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ホオズキ
日本各地、朝鮮半島、中国など広く分布する
ナス科の多年草。
山地なとで自生しているようですが
馴染みのあるのは
栽培されているものではないでしょうか。
別名 オナゴホオズキ、フウズキ、フズキ、ホズケ
スサノオの尊が退治した八岐大蛇の目玉は
赤加賀智(ホオズキ)のようだったと
「古事記」に書かれているようですね。
平安の頃は
ヌカズキ
と呼ばれたようです。
「大和本草」(1708)によると
ホオという臭虫(カメムシの一種)が
この葉を好んで食べたことからこの名になったそうです。
また
ふっくらとした赤い実から「頬」を連想し
果実を鳴らして遊ぶ子ども達を見て「頬突き」とも。
諸説あるようですね。
中国では
紅姑娘、紅娘子、花姑娘
多分、少女達の赤く染まる頬に例えたのだと思いますが
こちらの方がわかりやすいですわ。
■
園芸品種は世界中に約80種類ほどあるそうです。
こちらは食用になりませんのでご注意を。
日本の観賞用ホオズキ(写真)は薬用になります。
ご存知だと思いますが
食用ホオズキは実や加工品が市販されています。
薬 用
7~8月に 根茎、茎葉
を採取し水洗い後日干しにします。
生薬名 酸漿根(さんしょうこん)
成 分
苦味質のフィザリン、ルテオリン(鎮咳)
全草に微量のアルカロイドが含み
酸漿根
にはヒストニン(子宮緊縮作用)が含まれており
妊娠中は使用できません。
江戸時代には堕胎剤としても利用されていたそうです。
■
咳止め・解熱・利尿に
酸漿根を3~10g(1日量)を水300ccで半量になるまで煎じ
食前に3回に分けて服用します。
食 用
葉は春、果実は秋に採取します。
若葉
はゆでで水にさらし
おひたしや各種あえ物に利用できます。
果実は果実酒に。
3倍量のホワイトリカーに3ヶ月程度漬ける
ホオズキ酒が楽しめるそうです。
(参考)山野草カラー百科
ちなみに食用ホオズキはヨーロッパ原産で
平成に入ってから日本で栽培されるようになったらしいです。
プチトマトに似ていますね。
最近は営養効果が注目されているようです。
ビタミンA、C、B、鉄分、カロチン、他 営養が豊富で
含まれるイノシトールは
動脈硬化予防、美肌、がん予防、強肝、
アンチエイジング、毛髪維持
など
色々な作用が期待されているようですね
来年は種か苗を植えてみようかな~と
思ってます。
では、また。
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