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へクソカズラ
日本全土、アジア東部地域に広く分布する
アカネ科のつる性多年草。
藪や山林、土手、または道端などの草むらで
他の植物に絡みついて繁殖します。
比較的、よく見られる植物ではないでしょうか。
つるは左巻きで
秋に黄褐色の果実をつけますが
つる、葉、果実共に悪臭を放っています
。^^;
別名 ヤイトバナ、サオトメバナ、へクサカズラ など
名前の由来は文字の通り
漢字で記すと
「屁糞葛」となるゆえ、説明は不要ですよね。
万葉の頃は
「クソカズラ」と呼ばれたらしいのですが
あまりにも臭いので
「屁」を付けて
「悪臭」という意味を強調したようです。
最上級の悪臭の意だとか。
まあ、ある意味名誉なのかも? ^^;
それでも
別名のサオトメバナ(早乙女花)は
清楚で美しい花の姿に由来するそうです。
その対比が面白いのか
花言葉は
人間嫌い、誤解を解きたい、意外性
なるほど・・・ ^^;
薬 用
秋に熟した果実を採取し、そのまま利用します。
成 分
一種の脂肪酸とアルデヒド類、アルブチンなどが含まれるそうです。
■
しもやけ・あかぎれ・ひびに
生の果実をきれいに洗って水気をふき取り
それを細かく潰して
1 (果実) : 5 (ハンドクリーム)の割合で
混ぜ合わせて塗布します。
上からガーゼを当てて軽く包帯などをし
日に2回ほど取り替えると良いそうです。
くさいけど つやっつや
になるらしいですよ。
でも
臭気が凄いとストレスですよね。
ただ
乾燥させると匂いが消えるらしいので
それを利用する方が多いようです。
薬効は少し劣りますが
「鶏屎藤果」
という生薬名もあるようですね。
■
昔、薪を束ねるのにへクソカズラのつるを利用したらしく
山仕事に従事する人々の経験によって
その薬効が伝えられたようです。
(参考)山野草カラー百科
いにしえの日本の香り。そして台湾大丈夫? 2018.02.07 コメント(4)
日本のハーブ ワラビ 2016.02.09 コメント(2)
日本のハーブ ワレモコウ 2016.02.08 コメント(2)