音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2012年09月05日
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テーマ: Jazz(1967)
カテゴリ: ジャズ




 ジャズ・ピアニストの大西順子はこのブログでも何度か取り上げてきたのだけれど、先ごろ彼女が 引退を発表 した。それから、筆者の頭の中を繰り返し駆け巡っていたのは、主にアルバム 『Fragile(フラジャイル)』 (1998年)の演奏だった。自由奔放とか、型にはまらない、好きなように、などという形容(もちろんすべていい意味であって、規範主義的な悪い意味ではない)が似合うと筆者が思っている演奏家の、ある意味では代表作と言えるアルバムだからだろう。念のために言っておくと、同アルバムの作風がこの人のキャリア全体の中で必ずしも代表的なわけではないけれど、ピアノに縛られずにキーボードも楽しげに操るこのアルバムでの姿は、筆者は大好きである。

 とはいっても、上記アルバム『フラジャイル』は既に紹介してしまったし、集大成作の『バロック』はまだちゃんと聴きこめていないし…、でも何か記事にしたくなってユーチューブ動画を見ながら、やっぱり落ち着いたのが、上記『Fragile』にも収録された「ヘイ・ジョー(Hey Joe)」。1960年代半ばのアメリカのポピュラー曲で、1966年のジミヘン(ジミ・ヘンドリクス・エクスピリエンス)のデビュー曲として有名かつロック・スタンダードに定着した曲。内容は妻を撃った男(ジョー)がメキシコへ逃亡するストーリーらしい。動画は、京都は円山公園と思しき演奏の模様から。





 大西順子自身の引退表明の文章によれば、自分のためにやってきた音楽を人に提示する(自分のエゴを生業にする)とういことに納得がいかずに引退を決意したようだ。その決定はファンや聴衆の側がどうこうという類のものではない。とはいえ、逆説的ながら、筆者にとって大西順子を聴く楽しみは、まさしくそこにあったように思う。演奏者本人が楽しいことを演り、その姿とその結果としての演奏を聴いて聴き手の側が楽しむ。そういう意味で、引退表明は実に残念なのだけれど、秋のツアー後の今後の人生、再び人前に出ることがもしもあるならば、この自由な発想という筆者の中にある大西順子像が消えないでいてほしい、そういう大西順子でい続けてほしい、と思うのは“ファンのエゴ”だろうか。





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Last updated  2012年09月06日 00時06分35秒
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