以前、ツモ牌の寄り方で場を判断する、というのを書きましたが、相手リーチの当たり牌の引き方によって打ち手自身の状態の判別もある程度できます、というの具体例を挙げていきます。
相手リーチが
3346m456p456678s ドラ3m
こんな手牌で自分が一発で5mを引かされるような時。
一発で三色同順・一気通貫・混一色・チャンタ・純チャン等の二飜役・三飜役に対して放銃してしまうような状況。
それ以上の高い手は捨て牌に現れるので比較的わかりやすいはずです。
2、イーシャンテンから自分の不要牌で放銃のパターン
自分の手牌が
234m34567p33466s ドラ5m
とイーシャンテンで好形で高い手牌が見える時に他家からリーチ、そのリーチ後に不要牌の1pをツモってツモ切りしたら放銃するような状況。
自分の手にまったく必要のない牌が相手の当たり牌だった時。
こんな状況はアガった相手とのツキの差が大きい時に現れます。
3、相手の高目に放銃してしまうパターン
相手リーチが
234567m56788p67s ドラ6p
こんなリーチは高目が5sのメンタンピン・567の三色同順・ドラの跳満が見えますが、これに5sで放銃してしまうような状況。
あるいは
345m12345678p西西 ドラ4s
このリーチはリーチ・ピンフ・一気通貫の手ですが、高目一気通貫になる9pで放銃してしまうような状況。
これも相手とのツキの差が大きい時に現れます。
4、スジで引かされるパターン
相手リーチが
678m23477p34567s ドラ6s
これはメンタンピンドラの待ちが2−5−8sの三面張ですが、このリーチ後に5s、2s、2s、8sといった風にスジで当たり牌を何枚も引かされるような状況。
これは自分の状態がかなり悪い時に現れます。
しばらくは相手リーチに対してはむかうようなことはせず、相手に対して受け気味(守備寄り)に進めていくことになります。
相手とのリーチ合戦になると負ける可能性が高い状況の一つです。
5、複数人の当たり牌を引かされるパターン
例えば自分以外の3人からリーチ(三軒リーチ)が入った時、
Aのリーチが
23m12399p123789s ドラ4p
Bのリーチが
456m234567p2267s
Cのリーチが
123456m東東白白中中中
こんな三軒リーチが入って、自分だけがアガリ目もなく守備せざるを得ない状況。
それなのに自分の手牌が
1114m24p58s東西北白
相手の当たり牌だらけで目に見えてかなり悪いのがわかります。
相手に8枚目の牌をツモアガリされるようなケースはこういう時に生まれます。
こんな時はアガリはいったん諦めて、相手に放銃しないよう気をつけながら打ち進めていきましょう。
このように、上の例のような状況に出くわしたら、自分の状態があまり良くないと知っているのと知らないのとでは大きな差があります。
自分の状態があまり良くないとわかっていれば、不要な放銃を防ぐことにもなり、リーチ負けする回数も減ってくるでしょう。
流局時には相手のテンパイ形をよく確認して、今後の押し引きに活かしていきましょう。
今回のまとめ
・一発で引くパターン
・イーシャンテンから自分の不要牌で放銃のパターン
・相手の高目に放銃してしまうパターン
・スジで引かされるパターン
・複数人の当たり牌を引かされるパターン
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