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2025年04月07日

木造は火事になると全焼する、ほぼ間違いなく

木造は火事になると全焼する、ほぼ間違いなく。
勘違いしてほしくないのは消防というのは周りへの延焼を防ぐための活動。
燃えた家自体の火災を消すことは二の次だ。
そして木造はよく燃える。
そして人が死ぬ。
どうして木造ばかりなのか?

Yahoo!より、
静岡市で火事が相次ぐ 駿河区で1人の遺体見つかる 葵区で二階建て住宅全焼
4/6(日) 18:40配信
テレビ静岡NEWS
https://news.yahoo.co.jp/articles/1591a06d0ca06031f1f6a74cf89d702c78da7692
記事より、
6日静岡市で火事が相次ぎ、葵区で住宅が全焼したほか、駿河区では1人が死亡しました。

6日午後0時20分頃、葵区川合2丁目で「住宅から火が出ている」と近くに住む人から警察などに通報がありました。

消防車18台が出動して消火にあたり、約3時間半後に消し止められましたが、木造二階建て住宅が全焼しました。この家に住む男性にケガはありませんでした。

また昼前の午前11時50分頃には駿河区石田3丁目のアパートでも火事がありました。

火は約4時間後に鎮火し、焼け跡から男性1人の遺体が見つかりました。また87歳の男性が病院に運ばれましたが意識不明の重体だということです。

コメント

またもや木造住宅の火災で全焼、そして死者…。これほど繰り返されているにもかかわらず、日本の住宅がいまだに圧倒的に木造なのはなぜなのでしょうか。木造は火災に弱く、ひとたび火が出ればあっという間に全焼する。消防の役割は基本的に「周囲への延焼を防ぐ」ことであって、「燃えている家を助ける」ことは後回しです。
木の良さや建築文化ももちろんありますが、住宅の安全性、特に火災時の生存率についてもっと真剣に議論されるべきです。

English Comment:
Once again, a wooden house has gone up in flames−completely destroyed−and lives have been lost. Despite countless similar incidents, wooden structures remain dominant in Japanese residential architecture. It's important to understand that firefighters mainly work to prevent fires from spreading to nearby buildings, not to save the burning structure itself.
Wood burns fast, and when it does, it's often fatal. While traditional architecture has its merits, it’s time we had a serious conversation in Japan about fire safety and the risks of continuing to rely so heavily on wooden homes.

補足ーしかしほとんどの古い木造は簡単に燃えて、火事の場合には人が死ぬ。

木造建築に関する火災リスクについて、以下の点が確認できます。?
タカマツビルド株式会社+1響 hibi-ki+1

1. 木造建築の火災リスクと被害状況

出火件数と延焼率: 令和4年版消防白書によれば、建物火災のうち木造建物が最も多く、出火件数は7,543件で全体の38.6%を占めています。また、木造建物の延焼率も他の構造に比べて高い傾向があります。 ?
防災情報 +3防災科学技術研究所+3防災科学技術研究所+3

焼損床面積: 火災1件当たりの焼損床面積をみると、木造建物は全建物火災の平均の1.5倍となっています。 ?
消防防災博物館 -+3防災科学技術研究所+3防災科学技術研究所+3

2. 消防活動の目的と実際

消防活動の主目的: 消防法に基づき、消防機関は火災の予防、警戒、消火活動を行いますが、その中でも人命救助と周囲への延焼防止が最優先されます。 ?

消火活動の実態: 令和4年中のデータでは、消防隊が出動して放水を行った建物火災は全体の48.9%にあたる9,569件でした。 ?
東京交通局+2防災科学技術研究所+2防災科学技術研究所+2

3. 木造建築の耐火性向上と現状

耐火性能の向上: 近年の木造建築では、耐火性能を高めるための技術が進歩しており、全ての木造建築が火災に弱いわけではありません。適切な設計と施工により、耐火性を備えた木造建築も存在します。 ?
kiwoikasu.or.jp

火災原因と対策: 住宅火災の主な原因として、たばこ、コンロ、放火などが挙げられます。これらの要因は建物の構造に関係なく発生するため、日常生活での注意が必要です。 ?
響 hibi-ki+1JLMA+1

結論

木造建築は火災時に延焼しやすい傾向がありますが、近年の技術進歩により耐火性能を備えた木造建築も増えています。?また、消防活動は人命救助と延焼防止を最優先としており、建物自体の消火は状況により後回しとなる場合があります。?火災リスクを低減するためには、建物の耐火性能向上とともに、日常生活での火の取り扱いに対する注意が不可欠です。

2025年03月30日

砂袋を落とす実験は耐震性とどう関係する?

実験失敗というのだが、何のがめの実験かよくわからない。
砂袋を落とすというのは、地震の際のどんなことを想定しているのだろうか?
基本的には屋根が重たいので、屋根のようなものが落ちてくるならわかるのだが・・・

Yahoo!より、
天井が抜け落ちる…富山県等が開発中の木質耐震シェルター 強度の試験で“失敗” 住宅に後付けし耐震補強
3/28(金) 16:48配信
富山テレビ
https://news.yahoo.co.jp/articles/7039ef12df578b120aa1d9a32313801b2bc933e4
記事より、
能登半島地震では旧・耐震基準で建てられた木造住宅の倒壊が目立ちました。

そうした住宅の耐震補強として、県などが開発を進める「木質耐震シェルター」の安全性を確かめる試験が行われました。

富山県と東京理科大学が共同で開発している「木質耐震シェルター」は高さ2.2メートル広さは4.5畳で、住宅1階の居間や寝室に後付けする仕組みです。

販売目標価格は100万円と、一般的な耐震改修工事より安く工期が短いため注目されています。

シェルターには県産のスギが使われ、鋼の棒を角材の中に通し、強く引っ張る「プレストレス技術」が採用され、水平方向の4トンの力に耐えられるということです。

28日は開発に携わった関係者が集まり、天井部分の強度をはかる試験が行われました。

試験では重さ3トンの砂が入った袋が高さ3メートルの位置から落とされると、天井が抜け落ち失敗に終わりました。

コメント

実験失敗という見出しが目立ちますが、そもそもこの「木質耐震シェルター」の実験目的が不明確である点が気になります。3トンの砂袋を3メートルの高さから落とすというテスト内容ですが、地震によって「上から落ちてくる」3トンの荷重がどのような実際の状況を想定しているのか、一般の視聴者にとっては分かりにくいです。

例えば、屋根や天井が崩れてくるシーンを模したものだとしても、住宅の天井や瓦屋根がそれほどの重さを持つのか、現実的な想定だったのかどうかを説明してほしいところです。

失敗自体は開発段階の一部として当然起こり得ることですし、改良を重ねていく前提で行っているものだと思います。ただし、それが**「失敗しました」だけで終わってしまうと、シェルター自体の信頼性や構想そのものに疑問を抱かせる**結果になりかねません。

災害対策に対する実験であれば、何を守るための装置か、どういう状況を想定しているかを明確にした上で情報を発信してほしいと思います。
?? English Comment:

The headline highlights the experiment’s “failure,” but what stands out more is the lack of clarity about what the experiment was actually testing. Dropping a 3-ton sandbag from a height of 3 meters is visually dramatic−but what real-world earthquake scenario does that represent?

If the goal was to simulate a collapsed roof or ceiling during a major quake, then that should be clearly explained. However, it’s worth questioning whether such a load realistically reflects the weight of common roofing materials, especially in wooden houses. Was the test condition truly relevant?

Failures in early-stage development are perfectly acceptable−it’s part of the innovation process. But if a test is reported simply as “a failure” without explaining its context or purpose, it risks undermining public trust in the very idea of these shelters.

In disaster prevention research, especially when it concerns human safety, it’s critical to communicate not only results, but also the “why” behind the testing method. Without that, even good intentions can get lost in misinterpretation.

2025年01月08日

耐震性の低い住宅は人の命を奪ってしまう

耐震性の低さは深刻。
耐震性の低い住宅は人の命を奪ってしまう。

Yahoo!より、
中国チベット自治区でM6.8地震、126人死亡 崩れた家屋多数
1/7(火) 10:56配信
朝日新聞デジタル
https://news.yahoo.co.jp/articles/88787df098bd261e895d11fe33f0ead10c3eb4a6
記事より、
 7日午前9時5分(日本時間同10時5分)ごろ、中国チベット自治区シガツェを震源とする地震があり、マグニチュード(M)6・8を観測した。国営新華社通信によると、126人が死亡、188人が負傷した。

 震源の深さは10キロ。約3600棟の家屋が倒壊したといい、現地の映像ではレンガ造りとみられる建造物が多数崩れている。耐震性能が限られる建物の構造が被害の拡大につながった可能性があるとの見方が出ている。

2024年10月15日

耐震化をしない人がシェルターを用意するだろうか?

耐震化をしない人がシェルターのために金を出すとは思えない。
簡単なのは1階で寝ないことだ。
国や公共団体は、どのように大地震で人が死ぬのかをいう様子をきちんとシェアをして、それでも何もしない場合は、せめて2階で寝てほしいということを伝える必要。
耐震シェルターの問題は、もちろん、大地震の時に耐震シェルターの中にいることが大切。
その想定は、ほぼ就寝時だろう。
まず、2階伝ることを理解してもらい、それから、さまざまな検討をして貰えばいいだろう。

Yahoo!より、
「耐震シェルター」導入が新たな選択肢に 住宅の補強工事よりも安価、自治体も補助金拡充
10/6(日) 11:00配信
産経新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b204c928ef87e97cf8e8029a877a22d39024b09
記事より、
30年以内に70%以上の確率で発生すると予測されている「南海トラフ巨大地震」。8月には初めて南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表され、太平洋側の広い地域が不安に包まれた。南海トラフ巨大地震が発生すれば、静岡県内はほぼ全域で甚大な被害が想定され、住民や自治体の地震対策が進む。住宅の耐震化とともにいま注目されているのは、「耐震シェルター」の導入だ。

太平洋に面して長い海岸線を有する静岡では南海トラフ巨大地震の発生時、最大30メートルを超える大津波の襲来が予測されている。駿河湾沿いの漁港や海浜公園などを訪ねると、随所に津波避難タワーが目に入る。長らく津波の脅威と闘ってきた歴史がうかがえる。

しかし、恐ろしいのは津波だけではない。津波の前に発生する強い揺れもまた大きな被害を出すことが予想されている。

内閣府が平成24年にまとめた被害想定によれば、震度7が想定される地域は全国で10県151市町村。静岡県内は静岡市や浜松市のほか、島田市や富士市など23市町で震度7となる可能性がある。

焦点の1つは、木造住宅の耐震化だ。静岡市は、市内の木造住宅の耐震化率が令和4年度末で推計93・7%。毎年100件程度の耐震補強工事を助成しており、今年度は耐震診断などを含めた関連費用として当初予算に1億7千万円を盛り込んだ。1月に発生した能登半島地震の影響を踏まえ、前年度の1億700万円から大幅な増額。それでも、蓋を開けると「申請件数が前年度比約3倍に急増した。当初の予定を90件上回る200件分を確保する必要がある」(難波喬司市長)として、木造住宅耐震補強補助金を9千万円増額する方針だ。

課題は、耐震補強の必要性を理解してはいても、費用面や手間の問題で二の足を踏む市民も少なくないことだ。これは全国的な傾向でもあり、耐震化率が比較的高い静岡市も頭を悩ませている。

コメント

耐震化が進まない現状に対する懸念が述べられており、特に個々の住民が耐震化に対して消極的な理由として、費用や手間の問題が指摘されています。ここで重要なのは、耐震補強を行わない人が、耐震シェルターに投資するとは考えにくいという現実です。

まず、シェルターの導入に対する疑問点として、確かに耐震シェルターは就寝時の使用を想定しており、その有効性は大地震時に屋内にいることが前提です。しかし、全ての家庭がこのシェルターを導入するわけではなく、費用の問題が常に大きなハードルとなっています。したがって、耐震化に消極的な人々に対しては、まず「1階で寝ないこと」を簡便な対策として伝えることが重要です。特に、国や公共団体が、大地震の際にどのようにして人が亡くなるのかという情報をしっかりと共有し、その現実を認識させることが先決です。

記事にもある通り、耐震補強の必要性を理解しているにもかかわらず、費用や手間が壁となっている状況は全国的な問題です。特に静岡市のように耐震化率が高い自治体ですら、補助金や予算の増額が必要とされています。したがって、費用対効果の高い手段として、「まずは2階で寝ること」などの啓発が現実的な一歩となります。

次に、耐震シェルターの導入が費用的に耐震補強工事よりも安価であることから、シェルターの導入が新たな選択肢として注目されているのも事実です。しかし、シェルターを導入するには「その中にいる必要がある」という制約があります。よって、まず住民に対して「2階で寝る」という簡単な安全対策を啓蒙し、その後でシェルターや耐震補強の選択肢について段階的に検討させるアプローチが効果的と考えられます。

総じて、費用のハードルや手間を考慮し、現実的かつシンプルな対策を広めていくことが、耐震化の推進と住民の安全確保につながるでしょう。

2024年08月25日

木造住宅なら地震対策として2階で寝よう!国交省も推奨!

やっと、ですが、
木造住宅なら地震対策として2階で寝よう!国交省も推奨!

国土交通省が「2階に寝よう!」と呼びかけています!
2024年08月24日
https://www.耐震.top/article/504490439.html

2024年06月28日

能登半島地震の際の輪島市朝市の火災に消防力が万全でも対応できたか?

能登半島地震で焼け野原になった輪島市朝市。
消防に関する記事だが、そもそも木造密集市街地。
燃えるものがいっぱいあるわけだ。
消防というのは、延焼を防ぐためのものだが、このような密集市街地の場合、昔のように家を壊してスペースを作るのが本来は効果的ではないかと思う。
昔の街には昔の対策が有効、そう考えてもいいのでは?
さらに今回の火災の原因に電気火災が挙げられている。
その意味では、こうした密集市街地は大地震の後は停電させるというのも一つの方法だろう。
阪神・淡路大震災から電気火災は大きな問題と認識されている。
火元を断つというアプローチが最善だ。
また、燃えないためには耐震化は必須だ。

Yahoo!より、
「輪島朝市」火災受け、津波時の消防活動へ事前計画提言 消防庁など検討会、消防団充実も
6/28(金) 15:09配信
産経新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d087abe9ef3b67b6e0ae16385b8c37a9cd0a4e1
記事より、
能登半島地震で起きた石川県輪島市の「輪島朝市」周辺の大規模火災を受け、消火活動を検証する総務省消防庁と国土交通省の有識者検討会が28日開かれ、津波警報時の消防活動などについて事前に計画作りを求める報告書案を公表した。最終的な報告書は7月中に全国の都道府県などへ通知される。

消防庁によると、輪島の大規模火災は1月1日午後5時23分に覚知した。東京ドームの面積を上回る約4万9千平方メートルが焼失し、14時間後に鎮圧した。出火原因は屋内の電気配線が地震で傷つきショートするなど、電気に起因した可能性があるとしている。焼け跡は今月5日から公費による解体が始まった。

この火災の教訓を生かそうと、同庁などは3月に検討会を設置した。全国の消防本部を調査した結果、地震の際の木造密集地域での火災対応について、事前計画を作っている消防本部は全体の4割、津波警報時や津波浸水想定区域での消防活動について計画を策定している消防本部は3割にとどまることが判明した。

また、災害による断水などで消火栓や防火水槽が使えない場合、河川や海水といった「無限水利」を活用した遠距離送水に関する計画も、全体の4%しか作っていなかった。

これを受け、報告書案は有事の際の活動について各消防本部へ計画作りの徹底を求めたほか、消火用に海水を使える特別な消防車の配備を進めることなどを提言した。

2024年05月23日

静岡県でも伊豆半島では耐震化が遅れている現実

静岡県は古くから地震対策をしてきてた。
しかし、それはやはり都市部であって、伊豆半島では耐震化は進んでいないという。
大地震への対策は住宅の耐震化しかない。
耐震性能が不十分だと能登半島地震の時と同じように2階建の住宅の1階がペシャンコになって、1階にいると建物自体に押しつぶされて圧死するからだ。
1974年の伊豆半島地震でも、多くは圧死したはず。
能登半島地震の教訓は、古い木造住宅の1階は大地震の時には危険で2階に寝るしかない、2階で過ごすしかない、ということ。
大地震で木造住宅が倒壊するのは10秒程度で逃げることは無理。
いくら道路が整備されても自分たちの住む木造住宅の下敷きになってしまうと命を失う可能性が高いことを強く認識してほしい。
助けが来る前になくなってしまうのだ。

Yahoo!より、
求められるのは「国を巻き込み制度を作る姿勢」巨大地震などに備える防災対策 各候補者の主張は【静岡県知事選・争点(2)】
5/21(火) 19:24配信
静岡放送(SBS)
https://news.yahoo.co.jp/articles/df8ed5bc4ee969bf35e6275aacbedc069a04a5c2
記事より、
静岡県知事選の主な争点について、お伝えするシリーズ。2回目は「防災対策」です。SBSが5月18日、19日に実施した電話調査では、優先してほしい政策として13.6%の人が「防災対策」を挙げました。巨大地震などに備える防災対策にはまだ多くの課題があります。

2024年の元日、最大震度7の揺れを観測した能登半島地震。家屋などの倒壊が相次ぎ、死者は200人を超えました。沿岸部には津波が襲い、道路なども被害を受け、能登半島は孤立しました。

能登半島と地形が似ている「伊豆半島」。50年前、同じような地震の被害を受けています。

<南伊豆町中木地区 高野譲区長>
Q.50年前の地震の痕跡はどの辺りになるんですか?
「ここの擁壁の上の山が全部土砂がね、崩れて、こちらにこう来たですけどね」
Q.いま、ここにある建物を全部土砂が覆って?
「そうですね、そうです」

静岡県南伊豆町の中木地区で区長を務める高野譲さん(67)。高校2年生のとき「伊豆半島沖地震」を経験しました。

1974年5月に発生した「伊豆半島沖地震」では中木地区で27人が犠牲になりました。集落は孤立し、消防隊や救助隊も簡単には近づくことができませんでした。元日の能登半島地震は「人ごととは思えなかった」と高野さんは話します。

<南伊豆町中木地区 高野譲区長>
「救急も含めた道路網の整備が必要じゃないかなと思います。やっぱり、全県下を1つにしてもらって考えていただく。孤立避難地域でも早めに対応ができる、防災に強い街づくり、都市づくりに力を入れていただければありがたい」

伊豆半島では「木造住宅の耐震化」も遅れています。住宅の耐震化率は、静岡県平均で89.3%(2018年度)。しかし、伊豆半島南部には60%台から70%台にとどまる自治体が集中しています。

2024年04月27日

古い木造住宅の1階は上から屋根(正確には2階そのもの)が落ちてくる

能登半島地震で見られた光景はいつもの光景。
結局、阪神・淡路大震災での被害は繰り返されている。
特に木造住宅についてはそうだ。
屋根が落ちてきたという被災者の言葉。
命が助かってよかった。
古い木造は基本的に、大地震時に1階にいると死ぬ。
これが現実だ。

Yahoo!より、
防災システム研究所の山村 武彦 所長と能登半島地震の被災地へ【第1回】地震への備え
4/25(木) 19:52配信
TKUテレビ熊本
https://news.yahoo.co.jp/articles/7951ce87b40bba8b8948c1eceea672c79cc4f4ce
記事より、
能登半島地震から間もなく4カ月です。TKUの記者が防災システム研究所の山村 武彦所長と一緒に地震で甚大な被害を受けた石川県内を取材しました。熊本地震から8年を迎えた今、改めて地震への備えについて考えます。

【防災システム研究所・山村武彦所長】
「正月の元日にまさかの大地震、大地震は時と所を選ばず起き得るという認識を改めて能登半島地震で皆さんが学ぶべきこと」

【TKU有田和令記者】
「まだ手付かずの被災家屋が多いですね」
【防災システム研究所・山村武彦所長】
「3カ月たっても、あまり応急復旧が行き届いていない」

「結構古い家が多い。雪には強いけれども地震には弱いという造りの家が多い」

こちらは震度7の揺れを観測した志賀町の中で多くの家屋が被害を受けた富来地区です。※志賀町富来領家町※
山村さんは「熊本地震と同じような揺れが家屋の被害を大きくした」と指摘します。

「とくに耐震基準が2000年基準の前の建物、あるいは1980年以前の建物は
耐震性が低い。そういった建物が多くつぶれている」

この地区で長年、暮らしてきた東 澄江さん86歳です。

【東 澄江さん(86)】
「ものすごく揺れた。そしたら私の近くに屋根が落ちてきた。でも死なずに済んだ…」

地震発生当時、1階にいた東さん。1階部分がつぶれましたが隙間から何とか抜け出し避難しました。

2024年03月24日

令和6年能登半島地震で耐震改修が促進されても・・・

令和6年能登半島地震で多くの古い木造住宅が倒壊して、1階がぺしゃんこになって圧死した。
これを契機に、というかいつも大きな地震の後には、耐震改修をというキャンペーンが打たれ、それに呼応して無料の耐震診断が促進され、実施される。
しかし、診断しても、耐震改修工事まで至らないケースがほとんどだ。
診断の結果はほぼ100%耐震改修が必要、となるのだが・・・
すべきことは、診断結果を受け取ったその日から、2階で寝ること。
せめて、そうすれば寝ている間に大地震で死ぬ確率は大幅に減る。
こうした、震災の教訓、が伝わっていないのが大きな問題だ。

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