2015年アメリカ映画
充実感がありました。
アメリカとメキシコとの国境にからむ犯罪映画という事で、今、トランプ大統領が壁の建設
をしようとしている理由がよくわかるものでした。
善悪という言葉がありますが、、、
何をもって善とするのか、何を持って悪とするのか?
哲学的な考えも広がる作品だと思います。
善(偽善)の象徴として、ヒロインのFBI女性(エミリー・ブラント)が描かれています。
ですが、善とは、法の支配が確立している国(アメリカ)での話です。
メキシコでは、麻薬カルテルが幅を利かせていて、力による秩序しかありません。
麻薬はアメリカで売れるため、密輸入が横行していますし、それを取り仕切るカルテル
(組織)が出来ていくのでしょう。
その対応の中で、家族を麻薬組織に殺されたダークヒーロー(ベニチオ・デル・トロ)
が復讐のために麻薬犯罪捜査をしていました。
復讐=麻薬組織撲滅になりますから、これこそが善ではないのか?という疑問が出てきます。
個人的には、麻薬組織などは必ず発生しますので、撲滅は不可能だと思いますが、
そんな日が来たらいいなとは思います。
銃撃戦の臨場感はとても引き込まれました。
良い映画に出会えるというのは、本当に良いものですね。
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