裏庭のおしゃべり

裏庭のおしゃべり

PR

Free Space

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

wna

wna

2018.10.16
XML
カテゴリ: 映画・俳優
このところ、お天気は安定していますが
すっかり秋めいてきましたね。
私は毎日のようにレンコン料理を作ってますが
なぜか飽きないです^^


さて
この映画を先週末に観てまいりました。


東京ではフェルメール展(上野の森美術館)とも
タイアップしてますね。


映画の舞台は好景気に沸く17世紀のオランダ、アムステルダム


原作者のデボラ・モガーが
フェルメールの絵画の世界を物語にしたいと願い

彼の描いた肖像画に触発された妄想ストーリーを映画化したもの。




詳しくはこちらで

HP



Story



物語はメイドのマリアのナレーションで語られます。


両親を亡くし修道院で育ったソフィアは
将来の選択を迫られる年齢になり
買われるように裕福な商人サンツフォールト氏へと嫁ぐことになる。




初老の夫、コルネルス・サンツフォールトは
クローブなどの香辛料で財を成した商人。

かつての妻たちの間に子供は生まれていたが
いずれも早逝しており

そのため、夫婦は後継をもうけることに必死だったが
なかなか授からずにいた。


一方、メイドのマリアは
恋人のウィレムと逢瀬を重ねる毎日に満足していたが






ウィレムはマリアとの結婚資金を得るため
一攫千金を夢見てチューリップの売買を始める。

その頃のオランダでは
異国から入ってきたチューリップ球根の投機に沸き
値段も高騰、珍しい球根は高値で売買された。


また
絵画を所有することも富の象徴だった。


ある日、
夫は「気晴らしに」と夫婦の肖像画を絵画商人へ依頼する。

紹介を受けてやってきたのは
ヤン・ファン・ロースという若い画家だった。



射るようにソフィアを見つめるヤンの眼差しや
傲慢な態度に




ソフィアは本能的に不安を感じ夫に不快感を訴えるが
それは自分でもよく理解できない感情だった。






しかし
肖像画制作で彼と何度か接するうちに
次第にソフィアは彼に惹かれていくのだった。



一方


既にソフィアにひとめぼれしていたヤンは
ついに感情を抑えられなくなり
チューリップを理由に彼女へ手紙を送る。






ヤンから依頼されたチューリップを持って
彼のアトリエへ向かうソフィア




この日から
二人はサンツフォールト氏の目を盗みながら
逢瀬を重ねていくこととなる。







そんなある日、ウィレムは
買い付けた白い球根の証明書にサインをもらうため
所有者の修道院長を訪ねると

白花の中に1球だけ
「ブレイカー」(赤の斑入り)があるのを発見。


それは予想以上の高値で売れた。

「これでマリアと結婚できる!!」





しかし
マリアが画家の部屋を訪ねるのを目撃したウィレムは
(実際はマリアのマントを羽織ったソフィア)


裏切られたと思い込んで酔いつぶれ
チューリップで得た現金も盗まれ
乱闘の末、兵士としてアフリカへ渡ることに。



突然、何も告げずに姿を消してしまったウィレム


茫然とするマリアは
ソフィアに彼の子を妊娠していることを告白する。


「私を追い出したら" あのこと"を話しますよ」

こんな状態では実家にも帰れないと泣くマリアは
ソフィアを脅迫するが
ソフィアは、ある計画を思いつく。



その「計画」は
ヤンや身近な人々を巻き込んでいくものとなり


また
ソフィアとの将来のために
どうしても大金が必要だと考えたヤンも




修道院長の指南を受けながら
チューリップの売買に身を投じていくこととなる。







まさにバブルでした。







フェルメールの絵画を意識しているだけあって
映像もまた、絵画を彷彿させるような雰囲気です。


この映画を鑑賞しながら
バブル期が脳裏をよぎりました。

個人的には全くバブリーではありませんでしたが
世の中の景気の異常さは
若かった私でも何か不気味なものを感じたものです。


証券会社の営業電話も頻繁で
すすめられた商品の金利の10%はざら。。

画廊での展示即売も多く
高級絵画も売れていた時代です。

20代だった私は
連日、会社の飲み会に引っ張りまわされ
長距離をタクシーチケットで帰宅する毎日。

友人と食事に行けば
友人の友人や、そのまた知り合いという

なんだかよくわからない人たちもやってきて
高級な食事をご馳走してくれたものです。

もちろん
マリアナにも連れていかれ、

すごい熱気の中
お立ち台に立たない口実をいつも考えていました。



歯止めはどこ? そんなのあるの?


社会全体が大きな波に飲まれ熱病に罹っていたかのような現象。



映画「チューリップ・フィーバー」にも
同じような匂いを感じました。


社会が異常に沸くと
人間もうなされるような熱に侵されてしまうのかな。


バブルがはじけ


初めて


本来の「姿」が見えてくるのかもしれません。


そして


それぞれの場所に落ち着くことができたのかも。







物語は8年後も見せてくれます。





まだ、二人のストーリーは終わっていないようです。





一番の幸福を手に入れたのは
マリアかもしれないですね。






「幸せ」のカタチは、求める人によって違うけれど
彼女の世界は良い意味で激変しました。









映画について、語ることをあまり思いつかなかったので
ちょっとおしゃべりを。


ヒロイン役のアリシア・ヴィキャンデル






彼女の出演映画はわりと観てます。


「コードネーム アンクル」のヒロイン役は可愛かったし
「エクスマキナ」では残酷で魅力的なアンドロイド


まさかの「トゥームレーダー」では
意外性を見せてくれました。

今後も色々な役に挑戦してくれそうですね。


夫役のクリストフ・ヴァルツって
悪役のイメージが強い俳優さんですが
今作では、それなりに良い夫でした。


ヤン役のデイン・ハーンも
そこそこの売れっ子さんではないでしょうか。


最近の映画では「ヴァレリアン」や「ディーン、君がいた夏」があるようですね。


彼を初めて知ったのは
映画「欲望のヴァージニア」でしたが
衝撃的な脇役がとても印象的でした。

そして

色々な出演作の中でも
これは彼のビジュアルが生かされた映画だったかも。


「キル・ユア・ダーリン」






しかし

アリシアもデインも30代ですが

童顔ですよね。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2018.10.17 17:05:29
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: