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2015年03月22日
Da Vinci 1.0 + マスキングテープ、ほぼほぼ解決??
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どうもこんにちは、ツヨシです。
昨日のマスキングテープ+シワなしPiTですが、対策を施したデータを出力してみました。
スマホスタンドのデータは、最初に出力したものより軽量化したデザインにしたので、完全な比較にはなりませんが、ほぼほぼ問題ない感じになりました。
実際のところ、よく見ると若干怪しいところもあるのですが、最初のものと比べ明らかに反りが無くなりました。
若干怪しい部分については、もしかすると糊の塗り方が甘かった可能性があるかもしれません。
(怪しい部分のラフトが少し歪んでいたため、マスキングテープから剥がれてしまっていたかも?)
ヒートベッド全域にラフトがあり、設置面積が広くなったためか、出力したものを剥がすのがちょっとだけ大変に・・・。
マスキングテープ全体に結構しっかりくっついていて、あっさり剥がせませんでした。
ただ、それでもマスキングテープがあるおかげで、マスキングテープをバリバリ破りつつ剥がすことが出来、無事回収。
反りやすい角のところも、ほとんど反らず施した対策は効果があったものと思われます。
今回の方法は、Da Vinciの2倍以上するような結構高額な3Dプリンターで使っているのを見つけたのですが、Da Vinciでも有効といえそうです。
この結果から、マスキングテープとシワなしPiTという入手性が高く安い組み合わせで結構いけそうな感じです。
出力物の反りをかなり抑えられた今回の方法ですが、惜しいところも。
まず、一つ目は、当然ですがラフトや余分なオブジェクトを出力するため、フィラメントを余計に使ってしまうというところ。
これに関しては、出力するもののサイズによっても変わってきますが、配置の仕方により今回のようにラフトがヒートベッド全体に広がることもありますが、ビックリするほどでもないかな?
もう一つは、Da Vinci特有のものだと思いますが、ラフトを生成して出力した場合、出力物の底面が完全には平らになりません。
今回密度を15%で出力したところ、ラフトに触れていた部分は、均等に隙間を開けて出力されていて、50%程度の密度になっています。
密度を上げた場合にどうなるかは試していませんが、もしかするとラフトを剥がしやすくするために、ラフトとの設置面積を減らすようにXYZwareが自動的にやっているのかもしれません。
ラフトに関しては、他の機種では、かなり簡単に剥がせたり、ラフトに設置していた場所も結構綺麗に出力されるものもあるようなので、もしソフトの改善などで何とかなるのであれば、改善していただきたいところですね。
(そういえば、Slic3rとかだとどうなるか試していなかったな・・・)
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昨日のやつを出力してみた
どうもこんにちは、ツヨシです。
昨日のマスキングテープ+シワなしPiTですが、対策を施したデータを出力してみました。
スマホスタンドのデータは、最初に出力したものより軽量化したデザインにしたので、完全な比較にはなりませんが、ほぼほぼ問題ない感じになりました。
実際のところ、よく見ると若干怪しいところもあるのですが、最初のものと比べ明らかに反りが無くなりました。
若干怪しい部分については、もしかすると糊の塗り方が甘かった可能性があるかもしれません。
(怪しい部分のラフトが少し歪んでいたため、マスキングテープから剥がれてしまっていたかも?)
剥がすのがちょっとだけ大変に
ヒートベッド全域にラフトがあり、設置面積が広くなったためか、出力したものを剥がすのがちょっとだけ大変に・・・。
マスキングテープ全体に結構しっかりくっついていて、あっさり剥がせませんでした。
ただ、それでもマスキングテープがあるおかげで、マスキングテープをバリバリ破りつつ剥がすことが出来、無事回収。
反りやすい角のところも、ほとんど反らず施した対策は効果があったものと思われます。
今回の方法は、Da Vinciの2倍以上するような結構高額な3Dプリンターで使っているのを見つけたのですが、Da Vinciでも有効といえそうです。
この結果から、マスキングテープとシワなしPiTという入手性が高く安い組み合わせで結構いけそうな感じです。
でも、ちょっと惜しいところも・・・
出力物の反りをかなり抑えられた今回の方法ですが、惜しいところも。
まず、一つ目は、当然ですがラフトや余分なオブジェクトを出力するため、フィラメントを余計に使ってしまうというところ。
これに関しては、出力するもののサイズによっても変わってきますが、配置の仕方により今回のようにラフトがヒートベッド全体に広がることもありますが、ビックリするほどでもないかな?
もう一つは、Da Vinci特有のものだと思いますが、ラフトを生成して出力した場合、出力物の底面が完全には平らになりません。
今回密度を15%で出力したところ、ラフトに触れていた部分は、均等に隙間を開けて出力されていて、50%程度の密度になっています。
密度を上げた場合にどうなるかは試していませんが、もしかするとラフトを剥がしやすくするために、ラフトとの設置面積を減らすようにXYZwareが自動的にやっているのかもしれません。
ラフトに関しては、他の機種では、かなり簡単に剥がせたり、ラフトに設置していた場所も結構綺麗に出力されるものもあるようなので、もしソフトの改善などで何とかなるのであれば、改善していただきたいところですね。
(そういえば、Slic3rとかだとどうなるか試していなかったな・・・)
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2015年03月21日
Da Vinci新たな問題・・・
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どうもこんにちは、ツヨシです。
先日修理から帰ってきたDa Vinciにマスキングテープを貼り、そこにシワなしPiTを塗って出力するのがなかなか調子が良いと思っていましたが、出力するものによって問題があることが発覚・・・。
自分の使っているDa Vinci 1.0は、初代のDa Vinciなので、対応しているフィラメントはABSのみ。
したがって、使用しているのはABS。
3DプリンターにおいてABSは、熱収縮の問題が結構でてきます。
基本的に一番の対応は、ヒートベッドなどのプラットフォームに出力物をしっかりと貼りつかせ、ABSの冷却による縮に負けないようにすることですが、そこにも問題が出てきます。
以前のブログにも書きましたが、Da Vinciの場合、シワなしPiTという糊をプラットフォームのガラス面にしっかり塗ってあげることで、ほぼABSの収縮による反りを防ぐことが出来ます。
ただ、設置面積の大きいものを出力すると、あまりにもしっかり貼りつきすぎてしまい、剥がせなくなってしまうことがあります。(ガラス表面の状態にもよると思われます。)
自分は、そのせいでガラスを割ってしまいました。
そこで、3Dプリンターでの出力にマスキングテープを利用している方が多いので、導入。
マスキングテープのみでは、ABSの反りが大きいので、マスキングテープにシワなしPiTを塗ることで一段落。
それほど大きくないものは、結構いい感じに出力されていたのですが、車載用にスマホスタンドを簡易3DCADのMoI3Dにて作成し出力したところ、接地面の反りが大きくなってしまいました。
車載用のスマホスタンドは、市販のものを以前から使っています。
ところが、最初買ったものがスマホの機種変更により大型化したため、それまで使用していたスマホホルダー(スマホを挟んで固定するタイプ)では使えなくなりました。
そこで、たまたま見つけたスマホスタンドを購入。
こちらは、卓上スタンドと同じようにスマホを置いて使うタイプ。
小さい粘着パッドが付いていて、車の振動などでもスマホが落ちないようになっていたのですが、粘着パッドが劣化して使えなくなったので、車の発進時などにスマホが飛んで行ってしまいます・・・。
そこで、スマホの液晶側に少しだけ出っ張りを付けて、粘着パッドがなくてもスマホが飛んでいかないスマホスタンドを作成。
そして、出力すると端の方がこんな状態に・・・。
写真ではちょっと分かりにくいかもしれませんが、スマホスタンドとマスキングテープはしっかり貼りついています。
でも、マスキングテープがABSの反りに負けてプラットフォームのガラスから剥がれ浮いてしまっています。
マスキングテープは、かなりしっかり貼ったので、マスキングテープの粘着力では勝てない様子。
何か対策はないかと色々調べた結果、もしかしたら効果あるかも?というものを発見。
それを施したデータがこちら。
スタンド本体の周りに丸いオブジェクトがいくつもありますが、この丸いオブジェクトを置くことで、スライサーソフトでのラフト生成面積を増やして出力物の反りを防ごうというもの。
確かにABSの反りは、出力物の端の方に起きているので、余分なラフトやオブジェクトがあることで、反りの発生する部分が出力物のところまで来ない可能性があるのかなといった感じ。
この方法は、いくつかの3Dプリンターでは、反りの対策として使われている手段のようです。
これを実際にXYZwareで読み込んでスライスするとこんな感じに。
ちなみに、そのままだと造形可能領域からはみ出してしまうので、データを少し回転させて斜めにすることで造形可能領域に収まるようにしてあります。
プラットフォーム全域にラフトが生成されています。
この状態での出力は、まだ試せていないのですが、上手くいけば外側は反りが発生しても内側にある必要な部分までは影響しないといった状態になるはず。
もしこれでだめだった場合は、別の方法を考えないといけないですが、とりあえず次回はこれで出力してみたいと思います。
(本当は、反りを軽減する形状になるようデータを工夫するという手もあるのですが、自由な形に出来なくなってくるので、また今度という事で・・・)
結果は、後日ご報告できればと思います。
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マスキングテープ+シワなしPiTも万能ではなかった・・・
どうもこんにちは、ツヨシです。
先日修理から帰ってきたDa Vinciにマスキングテープを貼り、そこにシワなしPiTを塗って出力するのがなかなか調子が良いと思っていましたが、出力するものによって問題があることが発覚・・・。
自分の使っているDa Vinci 1.0は、初代のDa Vinciなので、対応しているフィラメントはABSのみ。
したがって、使用しているのはABS。
3DプリンターにおいてABSは、熱収縮の問題が結構でてきます。
基本的に一番の対応は、ヒートベッドなどのプラットフォームに出力物をしっかりと貼りつかせ、ABSの冷却による縮に負けないようにすることですが、そこにも問題が出てきます。
以前のブログにも書きましたが、Da Vinciの場合、シワなしPiTという糊をプラットフォームのガラス面にしっかり塗ってあげることで、ほぼABSの収縮による反りを防ぐことが出来ます。
ただ、設置面積の大きいものを出力すると、あまりにもしっかり貼りつきすぎてしまい、剥がせなくなってしまうことがあります。(ガラス表面の状態にもよると思われます。)
自分は、そのせいでガラスを割ってしまいました。
そこで、3Dプリンターでの出力にマスキングテープを利用している方が多いので、導入。
マスキングテープのみでは、ABSの反りが大きいので、マスキングテープにシワなしPiTを塗ることで一段落。
それほど大きくないものは、結構いい感じに出力されていたのですが、車載用にスマホスタンドを簡易3DCADのMoI3Dにて作成し出力したところ、接地面の反りが大きくなってしまいました。
思った以上に反る力が強い
車載用のスマホスタンドは、市販のものを以前から使っています。
ところが、最初買ったものがスマホの機種変更により大型化したため、それまで使用していたスマホホルダー(スマホを挟んで固定するタイプ)では使えなくなりました。
そこで、たまたま見つけたスマホスタンドを購入。
こちらは、卓上スタンドと同じようにスマホを置いて使うタイプ。
小さい粘着パッドが付いていて、車の振動などでもスマホが落ちないようになっていたのですが、粘着パッドが劣化して使えなくなったので、車の発進時などにスマホが飛んで行ってしまいます・・・。
そこで、スマホの液晶側に少しだけ出っ張りを付けて、粘着パッドがなくてもスマホが飛んでいかないスマホスタンドを作成。
そして、出力すると端の方がこんな状態に・・・。
写真ではちょっと分かりにくいかもしれませんが、スマホスタンドとマスキングテープはしっかり貼りついています。
でも、マスキングテープがABSの反りに負けてプラットフォームのガラスから剥がれ浮いてしまっています。
マスキングテープは、かなりしっかり貼ったので、マスキングテープの粘着力では勝てない様子。
何か対策はないかと色々調べた結果、もしかしたら効果あるかも?というものを発見。
それを施したデータがこちら。
スタンド本体の周りに丸いオブジェクトがいくつもありますが、この丸いオブジェクトを置くことで、スライサーソフトでのラフト生成面積を増やして出力物の反りを防ごうというもの。
確かにABSの反りは、出力物の端の方に起きているので、余分なラフトやオブジェクトがあることで、反りの発生する部分が出力物のところまで来ない可能性があるのかなといった感じ。
この方法は、いくつかの3Dプリンターでは、反りの対策として使われている手段のようです。
これを実際にXYZwareで読み込んでスライスするとこんな感じに。
ちなみに、そのままだと造形可能領域からはみ出してしまうので、データを少し回転させて斜めにすることで造形可能領域に収まるようにしてあります。
プラットフォーム全域にラフトが生成されています。
この状態での出力は、まだ試せていないのですが、上手くいけば外側は反りが発生しても内側にある必要な部分までは影響しないといった状態になるはず。
もしこれでだめだった場合は、別の方法を考えないといけないですが、とりあえず次回はこれで出力してみたいと思います。
(本当は、反りを軽減する形状になるようデータを工夫するという手もあるのですが、自由な形に出来なくなってくるので、また今度という事で・・・)
結果は、後日ご報告できればと思います。
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