万円の所を、50万円としてしまいそうですが、年金に対して使用するのが、年金現価係数なので、10万円としなければなりません。
[割引率]
上記で、何となくやり方は分かったような気がします。しかし、 割引率 を使用することにより、なんで、将来得ることができるキャッシュの現在価値が分かるのでしょうか?それについても、Bardに聞いてみました。
割引率を使用することで、将来得ることができるキャッシュの現在価値がわかる理由は、お金の時間価値です。
お金の時間価値とは、現在のお金と将来のお金は価値が異なるという考え方です。一般的に、現在のお金の方が将来のお金よりも価値が高いと考えられています。これは、現在のお金があれば、投資したり、消費したりして、将来より多くの価値を生み出すことができるからです。
割引率は、将来のお金現在価値に換算するために使用する金利です。割引率が高ければ高いほど、将来のお金は現在価値が低くなります。
■割引率を使用する理由
割引率を使用する理由は、以下の3つです。
1)お金の時間価値を反映するため
2)投資の収益性を評価するため
3)異なる投資案件を比較するため
■割引率の注意点
割引率は、以下の点に注意する必要があります。
1)割引率は、将来の不確実性を反映していない
2)割引率は、投資の収益性やリスクによって異なる
3)割引率は、経済状況によって変化する
では、一般社会ではどうやって割引率を決めているのでしょうか?これについても、Bardに聞いてみました。
割引率は、以下の要素を考慮して決定されます。
1)リスクフリーレート
リスクフリーレートとは、リスクを伴わない投資の期待収益率です。一般的には、長期国債の利回りがリスクフリーレートとみなされます。
2) リスクプレミアム
リスクプレミアムとは、リスクのある投資のリスクに見合った追加的な収益率です。投資のリスクが高ければ高いほど、リスクプレミアムも高くなります。
3) 企業の資本コスト
企業の資本コストとは、企業が資金調達するために必要なコストです。企業の資本コストは、リスクフリーレート、リスクプレミアム、企業の財務状況などに影響されます。
4) 経済状況
経済状況が良ければ、割引率は低くなります。逆に、経済状況が悪ければ、割引率は高くなります。
■割引率の決定方法
割引率は、上記の要素を考慮して、以下のような方法で決定されます。
・WACC法
WACC法は、加重平均資本コストを用いて割引率を決定する方法です。WACCは、企業の資本コストを表す指標です。
・CAPMモデル
CAPMモデルは、資本資産価格モデルと呼ばれる割引率決定モデルです。CAPMモデルは、リスクフリーレート、リスクプレミアム、ベータ係数を用いて割引率を計算します。
■割引率の注意点
割引率は、以下の点に注意する必要があります。
・割引率は、将来の不確実性を反映していない
・割引率は、投資の収益性やリスクによって異なる
・割引率は、経済状況によって変化する
[あとがき]
割引率の質問をしていて気づきましたが、Bardからの回答は今まで講義で聴いた単語ばかりです。そんな答えを見てふと思ったのですが、今まで勉強した内容は、断片的には知識にはなっているのですが、総合的な真の知識とはなっていないようです。まだ勉強が足りないと言うことでしょうか?これからも、総合的な真の知識とすべく勉強するしかないようです・・・。試験に間に合えばいいのですが・・・?
では、また!!!
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