
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は小林 剛プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/E692XVb4PBE
2023年1月13日 第2試合
南2局
東家 瀬戸熊 直樹 17000
南家 白鳥 翔 27900
西家 小林 剛 46000
北家 村上 淳 9100
(敬称略)
トップ目・小林さんは二着目と18100点差で倍満ツモか跳満直撃されない限り変わらない点差。
二着目と三着目は満貫ツモ差、三着目とラス目は満貫ロン差です。
トップ目以外はある程度高いアガリが欲しい場面。
最初に親・瀬戸熊さんの手は















字牌



これはメンツ手4シャンテンとテンパイスピード的に早くなさそう。
ソウズが伸びて










ツモ


次に南家・白鳥さんの手は














メンツ手5シャンテンでピンフかタンヤオ狙いになりそうです。
遠くに567三色もありますが、テンパイスピードで遅れそうなので他家リーチに備えておくといいかもしれません。
ツモ


続いて西家・小林さんの手は















これはピンフか役なしリーチになりそうな2シャンテン。
カンチャン+ペンチャン2つと愚形受け入れが目立っていて、スピード的に遅れそうです。
ツモ


最後に村上さんの手は
















この手には19字牌が9種9牌あるので配牌オリしながら国士無双狙いか19字牌トイツが増えればホンロウ・チートイツ、ピンズや字牌が増えればピンズホンイツ、チャンタ、純チャン狙いのどれかになりそうです。
ツモ


次巡、瀬戸熊さんは














タンヤオを中心に見ながら、どこがくっつきやすいか精査します。
同巡、白鳥さんは














1メンツ完成の4シャンテン。
567三色の必要牌のうち









同巡、小林さんは














ペン

次巡、白鳥さんは






















同巡、村上さんは














赤入り2トイツでチートイツ・赤か国士無双のどちらかのようです。
次巡、白鳥さんは














567三色の必要牌







リーチ・ピンフ・イーぺーコーかリーチ・ピンフ・三色同順のどちらかを目標に進めるのでいいでしょう。
手役が見えるようになったものの、やっと3シャンテン。
同巡、小林さんは














2トイツの2シャンテン。
次巡、瀬戸熊さんは


















同巡、小林さんは




















できれば





次巡、瀬戸熊さんは















同巡、村上さんは
















19字牌が9種9牌から始まったものの、6巡で

せっかく解説に国士請負人・石橋さんが居るのに国士が成就しないのはどこかもったいなく感じます。
次巡、瀬戸熊さんは














1シャンテン。
同順、小林さんは















テンパイ。



もしここに





























小林さんは















待ち




リーチ一発目、村上さんは現物



次巡、小林さんは
















リーチ・一発・ツモ・裏3の3000−6000。
リーチのみ1300の手が一発ツモと「おっと裏3」で最大点数になりました。
解説の石橋さんは「一番難しい跳満の作り方」、実況の桃さんも「ずるごーですわ!」と関西人になってしまうくらいのアガリが飛び出しました。
この試合は結局、
小林 +64.0
村上 +6.1
白鳥 −18.1
瀬戸熊 −52.0
のトップに輝きました。
試合後のインタビューにて小林さんは
「点数状況的にはダマテンにしたいんですけど


村上さんが国士っぽかったので国士に何枚使われるのかだけが不安なんですけど
村上さんがピンズから切り出しているので

チャンタも見ながら進める場合は


国士に決め打ちの場合はそれは当てはまらないですけどね。
ダマっててツモった時だけアガれるよりは要らない牌を捕らえるリーチ!
(実際は村上さんが


(「これはずるごーだ!」と実況の桃さんが叫んでましたが)はい、僕も思ってました。
これリーのみでいいと思ってたのでビックリですね。
勝ち上がりと優勝目指して頑張っていきたいと思っています。(船長、ポーズを取る)」
(カメラが実況・解説席に切り替わり、石橋さんのキメ顔でポーズ)
新旧パイレーツリレーで幕を閉じました。
改めて小林さんリーチの場面に戻りますが、














シャンポン待ちでは端牌(1と9)かそれに近い待ちか字牌待ちだとアガりやすくなります。
今回は国士無双狙いと思われる村上さんが


















今回の動画内(2:43頃〜)で石橋さんから捨牌の解説がありました。
「怖い人の捨牌って中張牌(2〜8)ばかり切ってる人じゃなくて端っこ(1と9)切ってる人なんですね。
端っこ切ってる人が中張牌出だしたら怖い。
いきなり中張牌から切る人はバラバラだったりホンイツを狙ってたり。」
例えば村上さんの捨牌は






ソウズホンイツか国士無双という捨牌です。(チャンタや純チャンは薄い)














同局の白鳥さんの捨牌は








字牌や端牌(1と9)やそれに近い牌ばかりで地味な捨牌ですが、


















村上さんの捨牌はわかりやすい部類で国士3シャンテンと遅い手です。
これが別日の多井さんの捨牌は







これは


















と、チートイツ

今回のまとめ
・シャンポン待ちは端牌(1と9)かそれに近い牌や字牌待ちがおすすめ


























二人が早くから






















小林さんはラス牌を一発ツモして裏3の跳満。
・捨牌の種類でどんな手か想像する(可能ならテンパイスピードも)
中張牌をたくさん切っている手はさほど怖くない




















村上さんの捨牌はソウズホンイツか国士無双かに見え(チャンタ、純チャンも薄そう)、実際は国士無双3シャンテン。








これが同じ局の白鳥さんの捨牌は地味で端(1と9)やそれに近い牌と字牌が切られているが、


















派手な捨牌より地味な捨牌の方が怖い。
↓小林さんインタビュー中待ってる村上さんの顔芸がおもろい!と思った人はクリック

麻雀ランキング

にほんブログ村
【このカテゴリーの最新記事】