今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は岡田 紗佳プロです。
まずは動画からご覧ください。(動画8:06)
https://www.youtube.com/watch?v=FaW6JRPvWFU&t=331s
2024年2月19日 第1試合
南4局 ドラ
東家 仲林 圭 41000
南家 岡田 紗佳 15300
西家 佐々木 寿人 12000
北家 茅森 早香 31700
(敬称略)
トップ目・仲林さんは親なのでアガるか流局テンパイで連荘。
二着目・茅森さんは仲林さんへ5200直撃か跳満ロンか1600−3200ツモでトップ。
三着目・岡田さんは役満ロンか三倍満ツモでトップ。
ラス目・寿人さんは3900ロンか700−1300ツモで三着、三倍満ロンか倍満ツモで二着、役満ロンか三倍満ツモでトップ。
最初に親・仲林さんの手は
ドラ 仲林手牌
トイツのメンツ手4シャンテン。
仲林さんはこれ以上アガっても連荘するだけで二着目のアガリで逆転されるリスクもあるのでできればこの一局で終わらせたい。
仲林さんは流局一人ノーテンでもトップなので高い手には放銃しない事が重要に感じます。(茅森さんに5200直撃される、満貫ツモされると逆転)
ツモ 打
次に南家・岡田さんの手は
ドラ 岡田手牌
役牌がトイツで片方をポンすれば役ありでもう片方が雀頭になりそう。
岡田さんは鳴けばラス目・寿人さんの逆転を防ぐ事も可能です。
ツモ 打
続いて西家・寿人さんの手は
ドラ 寿人手牌
もしドラが重なれば、、、、の5ブロックが揃い、鳴いても満貫ですが他メンツがあるのでそれを切ってまでホンイツに行くのか微妙な所。
ツモ ツモ切り
最後に北家・茅森さんの手は
ドラ 茅森手牌
茅森さんは5200直撃〜満貫ツモ以上が必要なのでリーチ・タンヤオ・ツモ・赤などを目標に進めたい。
ツモ 打
次巡、仲林さんは
ドラ 仲林手牌
4トイツ、チートイツ2シャンテン。
同巡、寿人さんは
ドラ 寿人手牌
ドラが重なりソウズと字牌で4ブロック。
ホンイツの材料がほぼ揃ったのでチー、カンチー、ポンで鳴けます。
また同巡、茅森さんは
ドラ 茅森手牌
こちらも4トイツ。
次巡、岡田さんが ツモ 打 。
このを寿人さんがチーして打。
チー ドラ 寿人手牌
受け入れの1シャンテン。
この手はの後付け。
次巡、寿人さんは
チー ドラ 寿人手牌
テンパイ。
待ちですがしか役が付かないのででしかアガれません。
同巡、茅森さんは
ドラ 茅森手牌
ツモ 打 の5トイツ、チートイツ1シャンテン。
2巡後、仲林さんは ツモ 打 、このを岡田さんがポンして打。
ポン ドラ 岡田手牌
次巡、岡田さんは
打 ポン ドラ 岡田手牌
ちょっと悩んで打。
同巡、茅森さんは
ドラ 茅森手牌
受け入れのタンヤオ・赤の1シャンテン。
次巡、仲林さんは ツモ 打 、このを岡田さんがチーして打。
チー ポン ドラ 岡田手牌
受け入れの1シャンテン。
次巡、仲林さんは ツモ 打 。
ここ3巡、仲林さんの捨牌はで、岡田さんへアシストしている節があります。
このオーラス、仲林さんは二着目以外に満貫放銃してもトップ。
同巡、岡田さんは
チー ポン ドラ 岡田手牌
待ちの1000点テンパイ。
同巡、茅森さんは ツモ ツモ切り 。
これが岡田さんのアガリ牌。
ロン チー ポン ドラ 岡田手牌
1000点。
このアガリで岡田さんはラスを免れ、仲林さんのトップ。
話題になったカメラ目線の仲林さんのズームアップ。(動画3:33〜)
ここからの堀さんの牌譜検討が今回の本題になります。(動画3:50〜)
堀「あの時確か手牌がねの切り番だったんですよね。
であの局って上家に仲林がいてを切ると岡田としては仲林からアシストがもらえる状況だから好形で入りたいんですよ愚形をさばいて。
でもってアシストでまず選ばれる牌じゃないんですよ。
をアシストするってだってそれ別に岡田じゃないかもしんないじゃないですか親かもしれないし
で岡田がすでに役牌をポンしてる状況で仲林がアシストすると必ず数牌(マンズ・ピンズ・ソウズ)の中張牌(2〜8)の大体2〜8、なんか端っこの方のアシストとか字牌のアシストとかってされることない
でえっとあの時岡田が鳴きたかったのはとかえっととかよりもえっと愚形の部分ですねマンズここの部分が解消されたら
チーして4センチ(手牌4枚)になったら『この辺か』って差してもらえる(差し込み)状況だったんですね。
だからってまずアシストされないのと切っておくとね
1牌猶予ができるんですよね手牌に。
だからマンズの周りを全部とらえることができるんですよ。
あのの縦(トイツになる)に関しては全然うれしくないんですよ。
だけどリャンメンターツにフォローができても(、など)うれしくないんだけど
解消させてリャンメンで仲林のアシスト込みでフィニッシュしたい局面だからえっと残しておくとを引いた時にあのなんならもうと引けば愚形が1個もない2シャンテンになる上に
仮に愚形であるとかを持ってきても仲林がアシストしてくれるっていう前提があるからめちゃくちゃそこの部分が解消しやすくなってるんですね。
とかとかとかとかを仲林が切ってきやすい状況になってるんで。
だからあれは切る方が、通常だったら牌理的(理論上)に言ったら絶対ポンしやすいを残してを切る局面なんだけど
を切った方が単純に岡田のアガリ率が高いっていう珍しい局面
通常と逆ですね、アシストっていう所も含めて・・・ていう意味であの何気に良かったよって僕が岡田に言ったら寿人さんが仕掛けてたんですよ
あの寿人さんに急所だけは鳴かせないようにしようと思ってって岡田が第一声で言ったんですよ
で僕はそっち?ていうやり取りがありました昨日。
仲林は何と言ってたか知らないまでも。確かにそれもあるしね。
(仲林さん寿人さんチャンタを警戒しつつ打点低いからアシストしてねって意味で切りって言ってましたね)
警戒しつつまあまあまあまあ・・・」
話の中で岡田さんはチャンタ警戒だったとありましたが、岡田さん切りの場面は
寿人捨牌
チー 寿人手牌
ポン ドラ 岡田手牌
寿人さんは字牌を切らずと真ん中に近い牌が切られ、一見、チャンタにも見える。
ただ第一打はチャンタの必要牌で違和感がある。
寿人さんは着順アップに3900ロンや700−1300ツモが必要でチャンタでは赤が使えず鳴きチャンタ・三色は2000点ならドラ使いの可能性が高まる。(ドラトイツ以上?)
切りの理由は違うものの堀さんや仲林さんから絶賛された一局でした。
今回のまとめ
・字牌は縦重なりしかしないのでメンツ作りには数牌優先
岡田さんの手
打 ポン ドラ 岡田手牌
1枚切る場面で岡田さんは打。
か切りの選択では縦重なりしかないがにはがくっついてメンツの作りやすさにおいては数牌(マンズ、ピンズ、ソウズ)に軍配が上がる。
・4人の中の味方を探す
南4局
東家 仲林 圭 41000
南家 岡田 紗佳 15300
西家 佐々木 寿人 12000
北家 茅森 早香 31700
仲林さんは三着目とラス目に満貫放銃してもトップだが二着目の5200直撃や満貫ツモで二着。
岡田さんは寿人さんの3900ロンや700−1300ツモでラスになる危うい立場。
仲林さんと岡田さんは一局で終わらせたい目的が一致している。
仲林さんは岡田さんの上家でチーさせたい牌を切り易い。
・アシストは相手に通ってないスジから切る
寿人さんの早いチー、岡田さんがポンした後の仲林さんの切り番。
岡田捨牌
ポン ドラ 岡田手牌
ドラ 仲林手牌
岡田さんに通ってない
マンズは、、、
ピンズは、、、、(ただし、は切っているのまたぎスジになるので後)
ソウズは、、、、(は2スジにかかるのでソウズはこの2つから)
仲林さんは打。
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