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2024年07月08日
ちょっとだけMリーグ#331

今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は園田 賢プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=biLAKHbzK3s&t=72s
2024年5月2日 第2試合
東1局
東家 佐々木 寿人 25000
南家 堀 慎吾 25000
西家 園田 賢 25000
北家 鈴木 優 25000
(敬称略)
開局したばかりの東1局。
最初に親・寿人さんの手は















赤1のメンツ手4シャンテン。
カンチャン3つの4シャンテンではテンパイスピードは遅そう。
ツモ


この
























ポンの後、北家・優さんの手は















赤もドラもないメンツ手4シャンテン。






その後、南家・堀さんの手は















赤もドラもないメンツ手3シャンテン。
ツモ


この
















ホンイツ2シャンテン。
ソウズなら
























雀頭ができ、メンツ手3シャンテン。
次巡、寿人さんは ツモ























ポンの後、堀さんは
















園田さんにソウズや


3巡後、園田さんは
















待ち






















手出し




手出し4回したので最悪、シャンテン数が4変わったまであります。
それ+3フーロしたので最低シャンテン数は3変わっています。
優さんは ツモ


次巡、寿人さんは ツモ


堀さんは ツモ


優さんは ツモ


次巡、寿人さんは ツモ
















堀さんは














園田さんの自風

優さんは ツモ






次巡、寿人さんは ツモ


優さんは ツモ
















現物になったばかりの打

次巡、寿人さんは ツモ

堀さんは ツモ


優さんは ツモ


次巡、寿人さんは ツモ


堀さんは ツモ


優さんは ツモ


3巡後、寿人さんは ツモ


堀さんは ツモ


優さんは ツモ
















園田さんの当たり牌



4巡後、寿人さんは ツモ

堀さんは ツモ


これで園田さんのアガリ牌は

全員のツモが残り1回ずつになり、園田さんは

















待ちが1枚になり流局間際でラス牌をツモった園田さんの一局でした。
今回のまとめ
・ポン材(ポンの材料=トイツ)があると自分のツモ+他家3人の捨牌でポンできてメンゼンの4倍進みやすい
ポン材のポンしやすさは場によって変わるが、基本的には
5<4と6<3と7<2と8<1と9<字牌
の順で鳴きやすい。(右へ行くほど鳴きやすい)














園田さんの手は






例えば配牌5シャンテンでもポン3回で2シャンテン、4シャンテンなら1シャンテンに。
・子3900〜、親5800〜は鳴き
点差が大きくなければ子3900以上、親5800以上あれば鳴く。(例外はかわし手、親流しやリーチを流す目的なら1000、2000でも鳴く)
・早いホンイツは他家の手を縛る
園田さんは1巡目から3回ポンして















これに対し堀さんは
















ホンイツに当たらない

優さんは
















こちらもソウズと字牌が切れず打

早いホンイツ3フーロの1シャンテンにアシストになってしまうソウズと字牌は切れず、もしテンパイなら


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2024年07月05日
ちょっとだけMリーグ#330

今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は二階堂 亜樹プロです。
まずは動画からご覧ください。(動画8:00、対局は1:47〜スキップして見てください)
https://youtu.be/UVIAC_nIE5I?si=iodXIMV9rtV8E_59
2024年4月9日 第2試合
南2局 ドラ

東家 二階堂 亜樹 40300
南家 小林 剛 18200
西家 白鳥 翔 23000
北家 高宮 まり 18500
(敬称略)
トップ目・亜樹さんが二着目に17300点リードしている状況。
二着目以下は4800点差に三人が詰まっています。
最初に親・亜樹さんの手は















赤1のメンツ手3シャンテン。
タンヤオやピンフができそうで子の跳満ツモで届かなくなる18100点差以上にしたいのでツモを見ながら5800以上を狙いたい。(リーチ・ピンフ・タンヤオ)
ツモ


次に南家・小林さんの手は















ドラ1のメンツ手3シャンテン。
最初に見えるのは234三色、234が見えるということは変化すれば345三色も、後はタンヤオもありそう。
ツモ


続いて西家・白鳥さんの手は















赤もドラもないメンツ手2シャンテン。
789三色の必要牌




















ツモ


最後に北家・高宮さんの手は















ドラ2あるものの3トイツとチートイツなら3シャンテン、メンツ手なら4シャンテンでテンパイスピードは遅そうな手。
ツモ


次巡、亜樹さんは















同巡、高宮さんは














トイツかメンツか決めきらない中途半端な形。
次巡、亜樹さんは














赤2ならリーチでも7700以上になるので押したくなる手になってきました。
同巡、白鳥さんは
















ターツは足りているので


また同巡、高宮さんは














4トイツ、チートイツ2シャンテン。
次巡、亜樹さんは














ツモ


が、




同巡、小林さんは














こちらもほぼ5ブロック揃った形。(








次巡、亜樹さんは




















同巡、小林さんは














234三色やドラ重なり、タンヤオ変化も残っています。
次巡、小林さんは














ソウズ西ヨーロッパ形






切られたドラ
















ドラポンして自風

高宮さんは3〜4トイツあるとトイトイで鳴くケースをよく見ます。
ただ今回は




ドラポンの後、白鳥さんは






















次巡、小林さんは














234三色含みの







同巡、白鳥さんは














テンパイ即リーチ、


もし

待ち


また同巡、高宮さんは















次巡、亜樹さんは


















小林さんは ツモ


前巡切った

高宮さんは ツモ

次巡、亜樹さんは ツモ
















タンヤオに

高宮さんは ツモ

次巡、亜樹さんは
















この

















リーチ・ピンフ・三色同順・ドラ・裏の跳満12000点。
このアガリで白鳥さんがトップ目。
南3局は高宮さん一人テンパイ。
オーラス一本場は亜樹さんが一発で跳満ツモってトップ。
















結果は
亜樹 +60.6
白鳥 +7.9
高宮 −22.6
小林 −45.9
良さげな手をもらったものの、余った牌で二着目への放銃になった亜樹さんの一局をお送りしました。
今回のまとめ
・ふわっとした押しは基本しない

























白鳥さんのリーチに対し、亜樹さんはタンヤオ・赤2の1シャンテンから打

「高打点だから」は押しを考える判断材料になることはあっても、それ単体で押す理由にはならない。
例えば切る牌の危険度、テンパイ形、アガりやすさ、アガり牌の推定枚数、アガった時の打点などすべてを総合して押し引きを決める。
例えば
















こんな






・捨牌の数字に注目









亜樹さんが

第一打















だとすると










となると残り




切られた数牌は






手牌は捨牌の逆、と考えると手牌は6〜9の多い手になりそう。
つまり白鳥さんは678三色や789三色が見える手の可能性が高そう。(白鳥さんはトップも狙える二着目だから安くなさそう)
こんな風に特定の数字だけが切られない時や、あまり切られない時は三色同順。
















・手の進行がそれる時は引き気味














亜樹さんは345三色を見て進めていたが、
















































元々345三色狙いだったのが345三色の可能性が0になり、1シャンテンにとったとしても


最初の狙いから大きくそれて待ちは悪くなりそうなど自分に不都合な事がたくさん起きる時ほどオリ。
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2024年07月02日
ちょっとだけMリーグ#329

今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は伊達 朱里紗プロです。
まずは動画からご覧ください。(動画8:01、対局は1:43〜スキップして見てください)
https://youtu.be/lYluQOnlnF4?si=_vwI0iphtliFP0YO
2024年5月2日 第1試合 セミファイナル19戦目(全20戦)
南2局 1本場 ドラ

東家 小林 剛 39000
南家 伊達 朱里紗 30400
西家 鈴木 たろう 14400
北家 岡田 紗佳 16200
(敬称略)
トップ目・小林さんと二着目・伊達さんとの点差は8600。
伊達さんの5200直撃や1600−3200ツモで入れ替わります。
また、三着目・岡田さんとラス目・たろうさんは2000ロンや400−700ツモで着順が変わります。
最初に親・小林さんの手は


















ツモ


次に南家・伊達さんの手は















赤1のメンツ手3シャンテン。
ポイント差でデカトップが必要な伊達さんはタンヤオにして高打点が欲しい。
ツモ


続いて西家・たろうさんの手は















赤もドラもないメンツ手4シャンテン。
たろうさんもラス目から脱出して三着目と点差をつけたいので高打点が欲しい。
ツモ


最後に北家・岡田さんの手は















ドラ1のメンツ手3シャンテン。
あまり手役は見えないものの、123三色や789三色は少しあるかもしれません。
岡田さんもラス目と近い三着目なので高打点をアガりたい。
この手では高くならなそうなのでかわし手になるピンフ狙いなどで進めたい。
ツモ


次巡、伊達さんは














一応5ブロックになった2シャンテン。
同巡、たろうさんは














2メンツ完成の3シャンテン。
また同巡、岡田さんは














打

次巡、小林さんは















同巡、伊達さんは














ピンフになりそうな2シャンテン。
また同巡、たろうさんは














雀頭もできた2シャンテン。
更に同巡、岡田さんは














2メンツ完成の2シャンテン。
次巡、伊達さんは





















伊達さんは ツモ


















同巡、たろうさんは


















次巡、岡田さんは




















次巡、伊達さんは
















タンヤオになる打





456三色と

同巡、たろうさんは














役なし


2巡後、たろうさんは














ツモ













リーチ宣言牌

このリーチに岡田さんは ツモ


小林さんは ツモ

伊達さんは ツモ
















ここに


2巡後、伊達さんは
















高目




待ち














通ってないスジが多く、どんな手か想像しづらいものの、最初から端と字牌が切られてタンヤオ(








次巡、小林さんは















現物0の小林さんは時間を使って打

たろうさんに



次巡、小林さんは ツモ


通ったばかりの打

同巡、たろうさんは ツモ

これが伊達さんへの放銃に。
















リーチ・タンヤオ・ピンフ・赤の満貫一本場、8300点。(リーチ棒+1000)
トップ争いは小林さんと伊達さんの二人にほぼ絞られますが、オーラスはたろうさん1000オールツモ×2など3本場まで粘りを見せ、最後は満貫ツモって三着の岡田さんが〆。
小林 +56.1
伊達 +11.8
岡田 −17.5
たろう −50.4
もしリーチ宣言牌が



こういう選択をしそうなMリーガーは松ヶ瀬さんや多井さんかもしれません。
伊達さんの打ち筋が垣間見える一局でした。
今回のまとめ
・5切りリーチの多くは1−4、6−9とスジひっかけ
?@235から打5






?A578から打5






?B135から打5





?C579から打5





?Bと?Cはリャンカン形がテンパイまで残った場合のみ宣言牌

宣言牌5にならなくても5切りは?@〜?Cの割合が多い。(残りは







・三色が2つ見える時はギリギリまで追う
伊達さんが1シャンテンになった後、 ツモ















もしここに
























































例3か例4の345三色か456三色の両方を選べるが


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2024年06月29日
ちょっとだけMリーグ#328

今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は日向 藍子プロです。
まずは動画からご覧ください。(動画8:00)
https://youtu.be/zRkqpNMG3oc?si=8vgNpKvPlvB-nW16
2024年4月30日 第1試合
南2局 1本場 ドラ

東家 渡辺 太 25900
南家 松ヶ瀬 隆弥 12000
西家 日向 藍子 31700
北家 仲林 圭 30400
(敬称略)
トップ目〜三着目まで5800点差で親1600オールツモでも着順が入れ替わる点棒状況。
断ラス目・松ヶ瀬さんは跳満以上の手をアガりたい。
最初に親・太さんの手は















赤もドラもないメンツ手3シャンテン。








ツモ ? 打

南家・松ヶ瀬さんの手は

















ツモ


続いて西家・日向さんの手は















赤もドラもない3トイツ。
トイツが増えればチートイツやトイトイ、メンゼンでは少しテンパイスピードで遅れそう。
ツモ


最後に北家・仲林さんの手は















赤もドラもないメンツ手2シャンテン。
トップ目と1300点差とはいえ、トップ目を突き放すようなアガリが欲しいのにリーチ1300点では物足りない。
せめて567三色や赤引きで高くしたい。
ツモ


次巡、松ヶ瀬さんは














1メンツ完成の3シャンテン。
同巡、仲林さんは


















次巡、太さんは














赤1の2シャンテン。
同巡、日向さんは























また同巡、仲林さんは














ツモ


次巡、太さんは














タンヤオに向かうような打

同巡、松ヶ瀬さんは














ドラアンコの2シャンテン。
また同巡、日向さんは
















時間を使って打

ソウズと字牌で









次巡、日向さんは














4枚目

同巡、仲林さんは














ツモ


もしかすると

次巡、太さんは
















タンヤオ2シャンテンになり打

この
















ホンイツ2シャンテン。
次巡、太さんは























同巡、日向さんは



















また同巡、仲林さんは















タンヤオやピンフもある2シャンテン。
次巡、太さんは ツモ


この




















待ち


仲林さんは ツモ


この


















タンヤオ・赤2、カン

待ち

太さんテンパイの直後、松ヶ瀬さんは


















同巡、日向さんは























切られた






















この後、太さんは ツモ

日向さんは ツモ

仲林さんは


















タンヤオ




次巡、太さんは ツモ

この


















この

松ヶ瀬さんは

同巡、日向さんは




















親かぶりの太さんに18400点差つけるアガリで有利に進めた日向さんがトップ。
日向 +62.9
太 +7.2
仲林 −18.0
松ヶ瀬 −52.1
インタビューで思わず目から汗がこぼれた日向さんの一局を送りしました。
今回のまとめ
・カンが1回入ると誰かにカンドラが乗り、押し寄り
カンが入ると大抵4人の内1人以上にはドラが乗り、30符三翻までの手なら点数は2倍になり押し寄り。
・カンが入るとメンゼンなら裏ドラが乗りやすくなりリーチ寄り
ざっくりとカン1回で裏ドラ2倍乗りやすく、カン2回で裏ドラが3倍乗りやすいのでリーチ寄り。
・カンが入るほど全体の打点が上がり、勝負局
太さんはタンヤオ・赤2・ドラ3の18000、日向さんは高目


打点が上がると相手も勝負しやすくなるので直撃が欲しいならあえてのカンもあり。
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2024年06月26日
ちょっとだけMリーグ#327

今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は堀 慎吾プロです。
まずは動画からご覧ください。(動画8:00、対局は1:57〜スキップして見てください)
https://youtu.be/HsBdTbvwF5k?si=Q0VIgcssMntto99_
2024年5月7日 第2試合 ファイナル4戦目(全16戦)
南4局 1本場 ドラ

東家 堀 慎吾 37300
南家 園田 賢 30300
西家 鈴木 優 6700
北家 松ヶ瀬 隆弥 25700
(敬称略)
トップ目・堀さんは小さなリードなのでこの一局で終了させるか、二着目以下がツモっても届かないような高打点アガリが欲しい。
二着目・園田さんは堀さんに3200直撃で同点トップ、満貫ロンや1300ー2600ツモでトップ。(リーチ棒が出て1000−2000ツモもトップ)
三着目・松ヶ瀬さんは園田さんに2600直撃や1000−2000ツモで二着、堀さんに6400直撃や跳満ロンや満貫ツモでトップ。
ラス目・優さんは園田さんか松ヶ瀬さんへ12000直撃か倍満ツモで三着、役満ロンやツモでトップ。
最初に親・堀さんの手は















タンヤオやピンフが見えそうなメンツ手2シャンテン。
三着目の満貫ツモでも逆転されてしまう堀さんは高打点の手ならアガりたい。
ツモ


次に南家・園田さんの手は















赤1で

リーチ棒が出て1000−2000ツモか1300−2600ツモならトップの園田さんは

ドラか赤か

ツモ


続いて西家・優さんの手は















赤1のメンツ手2シャンテン。
優さんは三着目と19000点差の断ラス目なので三着目に跳満直撃か倍満ツモ目標で進めたい。
ツモ


最後に北家・松ヶ瀬さんの手は















場風



ツモ


次巡、堀さんは

















同巡、優さんは



















次巡、堀さんは
















待ち




優さんの捨牌に


同巡、優さんは
















打







次巡、園田さんは














時間を使って ツモ


園田さんはソウズ一気通貫もありますが肝心の




同巡、松ヶ瀬さんは














ツモ
























次巡、堀さんは














ツモ















同巡、園田さんは
















次巡、園田さんは



















同巡、松ヶ瀬さんは




























次巡、堀さんは ツモ

堀さんはテンパイ(例1)に取れますが、















もしテンパイ(例1)に取ると




また



リーチして

もし1300オールツモアガっても次局二着目の満貫ツモで逆転(三着目は満貫ツモ条件でなくなる)されてしまいます。
堀さんの立場から見ると安いアガリは不要なオーラスだと言えます。
























まず松ヶ瀬さんはピンズを一枚も切らず、ピンズホンイツに見え、逆に園田さんは手出し



優さんの手が不明ながらピンズ1メンツは持っていそう。
そう考えるとピンズ待ちの高目

同巡、園田さんは















同巡、優さんは





















また同巡、松ヶ瀬さんは





















次巡、堀さんは














ツモ




待ち


リーチ・タンヤオ・ピンフ5800点でツモって2600オール、一発や裏ドラ1枚で12000。
園田さんは ツモ


優さんは ツモ


















堀さんへ一発放銃。
















リーチ・一発・タンヤオ・ピンフの親満貫一本場、12300点。
優さんを箱下−5600点に突き落とす大きなアガリ。
続くオーラス二本場はリーチ棒が出てツモるかツモって裏が乗ればトップの園田さんがリーチ!














園田さんへ2600直撃かツモなら二着がある松ヶ瀬さんは追いかけリーチ!














結局、両者にアガリは出ず流局、二人テンパイ。
結果は
堀 +70.1
園田 +10.8
松ヶ瀬 −13.8
優 −67.1
堀さんがトップ率を一気に高める12000をアガった一局をお送りしました。
今回のまとめ
・何点以上必要なのか?を知る
南4局 1本場 ドラ

東家 堀 慎吾 37300
南家 園田 賢 30300
西家 鈴木 優 6700
北家 松ヶ瀬 隆弥 25700
トップ目・堀さんは小さなリードなのでこの一局で終了させるか、二着目以下がツモっても届かないような高打点アガリが欲しい。
二着目・園田さんは堀さんに3200直撃で同点トップ、満貫ロンや1300ー2600ツモでトップ。(リーチ棒が出て1000−2000ツモもトップ)
三着目・松ヶ瀬さんは園田さんに2600直撃や1000−2000ツモで二着、堀さんに6400直撃や跳満ロンや満貫ツモでトップ。
ラス目・優さんは園田さんか松ヶ瀬さんへ12000直撃か倍満ツモで三着、役満ロンやツモでトップ。
堀さんは二着目の3200直撃で同点、二着目の1300−2600ツモや三着目の満貫ツモで逆転される微妙なオーラス。(ツモは親が子の2倍支払うので点差が縮まりやすい)
ここで堀さんがアガるとすると二着目の満貫ツモでも届かないような点差にしたい。
この一本場で堀さんがアガったとして次局(二本場)、二着目の満貫ツモで届かなくするには
8600(満貫二本場)+4200(親のツモられ分)=12800(二本場満貫ツモで縮まる点差)
30300(二着目の持ち点)+12800(縮まる点差)=43100(これより上が堀さんが目指したい持ち点)
43100−37300=5800(これが一本場でアガりたい最低点数)
・テンパイ取らずにする例
堀さんはテンパイ(例1)に取れるが、















もしテンパイ(例1)に取ると




また



リーチして

もし1300オールツモアガっても次局二着目の満貫ツモで逆転(三着目は満貫ツモ条件でなくなる)されてしまう。
堀さんの立場から見ると安いアガリは不要なオーラスだと言える。
























まず松ヶ瀬さんはピンズを一枚も切らず、ピンズホンイツに見え、逆に園田さんは手出し



優さんの手が不明ながらピンズ1メンツは持っていそう。
そう考えるとピンズ待ちの高目

後に堀さんはマンズ待ちに変わりリーチ、優さんへ12000ロン。
















リーチ・一発・タンヤオ・ピンフの親満貫一本場、12300点。
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2024年06月23日
ちょっとだけMリーグ#326

今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は渡辺 太プロです。
まずは動画からご覧ください。(動画8:00、対局は1:52〜スキップして見てください)
https://youtu.be/tHQwO6T8GTc?si=3daTlmB7ZISLAQBi
2024年4月19日 第2試合
南1局 3本場 供託リーチ棒2 ドラ

東家 高宮 まり 30700
南家 小林 剛 32600
西家 松本 吉弘 16800
北家 渡辺 太 17900
(敬称略)
トップ目・小林さんと二着目・高宮さんが微差のトップ争い。
三着目・太さんとラス目・松本さんも微差で三着争い中。
最初に親・高宮さんの手は















第一ツモで4トイツになったチートイツなら2シャンテン、メンツ手なら3シャンテン。
既にピンズ6枚+

ツモ


次に南家・小林さんの手は















赤もドラもないメンツ手4シャンテン。
マンズの形からイーぺーコー







ツモ


続いて西家・松本さんの手は















赤1のメンツ手4シャンテン。
現在ラス目の松本さんは4人の中で最もアガリが欲しい立場。
ある程度、ラス目から抜け出せるような高打点が欲しい。(リーチ・ピンフ・赤2など)
ツモ


最後に北家・太さんの手は















ドラ1のメンツ手3シャンテン。




ピンズ2メンツ+字牌2メンツ計算できるのでピンズホンイツも勿論あります。
供託が2900点あるので5200アガると5200+2900=8100点、満貫あります。
ツモ


次巡、小林さんは















次巡、松本さんは














マンズ2メンツ+雀頭、残りのピンズとソウズで2メンツ作りたい。
ツモ


この
















ピンズホンイツとトイトイの両方を見ているようなポン。
ドラ色のホンイツならドラや赤が使えて7700もあり、トイトイなら3900程度と安い。(アンコが増えると符が変わる、ツモり三暗刻まで)
























同巡、太さんは
















少考して打

次巡、高宮さんは














ホンイツ3シャンテンでトイトイ3シャンテン。
ここでゲスト解説の中田プロ(ビースト所属、元・乃木坂46)が
「これ



と疑問を投げかけるシーンがありました。
太さんが切る前の手牌が





















ピンズ











四連形からは





















































など、引く牌で好形待ちへの変化もあります。








混一色に染めなくとも打点は十分。
同巡、太さんは ツモ







































次巡、松本さんは ツモ

この



















待ち


小林さんが切った






















マンズとソウズしか切らない捨牌でピンズホンイツに見えます。(字牌を切ってないので

同巡、松本さんは














赤2で



また同巡、太さんは














くっつきに良い牌


次巡、高宮さんは



















同巡、小林さんは ツモ

















ポンの後、高宮さんは




















同巡、松本さんは ツモ




























切られた
















高宮さんは





待ち

山に残っている待ちに変えてアガりたい。
同巡、松本さんは




















また同巡、太さんは














テンパイ、


待ち


次巡、高宮さんは ツモ


小林さんは ツモ

松本さんは ツモ

これが太さんへの放銃に。

















小林さん微差のトップで迎えたオーラスは高宮さん決死のトイトイ2600を小林さんから出アガリしてトップ。
高宮 +52.3
小林 −1.0
太 −1.0
松本 −50.3
小林さんと太さんは同点二着。(同点の場合、順位ウマは二等分)
三人テンパイを制した太さんの一局をお送りしました。
今回のまとめ
・供託が多い時は一〜二翻アップ相当
南1局 3本場 供託リーチ棒2 ドラ

東家 高宮 まり 30700
南家 小林 剛 32600
西家 松本 吉弘 16800
北家 渡辺 太 17900
供託の3本場×300+リーチ棒2本×1000=2900点がアガリに加算される。
例えばこの供託の時
子
1000点→1000+2900=3900点(30符三翻)
2000点→4900点≒5200点(40符三翻)
3900点→6800≒6400点(50符三翻)















今回の太さんは


太さんはピンズホンイツも狙えるが、供託と合わせて5200+2900=8100点なら実質満貫でトップ目や二着目に直撃で二着目にアップできる。
・上の着順との点差で欲しい打点を知る
自分が子、相手も子なら
0〜10000点差 5200以下直撃 満貫以下ツモ
10100〜16000点差 満貫以下直撃 (15000点差まで跳満ツモ)
16100〜24000点差 跳満直撃 (20000点差まで倍満ツモ)
24100〜32000点差 倍満直撃 三倍満ツモ
上のように相手との点差で狙うおおよその打点を決める。
自分が親なら打点は1.5倍なので上の3分の2の翻数で良い。
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2024年06月21日
ちょっとだけMリーグ#325

今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は岡田 紗佳プロです。
まずは動画からご覧ください。(動画8:00)
https://youtu.be/czF1_eOz4js?si=H-aTRwnlxIwFhmRe
※最初は入場シーンがあるので1:47〜対局をご覧ください。
2024年5月17日 第1試合 ファイナル15戦目(全16戦)
南4局 ドラ

東家 鈴木 優 25600
南家 鈴木 たろう 18800
西家 岡田 紗佳 30100
北家 二階堂 亜樹 25500
(敬称略)
上3人が4600点差にひしめく大接戦。
トップ目・岡田さんは1000点でもアガればトップ。
二着目・優さんは岡田さんに2900直撃でも4800ロンでも1300オールツモでもトップ目。(連荘)
三着目・亜樹さんは岡田さんに2600直撃や5200ロン、1000−2000ツモでもトップ。
ラス目・たろうさんは岡田さん8000直撃か跳満ロンかツモでトップ。
優さんか亜樹さんへ3900直撃で三着、岡田さん以外へ満貫ロンか1600−3200ツモで二着。
最初に親・優さんの手は















ドラ1のメンツ手3シャンテン。
このままメンゼンならリーチ・ピンフ・ドラの5800アガるとトップ目になれます。
ですがリーチ棒を出すと一時的に三着目に落ちてしまうので迷う所。
ツモ


次に南家・たろうさんの手は















赤もドラもないメンツ手2シャンテン。
ソウズの形からイーぺーコー






ツモ

続いて西家・岡田さんの手は

















岡田さんはトップ目なので

ツモ


最後に北家・亜樹さんの手は















赤1のメンツ手2シャンテン。
亜樹さんは岡田さんに2600直撃か5200ロンか1000−2000ツモでトップなのでこのままテンパイ→リーチでも岡田さんから出るとトップ、ツモってもトップ、岡田さん以外からロンなら裏ドラ1枚か一発かハイテイが必要。
ここに赤かドラを引くとリーチでどのアガリでもトップになるのでそこを意識したい。
ツモ


次巡、優さんは














ドラ引きでリーチ・ドラ2なら7700〜で打点は十分。
同巡、たろうさんは
















打




また同巡、岡田さんは














ピンズリャンカン





次巡、たろうさんは

















たろうさんは満貫ロンかツモ二着があるので高目追求のようです。
同巡、岡田さんは














ペン


3巡後、たろうさんは(動画3:09)














ツモ



待ち

もしたろうさんが
















こんな高目リャンぺーコーテンパイに取れる未来もありました。(高目ダマ跳満)
たろうさんが切ったドラ
















優さんはタンヤオ・ドラ3狙いか。
ポンの後、亜樹さんは














たろうさんの当たり牌










たろうさんのアガリ牌

次巡、優さんは














タンヤオ2シャンテン。
同巡、亜樹さんは































次巡、たろうさんは ツモ



















ピンズ一気通貫と

これがたろうさんに当たり。















タンヤオ・イーぺーコー・赤の5200点。
このアガリで
優 25600
たろう 24000
岡田 24900
亜樹 25500
これを受けて優さんは「あれ?もしかしてワイのトップ?(想像です)」という表情。(動画4:45)
岡田さんはトップ→三着の手痛い二着順ダウン。
岡田さんにとっては地獄のオーラスをお伝えしました。
今回のまとめ
・Mリーグルールの二着順ダウンは大マイナス
オーラス、トップ目の岡田さんはこのまま終了すると順位ウマ+50、もし三着になってしまうと
順位ウマ−10となり差し引き−60、60000点のマイナスになる。(二着→四着は−40、トップが絡むと20変わる)
60000点のマイナスは子役満2回放銃(−64000点)に近い。
このオーラスは岡田さんが放銃しない限り二着以上になるので、無理する場面でもなさそう。(亜樹さんツモでも優さん親カブリがあるので岡田さん二着、優さんツモでも二着)
・下の着順と1000点差未満ならリー棒を出さない選択も
南4局 ドラ

東家 鈴木 優 25600
南家 鈴木 たろう 18800
西家 岡田 紗佳 30100
北家 二階堂 亜樹 25500
親で二着目・優さんは三着目・亜樹さんと100点差なのでリーチ棒を出すと亜樹さんより900点下の三着目になってしまう。
それだけが理由ではなさそうだが優さんはドラポンして食いタンへ。














たった1000点が他家のトップ条件を変えることもあるので点差の近いオーラスは注意。(リーチ棒を出すと優さんの三着率が上がる)
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感想(1件)
2024年06月16日
ちょっとだけMリーグ#324

今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は瑞原 明奈プロです。
まずは動画からご覧ください。(動画8:01)
https://youtu.be/uEZZhquERTE?si=fl1gG95QTV9iPbqW
2024年5月6日 第1試合 ファイナル第1戦(全16戦)
南3局 ドラ

東家 岡田 紗佳 47300
南家 松ヶ瀬 隆弥 22400
西家 瑞原 明奈 18300
北家 浅見 真紀 12000
(敬称略)
東場から岡田さんが12000、2000、8300とアガリを重ねて二着目と24900点差のトップ目。
二着目〜ラス目は5200直撃やリーチ棒が出て満貫ツモでも変わってしまう程度の差。
最初に親・岡田さんの手は















ドラが浮いているメンツ手4シャンテン。

いざオリる時に


ツモ


次に南家・松ヶ瀬さんの手は















赤もドラもないメンツ手4シャンテン。
赤やドラを引けばタンヤオ、三着目・瑞原さんと4100点差と近いので、三着目を突き放すようなアガリが欲しい。(1600−3200ツモ以上ならラス親でも三着目満貫ツモで届かない)
ツモ


続いて西家・瑞原さんの手は















赤もドラもないメンツ手3シャンテン。
マンズ四連形で伸びを見たい、ピンズカンチャン受け入れの変化か埋まるの待ちになりそう。
ツモ

最後に北家・浅見さんの手は















配牌ドラ2、メンツ手5シャンテン。
ラス目の浅見さんは二着目に5200直撃で同点三着目、満貫ロンかツモで三着目になるのでドラか赤を引いてタンヤオ・ドラ3やリーチ・ドラ2・赤など5200〜8000点目標。
今のままではタンヤオ・ドラ2で3900止まり、瑞原さんに直撃しないと三着目にならないのでメンゼン寄りになりそう。
ツモ


2巡後、岡田さんは














3シャンテン。
同巡、松ヶ瀬さんは














役なし3シャンテン。
4巡後、岡田さんは













役なし2シャンテン。
同巡、瑞原さんは

















また同巡、浅見さんは














ピンズ一気通貫も残る赤+ドラ2のメンツ手3シャンテン。
次巡、岡田さんは














南家現物


また同巡、瑞原さんは














タンヤオ・赤・ドラ2、満貫の2シャンテン。
満貫アガれば三着目になる浅見さんにはチャンス。
次巡、岡田さんは
















浅見さんの仕掛けが満貫に見えるからか打

安手はもういらない!とアガリを見切った形。
同巡、松ヶ瀬さんは














雀頭がない形の2シャンテン。
4巡後、松ヶ瀬さんは















ダマテンの松ヶ瀬さんは


















次巡、松ヶ瀬さんは














ツモ



次巡、岡田さんは ツモ


松ヶ瀬さんは ツモ
















瑞原さんは ツモ

浅見さんは














タンヤオ・赤・ドラ2、満貫のカン


次巡、松ヶ瀬さんは
















また


同巡、瑞原さんは















テンパイに気づいた途端、への字口になってしまう瑞原さん。(動画5:26〜)
もしテンパイ(例2)に取った場合、


















他家の手に残りのさらに半分があったと仮定すると山に2枚。
着順アップには1000−2000ツモや5200ロンが必要でリーチしても一翻以上足りず、一発ツモかハイテイツモかツモって裏1、一発ロンして裏1などが必要。
枚数が2枚前後、打点が一〜二翻足りない。
ちょっと

長考してここから瑞原さんは打

次巡、岡田さんは ツモ


松ヶ瀬さんは ツモ

瑞原さんは ツモ


次巡、岡田さんは ツモ


松ヶ瀬さんは ツモ


瑞原さんは ツモ


ハイテイツモは岡田さんで ツモ


アガリは出ず、浅見さん一人テンパイ。
この試合の結果は
岡田 +69.6
松ヶ瀬 +1.4
浅見 −25.0
瑞原 −46.0
ラス目の満貫を上手く封じた瑞原さん達の一局でした。
今回のまとめ
・トップ目は二着目との点差を意識
南3局 ドラ

東家 岡田 紗佳 47300
南家 松ヶ瀬 隆弥 22400
西家 瑞原 明奈 18300
北家 浅見 真紀 12000
トップ目・岡田さんと二着目・松ヶ瀬さんの点差は24900点あるのでこの点差でオーラスを迎えれば、岡田さんはオーラス12000直撃されてもトップ。
・押す時は押す牌の危険度、アガリ牌の推定枚数、自分の打点などを総合して決める















瑞原さんがテンパイした場面。
もしテンパイ(例2)に取った場合、


















他家の手に残りのさらに半分があったと仮定すると山に2枚。
着順アップには1000−2000ツモや5200ロンが必要でリーチしても一翻以上足りず、一発ツモかハイテイツモかツモって裏1、一発ロンして裏1などが必要。
待ち枚数が2枚前後、打点が一〜二翻足りない。
ちょっと

切る牌






























浅見さんは3900では直撃しないと着順が変わらない。
ということは浅見さんは満貫の可能性が高そう。
もし浅見さんが満貫なら、ドラを使っている可能性が高い。(ドラ3、ドラ2+赤、ドラ+赤2)
捨牌一段目







浅見さんにピンズ









・ドラを使った待ちにドラ表示牌はそこそこ当たる
浅見さんはドラを使っているとして
リャンメン待ち




カンチャン待ち




ペンチャン待ちはなし
シャンポン待ち


タンキ待ち

ドラ表示牌



















実際はカン

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2024年06月13日
ちょっとだけMリーグ#323

今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は伊達 朱里紗プロです。
まずは動画からご覧ください。(動画8:11、対局シーンは2:44〜スキップして見てください)
https://youtu.be/0ldCLfxothE?si=U1OZP58y1PccrhSN
2024年4月12日 第2試合 セミファイナル
南3局 1本場
東家 勝又 健志 36400
南家 伊達 朱里紗 20900
西家 園田 健 9300
北家 鈴木 優 33400
(敬称略)
トップ目・勝又さんと二着目・優さんがトップ争い中。
二着目と跳満くらい離れた三着目に伊達さん、そこから更に跳満離れてラス目・園田さん。
最初に親・勝又さんの手は

















ツモ


次に南家・伊達さんの手は















ドラが浮いているメンツ手2シャンテン。
安い、浮いているドラは重ねないと使えない、メンツ手には愚形受け入れが残りそう、と課題の多い状態。
ツモを見ながらどう進めるか決めるのが良さそう。
ツモ


続いて西家・園田さんの手は















配牌3トイツ、

そうなると跳満狙いのチートイツドラタンキ待ちやドラ重ねてのチートイツ狙いがメインになりそう。
今局を入れて最短2局なので着順アップを見るならここで満貫はアガっておきたい。
ツモ


最後に北家・優さんの手は















赤もドラもないメンツ手2シャンテン。
優さんはここで3200以上をアガるとトップ目になりますが、この手では赤もドラもなくメンタンピンにならないと打点が足りないのが厳しい。
ツモ

次巡、伊達さんは
















今局、跳満ロンでも二着目と200点差の三着目になる伊達さんはある程度高い手をアガっておきたい。
雀頭は





伊達さんはタンヤオを付けるかドラ2以上にしてリーチ・ツモ狙いが良さそう。(リーチ・ツモ・タンヤオの1000−2000ツモならオーラス満貫ツモ条件になる)
同巡、園田さんは














4トイツ、チートイツ2シャンテン。
また同巡、優さんは














ピンズ








ただ


次巡、勝又さんは














456三色とソウズ一気通貫を追っているように見えます。
同巡、伊達さんは
















タンヤオとドラ重なりを見ているような打

また同巡、園田さんは














場に2枚切れ








この2人は3巡目までに


更に同巡、優さんは
















時間を使って打

次巡、園田さんは ツモ

次巡、勝又さんは














役なし3シャンテン。
同巡、園田さんは ツモ


この




















その後、伊達さんは














3トイツになった2シャンテン。
次巡、勝又さんは














役なし2シャンテン。
同巡、伊達さんは














ドラ切りしてタンヤオ



次巡、勝又さんは

















同巡、伊達さんは














メンツ手なら








次巡、伊達さんは














ツモ









このリーチに園田さんは ツモ

優さんは ツモ
















勝又さんは ツモ


次巡、伊達さんは
















リーチ・一発・ツモ・タンヤオ・チートイツの跳満一本場、3100ー6100。
このアガリで伊達さんは二着目と2900点差のトップ目に。
オーラスは勝又さんが伊達さんへ3900を直撃してトップ。















勝又 +56.2
優 +9.3
伊達 −11.7
園田 −53.8
赤もドラもない手からほぼ最高打点を叩き出し一時的なトップ目になった一局をお送りしました。
今回のまとめ
・チートイツも基本、待ちは枚数が多いもの優先

















トイツ手の待ちはシャンポン待ち(最大4枚)かタンキ待ち(最大3枚)でメンツ手より待ち枚数で少なくなることが多いのでせめて枚数くらいは多い方が良い。
・チートイツに向いている場の例















































伊達さんがタンヤオ・チートイツテンパイした場面。
伊達さんから











他家が










今回のように特定のスジが多く見えているのにそのまわりがほとんど切られない時や特定の牌が多く見えているのにそのまわりがほとんど切られない時はチートイツ狙いに適している。
場には大きく分けてシュンツができやすい場とトイツやアンコのできやすい場の二種類がある。
↓待ち選択と山にある牌の嗅覚が優れている伊達さん!と思ったらクリック

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2024年06月11日
ちょっとだけMリーグ#322

今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は二階堂 亜樹プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/7DUS2einb3o?si=NW5tpy__FIG3nQUG
2024年5月7日 第1試合(動画の概要欄に5月6日第2試合とありますが正しくは7日の第1です) ファイナル3戦目
南1局 1本場 供託リーチ棒1 ドラ

東家 内川 幸太郎 11400
南家 二階堂 亜樹 25600
西家 仲林 圭 32800
北家 渡辺 太 29200
(敬称略)
ラス目・内川さんが凹んでいる以外は横並び状態。
ラス目でもここから4000オールツモれば三着目になれる大事な親番。
最初に親・内川さんの手は















ドラ1のメンツ手4シャンテン。
雀頭探ししながらタンヤオかピンフを見て進めたい。(






ツモ


第一打役牌切り。
Mリーグをよく視聴していると第一打役牌切りやドラ切りする選手をよく見かけます。
この


































ポンの後、南家・亜樹さんの手は















ソウズで3ブロック









ツモ


最後に西家・仲林さんの手は
















ピンズ









ツモ

次巡、亜樹さんは



















亜樹さんが切った

















同巡、太さんは














まだマンズに染めるかわからないバラバラ4シャンテン。
次巡、内川さんは ツモ


この
















ソウズホンイツ2シャンテン。
その後、内川さんは














ピンフ・赤・ドラの2シャンテン。
そして太さんは ツモ


この



















次巡、内川さんは














ドラを引き、ますます12000になりやすい手に。
同巡、亜樹さんは














4枚目











同巡、太さんは














ホンイツ3シャンテン。
次巡、内川さんは


















同巡、亜樹さんは














ホンイツ



待ち



前巡の仲林さん

また同巡、仲林さんは



























更に同巡、太さんは


















2巡後、太さんは
















亜樹さんの当たり牌


次巡、仲林さんは














カン

待ち

同巡、太さんは














亜樹さんのホンイツには当たらない打

次巡、内川さんは
















亜樹さんが前巡通した


これが亜樹さんドラ切り直後にテンパイしていた仲林さんに当たり。
















ラス目の内川さんが3000−6000をツモアガリするなどして亜樹さんがラス。
















仲林 +58.1
内川 +6.6
太 −21.3
亜樹 −43.4
まさかの三面張9枚待ちがカンチャン1枚待ちに負けてしまう一局でした。
今回のまとめ
・出た結果に左右され過ぎない
麻雀すると今回のように9枚待ちが1枚待ちに負けたり、三面張リーチがペンチャン待ちリーチに一発放銃で負けるといった事が何度も起こるのでそんな結果にダメージを受け過ぎない。
・相手の不要牌待ちが良い待ちの一つ












































亜樹さんから







例えばホンイツやチンイツの染め色以外、タンヤオがいたら19字牌待ちにするなど。
・ラス目には厳しく
ラス目の親は流す、ラス目のリーチには徹底してオリるなど逆転のチャンスを与えない。
ラス候補がいると自分は三着以上になるから。
そうしておくとマークする相手も一人少なくて済む。(着順アップが厳しくなるほど相手の攻めの選択が減る)
・誰かが染める時、他家も染めチャンス
今回のように亜樹さんがソウズに染めると、残りのマンズとピンズが他家に集まりやすくなる。
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