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4/18付けの痛いニュースに下記の記事があったので、お借りして載せてみます。『4月15日NHK 子どもの血液型の記入欄、戸惑ったことありませんか?幼稚園の名札や提出書類、小学校の防災頭巾など。新学期が始まり、記載を求められることも。しかし、医師からは記入欄は「医学的に役に立たない」として、そもそも不要ではないかという意見も出ています。いったいどういうことなのか、調べました。知らない人は増えている?子どもの血液型はどのぐらいの人たちが知っているんでしょうか。渋谷の街で子育て中の人たちに聞いてみました。「上の子は知っているけど、下の子は分かりません」(13歳と1歳母親)「子どもの血液型を知りたいって言ったら、かかりつけ医から調べておかなくていいと言われました」(1歳母親)「そういえば知らないですね。どこで調べるんでしたっけ?」(父親)子育て世代の親に聞いたところ、子ども30人中、半数以上の18人の血液型は“知らない”という答えが返ってきました。知らないと答えた親に、子どもの血液型を調べたいかを聞いてみると、その必要はないと感じている人も少なくありませんでした。「わざわざ血を抜いてまで知りたいとは…。占いくらいにしか役に立たないと思うので」「血液型を知ることでなにか先入観を持ってしまいそうなので、知りたくないです」そもそも血液型の調査とは血液型といえばかつては誰もが知っていたイメージですが、なぜ子どもの血液型を知らない親が増えているのでしょうか。40年にわたって新生児を診てきた埼玉医科大学の加部一彦特任教授によると、A、B、O、ABの4つに分けられるABO型の血液型は、1990年代ごろまでは全国の多くの産婦人科で、赤ちゃんが生まれた時に調べて、親に知らせるサービスが行われてきたということです。しかし新生児の検査は実際の血液型とは異なる判定が出ることがあり「違っていた」などとしてトラブルに発展するケースもあったといいます。こうしたことから、ここ20年ではほとんどの病院が、出生時に子どもの血液型を調べて親に知らせることを行わないようになったということです。子どもの血液型を知りたい場合には、正確な検査ができるようになる年齢(3歳~4歳以降 個人差あり)になってから、自費診療で病院に検査を依頼する必要があるということで、そのまま大人になるまで調べない人が増えているとみられています。記入欄は役立つ?医師に聞くとただ一部の保育園や幼稚園、小学校では、入園時に提出する書類のほか、防災頭巾や名札などに血液型を書く欄が設けられていることもあります。やっぱり災害時や交通事故などの緊急時に備えて、血液型は子どものうちに調べておくことが必要なのでは…?学校の校医も務めている奈良県小児科医会会長の高田慶応医師に聞くと、その心配は全くなく、無理に調べる必要はないと言います。高田医師が院長をつとめる奈良県生駒市のクリニックでは、ホームページに子どもの「血液型の検査をする必要はありません」というお知らせも掲載しています。このクリニックでも数年前まで、保育園や幼稚園の入園前に「書類に血液型を書く欄があるので調べたほうがよいでしょうか?」という相談がたびたび寄せられていたそうです。また「名札の裏に血液型を書かないといけないので」と子どもの検査を希望する保護者もいました。このため高田医師が生駒市の担当者に要望し、いまでは市内の保育園や幼稚園では書類から血液型の記入欄がなくなってきたそうです。高田慶応 医師「小さな子どもに痛い思いをさせてまで必要のない血液検査をするのは不合理なだけなのかなと思います。真面目な保護者は記入する欄があると『調べないといけないのかな』と思ってしまう人もいるので書類や名札からも血液型の記入欄はなくなったほうがよいと思います」また高田医師は血液型は親子関係にも関わる個人情報のため、学校や保育園などが安易に収集することにはリスクがあるとも指摘します。記入欄 なくす自治体も愛知県東海市でも先月まで、公立の保育園に入園する際の提出書類に記入欄がありました。数年前にも「必要ないのではないか」という意見が上がったものの、そのまま運用してきたということですが、改めて必要性について検討した結果、今年度から血液型を記入する欄を廃止することになりました。東海市幼児保育課 担当者「Rhマイナスなどの人数が少ない血液型を保育園が把握しておくメリットもあるかと考えていましたが、ほとんどの子どもは入園時に血液型が判明していない状況です。書類のために血液検査を受ける必要があるという誤解を招くデメリットもあると判断しました」日本人には少ない「Rhマイナス」の血液型など、特別な事情がある場合には、「その他」の欄に記入してもらうように呼びかけるということです。血液型 調べたいときは子どものときに知る必要はないという血液型ですが、街で聞いていてもやっぱり気になるという親の声も聞かれました。家族にRhマイナスの人がいるなど、希少な血液型の可能性があって知っておきたいという場合は、保険が適用されない自費診療で調べることができます。費用は医療機関によって異なりますが、3000円から5000円程度で受けられることが多いようです。また小さいころは分からないままでも、高校生や大学生になってから、献血をすることで血液型を知ることもできます。日本赤十字社に確認すると「輸血における安全性を確保するため、また善意で献血にご協力くださる献血者に健康管理の参考として役立てていただくために、血液型を含めた検査を実施しています」としていて、献血の際に希望者には血液型を知らせているということです。ハラスメントには注意一方、渋谷の街で聞いた時に、気になる話もありました。「病院から、差別になるので調べませんって言われました」生まれた時に親が子どもの血液型が何か尋ねたところ、病院側から『ブラッドタイプ・ハラスメント』になる可能性を指摘されたということです。日本では血液型とその人の性格とを結び付けることが流行したこともありましたが、こうした性格診断には科学的な根拠はありません。厚生労働省の『公正な採用選考をめざして』というパンフレットでは「血液型や生年月日による星座は本人に責任のない生まれもった事項であり、それを把握し特定の個人の適性・能力を固定化して見ることになれば、把握されることを心理的負担と感じる応募者を生み、それが就職差別につながるおそれがある」として、注意を呼びかけています。今回取材した加部特任教授は、血液型について尋ねられても、分からない場合や答えたくない場合は「不明」や「空欄」で回答すればよいと話していました。埼玉医科大学 加部一彦特任教授「血液型を名札や書類などに記載しても、医学的には役に立たないので、子どものころに無理に知る必要はありません。カルテには血液型を記入する欄がありますが、空欄がほとんどです。また、よく言われる性格と血液型の関係についても、科学的根拠は全くありません。20年ぐらいたつと、それまで当たり前にやっていた色々なことが変わってくる、ということですね」』今の子供はほとんど血液型を知らないのですねぇ・・何だか不思議です、昭和生まれの自分にとっては血液型を知っていることは常識ですが。まぁ事故等輸血が必要な時があれば、血液型を検査してからするでしょうから、医学的には必要ないのかもしれません。しかし「ブラッドタイプ・ハラスメント」ですかぁ・・なんだか何でもかんでもハラスメントですね。自分の血液型を知らないなんて寂しくないですかね。昭和生まれだからですかね。
2024年05月11日
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日本糖尿病学会のホームページに下記のような声明が出たのを痛いニュースで取り上げていたのでお借りして載せます『2024 年 4 月 23 日 血糖測定機能をうたうスマートウォッチ(腕時計型デバイス)について 一般社団法人日本糖尿病学会昨今、非侵襲的に血糖値を測定できるとするスマートウォッチ(腕時計型デバイス)に 関する広告が増加しています。 2024 年 2 月 21 日、米国食品医薬品局(FDA)は皮膚への穿刺をせずに血糖測定でき るとうたうスマートウォッチやスマートリングを使用しないよう警告しています。Do Not Use Smartwatches or Smart Rings to Measure Blood Glucose Levels: FDA Safety Communication 2024 年 4 月現在、指先穿刺や皮下センサー留置のための皮膚穿刺をすることなく、血糖値やグルコース値を測定できる医療機器はありません。』まぁ正確とは言い難いですが、病院で血圧や血糖値を測るときにできるだけ同時にスマートウォッチで何度も測り、大体の相関関係を掴んでみました。その分を考慮して参考とする分には問題ないかと・・。少しこの声明とは離れるが大体病院での血圧はよく言われる看護婦効果で簡単に変化するし、いわゆるメーカー製の血圧計(病院等にある筒に腕を突っ込む本格的なやつも含む)でも、病院での水銀系血圧計よりかなり高めに出たりするので、同じように血糖でも相関関係が大体掴めるなら参考にしても良いかと思う。
2024年05月02日
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4/8付けの産経新聞に下記の記事があったので、お借りして載せます。『台湾東部沖地震の震源に近い花蓮県沿岸部で、崩落した橋に代わり、日本統治時代の約100年前に建設された橋が6日夕、補強工事を終え開通した。崩落した橋は比較的新しく、現地でも古い橋の頑強さに驚嘆の声が上がる。台湾では統治時代の遺構が多く残っており、「百年老橋」も復興の一助となる。3日に発生した地震で崩落したのは、1971年に架けられた長さ約25メートルの「下清水橋」。花蓮県から台北へ向かう最短ルートで、開通後は隣接する統治時代の1930年に建設された長さ約10メートルの「旧蘇花第7号橋」が使われなくなった。1日3回3時間限定最大震度6強を観測した今回の地震では下清水橋が崩落し通行不能となったが、統治時代の橋は補強すればすぐに使用できることが台湾行政当局の調査で判明。造りが頑丈で、地震から3日後には補強工事が完了し6日夕、通行可能になった。当面は1日3回、3時間限定で運用する。台湾メディアは「百年老橋」などと報道。交流サイト(SNS)でも「奇跡のようだ」「歴史がわれわれを守ってくれた」「やはり古いものは大切にすべき」など称賛する声が相次いだ。1919年に完成した台湾総督府は、現在も総統府として使われている台湾では旧台湾総督府を改修した総統府をはじめ、統治時代の建造物などが多く活用されている。花蓮市内にある統治時代の日本家屋が残る観光施設「将軍府」。旧日本軍の花蓮港分屯大隊が駐屯していた跡地で当時の門柱を残した区割りのまま、建物を修復してレストランや着付け店など約10店舗が入居する。歴史を後世に残す1日に正式開業したばかりだったが、今回の地震で被災。着付け店では天井の水漏れ被害を確認したが、店主の林秋芬さん(54)は「ここは日本と縁のある場所。歴史を後世に残すためにも営業を続けていきたい」と前を向く。将軍府の開業に向けては、地元住民らが修復のために寄付を募るなどして、地元メディアによると、最終的に2・5億台湾元(約11億7500万円)でリニューアルしたという。この地域を束ねる里長の呉明崇さん(72)は「歴史とはつながりだ。良いか悪いか、二者択一ではない。それを後世に伝えることが自分たちの使命だと思っている。後は次の世代が考えればいい」と話す。将軍府から西約5キロにも統治時代に建立された寺院「慶修院」がある。地震で本堂の柱にひびが入り、仏像などが破損したが、現地の人々が再建に向けて準備を進めているという。』日本が大陸に侵攻し、欧米列強からの植民地化から解放した際、各地でいわゆる道路整備や行政機関施設等の公共事業を行っていたという。今では多くの国々がその遺産をもとに発展しているのだそうです。そういう今でいえば遺構ともいえる施設が、高い技術でできていたことにもっと日本人は誇りを持っても良いと思う。記事の後半はちょっと自分の言いたいことから離れてしまっているが、今回のこの橋の再利用は素晴らしいニュースだと思った。花蓮県の山間部で、地震により崩落した新しい橋(手前)と、隣接する日本統治時代に建設された橋(奥)。台湾当局は日本統治時代の橋を補強して片側通行を行っている
2024年04月18日
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出典を書き忘れたのですが、お借りして載せます。『この数年で、座りにくい公園のベンチが増えたと感じている人は多いのではないだろうか。東京都内でも、いわゆる「排除ベンチ」などと呼ばれる、横になれないようにデザインされたベンチを、やたらと見かけるようになった。 そんななか、3月18日、Xに「@tsukiji14」さんのあげたポストが、話題になっている。@tsukiji14さんは、アーチ状にデザインされた公園のベンチの写真とともに、《このあいだ新宿区の公園行ったらベンチこれだった。新種の意地悪ベンチ。こんなのよく考えたな?笑 完全に嫌がらせの頓知比べみたいになってる。年寄りとか頭からひっくり返るんじゃないかなー、これ》 と投稿。このポストには多くの共感が寄せられ、277万回以上のインプレッションを記録。コメント欄には、《横になって寝させねえという意思ばかりが突出している「排除デザイン」ですね。行政の仕事ってこうやって排除することじゃなくて、そんなところで横になって寝なきゃなんない人をなくすこことなんじゃないでしょうか》《役人の考えるホームレス対策 ホームレスを見えない所へ追い払う 見えなくする事が対策なのか違うだろ こう言うデザインを「排除アート」って言われるんだけどこんなもんアートじゃねぇよ》《だったら始めからベンチなる物、設置しなければいいじゃない。此れではお年寄りも幼子もほんの少しも、腰掛けられない。悪意あるこの所業は誰の発案ですか?》 など、「行政の悪意」といわれても仕方のないベンチの形状に、批判の声が殺到した。 本誌は調査の結果、この公園を突き止めることができた。住宅街のなかにひっそりと存在する公園の名は、「新宿区立さつき児童遊園」。たしかに、アーチ状のベンチが3台あることが確認できた。実際に記者が横たわってみたところ、横たわることはできたものの、寝返りでも打とうものなら、一瞬で転げ落ちることは間違いないであろうことを確信した。 こうした形状以外にも、座面に仕切りが付けられたベンチなど、いわゆる「排除ベンチ」がいたるところで目立つようになっているが、過去にはこれら排除ベンチが、問題となる事例も起こっている。「とくに話題になったのが、2020年11月16日に、渋谷区のバス停で、ホームレスの64歳の女性が頭を殴られ、殺害された事件です。このときに殺害された女性が夜を過ごしたベンチは、仕切りのあるベンチだったため、女性は寝そべることができず、座ったままだったことが報じられました。 また、神奈川県平塚市では、真逆のケースとして、2023年7月、ベンチ座面の仕切りが取り外されるケースも。市民の声を受けた江口友子市議の働きかけによるものです。市議になる前から野宿者支援に取り組んでいたという江口市議は、東京新聞の取材に『当時から意地悪だと感じていたが、やめさせることはできなかった。今回が初めての成功体験です』と語っていました」(週刊誌記者) 排除ベンチに対してSNSに寄せられた、《結局誰にも快適じゃないものになってますなー。ソフトなディストピア》 そんな声を、行政はどう聞くのだろうか?』まさにその通りですね。以前から仕切りのあるベンチに違和感・・まぁ浮浪者が寝るのを防ぎたいんでしょうが、反応にもあったように目の前から浮浪者が見えなければよいかのような感じは誰の目にも明らか。まさにお役所仕事ですね・・これを進めた担当者は疑問を感じなかったのでしょうか・・?それとも仕事と割り切って上司の言うとおりにこなしていたのだろうか?
2024年03月31日
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3/22付けの集英社オンラインに下記の記事があったので、お借りして載せてみます。『人生100年時代といわれるが、実は人間の歯の耐久年数はその半分のおよそ50年。80歳になるまでに8本以上の歯を失うと、咀嚼能力が著しく低下する。できれば人生の最後まで自分の歯で食事を楽しみたい……。そんな人類の夢をかなえるべく、歯が生える薬が開発中であり、今秋から臨床実験がはじまるという。この研究を長年、牽引している北野病院歯科口腔外科主任部長の高橋克氏に話を聞いた。歯はそもそも「増える」特性を持っていた――そもそも歯を生やすという発想のきっかけは何だったんですか?高橋克(以下同) 実は1990年代に、歯は1つの遺伝子の変異で数が増えたり、減ったりすることがわかっていました。そのことを勉強しようと、歯科医師として働きながら、京都大学の大学院に進み分子生物学を、その後アメリカに留学して発生生物学を学びました。歯を新たに生やすというのは歯科医師としての夢です。――その夢に向かって研究を続けるうちに、どんなことがわかってきましたか?歯は生える数が決まっていて、全部で32本(親知らずを含む)あります。しかし、もともと数が足りない先天性無歯症という患者さんがいて、その割合は全体のおよそ1%くらいなんです。また、逆に歯が32本より多くあるのを過剰歯といって、やはり1%くらいいます。歯の数は決まっているはずなのに、増えたり、減ったりといった揺らぎ(余地)があるんです。※先天性無歯症:生まれつき一部の歯が生えない症状先ほど言いましたが、1つの遺伝子の変異で歯が1つ増えるということがわかっていたので、少なくとも歯が生えることに関しては、可能性があるんじゃないかと思ったんです。――歯生え薬は、どのようにして歯を生やすのでしょうか?私たちの歯は永久歯が抜けると生えてきません。これは、USAG-1というたんぱく質が歯の成長を抑制しているからなんです。歯は芽さえあれば生えてきます。だから、このたんぱく質の機能をなくせば歯が生えてくるということになります。そこでこのたんぱく質をターゲットにして、歯を増やすということを思いついたのです。がんの治療で、がん遺伝子によって発生するタンパク質を標的にして増殖しにくくする、分子標的治療というのがありますが、歯を生やすのも同じようにターゲットを絞ります。マウスを使っての実験では、100%の成功率!――これまでの実験ではどんな結果が出ていますか?マウスを使って実験をしました。中和抗体を打ったら歯が生えてきたんですよ。しかも条件さえ整えば、100%生えるという結果を得られたのです。マウスは、乳歯がない動物なので、先天性無歯症の子を妊娠している母親に抗体を打ちます。すると歯が生えてきたので、腰を抜かすほどビックリしました。また歯がない犬にも投与したら生えてきたのです。でも犬の場合、残念ながらマウスとは違って100%成功にはなりませんでした。今のところ、動物実験では副作用は出ていません。ゆくゆくは、注射で直接人間に薬を打って、歯が生えてくるようになると思います。この薬が合う人、合わない人がいるかどうかもいずれわかってくるでしょう。歯がなくなっても明るい未来が待っている――ちなみにお値段はどのくらいになるのでしょうか?費用は今のところインプラント3本分を想定していますが、全然決まっていません。ただ使用する抗体製剤はけっこう高価なので、当然費用も高くなってくるでしょう。※インプラントは1本で、30~40万円程度かかる――どんな患者に有効ですか?無歯症の専門外来をやっているのですが、お子さん(先天性無歯症の患者)を連れたお母さんたちはいつも泣いています。子どもに歯がないことに対して、申し訳ないことをしたと自分を責めています。歯が少ないことは子どもの成長、発達に影響が出ます。食事を摂る効率も悪くなります。また歯が少ないということで、すきっ歯になったり、見た目が悪くなります。子どもにとってはデリケートな問題なので、治験が始まって、どんどん薬を活用できるようになると、親子の悩みを解決する突破口になり得ます。――大人の生活は大きく変わるでしょうか?もちろんです。大人には28本の歯(親知らずをのぞく)があり、歯がその半数以下になると、ごはんのようなやわらかい食べ物も噛めなくなります。そうなることで口腔機能が衰えてしまい、結果、認知症になりやすく、転倒が増えることが研究からわかってきています。このような疾患を防ぐために、入れ歯や新しい自歯で失った歯を補うことが大切です。抜けても新しい自歯の登場で、歯科治療の幅が格段に広がりますし、生涯自分の歯でモノを食べることができるようになります。それはとても爽快なことなはずです。歯が改善されれば、自然と健康寿命も延びます。まずは2030年を目処に、先天性無歯症の患者さんに薬を届けたいと思います。』インプラント3本分というのはかなり高額ですが、ブリッジの片方を支える歯を再生することでブリッジを可能にしたりすることでかなり自由な歯科医療を行うことができる。またこのぎじゅが一般化することで価格もかなり抑えられるようになり、また保険適用されることで身近な歯科医療になり、歯を再生することでますます平均寿命、健康寿命を延ばすことができるようになるのでしょう。ただできれば歯茎への注射ではなくて、塗り薬とか内服になるとなお嬉しいのですが・・。
2024年03月26日
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03/09付けの共同通信に下記の記事があったので、お借りして載せます。『【北京共同】中国の原発が2022年に放出した排水に含まれる放射性物質トリチウムの量が、東京電力福島第1原発処理水の年間放出計画量の上限と比べて最大9倍に上ることが9日、中国の公式資料で明らかになった。処理水を「核汚染水」と呼んで海洋放出を非難する中国が相当量のトリチウムを放出してきたことが改めて浮き彫りになった。 中国は処理水には他の放射性物質も含まれるとして海洋放出に反対する立場を崩さず、日本と主張が平行線をたどっている。中国による日本産水産物の禁輸といった問題解決は困難な情勢だ。 公式資料は23年版の原子力専門書「中国核能年鑑」。22年の原発の運用状況や安全性のデータが記録されている。13原発計19カ所の観測地点で放射性物質を調べたところ7割以上に当たる15カ所の排水に含まれるトリチウムの量が、福島第1原発から放出が計画されるトリチウムの年間上限量の22兆ベクレルを超えていた。 浙江省に立地する秦山原発が22年に放出したトリチウム量は202兆ベクレルと、処理水上限の9.1倍だった。』これだから中国は信用ならないし、どの口が「核汚染水」などというのだろう。本当に自分が恥ずかしくないのだろうか?これが共産圏、独裁政治のなれのはてなのだろうか?こんな国が世界を牛耳ろうとしている今、欧米、日本がしっかりしないでどうするのだろう・・。
2024年03月19日
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3/6付けのCNNに下記の記事があったので、お借りして載せます。『欧州各国で細菌感染症の「オウム病」の症例が昨年から今年にかけて急増している。世界保健機関(WHO)は5日、これまでに5人が死亡したと発表した。オウム病は野鳥やペットの鳥に感染する細菌のオウム病クラミジアを原因とする疾患。感染した鳥に症状がなくても、呼吸や糞(ふん)を通じて人に感染することがある。米疾病対策センターによると、人には鳥の分泌物が混じった埃(ほこり)を吸い込んだり、鳥にかまれたり、くちばしと口で接触するなどして感染する。人から人に感染する可能性はあるものの、極めてまれだという。感染すると、5~14日で頭痛、筋肉痛、せき、発熱、悪寒などの症状が表れる。抗生剤で治療でき、人が死に至ることは極めてまれ。WHOによれば、今回はペットの鳥や野鳥を通じて感染した症例が大多数を占めている。オーストリアでは2023年に14例が確認され、今年は3月4日までにさらに4例が確認された。人から人への感染は確認されていない。いずれも海外への渡航歴はなく、野鳥とも接触していなかった。デンマークでは2月27日までに23例が確認された。実際の数はもっと多いと保健当局は見ている。感染者のうち17人は入院して15人が肺炎になり、4人が死亡した。ドイツでは23年に14例、今年に入って5例を確認。ほぼ全員が肺炎を発症し、16人が入院した。スウェーデンでは11月~12月にかけて症例が急増して26例になり、今年に入って13例を確認した。オランダは昨年12月下旬から今年2月29日にかけて確認された症例が21例に上り、前年に比べて倍増。全員が入院し、1人が死亡した。』昔、一時鳥(オウムではない)を多数飼育しているときがあって、その時にかなりひどい風邪?をひき、特に席がずっと止まらず、しんどいので夜間救急病院に行って診てもらったことがあった。そこで鳥の事を話し、「オウム病では?」と聞いたら鼻で笑われて、がっかりというか安心したというか複雑な気持ちになったのを思い出した。本で調べて確信して行ったのですが・・ただそれだけです。
2024年03月12日
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23/12/25付けの産経新聞に下記の記事があったのでお借りして、載せてみます。『政府が、防衛装備品の輸出ルールである防衛装備移転三原則と運用指針を改定した。外国企業のライセンスを用いて日本国内で生産する防衛装備品のライセンス元国や第三国への輸出を解禁した。従来は米関連のライセンス生産の部品に限って対米輸出を認めていた。新ルールを適用し、政府は米企業のライセンスに基づき日本企業が生産している地対空誘導弾パトリオットの対米輸出を決めた。平成26年に前の防衛装備移転三原則が制定されてから、日本が殺傷力のある防衛装備品を輸出するのは初めてだ。「武器輸出は戦後の平和国家の理念に反する」という反対論がある。俗耳に入りやすいが日本や地域の平和を損なう謬(びゅう)論(ろん)だ。中国や北朝鮮、ロシアといった、日本に脅威を及ぼす専制主義国の政府・軍を喜ばせるだけであると気付くべきだ。日本は朝鮮戦争当時、銃砲弾を国連軍の主力である米軍へ納入し、朝鮮半島全体の共産化阻止に寄与した。戦後のこの史実を忘れてはならない。防衛装備品の輸出は、日本や同盟国、安全保障上の協力関係にある有志国の抑止力向上に資する。日本は普通の民主主義国としてこの選択肢を持ち、活用していくべき時代である。パトリオットの対米輸出は第三国に提供しない約束だという。ただし、日本の輸出分で米軍の保有数に余裕が生じれば、日本からの輸出品以外を、米軍はたとえばウクライナに提供できる。ロシアの侵略に抗戦するウクライナの人々を間接的に支えられるなら結構なことだ。もちろん、日本防衛用の不足を招かないことが前提である。今回のルール改定で与党協議の不調により重要な改革が先送りされたのは極めて残念だ。まず、日英伊が開発する次期戦闘機など国際共同開発の完成品の日本から第三国への輸出容認が決まらなかった。運用指針で輸出を限定容認する救難・輸送・警戒・監視・掃海の5類型の廃止が見送られた。いずれも公明党がブレーキをかけた。これらが決まらなければ日本は防衛装備品の輸出を通じ地域、世界の平和と安定に寄与することが十分にはできない。国際共同開発のパートナーに選ばれにくくもなる。真の平和追求へ公明は方針転換し、自民と足並みを揃(そろ)えてもらいたい。』「武器輸出は戦後の平和国家の理念に反する」という反対論が平和ボケしているとされる日本の国民に支持されているのだろうか?これだけ日本周辺が危機的状況になってきている現代では、日本単独で自国を守ることはできないのは明らかだと思う。他国からの援助を得なければならなくなったとき、今回のようなウクライナ危機に対して日本は金を出すだけで、人員や武器さえよこさないということであれば、果たして協力してもらえるのだろうか?冷静に考えなければならないと思う。
2024年03月07日
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出典月日および出典元を記録し忘れたので不明ですが、下記の記事があったので、お借りして載せます。『中国の指導者たちは何年間も不動産危機の悪影響を食い止めることができなかったが、新たな報道によると、国有企業に海外に保有する資金を引き揚げて中国株の購入に充てるよう命じることで中国の株式市場を支援しようとしているようだ。』まだ推測の域は出ないようですが、共産圏はこんなこともできるんですね。ビックリです。これではあらゆる経済指標の操作なんてお手の物ですね
2024年03月04日
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1/24付けのAFPに下記の記事があったので、お借りして載せてみます。『父親の声、走り去る車、髪を切るはさみの音──先天性の重度難聴だった少年が、画期的な遺伝子治療によって生まれて初めて音を聞いた。 少年の治療を行った米フィラデルフィア小児病院(CHOP)は23日の声明で、遺伝子変異による難聴の患者にとって希望をもたらす成果だと述べた。 治療を受けたのは、非常にまれな単一遺伝子異常により重度難聴で生まれたアイッサム・ダム(Aissam Dam)君(11)。モロッコで生まれ、今はスペインに在住している。 CHOP耳鼻咽喉科部門の臨床研究責任者を務める外科医ジョン・ジャーミラー(John Germiller)氏は、「世界中で難聴に取り組むわれわれ医師や科学者が、20年以上目指してきた遺伝子治療がついに実現した」と語った。「今回の治療は非常にまれな一つの遺伝子の異常を修正するものだったが、これらの研究は小児難聴を引き起こす可能性のある他の150以上の遺伝子についても将来、道を開くかもしれない」 アイッサム君と同様の症状では、内耳の「有毛細胞」が音の振動を脳に送る化学信号に変換するために必要なタンパク質オトフェリンの産生が、遺伝子異常によって妨げられている。オトフェリン遺伝子の欠損は非常にまれで、先天性難聴の原因に占める割合は1~8%とされる。 昨年10月にアイッサム君が受けた手術では、機能するオトフェリン遺伝子のコピーを運ぶよう改良された無害なウイルスを使用。鼓膜の一部を持ち上げ、蝸牛(かぎゅう)と呼ばれる内耳器官の内部液にこのウイルスを注入した。その結果、有毛細胞はオトフェリンの産生を始め、正常に機能するようになった。 片耳の治療を受けて約4か月後、アイッサム君の難聴は軽・中等度にまで改善した。病院は、アイッサム君が「文字通り生まれて初めて音を聞いている」と表現している。 この研究を認可した米食品医薬品局(FDA)は安全上の理由から、年長児を対象とした研究から開始することを求めた。 米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)によると、アイッサム君の聴覚は改善したものの、発話能力を習得するための脳の窓は5歳前後で閉じてしまうため、話せるようにはならない可能性がある。 同様の臨床試験は米国、欧州、中国で進行中あるいは開始間近で、すでに子ども数人の改善例が報告されている。「さらに幅広い年齢層の患者がこの遺伝子治療を受けるにつれ、聴力がどの程度改善されるのか、またその聴力は何年も維持され得るのかといった多くの事柄がいっそう明らかになるだろう」と、ジャーミラー氏は期待を示した。(c)AFP』そもそも音の伝わり方が、『内耳の「有毛細胞」が音の振動を脳に送る化学信号に変換するためにタンパク質オトフェリンが必要』というところから驚異の仕組みによって成り立っているのだという事が分かり驚きです。その産生が遺伝子異常によって妨げられているのを『機能するオトフェリン遺伝子のコピーを運ぶよう改良された無害なウイルス』を注入することで遺伝子異常のない聴覚は改善したということで、すごいと思った・・のですが、『発話能力を習得するための脳の窓は5歳前後で閉じてしまうため、話せるようにはならない可能性がある」とのこと。いろいろあるんですねぇ・・まぁこれもいずれ機序が明らかにされ対処法が編み出されていくんでしょうねぇ。
2024年02月16日
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2/3付けのKYODOに下記の記事があったので、お借りして載せてみます。『中国海警局の艦船が1月から、沖縄県・尖閣諸島周辺の日本領空を飛行する自衛隊機に対して、中国の「領空」を侵犯する恐れがあるとして退去するよう無線で警告し始めたことが3日分かった。複数の関係筋が明らかにした。既に数回警告しており、海警局の新たな任務として開始した可能性がある。領有権の主張を強化するよう求めた昨年11月の習近平国家主席の指示を受けた措置とみられる。 日本政府は、警告は「断じて受け入れられない」として外交ルートで反論したが、公表は見送った。海警局はこれまで、尖閣周辺で領海侵入や接続水域航行を日常的に繰り返し、日本の漁船を追尾してきた。空域への領有権主張も常態化すれば、日中対立のさらなる激化も予想される。 関係筋によると、尖閣周辺の接続水域を航行する海警局艦船が1月以降、日本領空を飛ぶ海上自衛隊機に対し、領空侵犯の恐れがあるとして無線で「直ちに退去しなさい」と伝え始めた。 接続水域より外側の公海上では、中国軍と海上自衛隊の艦船がとどまり、にらみ合う状況も散発している。』
2024年02月12日
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1/27付けの産経新聞に下記の記事があったので、お借りして載せてみます。『日本教職員組合(日教組)が札幌市で開催している教育研究全国集会(教研集会)の社会科教育分科会で、東京電力福島第1原発から放出される処理水を「汚染水」と表現する教材を使った授業実践例のリポートが発表されたことが27日、分かった。学習指導要領は教員に科学的な観点での指導を求めており、子供たちに誤解を与えかねない授業の広がりを危惧する声も上がっている。リポートの発表者は神奈川県の中学教員。「日本の資源・エネルギーと電力」に関する授業実践例として、福島の原発事故や廃炉工程を取り上げている。授業で使ったプリントとして、「日本政府は何をしようとしているか」との見出しで「汚染水の放出を強行」などと記載していた。授業では、原発の新増設などについて2つのクラスで生徒に賛否とその理由を質問。一方のクラスは賛成が5人、反対が15人。もう一方では、賛成が7人、反対が20人と報告されており、結果に偏りがうかがわれた。反対する生徒の意見には、「総理の怠慢」「首相退任してほしい。責任をとれ!」などといった政治的な内容もみられた。処理水は原発事故に伴う汚染水を浄化し、自然界にもあるトリチウム以外の大半の放射性物質を除去したものだ。原子力施設で生じたトリチウムを含む排水の海洋放出は欧米や中国、韓国なども恒常的に行っている。海洋放出計画をめぐっては、国際原子力機関(IAEA)が「国際的な安全基準に合致」し、人や環境への影響は「無視できるほど」とする調査報告書を公表した。処理水を「核汚染水」と呼んで日本を非難する中国に対しても、政府は「科学的根拠に基づかない主張だ」と抗議している。中学校学習指導要領の解説では、放射線をめぐり「科学的に思考し、情報を正しく理解する力」の育成を求めている。被災地の風評被害などについて取材を重ねてきた福島県在住のジャーナリスト、林智裕氏は「今回の授業実践例が模範的な授業として全国に広がり、誤った認識が定着すれば、それを解消するのは難しくなる。福島の住民に対して風評や差別として向かう恐れもある」と懸念を示した。◇東京電力福島第1原発の処理水 1~3号機で溶け落ちた核燃料(デブリ)を冷やすための注水などによって発生した汚染水を浄化処理した水。トリチウム濃度が国の排水基準の40分の1未満になるよう海水で薄めてから放出している。』まだ昭和の偏向的な日教組の影響が残っているとは・・?嘆かわしい。こんな研究会に時間とお金、労力を使っているから、何時まで経っても時間外労働は削減できず、令和の若者が教師になりたがらないのも分かる気がする。しかし背景に日教組にも浸食しているであろう中国の影がうかがえる。日本のあらゆる分野の中枢に中国思想の浸透が行われているというがさもありなんと思ってしまう。
2024年02月08日
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新聞紙+バケツ=加湿器! 警視庁が公開したライフハックが話題にたった3つの行程で“加湿器”が完成。「生活の知恵」「素敵なアイデア」などと話題になっています。警視庁警備部災害対策課@MPD_bousai『屋内の乾燥対策を紹介します。ストーブの上のヤカンは、揺れて転倒すると火傷をします。そこで、バケツと新聞紙で簡易加湿器を作ってみました。縦長に丸めた新聞紙を数本作ります。次にバケツに水を張り、新聞紙をまとめて立たせるようにして完成。試してみてください。何台も加湿器を壊している自分は、どうも加湿器が好きになれない・・。まぁマメにカルキ?が溜まるのを除去すればよいのですが、どうもズボラなので・・。そんな訳で加湿器を部屋に置かなくなったので、朝起きるとのどがちょっとヒリつく。ということでこの記事が目にとまったので。近いうちに試してみますかねぇ・・。
2024年01月29日
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1/18付けの中央日報に下記のような記事があったので、お借りして載せてみます。『中国研究陣が致死率が100%に達する「コロナ変異株ウイルス」を作り出した。17日(現地時間)、米紙ニューヨーク・ポストによると、北京科技大学・北京PLA総合病院・南京医科大学など現地研究陣は2017年鱗甲目から発見したコロナウイルスを変形させた「GX_P2V」を製造した。研究陣が「GX_P2V」を実験用ネズミ4匹に感染させた結果、8日後に全個体が死んだ。今回の実験に使われたネズミは人にある「ACE2」タンパク質を発現させた形質変形種で、遺伝的に人と非常に似たものだった。GX_P2Vはネズミの肺や骨、目、気管、脳に感染し、状態が悪化したネズミは結局死んだ。研究陣は「死ぬ前の数日間、ネズミは急激に体重が減って姿勢がやや曲がり、動作の速度が著しく遅かった」とし「死亡率が驚くほど高い」とした。ニューヨーク・ポストは「死ぬ前日、ネズミの目が真っ白に変化した」とし「これが何よりも不気味だった点」と伝えた。今回の研究はコロナ関連のウイルスに感染したネズミの致死率が100%と報告した初めての研究で、4日バイオ分野の論文シェアプラットフォーム「bioRxiv(バイオアーカイヴ)」に発表された。該当の研究が発表されると、学界では2016~2019年武漢ウイルス研究所の研究のように今回の研究がまた別のパンデミックを引き起こす「潜在的な感染性病原体」を作り出したとして深く懸念した。UCL(ロンドン大学ユニバーシティーカレッジ)遺伝学研究所のフランソワ・バルー所長は、この研究が「最悪で、科学的に全く無意味」とし「研究に使われた生物安全性水準や生物安全注意事項が明示されていない」と指摘した。ニューヨーク・ポストは「このような研究結果を発表するということは、中国がパンデミック以降も研究を無謀に行っていたことを物語っている」とし「もう一つの世界的なパンデミックが再び始まる前に“火遊び”をやめなければならない」とした。』まさに共産国家や独裁国家のなせる業だと思う。あれだけのことを起こした(中国は一応否定しているが)にもかかわらず、まだ性懲りもなく危険な研究をしているとは・・。結局将来の生物兵器にでも転用するつもりでもなければ、やる意味がないということでしょうか。
2024年01月24日
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12/28付けの「まいどなニュース」に下記の記事があったので、お借りして載せます。『みなさんは、トイレを流す際の「フタ」はどのようにしていますか。ライオン株式会社(東京都台東区)が全国の男女450人を対象に調査をしたところ、約2人に1人が「フタを閉めて流す」と回答しました。また、フタを閉めて流す理由については、「飛び散るのが嫌だから」などの衛生面が多く挙げられたそうです。調査は2023年8月にインターネットで実施されました。調査によると、自宅のトイレにおいて、「フタを閉めてから流す」と答えた人は56.2%。そのうち、「コロナ禍をきっかけに閉めて流すようになった」人は10.2%でした。なお、「フタを閉めて流す」理由としては、「跳ね返ってくるのを防ぐ」「飛び散るのが嫌」「感染リスクを少しでも減らしたい」など衛生面が多く挙げられました。フタを閉めて流せば、床など便器の外への水の飛び散りは防げると思われますが、フタの裏側への飛び散りが気になる人も多いのではないでしょうか。そこで、同社では水に濡れると色が変わる紙をフタの裏側や便座や床に貼り付けた後、フタを閉めてトイレの水を1回流し、水に濡れて色が変わった部分(飛び散った水滴)の数をカウントする実験を実施しました。その結果、フタを”閉めて”流すと、1回の水洗でフタの裏側に平均「約90滴」の飛び散りが発生することが分かりました。例えば、家族4人が5回ずつトイレを利用したとすると、1日で約1800滴にもなります。飛び散りを防ぐためにフタを閉めて流した場合でも、飛び散り自体がなくなるわけではないことが明らかとなりました。上記の実験では「渦を巻かない水流」の便器を使いましたが、最近の「便器は渦を巻く水流」タイプも多く出回っています。また、便器のフチ部分の形状や水たまり面の大きさなど便器により様々です。そこで、(1)水流のタイプ、(2)便器のフチの形状、(3)水たまり部の大きさの3つの観点で分類整理をして検証実験を行ったところ、飛び散りが多い順に(1)渦を巻かない水流、(2)便器のフチに折り返しがないフチなし形状、(3)水たまり部が小さい便器となりました。この結果から、一概に便器のタイプが新しければ飛び散りにくいと言えないことが分かりました。次に、飛び散ることによるリスクを把握するため、「菌の汚染実態」を調査した結果、飛び散りが起こったフタの裏側からは菌が検出され、飛び散りが菌汚染の原因になることが確認されました。菌が尿を分解すると悪臭を発することは古くから知られており、こういった飛び散りを掃除せず放置するとニオイの発生にもつながることが考えられます。最後に、「トイレで汚れが気になる場所」を複数回答で答えてもらったところ、「便座の裏」(61%)が最多となり、「最も気になる場所」としても36%で最多となったことから、トイレの気になる汚れの筆頭格として生活者の意識が高いことがうかがえます。 一方、フタに関しては、「フタの裏側」は40%、「フタの表側」は30%であるものの、最も気になる汚れとしては、「フタの裏側」は3%、「フタの表側」は2%と、なんとなく気にはなっているものの汚れている場所とは強く意識されていない様子がうかがえました。なお、「フタの掃除」について、同社のリビングケアマイスター吉井和美さんは以下のようにアドバイスをしています。フタを閉めて水を流す人が増え、フタの裏側が汚れやすくなっている一方で、今まで「フタの裏」の汚れを気にしていなかった人も多いと思います。ここが汚れやすい所であると知っておき、普段のふき掃除の時に、忘れずに掃除することを心がけましょう。ふき掃除にトイレ用シートを使う方も多いと思いますが、ふき掃除にも使えるトイレ用洗剤を吹きかけトイレットペーパーでふく方法もおすすめです。トイレットペーパーが汚れたらトイレに捨てて新しく交換すれば、いつも清潔な状態でふき掃除ができます。ふき掃除の際は、乾いたトイレットペーパーで便座やフタをふくと傷つきやすいので、必ず洗剤や水で濡らした状態でふくようにしてください。また、フタの裏側に貼ってある製品シールが剥がれないように、境目はシール部分から外に向けてふくとよいでしょう。』ちょっと記事の趣旨とは離れるのですが・・トイレを流すときにフタを閉めることで、フタの裏側への飛び散り、汚れを気にする人が増えているということですが、逆にいうと確かにトイレを流すときには飛び散りがトイレの室内に広がるということ。昔、NHKの「ためしてガッテン」でやっていたようにフタをしないとトイレ内にトイレで流した飛び散りが、10分?だか室内を漂うとか。冬場のノロウイルスなど危険な細菌を吸い込んでしまう可能性があるということ。そういう意味でも、従来から問題されていた公衆トイレや小学校のトイレがフタなしが少し改善されているようですが、さらに進めなければいけないと思います。そしてしっかりフタを閉める習慣、自宅ならしっかりフタを掃除する習慣をつけるようにしましょう。ただし自分の健康状態を知るためには、流す前に、ちゃんと排泄物を見るというのも大事だそうです。
2024年01月17日
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12/26付けの香港(CNN)に下記の記事があったのでお借りして載せます。『 中国の習近平(シーチンピン)国家主席は26日の演説で、台湾の中国との「再統一」は「不可避」だと主張した。民主主義下で自治を行う台湾での重要な総統選が来月に迫る中、中国政府が長年堅持する立場を改めて表明した形だ。中華人民共和国を建国した毛沢東の生誕130周年を記念する演説の中で述べた。習氏は「母なる国との完全な再統一の実現は、発展に向けた不可避の道筋であり、正しい流れだ。人民が望んでいることでもある。母なる国は再統一しなくてはならず、またそうなるだろう」と強調した。習氏はこれまでにも同様の発言を通じ、台湾の掌握を土台として中国の「活力を取り戻す」とする自らの目標を明らかにしている。来月13日に予定される台湾総統選には3人の候補者が名乗りを上げており、それぞれ対中関係では立ち位置が異なる。選挙結果は、しばしば中国に対する台湾世論のリトマス試験紙の役割を果たす。中国共産党は台湾を自国の領土と主張しているが、過去にこれを統治したことはない。中国の当局者は平和的な「再統一」を目指すと公言する一方、武力の行使によって台湾を支配下に置く方針も排除していない。習氏も26日の演説で、台湾との関係を平和的に発展させる必要があるとしつつ、中台の分離を図るいかなる勢力にも断固として対抗する考えを示した。そこには台湾政府だけでなく米国政府に対する遠回しの警告も含まれていたとみられる。米国は「一つの中国」政策の下、台湾を自国の一部だとする中国の立場を認知しているが、台湾に対する中国の領有権主張を正式に承認したことは一度もない。』台湾総統選の結果次第では、香港と同じ道をたどることになり、政治的なあらゆる策略によって台湾の併合を試み、それがうまくいかなければ近い将来に武力行使も辞さないだろう。そうなったとき、一番に巻き込まれるのは日本であり、日本が最前線に立たなければアメリカの助けも得られないことになるでしょう。そのためにも日本の防衛体制を一刻も早く中国やロシア、北朝鮮の脅威に耐えうる力を付けなくてはならないと思う。そういう意味でもまずは対話でなどという茶番を言っているどこかの野党に政権をゆだねてはならないのである。
2024年01月07日
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23/12/22付けの産経新聞に下記の記事があったので、お借りして載せてみます。『恫喝に屈した共同通信20日、30年の歳月を経て公開された外交文書である。天皇、皇后両陛下の中国訪問をめぐるメディア工作が、生々しく記録されているのだ。ときは、宮沢喜一政権だった平成4年。天皇訪中に積極的だった外務省の小和田恒外務次官(以下、肩書はいずれも当時)は、2月13日の幹部会議で「訪中前に国内プレスの報道が否定的な状況になれば、行けなくなることもあり得る」と述べ、メディア対策に本腰をいれるよう檄(げき)を飛ばした。さっそく同月25日、親中派の谷野作太郎アジア局長が中曽根康弘元首相を訪ね、「読売あたりでもう少し声を出してくれるとありがたいのだが。渡辺(恒雄)社長に働きかけていただけないか」と懇請した。元首相も「今晩会うので話しておこう」と請け負った。渡辺氏と元首相とが「盟友」といえる関係なのを利用した政治的工作が、どれだけ効いたかは不明だが、読売新聞が天皇訪中に前向きな論調だったのは事実だ。谷野氏はNHK解説委員長にも「NHKも(訪中の)積極的意義を認識し、実現の方向で風を起こしてもらえまいか」と、公共放送の報道内容に〝干渉〟している。最も酷(ひど)いのは共同通信への恫喝(どうかつ)である。橋本恕駐中国大使は、一時帰国中の6月26日に共同通信の犬養康彦社長と面会し、北京支局発の記事をとりあげ「意図的に天皇訪中をぶち壊そうとしているとしか考えられない」と非難。こうした記事が続けば、「中国側は支局閉鎖とか、特派員の国外退去とかの措置に出ると思う。その際、大使館としては助けることはできない」と恫喝した。これでは、どこの国の大使かわからない。犬養社長は「本社は天皇訪中に賛成である旨十分徹底させ、ご迷惑をかけることが今後はないよう注意する」と述べ、全面降伏した。まったくもって情けない。日ごろ、「反自民」的記事が多く、リベラル色が濃いとみられている共同通信の実態がよくわかる。銭其琛外相の「勝利宣言」手前味噌(みそ)だが、外務省幹部の説得工作に節を曲げなかったのは、産経新聞の清原武彦編集局長と住田良能外信部長だけだった。清原氏は「天安門事件で中国は国際的に孤立したが、日本の天皇が訪中されれば中国にとっては大きな救いの手になる」と指摘したが、まったくその通りの展開となった。訪中工作に携わった中国の銭其琛外相は、回顧録で「西側の対中制裁を打破するうえで、積極的な作用を発揮した」と勝利宣言をしている。中国のその後は言わずもがな。外務省が中国に贈ったプレゼントは、百年の禍根を遺(のこ)したのである。(コラムニスト)』政権運営のための人材が決定的に足らないと思われる革新政党も問題だが、親中派の多い自民党にも懸念を抱かざるを得ない。「天安門事件で中国は国際的に孤立したが、日本の天皇が訪中されれば中国にとっては大きな救いの手になる」とされる状況で、親中派の外務省が、親中派の大物政治家を使って、これまた親中派のNHKを動かし、さらに共同通信を恫喝してまで訪中を画策した日本の政治家や官僚がいかに中国に浸食されているかを思うと恐ろしい。
2023年12月28日
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12/17付けの北京共同に下記の記事があったので、お借りして載せます。『「あの子にもう1度会いたい」-。ペットブームに沸く中国でペットを亡くした飼い主のためにクローンをつくるビジネスが広がる。北京のベンチャー企業は約500匹の犬猫をクローンで再生させた。1匹数百万円と高額にもかかわらず依頼が殺到。クローンペットに規制はなく生命倫理を巡る議論も呼んでいる。白いしなやかな身体に茶色いしっぽ。医療系基金に携わる林雷さん(38)の北京市郊外にある自宅を訪れると、来客に驚いた雌猫の小黄(シャオホワン)が勢いよく階段を駆け上がった。林さんは「初代小黄と配色も寝そべる姿もそっくり」と目を細める。娘のような存在だった保護猫の小黄が食中毒のような症状で死んだのは2019年12月。衰弱していく愛猫を見ながらクローンペットを思いつき、死後すぐにベンチャー企業「北京希諾谷生物科技(シノジーン)」に連絡。20年11月にクローンの小黄が生まれた。クローンをつくるにはペットの皮膚などから採取した体細胞を、核を取り除いた未受精卵に融合させ、代理母の子宮に入れて妊娠、出産させる。「遺伝子は元のペットと99・9%以上同じ。育つ環境が一緒なら性格も似るし、健康面も問題ない」。シノジーンの米継東会長(45)は話す。同社は12年に創業。17年に最初のクローン犬を誕生させ、18年から一般向けにクローンビジネスを始めた。価格は犬が5万ドル(約700万円)、猫は4万ドルからで顧客の8割は中国人。日本からの依頼も約10件あった。警察犬や野生動物にも手を広げ犬を代理母として希少なホッキョクオオカミのクローンを誕生させた。「種の保存にも有効」と強調しパンダのクローンにも前向きだ。中国ではクローン人間は禁じられているが、動物のクローンに明確な規制はない。流産や死産の割合が高いとされ、成功率は「30%程度」(米会長)。クローン1匹をつくるのに平均3匹の代理母のほか、卵子を提供する雌も必要で「動物虐待だ」とインターネット上で非難が上がる。「ただ戻ってほしいだけ。人と同じ倫理基準をペットに求めるべきでない」。クローン誕生を待つ上海市の王一兵さん(55)は愛犬の写真をなでながら涙ぐんだ。(共同)』クローンの羊が誕生して大騒ぎになったのが、ついこの間だと思ったら、もうすでに商業化が軌道に乗っているんですねぇ・・驚きです。しかしこれだけ急速に商業化できたのもやはり中国という感じがします。中国共産党の意向に外れていなければ、倫理観など後回しで突き進んでいけるところが共産圏、独裁国家の強みですね。さすがに中国でもクローン人間は禁じられているそうだが、中国共産党がその気になればすぐにでも実用化されるのだろう・・いやすでに陰で技術は確立しているのかもしれない。クローン人間に自分の代わりに戦場に行ってもらう富裕層なんてのも現れるような気がしてならない。・・と言いつつ、30数年前に死んだ愛犬が蘇ると言われれば・・ちょっと心が動いてしまう自分もいる。
2023年12月24日
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12/15付けの毎日新聞に下記の記事があったので、お借りして載せてみます。『東京・霞が関の文部科学省前で朝鮮学校への高校無償化適用を訴える「金曜行動」が15日、500回目を迎えた。2013年に朝鮮大学校生たちの呼びかけで始まり、活動を引き継いだ支援者らが、年末年始や休日などを除く毎週金曜日に続けてきた。この日は朝大生や朝鮮学校の生徒、保護者に加え、韓国人や日本人の支援者らも駆けつけ、数百人が声を上げた。 集会は午後4時に始まり、朝大1年の陳悠那(チンユナ)さん(18)はマイクを手に、「この不当な差別の前に屈することなく、必ず近い将来に誰もが平等な権利を享受する社会を作っていきます」と訴えた。 10年に始まった高校無償化は、中華学校やインターナショナルスクールなど多くの外国人学校を適用対象としている。しかし、朝鮮学校は、拉致問題や朝鮮総連との関係など、教育を受ける生徒には責任がない理由で制度から排除され、19年から始まった幼保無償化からも外されている。 高校無償化からの排除を巡り、生徒ら朝鮮学校側は裁判での解決を目指して5地裁・支部に提訴したが、いずれも敗訴が確定。一方、国連社会権規約委員会が13年に、朝鮮学校の無償化からの除外を差別であるとして制度適用を求めるなど、国連の人権機関は繰り返し日本政府に是正勧告してきた。 東京朝鮮中高級学校に高2の次女(17)を通わせる朴淳芽(パクスナ)さん(51)は「金曜行動」に当初から参加してきた。「高い学費のために朝鮮高校への進学を断念した知り合いもいた。日本の市民と共にこの問題を解決していきたい」と話した。【後藤由耶】』差別はよくないと声高にいうが、日本を敵視し常に敵国としての教育をしている北朝鮮の教育機関に対して日本の国民の税金を使って北朝鮮の教育機関の無償化適用を望むなんておかしいと思う。拉致問題や朝鮮総連との関係など二国間に横たわる解決すべき問題は山積しています。無償化を望むならば、まずは敵対教育を改め、その教育内容をオープンにして日本政府の理解を得る努力をすべきでしょう。援助を得るからにはそれ相当の義務も負うべきです。教育の独立性とは、日本の教育環境でもよく言われることですが、日本の中での教育だということをはき違えてはならないと思う。そういうと戦前の軍国主義に盲従した教育が戦争の悲劇を生んだと言われます。しかしだからと言って、したい放題、やりたい放題で良いというわけではない。政府の意向に盲従する必要はないが、節度は守られるべきでしょう。
2023年12月21日
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12/02付けの2チャンネルコピペに下記の記事があったのでお借りして載せます。『「灰色の世界」にいる全色盲の人々が遺伝子治療で初めて赤色を視ることに成功!灰色の世界に新しい色が混じったようです。イスラエルのエルサレム・ヘブライ大学(HUJ)で行われた研究により、遺伝子変異によって完全に色盲だった被験者たちに対して遺伝子治療を行ったところ、赤色を認識できるように変化したことが示されました。また治療効果は1年後も継続していることも確認され、研究者たちは遺伝子治療による色覚獲得への第一歩が得られたと述べています。被験者たちは初めてみた赤色を、どのように感じたのでしょうか?研究内容の詳細は2023年7月10日に『Current Biology』にて公開されました。目次色が識別できないとは医学的にどういう状態なのか?初めての「赤」は輝き背景と別の面にあるようにみえた色が識別できないとは医学的にどういう状態なのか?私たちの網膜には、明るい場所で色を検知する錐体細胞と、暗い場所で物の形を検知するための桿体細胞という2種類の細胞が存在しています。この2種類の細胞の性質の違いのせいで、私たちの目は明るい場所では色彩が感知されるものの、暗い場所では色の差異がなくなって形だけがみえるという現象が起こります。しかし色を知覚する錐体細胞を制御する遺伝子に欠陥がある場合、明るい場所でも特定の色が識別しづらくなるという現象が起こります。そしてこの欠陥レベルはどの遺伝子にどんな変異が起きているかによって異なり、3万人に1人は世界が完全に灰色の濃淡でしか認識できないといいます。たとえばCNGA3と呼ばれる遺伝子は色の知覚において非常に重要な役割をしており、この遺伝子に機能不全が起こると色の知覚が全くできなくなり、全てが灰色の濃淡で作られた視覚が形成されてしまいます。この症状を治す方法の1つが、遺伝子治療です。遺伝子治療では機能していない遺伝子の代りとなる正常な遺伝子を外部から細胞に供給することで、症状の回復を目指します。変異したCNGA3を抱えている人々の錐体細胞に対して、外部から正常なCNGA3遺伝子を注入する遺伝子治療が上手くいけば、色の知覚ができるようになる可能性があるのです。そこで今回、エルサレム・ヘブライ大学の研究者たちは、生まれつきCNGA3に変異を持つせいで灰色の世界に住む大人3名と7歳の子供1名に被験者になってもらい、遺伝子治療を行うことにしました。実験にあたってはまず、健康な人間の遺伝子から「正常なCNGA3」を切り出して、無害なウイルス(アデノ随伴ウイルス)の遺伝子に組み込みました。この無害なウイルスは感染すると自らの遺伝子を人間の細胞内部に注入する機能を持っているため、被験者たちの錐体細胞に感染させることで、「正常なCNGA3」を外部から補うことが可能になります。実験では4人の被験者たちは全員片目の網膜に、このウイルスが入った遺伝子治療薬が注射されました。結果、遺伝子治療を受けた4人の被験者たちは、注射を受けた目のにおいて赤色を認識できるようになっていることが判明しました。被験者たちは初めてみた「赤」をどのように感じたのでしょうか?初めての「赤」は輝き背景と別の面にあるようにみえた遺伝子治療を受ける以前、被験者たちは色が認識できず、灰色の背景の上に赤い線を引いた図をみても、赤い線に気付くことができませんでした。しかし遺伝子治療から徐々に時間が経過し数か月が経過すると、同じ図に背景とは違うものが映り込んでいることに気付いたのです。そこで研究者たちは被験者たちに対して、新たに現れた線がどのように知覚されるかを説明するように求めました。しかし被験者たちは、新たな見えるようになった赤い線を説明するための適切な言葉がみつかりませんでした。うまれてからずっと灰色の世界で暮らしてきた被験者たちにとって、突然みえるようになった赤色は説明困難な存在だったようです。ただそれでも研究者たちは被験者に対して、できる限り正確な表現で説明してくれるように求めました。すると被験者たちは新たな赤い線を「背景とは異なる輝きをみせたり、背景とは異なる面に浮かび上がったり沈み込んだりした状態でみえた」と証言しました。この結果は、遺伝子治療によって錐体細胞の赤色を感じる能力が被験者たちに付け加えられたことを示しています。さらに遺伝子治療の1年後に再び患者全員の検査を行ったところ、治療効果は維持されていることが明らかになりました。あらゆる色覚を体験している普通の人にとっては大したことには思えないかもしれませんが、灰色の世界に住んでいた被験者たちにとっては大きな前進です。そのため被験者たちは今回の研究結果を、遺伝子治療による色覚獲得への重要な第一歩であると評価しています。しかし正常なCNGA3が働いているにもかかわらず、なぜ赤色だけが検知されたのでしょうか?遺伝子治療で人間の色覚を回復させたのは確かに大きな成功ですが、理論上は赤色だけでなく全ての色がみえるようになっているハズです。この点について研究者たちは、普通の人間ならば明るい場所では物体の形を認識する桿体細胞が不活性になるものの、被験者たちの網膜では活性化したままであることに気付きました。この性質のお陰で被験者たちは錐体細胞が機能していなくても、常に物体の形を認識できました。しかし明るい場所でも桿体細胞が活性化してしまったせいで、正常なCNGA3を経て錐体細胞の機能が復活しても、色にかんする信号が乱されてしまい、赤色しか認識できなくなっていたのです。色認識機能が停止しているときに得られた恩恵が、色認識機能が復活すると恩恵ではなく害になるというのは、悲しい結果です。ただ遺伝子治療による色覚の復活ははじまったばかりの試みであり、今後は手法の改善が続くと予想されます。研究者たちは今後数年にわたって被験者たちの状態を監視し、後日、もう片方の目に遺伝子治療を試みる予定です。現在、遺伝子治療の試みはさまざまな先天性疾患について試みられており、過去には致死的な遺伝病を持つ赤ちゃんたちを治療することにも成功しています。近い将来、外部から好ましい遺伝子を注入する手法は、病気治療を超えて利用が進むと考えられます。それは知性や運動能力を含め欲しい能力を後天的に獲得するという形で、私たちの生活に浸透していくかもしれません。』遺伝子治療はすごいですねぇ・・難治性の遺伝子異常によって起こされる病は、これから徐々に克服されていくのでしょう・・。それとともに「近い将来、外部から好ましい遺伝子を注入する手法は、病気治療を超えて利用が進むと考えられます。それは知性や運動能力を含め欲しい能力を後天的に獲得するという形で、私たちの生活に浸透していくかもしれません。」というのも新たなるドーピングや人間改造につながるんでしょうねぇ。人間の欲望は果てしない。
2023年12月17日
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最近風邪薬のコマーシャルでも流れたので見た方もいるかと思いますが、出典月日を書き忘れたのですが、ライブドアニュースです。『さて問題です。人生を約80年としたとき、風邪を引いている時間をギュッと凝縮すると、どれくらいの長さになると思いますか?正解は「推計約5年」。人間は一生のうち、約5年もの月日を風邪に費やしていると考えられるのです。一生のうち約5年も!? 信じたくない事実のような……。しかしこの数字は、過去の調査や論文を根拠とした、試算により算出されています。その計算方法をご紹介しましょう。まず、人間は1年間におよそ3回風邪を引いているそう。そして、1回の風邪で症状に苦しむ期間は平均して約7日間だといいます。日本人の平均寿命84.52年で計算すると、一生のうち4.9年分(推計値)を風邪に費やしていることに。ちなみにこの数字、人が一生で涙する時間や、家族とご飯を食べる時間よりも長いのだとか。コロナ禍による緊急事態宣言の影響から、外出が制限された期間を経験したことで「やりたいことを自由にできる」ことの大切さを考える人は増えました。「なにげない日常の一瞬一瞬を大切にしていきたい」。そう思うからこそ、風邪でつらい症状が出ている約5年分もの時間が、もったいなく感じてしまいますよね。できることなら、風邪に苦しむ日を1日でも短くしたい。俳優の賀来賢人さんが出演する「エスタック EXネオ」のスペシャルムービーは、そんな想いをより一層強く感じさせ、風邪対策の大切さを改めて考えたくなる内容になっています。9月27日に公開されたムービーの内容をさっそく紹介しましょう!賀来さんがケーキ作りに挑戦! 優しい“パパ”の眼差しに注目スペシャルムービーに登場するのは、多忙な俳優生活を送る賀来賢人さん。エプロンをつけ、真剣な様子でなにやらお菓子を作っている模様。そして「よしっ」と満足げな表情の先には「Happy Birthday」というプレートが乗った可愛らしいケーキが。プライベートでは、ご家族との時間を大切にしているという賀来さん。賀来さん演じる“パパ”が我が子のためにケーキを作っている様子が描かれます。さて、スペシャルムービーでは賀来さんが次のように問いかけます。「人が一生で風邪を引いている時間は、約5年もあるらしいんです。(中略)もしその5年が自由につかえるなら、何ができるだろう」ムービー内では「人が一生で涙する時間」や「家族とご飯を食べる時間」の推計値も紹介されます。いざ数字を比較してみると「えっ、風邪のせいでそんなにたくさんの時間が無駄になっているかもしれないの!?」と驚く人は少なくないはず。「なにげないけど 二度と来ない今日を 大切にしたいと思う」――そう語る賀来さん。たくさんのことを我慢してきたからこそ、そう強く感じる人も多いのではないでしょうか。賀来賢人さん「ずっしりと重く感じてしまいました」「風邪のつらい日を1日でも短く」をテーマに制作された今回のスペシャルムービー。撮影を終えた賀来さんは、インタビューで次のように答えています。「風邪の症状は一生のうち約5年」という字面を改めて見て、思ったよりもその事実をずっしりと重く感じてしまいまして……。5年ですよ!? 人生のうち5年も風邪を引いているなんて。しかも、家族と食事をしている時間より長い。まさに『由々しき事態』ですね、これは。いかに自分の体調管理の問題で、もったいない時間を過ごしているかをひしひしと感じました。「人が一生で風邪を引いている時間は約5年(推計値)」という新事実。あまりにも「もったいない」からこそ、風邪は1日でも早く治し、プライベートや仕事を充実させたいものです。「これって風邪かも?」と体の不調に気づいたとき、「エスタック EX ネオ」がすぐ手の届くところに置いてあるだけで安心感があります。まさに、スペシャルムービーでも賀来さんが「頼りにしてんぞ〜」とつぶやいているのも共感できます。しっかり体調管理をしたい人にとって「エスタック EX ネオ」は“頼れる相棒”のような存在になりそうですね。賀来賢人さんのスペシャルムービーは、風邪のつらい日を1日でも短くする「風邪対策」の大切さを考えてみるきっかけとなるはずです。』まぁコマーシャルなのですが、人生のうち5年とは驚きですね。それも平均的な・・ということなので、子供の頃は虚弱児で、しょっちゅう風邪をひいていたし、大人になってからも年に何回かは大風邪をひくので2倍とは言わないまでも1.5倍くらい、7~8年は風邪に苦しんでいることになります・・これはコマーシャルじゃないけど、風邪気味になったらすぐにも薬を飲んで悪化させないようにしなければ・・。
2023年12月11日
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11/23付けの週刊フジに下記のような記事があったので、お借りして載せてみます。『江戸幕府は、ロシアの脅威に応じて、蝦夷地(現北海道)や樺太、千島を、松前藩統治と幕府直轄統治で、わが領土として防衛、交渉してきた。同時に領土確定に必要な地図作製も幕府は怠っていない。1644年の「正保日本御絵図」には、松前藩が自国領とした蝦夷地・樺太・千島が含まれていることをすでに説明したが、1790年には最上徳内が、1802年には近藤重蔵が、蝦夷地・樺太・千島のより実態に近い日本図を作製した。さらに、幕府の命を受けた北方探検家、間宮林蔵は樺太が島であると確認し、伊能忠敬の蝦夷地未測量地を再測量した。忠敬の21年の「大日本輿地全図」完成に寄与している。このように、江戸幕府が懸命に守ってきた蝦夷地・樺太・千島のうち、すでに樺太・千島が奪われ、残る蝦夷地も「アイヌのもの」を理由に奪われる恐れが指摘されている。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は2018年12月、モスクワで開かれた人権評議会で、アイヌを「ロシアの先住民族」に認定する考えを示した。これは日本の国会決議「アイヌ先住民族決議」を逆手にとった動きと見られ、警戒すべきだ。ロシアは昨年2月、「ロシア系住民の保護」などを口実に、ウクライナに軍事侵攻した。プーチン発言は、ロシアの北海道侵攻に利用されかねない。ロシアのオンラインメディア「レグナム通信」は同年4月、セルゲイ・ミロノフ下院副議長の「一部の専門家によると、ロシアは北海道にすべての権利を有している」との発言を報じている。今回の連載第1回で、私は北海道の歴史年表で、江戸時代の蝦夷地が「アイヌ時代」となっていることを指摘した。一部の教科書は「明治以後の開拓で、アイヌの文化、言葉を奪い差別してきた」という趣旨を広めている。北海道開拓記念館は、道立アイヌ民族文化研究センターと統合してアイヌ史観の北海道博物館に変更されている。そして今、開拓百年を記念し道民の浄財で建てた北海道百年記念塔も解体された。いずれも、高橋はるみ前知事(現自民党参院議員)時代に方針が出された。反対する道民の声に耳を傾けることなく、北海道知事、道庁、道議会自らが開拓の歴史を抹殺しようとしている。これでは、ロシアが「差別されているロシアの先住民族アイヌを救う」と北海道を侵略してきても、反論すらできない。恐ろしい事態が進行している。私は「江戸幕府の北方防衛」の事実を、国民共有の知識にしなければならないと強く感じている。北海道の歴史年表や教科書、副読本の間違いを修正し、北海道を奪取しようとする勢力の撃退の実現が急がれるのである。』まさに北海道の危機が迫っていると思う。その危機の一端を招いているのが一首長の北海道知事であるというのはどういうことだろう・・?政府は何をしていたのだろう、それこそ政治の不毛といえる・・なんの政治家だろう。また教育の独立性が叫ばれ、文科省があっても、ほぼ独立した存在の各地の教育委員会が牛耳っている教育も偏ることのないものにしなければならない。そのためには、それを正せる政治が必要だと思う。そのためには政治家がしっかりしなければ・・。
2023年12月06日
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11/06付けのNEWSWEEKに下記の記事があったのでお借りして載せます。<アイルランドUCCの研究チームによるアルツハイマー病患者の糞便を健康なラットに移植するという実験で、「アルツハイマー病が糞便を介して他の個体に伝染する」可能性が示された。この研究は、新しい治療法の開発にどのような知見を与えるのか>日本における65歳以上の高齢者の割合は、9月15日時点の推計で3623万人です。総人口に占める割合は29.1%で、過去最高となりました。超高齢社会と切り離すことのできない問題が認知症です。2022年の国民生活基礎調査(厚生労働省)によると、介護保険制度で要介護者と認定された原因は「認知症」が16.6%と最も多くなっています。25年には高齢者の5人に1人、約700万人が認知症になるという予想もあります。とりわけ、アルツハイマー型認知症(アルツハイマー病)は、認知症の60~70%を占める病気です。脳の神経細胞が通常よりも早く減ってしまうことで脳が萎縮し、徐々にもの忘れがひどくなったり、時間や場所が分からなくなったりします。そのほかにも、暴言や暴行、気分が落ち込む、不安になるなどの行動心理症状がみられ、患者の約半数が発症から2~8年で寝たきりとなります。アルツハイマー病の原因はまだ十分に解明されていませんが、脳に特殊なタンパク質(アミロイドβ)が蓄積され、神経細胞が衰えて脱落し、記憶に重要な海馬という部位が萎縮することが知られています。現在は根本的な治療がなく、発症後に症状を軽減させたり進行を遅らせたりするために薬物が使われています。近年は、腸内細菌叢の構成が発症のしやすさに影響しているらしいなど、脳以外の部位も関わっているという研究が相次ぎ、注目を集めています。アイルランドのユニバーシティ・カレッジ・コーク(UCC)の研究チームは、アルツハイマー病の患者から採取した糞便を健康なラットに移植すると、ラットに認知症の兆候が現れたり海馬の神経細胞が成長しなくなったりすることを世界で初めて確認しました。つまり、「アルツハイマー病が糞便を介して他の個体に伝染する」可能性を示しました。研究成果は脳科学分野の学術誌「Brain」に10月18日付で掲載されました。この研究は、アルツハイマー病に新しい治療法の開発にどのような知見を与えるのでしょうか。詳細を見てみましょう。長期空間記憶の障害、新規認識記憶が著しく低下UCC研究チームは、以前からアルツハイマー病の患者は健康な患者に比べて有害な腸内細菌を多く持つという報告があったことに注目し、腸内細菌叢を介したアルツハイマー病の伝染は起こるのかを確かめるために実験しました。まずアルツハイマー病の患者69人と認知症ではない人64人から移植用の糞便と血液を採取しました。次に、7日間、抗菌薬を与え続けて元々の腸内細菌を死滅させた11週齢のオスのラット16匹ずつ対して、アルツハイマー病とそうでない人の糞便を溶かした液体を3日間経口投与して、ヒトの腸内細菌の移植を行いました。11週齢のラットを選んだ理由は、成体かつ十分に若いため、老化による影響を避けるためです。その結果、最初の移植から10日後以降に健康診断や記憶テストを行ったところ、アルツハイマー病患者の腸内細菌を移植したラットには、長期空間記憶の障害や新規認識記憶の著しい低下など認知症と思われる症状が認められました。さらに、重症患者の腸内細菌を移植されたラットほど、記憶障害が重度でした。その後、神経細胞を特異的に染色するマーカーを使ったり、脳の切片を顕微鏡で観察したりすることで、アルツハイマー病患者の腸内細菌を移植したラットの脳では、海馬での新しい神経細胞の産出や成長が減ってしまっていたことが観察されました。つまり、患者の糞便移植によって、健康なラットにアルツハイマー病の症状が「伝染する」ことが示唆されました。減った細菌、増えた細菌次に研究チームは、アルツハイマー病患者のどの腸内細菌が、若くて健康なラットの脳に影響を与えたのかについて考察しました。患者の糞便に現れた腸内細菌叢を分析すると、酪酸を産出して腸内の清掃や腸内壁の修復作業を担うクロストリジウム属やコプロコッカス属の腸内細菌が大幅に減少していました。一方、パーキンソン病など様々な病気の発症に関連していると考えられているデスルフォビブリオ属の細菌が増加していました。そこで研究者たちは、損傷された腸壁が十分に修復されず、デスルフォビブリオ属の細菌から産出された毒素が血管に入り込み、血流に乗って脳に悪影響を及ぼしたという仮説をたてました。実際に、アルツハイマー病患者の血液から取り出された血清を、胎児性のヒト海馬の神経前駆細胞に注ぐと、神経細胞の成長と機能を低下させることが確認されました。研究を主導したイボンヌ・ノーラン教授は「現在の治療法は、アルツハイマー病患者が認知症を発症して診断されてから行っても遅すぎる可能性があります。症状が発現する前に、認知症の前駆期や初期段階での腸内細菌の役割を理解することで、新たな治療法の開発、さらには個別化された介入への道が開かれる可能性があります」と語っています。世界保険機関(WHO)は21年、世界の認知症患者は5500万人を突破しており、2030年までに7800万人、50年までに1億3900万人に達する見込みと発表しました。19年のデータをもとにすると、毎年、世界で約1000万人が新たに発症し、1兆3000億ドルの経済損失をもたらすと試算されています。経済損失の約50%は、家族や親しい友人などが非公式の介護者としてケアせざるを得ないせいで失われており、とくに女性の負担が大きいといいます。日本を含むWHO加盟国は現在、世界的規模の認知症に対応するために「認知症に対する公衆衛生上の対応に関するグローバルアクションプラン2017-2025」を公約し、国全体での認知症のリスク軽減の取り組みを推進しています。もっとも、欧米諸国では認知症の有病率と発症率が減少傾向ですが、日本では増加しています。欧米諸国は疾病管理や健康行動の改善が効果を上げていますが、日本では西洋風の食事の拡大や運動習慣の欠如、糖尿病患者の増加が見られることや、核家族化や独居老人など高齢者の社会的な孤立が進んだことが原因と見られています。先進国でもとくに高齢化社会が進んでいる日本は、諸外国と比べて認知症の生涯発症リスクが高いと言えます。認知症の早期発見法や新しい治療法の開発は、社会全体の問題として早急にかつ持続的に取り組んでほしいですね。今の医学の進歩はこういう奇想天外というかちょっと視点を変えた実験から大きく飛躍するんでしょうねぇ。しかし自分も含めた高齢者に差し掛かっている人間にとって、脳・心臓とともに恐ろしいのが認知症でしょう。近年腸内細菌の重要性はいろいろなところで言われ始めていますが、まさかアルツハイマーにも関係しているとは・・?うまく推測通りに進んで有効な治療法が見つかると良いですが・・
2023年12月01日
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11/8付けのAFP=時事に下記の記事があったので、お借りして載せます。パーキンソン病歴約30年の男性患者の体内に電極を埋め込み、脊髄に電気刺激を与えることでほぼ普通に歩けるようになったとするスイスの研究成果が6日、学術誌ネイチャー・メディシン(Nature Medicine)で発表された。 外科医のジョスリーヌ・ブロック(Jocelyne Bloch)氏と神経科学者のグレゴワール・クルティーヌ(Gregoire Courtine)氏が率いるチームは、数年前に同様の方法で下半身がまひしていた患者の歩行を回復させている。 フランス在住の患者マルクさん(62)は約30年にわたり、パーキンソン病に苦しんできた。病状が進行した患者の90%にみられる歩行障害の中でも、特に「すくみ足がひどい」とAFPに語った。「障害物があったり、誰かが不意に目の前を横切ったりすると、足がすくんで転んでしまう」 マルクさんはスイスで手術を受ける機会が訪れた際に飛び付いたという。「今はもう、ある位置から次の位置までどうやって行くか、心配せずに歩くことができる。散歩でも買い物でも、どこでも好きなところへ自分で行ける」■ブラジル旅行も計画 研究チームはマルクさんの脊髄に沿って、複数の要所に「神経プロテーゼ」の複雑な電極システムを埋め込んだ。そして歩行を促すために電気刺激を送るだけでなく、患者の望む動きになるよう刺激のタイミングを適正化した。 スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)に所属するクルティーヌ氏は「脚に装着した小型センサーで、残存する動き、つまりさらなる歩行の意思の測定を試みた。これによって患者が歩きたいのか、停止したいのかを知り、それに応じて刺激を調整することができる」とAFPに語った。 マルクさんはすでに2年近くにわたって、この神経プロテーゼを1日約8時間使用してきた。今ではだいぶ楽に歩けるようになり、ブラジル旅行を計画しているほどだと語った。ただし、特に階段を上る際など、集中力は依然必要だという。 研究チームは対象をさらに6人のパーキンソン病患者に拡大して研究を続けている。ブロック、クルティーヌ両氏は、将来的な商品化を視野に「オンワード(Onward)」というベンチャー企業を立ち上げている。数日前のTVでも内容が同じかどうかは分からないが、車いすの男性が歩き出す場面が奇跡として映し出されていた。どちらにしてもパーキンソン病や事故による脊髄損傷などで歩行困難となった患者にとって、これほどの朗報はないでしょう。しかし医療分野も電子工学や他の分野との連携が必須となる時代がこんなに進んでいるんですねぇ。
2023年11月25日
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10/25付けの女性自身に下記の記事があったので、お借りして載せてみます。『鼻ほじりが原因で、アルツハイマー型認知症になるという研究結果があるんです。そう話すのは、岡山大学病院高度救命救急センター長で、『ウソみたいな人体の話を大学の先生に解説してもらいました。』(秀和システム)の著者の中尾篤典先生。豪・グリフィス大学の研究チームによって行われたマウスを使った実験ではあるが、人間にも起こりうるのだという。「その研究では、肺炎クラミジア菌をマウスの鼻孔に塗り付けたところ、マウスの嗅神経を伝って脳に侵入し、鼻粘膜に感染してから24~72時間以内に脳への感染が起こっています。しかも、肺炎クラミジアに感染したマウスの脳細胞は『アミロイドβ』という成分を放出し、脳組織に沈着させ始めました。このアミロイドβはアルツハイマー型認知症の原因の一つと考えられていて、タンパク質の塊のようなものです。この物質が神経細胞の外側に沈着すると、神経細胞が壊れていくといわれています」(中尾先生、以下同)認知症の約半数を占めるアルツハイマー型認知症に、感染症が関わっている可能性は以前から指摘されてきたという。患者の脳にヘルペスウイルスや真菌、肺炎クラミジア感染症が高確率で見られたとする報告が上がっているのだ。「脳にはバリアがあって、病原微生物がそう簡単に脳に到達できないようになっています。ところが、鼻粘膜につながる嗅神経は、血液脳関門という、いわゆる脳と外界とのフィルターを迂回して、脳につながっているとされます。つまり鼻粘膜は脳への“バイパス”。脳に直通で通り抜けることができる絶好の近道なんです」脳内に到達しにくい薬を、鼻から投与できるという利点もある半面、ウイルスが脳に簡単に入ってしまう。人間でも鼻をほじるクセのある人は、脳に感染させやすいという。「実は、新型コロナウイルスについても同様で、鼻をほじるとコロナ感染を3.8倍高めるという研究結果もあります。しかも後遺症のひとつであるブレインフォグは、脳の中に霧がかかったようになる症状で、認知機能の低下を起こします。この後遺症が出るのは、コロナウイルスが鼻粘膜を通って直接脳の中枢神経に侵入したからではという説もあります。鼻粘膜を介して直接脳にウイルスが入るのは、非常に危ないことなのです」空気が乾燥する冬は、鼻をこすったり、鼻をかんだりする機会も増える。「無理に鼻毛を抜く、強く鼻をかむことは避けましょう。爪は短く切っておき、あまり鼻の穴に指を突っ込まないことが肝心です」何げない習慣が認知症リスクと関係するのは、鼻ほじりだけではない。「よく耳かきをする人は、耳あかを詰まらせているかもしれません。耳あかが鼓膜に付着したり、耳の穴から鼓膜までの外耳道を塞いだりすると聞こえにくくなり、その結果、認知症のリスクが高まる恐れがあるんです」そう教えてくれるのは、名古屋大学耳鼻咽喉科の曾根三千彦先生。外耳道は長さ3CMほどで、耳の穴付近の3分の1は、軟骨部で皮脂腺を持つ。奥は骨からできているため、皮膚が1mm以下と薄く、少しの刺激で傷つきやすく、傷みやすい部位だ。「耳あかというのは、皮脂腺などから出た汗や皮脂などの分泌物と古くなって剝がれた皮膚が混じったもの。ですから、耳あかは外耳道の内側1cmほどの部分で作られ、耳の奥にはありません。また、軟骨部には耳毛が生えていて、汚れが入らないように防いだり、新陳代謝を繰り返しながら、少しずつ外へ動かしたりして、耳あかを自然に体外に排出するような仕組みになっているんです」(曾根先生、以下同)そこに綿棒などを突っ込むと、耳の手前にあった耳あかを奥に押し込んでしまう。「厄介なのは、耳かきをする人ほど、大きな塊が奥に入ってしまい、外耳道をふさぐ『耳垢栓塞』になりやすいことなんです」耳がこもっているような感じや、聞こえにくいなどの症状がある人は、耳あかが奥にたまっている可能性があるという。「耳かきが習慣化している人や、“奥のほうまでやらないとスッキリしない”という人はやりすぎている場合が多いんです。ちょっとした拍子に外耳道を傷つけて炎症を起こし、耳垂れが出てくるなど感染症を起こす『外耳炎』を引き起こしがちです」さらに、“カビ”が生えることも。「耳の中は、高温多湿になりやすくカビが生えやすい環境です。外耳炎が長引くと、カビによる感染で、強いかゆみや難聴を引き起こす『外耳道真菌症』になることもよくあります。繁殖したカビが鼓膜を覆ったり、カビが皮膚に深く入り込んでしまったりすると、完治まで数カ月もかかるため、聴力が衰えたまま生活することになります」恐ろしいのが、聴力が落ちてくると認知症のリスクが高まるというさまざまな研究結果だ。米・ジョンズ・ホプキンズ大学の研究では、軽度の難聴でも認知症発症のリスクは健常者の2倍、中等度で3倍、重度難聴ではおよそ5倍に上がると発表している。「ほかの研究結果でも、聴力が下がると、記憶力に深く関わる脳の『海馬』部分の容積が減少してくることがわかっています。因果関係はまだ明らかではありませんが、聞き取る機能が衰えてくると、“聞く努力”をすることで、脳に負担がかかります。聞くことに脳を使うため、ほかの動作ができなくなったり、記憶力が低下したりして、認知症の一因になると考えられています」認知症リスクを高めないためにも、耳鼻咽喉科を受診するのが望ましいと曾根先生。「よく耳を触ってしまう、頻繁に耳かきをする人は、症状がなくても耳の中をチェックしてもらいましょう。奥に詰まった耳あかを取るだけでも聴力が改善します。自宅でのケアは、週1回程度、細いベビー用の綿棒を軽く濡らし、耳の中1cm程度の壁を優しく拭き取るように掃除すれば十分です」耳かきや鼻ほじりという認知症につながる何げない習慣に気を付けよう。』う~ん怖いですねぇ・・耳かき・鼻ほじりともいつの間にかしていることが多いので・・しかも認知症リスクが跳ね上がる糖尿病です。お先真っ暗・・何とか耳かき・鼻ほじりだけでもできるだけやらないようにしなければ。
2023年11月21日
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10/25付けのCNNに下記の記事があったので、お借りして載せてみます。『香港(CNN) 中国の警察がこのほど、約1000匹の猫を食肉処理場に向かうトラックから救出した。政府系のメディアが報じた。これは違法な取引の一部で、猫の肉を豚肉や羊肉として不正に販売しようとしていたとみられる。事態を受け、食品の安全性に対する国内での懸念が改めて噴出している。動物愛護の活動家から今月に入って寄せられた情報を基に、東部の江蘇省、張家港市の警察官らは捕獲した猫の収集、運搬に使用する車両1台を停止させた。政府系ニュースメディアの澎湃新聞が伝えた。報道によると、警察が介入しなければ猫たちは食肉処理され、串焼き用やソーセージ用の豚肉、羊肉として出荷されていた公算が大きいという。警察と農業当局はこの後、猫たちを近くの保護施設へ送った。計画が阻止されなければ最大2万500ドル(約307万円)の利益が生まれていた可能性がある。逮捕者が出たのかどうか、記事では報じられていない。猫たちが野良猫だったのかペットだったのかも言及はない。CNNは張家港市の警察と動物保護施設にコメントを求めている。澎湃新聞が掲載した画像には、救出された猫たちが保護施設のより大きな檻(おり)の中で休む様子が写っている。同メディアが引用した保護活動家の1人は違法な事業について、猫の肉約450グラム当たり4ドル前後の値を付け、羊肉や豚肉として売っていると説明。猫1匹の食肉処理後の重さは1800~2270グラム前後だという。トラックを止めるのにも参加したという別の活動家は、このような違法行為は今回が初めてではなく、以前同様の取引を南部の広東省でも阻止したことがあると明かした。報道を受け、中国のソーシャルメディアでは、動物の権利と食の安全に対する懸念の声が広がった。多くのユーザーが当局による監視の強化を呼びかけている。中国では長年にわたり、食の安全に不安を抱かせる事案が発生している。最近では南東部・江西省の学校で、食堂の料理の中からネズミの頭が見つかる騒ぎがあった。地元当局は当初、鴨肉の一部だと主張していたが、隠蔽(いんぺい)を疑う声が広がる中で本格的な捜査が行われ、事実が発覚した。』いやぁ~さすが中国という感じですねぇ・・。さすがにこのニュースが本当かどうかはわかりませんが・・十分ありえると思う。過去のダンボール餃子?廃油?問題などなど。それに現役時代に中国に出張したときに朝市に行きましたが、鳩やカエル、なんだか忘れたが小動物、山羊などなどが生きて売られていてビックリ、中国人はなんでも食べるとよく言われますが、本当だと思いました。福島の処理水問題で、日本産食品にいちゃもんをつけるけれど本当に注意しなければならないのは中国産の食品だと思う。偏見だろうか・・?
2023年11月16日
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10/24付けの産経新聞に下記の記事があったので、お借りして載せてみます。『カラオケ店で「歌わない」楽しみ方が広がってきた。誕生日会やママ会などのパーティー利用や、大型スクリーンを生かしたライブやアニメ鑑賞など用途は幅広い。新型コロナウイルス感染症の「5類」移行に伴いカラオケ店の客足もV字回復しつつあるが、人口減少に伴う利用者数の先細りを見据えて、新たな需要開拓を目指す動きが続く。「100種類以上の料理を提供している。カラオケ利用ではなく、カフェやレストラン、居酒屋としても人気だ。食の分野ではレストランが競合相手になる」カラオケパセラを手掛けるNSグループの広報担当者は24日、東京都内で開いた試食会でこう強調した。国産牛サーロインのグリルや、エビとムール貝のパエリアなど「〝カラオケ店の料理〟とは一線を画す」(関係者)ような豪華メニューが自慢だ。同店では歌わないプランの利用が全利用者の6割を占め、誕生会で部屋の飾り付けができたり、好きなアーティストのDVDを流して仲間と「推し会」を楽しめたりするパックを用意して、パーティー需要を取り込んでいる。カラオケまねきねこを運営するコシダカホールディングスでは、カラオケから「プライベートエンターテインメントルーム」への転換を目指す。ママ会利用を想定したキッズルームや、撮影用に特化したスタジオ型ルームを作るなど、歌わない用途にも力を入れる。また、カラオケの「ジョイサウンド」を展開するエクシングは今秋発売の新機種で、遠隔地のカラオケルームをつなぎ双方向で楽しめるサービスを来年1月から順次始める。本社と各地の支社をつないだ歓送迎会や、ファンを呼び込んだアーティストのイベントといった利用を想定している。全国カラオケ事業者協会によると、コロナ禍で落ち込んだカラオケの市場規模は令和4年度に前年度比6割増の3879億円と急回復し、今年度はコロナ禍前(元年、5767億円)を上回る可能性がある。感染拡大の懸念が薄れたことで使い方も従来の「歌う」利用に原点回帰しつつある。ただ、少子高齢化に伴う構造的な利用者数の減少は避けられない。ある業界関係者は「カラオケ一本足打法では厳しい。業態転換しないと生き残れない」と指摘しており、歌わなくても楽しめるカラオケの使い方は、今後も広がりそうだ。』まさにその通りの展開だったんですねぇ。古い話ですがコロナ前、前回のラグビーワールドカップの時に、よく覚えていないけど日本戦が地上波でやらない時があって、苦肉の策で、スポーツバーで見ようとしてて確か後輩が、カラオケルームで気楽に見られますよ・・とかいうことになって、現役時代の元同僚達と久々飲み会を企画してくれて、感染した覚えがあります。さらにコロナが収まり、これまた久々の現役時代の初期の赴任地、名古屋を含めた中部地方の元メンバーが集まる会があり、懇親会の二次会をそれこそ「カラオケまねきねこ」でやったのです。人数も多かったし貸し切りのように一室を専有できて落ち着いて喋れてよかったです。カラオケがあんまり得意じゃない自分には大歓迎です。
2023年11月09日
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10/4点けの産経新聞に下記の記事があったので、お借りして載せます。『戦時中の朝鮮半島出身労働者の収入状況などを示す1次史料を歴史認識問題研究会(会長・西岡力麗澤大特任教授)の長谷亮介研究員が見つけ出し、分析結果を論文にまとめた。史料によると、労働者の収入は「高額」(長谷氏)で、炭鉱が「奴隷労働の現場」だったとの主張や観念を崩す実態を示している。史料は、かつて北海道北部にあった日曹天塩炭鉱で働いた朝鮮人労働者の「稼働成績並賃金収支明細表」。長谷氏が昨年、北海道博物館(札幌市)の収蔵資料から見つけた。労働者を送り出した当時の朝鮮半島の面(村に相当)の面長に向けて、労働者ごとの収支金額や送金額、天引き貯金の状況を伝える書類で、昭和19(1944)年5月から20年6月分の冊子に総数159人分の記録があった。史料で確認できた労働者86人のうち、19年10月から20年6月まで働いた54人を分析したところ、9カ月間の平均収入総額は896円で、同期間の支出総額が判明した43人の手元に残った金額の平均は311円だった。長谷氏は「当時の国内物価を考慮しても高額」と指摘する。史料からは他にも、徴用労働者に毎月賞与(ボーナス)が支払われていたことや、9カ月間の賃金上昇率(日収)が平均で1・6倍以上だったことも分かった。この史料は、在日韓国・朝鮮人の戦後補償や「強制労働」をテーマにした論文で簡単に触れられていたことがあるが、詳細な内容は明らかにされていなかった。論旨にそぐわない「不都合な真実」として意図的に隠された可能性もある。長谷氏は「朝鮮人労働者は賃金をほとんどもらえず、もらえたとしても日本政府や日本企業に搾取され、手元にほとんど残らなかった、とする従来の学説を完全否定する内容が史料には記載されている」と話している。5日に日本記者クラブ(東京都千代田区)で記者会見を開いて史料の内容と分析結果を報告する予定。』『この史料は、在日韓国・朝鮮人の戦後補償や「強制労働」をテーマにした論文で簡単に触れられていたことがあるが、詳細な内容は明らかにされていなかった。論旨にそぐわない「不都合な真実」として意図的に隠された可能性もある。』とのことで、そんな操作で『朝鮮人労働者は賃金をほとんどもらえず、もらえたとしても日本政府や日本企業に搾取され、手元にほとんど残らなかった』とする従来の学説が簡単にできあがってしまうことに怒りと恐怖を感じる。所詮論文の審査なんてそんなものなのだろうか?論文に載せられている参考資料の真偽や引用の仕方の検証がされていないのだろうか・・。
2023年11月01日
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10/9付けの週刊フジに下記の記事があったので、お借りして載せます。『中国が、日本の排他的経済水域(EEZ)内に勝手に設置した「海上ブイ」をめぐり、日本政府の対応に疑問がある。問題のブイは、沖縄県・尖閣諸島の魚釣島の北西約80キロ、EEZの境界線である日中中間線の日本側の位置で確認された。ブイには「中国海洋観測浮標QF212」と書かれていたという。国連海洋法条約では、構造物設置や科学調査は、EEZを管轄する国にしか認められていない。ところが、日本政府は中国に外交ルートを通じて抗議し、即時撤去を求めただけだ。非常に不可解に思う。中国は海洋進出や覇権拡大をもくろみ、東シナ海や南シナ海で既成事実を積み重ね、自国の国内法適用の海域を拡大しようとの思惑がある。実際に南シナ海では「軍事拠点化」が進んでいる。日本政府は「たかがブイ」として、大きな外交問題に発展させたくないとの考えがあるのかもしれないが、これは極めて危険だ。中国が尖閣諸島の実効支配を強行する前段階かもしれない。日本がブイを撤去しなければ、中国はさらに大きな挑発を仕掛けてくる可能性がある。外務省の担当者は「国連海洋法条約に違反していると考えているが、撤去や没収などがどこまで認められているかは海洋法条約上に規定がなく、慎重な検討が必要だと考えている」と、夕刊フジの取材に回答したという。中国はあえてグレーゾーンにブイを置いて、日本を挑発しているようにみえる。日本の出方や覚悟をうかがっているのだ。日本こそ逆に、「撤去したら中国がどう動くか」を試すぐらいのずる賢さが必要だ。フィリピンの沿岸警備隊(PCG)は先月末、中国海警局船がフィリピンのEEZ内に設置した長さ約300メートルの浮遊障壁を撤去した。フィリピンにできて、なぜ日本にはできないのか。国際法は解釈が分かれるうえ、判断が難しいが、フィリピンのようなケースは前例になり得る。そもそも、各国が国際法に批准するのは自国の国益にかなうからだ。明らかに国益を損ねる国際法違反が判明しながら、何も行動を取れないようではどうしようもない。弁護士として法律的な観点からみると、撤去を禁じる規定がない場合、ブイ撤去は「許される」と思っている。米国にある私のアパートに以前、ペンキで落書きをされたことがある。警察に相談すると、「ギャングの縄張りの印」だと説明していた。警察はギャングたちを連れてきて、消す作業をさせていた。もし、中国にブイを撤去させられれば、自ら国連海洋法条約違反を認めさせることになる。効果的だが、中国は簡単に従う相手ではない。日本が対応に乗り出すしかないことは明白だ。この件が示すように、実際の有事だけでなく、平時でも国益を失うような外交・安全保障問題があることを忘れてはならない。求められるのは、岸田文雄政権のリーダーシップではないのか。領海やEEZが1ミリでも侵害されることを放置すれば、国家としての「大原則」を失うことになる。』日本の外務省は本当に中国寄りで、「国連海洋法条約に違反していると考えているが、撤去や没収などがどこまで認められているかは海洋法条約上に規定がなく、慎重な検討が必要だと考えている」などと言い訳をしているとしか思えない。こうやって既成事実を積み上げていく中国のやり方は分かり切っているだろうに。どこまで反応するか見ているのは明白なのに、中国の子飼いのような外務省に事を荒立てる気はサラサラないのが明白。政府も見て見ぬふり。本当にこの著者が言うように、日本こそ逆に、「撤去したら中国がどう動くか」を試すぐらいのずる賢さが必要だ・・と思う。外交はお人よしでは国益を損ね、だましあいの世界だという。あらゆるものから中国依存を無くし、中国の顔色を窺わないで済むようになることを望みます。
2023年10月23日
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06/23付けの産経新聞?に下記の記事があったので、お借りして載せます。 『中国が国内で運用する複数の原子力発電所が、今夏にも始まる東京電力福島第一原子力発電所の「処理水」の海洋放出の年間予定量と比べ、最大で約6・5倍の放射性物質トリチウムを放出していることが、わかった。日本政府が外国向けの説明用に作成した資料から判明した。中国政府は東電の処理水放出に強く反発し、官製メディアも動員した反対キャンペーンを展開している一方で、自国の原発はより多くのトリチウムを放出している。 日本政府は、中国の原子力エネルギーに関する年鑑や原発事業者の報告書を基に資料を作成した。それによると、2020年に浙江省・秦山第三原発は約143兆ベクレル、21年に広東省・陽江原発は約112兆ベクレル、福建省・寧徳原発は約102兆ベクレル、遼寧省・紅沿河原発は約90兆ベクレルのトリチウムを放出していた。東電は、福島第一原発の年間放出総量を22兆ベクレル以下に抑える計画で、放出後のトリチウムの濃度は、世界保健機関(WHO)などの基準をはるかに下回るとしている。中国の国旗 中国政府は福島第一原発の「処理水」放出を「一方的に強行しようとしている」(中国外務省報道官)と反発し、官製メディアも連日、「日本は世界の海洋環境や公衆の健康を顧みない」(共産党機関紙・人民日報)などの主張を展開している。だが、日本政府関係者によると、中国は自国の原発のトリチウム放出について、周辺国との間で合意はなく、説明もしていないという。』ちょっとアップが遅くなってしまい・・今では中国の独りよがりの主張に他の国もサジを投げている状態なので何ですが、具体的な中国の状況が分かるので載せることにしました。しかし何でもっとこの資料を声高に言わないのでしょう・・?それとも言っているのに多くのマスコミが取り上げていないのでしょうか・・?それだけ中国が日本のマスコミにも食い込んでいるというのは本当なのかも。これってジャニーズ問題のようですね、ジャニーズに対する忖度で今まで沈黙していたマスコミが、今までの恨みとばかりたたきまくるのと同じですね。ただ中国はまだ怖い存在なのでたたくマスコミはごくわずかですが・・。
2023年10月15日
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9/24付けのAFPBB Newsに下記の記事があったので、お借りして載せてみます。『2022年に米メリーランド州ボルティモアのメリーランド大学医学部で行われた、ブタの心臓を人間に移植する世界初の手術。 移植手術は20日に行われた。患者のローレンス・フォーセット(Lawrence Faucette)さんは、血管障害と内出血の合併症のため人間の心臓の移植を受けられなかった。手術を前に「ブタの心臓に望みをかけるしかない」とコメントしていた。 同大によると、術後、フォーセットさんは自発呼吸しており、移植された心臓も「補助装置の助けなしで」機能している。現在、一般的な拒絶反応抑制剤を服用するとともに、身体が悪影響を受けたり移植された心臓に拒絶反応を起こしたりしないよう、新たな抗体治療を受けているという。 動物から人間への臓器移植は、患者の免疫システムが移植された臓器を異物とみなして攻撃するため難しい。その問題を克服するため、遺伝子操作されたブタが使われた。 しかし、昨年の移植事例では、患者は術後2か月で死亡した。同大は、術前から「患者の体力が低下していたことなど複合要因」によるものとしている。 米国では現在、10万人以上の患者が臓器提供待ちの状態にある。ただ、人間の臓器提供は慢性的に不足しているため、動物の臓器移植が問題の解消につながると期待されている。』ブタの臓器は人間によく似ているそうで、さらに拒絶反応を抑えるために遺伝子操作が行われたブタを使い、新たな抗体治療を行っていたということで、新たな移植医療の幕開けを予感させます。提供臓器の足りない現状では、最もこの遺伝子操作が行われたブタからの移植が進むことが望まれます。特に子供への移植は、アメリカ頼み、それでも間に合わずに亡くなることが多いと聞くとこの分野に日本は特化しても良いように思うが・・素人考えですが、どうなんでしょう?
2023年10月08日
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9/1付けの読売新聞オンラインに下記のような記事があったので、お借りして載せてみます。『【北京=吉永亜希子】在中国日本大使館が、東京電力福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出を巡って、「攻めの情報発信」に転換している。中国のSNS・微博(ウェイボー)で日本政府の主張を中国語で積極的に発信し、科学的根拠のない中国政府のプロパガンダに対抗している。 同館の微博はこれまで、文化活動や日本国内の名所や美食情報など日本の魅力を中心に発信してきた。 しかし、処理水放出を巡り、中国政府や官製メディアが「核汚染水の放出は海の生態系に悪影響を及ぼす自己中心的な行いだ」などと科学的根拠のない主張を繰り返すことを問題視。日本政府の主張を正確に伝えるため、放出開始前日の23日から国際原子力機関(IAEA)の声明や放出後の周辺海域のモニタリング(監視)結果など客観的情報の投稿に力を入れ始めた。 中国が国内で運用する複数の原子力発電所が2021年、日本の処理水の海洋放出の年間予定量と比べ、最大で約10倍の放射性物質トリチウムを放出していることを図示した投稿は、8月30日時点で864万の閲覧があり、通常発信時の80倍という高い関心を呼んだ。 情報発信を強化して1週間が経過し、「日本を支持する」というコメントが書き込まれるようにもなってきたという。ただ、中国政府は官製メディアを使った情報発信を続けており、日本政府関係者は「処理水が国際機関の基準にのっとったものであるということを根気強く発信していきたい」としている。』前から日本政府の弱腰な外交が気になっていました。定型的な抗議しか行わず、沈黙することが美徳なような感があった。しかし世界ではその日本の美徳は通用しない。主張すべきことは主張し、しっかり相手の中国の根拠のないプロパガンダには対抗すべきだ。中国はじめ例の周辺4か国のバカバカしい主張も反論せず野放しにすれば、いずれは既成事実化されてしまうのを肝に銘ずべきである。
2023年09月30日
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8/3付けのサイエンスに下記の記事があったので、お借りして載せてみます。『アメリカの著名ながん治療センターであるシティ・オブ・ホープの研究チームが、がん腫瘍細胞の増殖細胞核抗原(PCNA)を標的にする分子「AOH1996」のマウスを用いた前臨床試験に成功したと発表しました。AOH1996はがん細胞のDNA複製において重要な役割を持っているPCNAを標的にする薬剤であり、がん腫瘍細胞を全滅させられる可能性があると期待されています。がん細胞は正常な細胞の遺伝子に生じた異常により、正常な範囲を超えて自律的に分裂や増殖を繰り返し、体組織にさまざまな悪影響を及ぼします。がん患者に対しては抗がん剤や免疫療法などの治療が行われますが、がん細胞は変異することによって治療への耐性を獲得し、再発を繰り返すことがあります。シティ・オブ・ホープの分子診断・実験治療学部の教授であるリンダ・マルカス博士は20年にわたり、がん細胞のDNA複製および修復において必要不可欠なタンパク質・PCNAを標的にする「AOH1996」と名付けられたがん治療薬の開発を行ってきました。PCNAはあらゆる細胞に存在するため、正常な細胞ではなくがん細胞のPCNAのみを標的にする薬物が開発できた場合、多くのがん細胞に対して効果的な治療薬になる可能性があるとのこと。研究チームが70種以上のがん細胞株と対照となる正常な細胞でAOH1996の抗がん活性をテストしたところ、AOH1996はがん細胞の生殖周期を乱し、がん細胞を選択的に殺すことが確認されました。AOH1996はがん細胞がDNAを複製・転写するのを防ぎ、がん細胞のアポトーシスを引き起こした一方で、正常な幹細胞の生殖周期は乱さなかったとのことです。また、神経芽細胞腫・乳がん・小細胞性肺がんのいずれかに由来するがん腫瘍を持つマウスを対象にした実験では、毎日AOH1996を投与したマウスの体内では対照群と比較して腫瘍が有意に減少することがわかりました。AOH1996を投与されたマウスでは、副作用による死亡や体重減少などもみられませんでした。マルカス氏は、「PCNAは複数の搭乗口がある主要な航空会社のターミナルハブのようなものです。データはがん細胞においてPCNAが特異的に変化していることを示唆しており、この事実によってがん細胞のPCNAのみを標的にする薬剤を開発することができました。私たちの抗がん剤は主要な航空会社のハブを閉鎖し、がん細胞を運ぶすべてのフライトだけを欠航させる吹雪のようなものです」とコメントしました。すでにシティ・オブ・ホープは、ヒトのがん患者にAOH1996を投与して安全性や効果を確認する第I相臨床試験を実施しています。被験者は標準的な治療が効かない成人のがん患者であり、1日2回の頻度でピルの形でAOH1996を服用するとのことです。』すごいですねぇ・・癌の克服は将来叶うと言われていましたが、本当にもうすぐという感じですね。この治療法に限らず、あらゆる治療法が癌包囲網を築いているようです。さて実用化がなった時まで生きていられるでしょうか・・?
2023年09月23日
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9/1付けの産経新聞に下記の記事があったので、お借りして載せてみます。『1日は「防災の日」である。今年は、関東大震災から100年の節目にあたる。大正12(1923)年9月1日の正午前、関東地方南部を震源域とするマグニチュード(M)7・9の大地震が発生した。激しい揺れと広域火災で首都は壊滅状態となり、10万5千人もの命が失われた。100年がたった今、関東大震災の被害を実体験として伝えられる人はほとんどいなくなった。しかし、近代日本を襲った最悪の自然災害の記憶と教訓を風化させてはならない。関東大震災に限らず、12年前の東日本大震災(平成23年)や28年前の阪神・淡路大震災(平成7年)など、過去の災害の教訓を今の防災、減災に生かし、次の世代に繫(つな)いでいくことは、すべての国民と政府、自治体の責務である。そのことを改めて心に刻む節目の「防災の日」としたい。炎の猛威は変わらない10万5千人の関東大震災犠牲者のうち、9万人以上は焼死だったとされる。地震の発生が昼食どきで、日中海に中心があった台風による強風が吹いていたことが火災の多発と延焼の要因となり、竜巻のように炎が渦巻く火災旋風も発生した。100年前には木造だった建造物の多くは、現在はコンクリートのビルになった。都市を焼き尽くすほどの猛火は想像しにくいかもしれない。だが、ハワイ・マウイ島で発生した山火事は、古都ラハイナに壊滅的な被害を及ぼした。東日本大震災では、宮城県石巻市の門脇小学校の校舎が津波火災の延焼で焼け焦げた。山林ではない人の生活圏も、木造ではないコンクリートのビルも、火災リスクは決して小さくない。震災時の火災対策として、直ちにやるべき課題の一つが、感震ブレーカーの設置である。阪神・淡路と東日本大震災で発生した火災の6割超が電気に起因するものだった。揺れを感知すると電気が止まる感震ブレーカーの防災効果は大きい。だが、普及は進んでいない。政府は平成27年に首都直下地震の減災目標を示したが、そこで掲げた感震ブレーカーの設置率は「平成36(2024)年までに25%」だった。4世帯中1世帯が感震ブレーカーを設置しても、隣家から延焼すれば対策は無駄になる。この目標で普及の機運が高まるはずがない。中央防災会議の試算だと、感震ブレーカーが全戸に普及すると焼失棟数は半減し、適切な初期消火により焼失棟数と死者を20分の1まで減らせる。「全戸普及」を掲げてこそ、設置機運と防災効果を大幅に高めることができる。東京都江戸川区は6月、23区で初めて区内30万世帯への感震ブレーカーの無償配布を決めた。首都直下地震に限らず、M7級の直下型地震はいつ、どこで起きてもおかしくない。全国の自治体が感震ブレーカーの「全戸配布」を強力に推進すべきである。大規模災害のリスクを小さくするには「今できることは今やる」ことが大事だ。電線の地中化や首都機能の分散といった中長期的な課題も、先送りにせず前に進めなければならない。「気象防災の日」定めよ9月1日の「防災の日」は昭和35年6月の閣議了解事項として制定された。直接の契機は前年9月の伊勢湾台風で、防災の機運が高まったことだった。昭和53年に大規模地震対策特別措置法が成立、施行されてからは「防災の日」のイベントでは大地震を想定した訓練や啓発活動に重点が置かれた。豪雨や台風を想定した訓練を実施している自治体は多くない。近年は地球温暖化による気象の激甚化で、人命にかかわる水害は毎年発生し、今年も5月から7月にかけての風水害が「激甚災害」に指定された。来年からは8月26日が「火山防災の日」になる。これに合わせて、豪雨や台風による水害に備えるための「防災の日」を新たに設ければ、水害を想定した訓練を実施する地域、自治体は増えるはずだ。気象記念日であり、日本列島が雨季に入る時季でもある6月1日を「気象と防災の日」とすることを重ねて提言する。多くの国民が訓練を経験することは、災害の記憶と教訓を再確認し次の世代に繫ぐ力にもなる。今できることである。先送りにしてはならない。』感震ブレーカーが全戸に普及すると焼失棟数は半減し、適切な初期消火により焼失棟数と死者を20分の1まで減らせる・・という試算にはビックリ!そこで感震ブレーカーを調べてみると単なる重しのボールがカップの台座から震度5強で外れ、その重みでブレーカーのスイッチに繋いだヒモが引っ張られて、ブレーカーが落ちるというもの。大体1500円位~3000円位で買えるみたいです。何か良くわからない助成金やポイントのバラまきをやるくらいなら江戸川区なんていっていないで東京全戸、いや全国全戸配布をするべきです。さらに新築物件には、初めから感震ブレーカーの設置義務を課すような法律改正を行うべきだと思う。ネットで見たものは自作でも簡単にできそうなので一つ挑戦してみようかと思っています。
2023年09月17日
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8/4付けで「あたらしい日日」に下記の記事があったので、お借りして載せてみます。『看護師のmocaです。MLBの大谷選手は1日に12時間以上も寝るそうですが、わたしはといえば自他認める不眠症。睡眠は心身の疲労を回復させるためにとても大切ですが、寝たくても寝られないんです、どうしても…。そこで、SNSで効果絶大と話題になっていた「米軍式入眠法」というメソッドに、今回チャレンジしようと思います。寝つきの悪すぎるわたしが、はたしてスーッと眠ることができたのか…さっそくご覧ください。睡眠のお悩みはありませんか?・疲れているのになかなか眠れない・明日、朝早いのに眠れない・寝よう寝ようと思うほど眠れない・眠りが浅く、疲れがとれない…なんてことはありませんか?わたしはこれ全部当てはまってしまいます。寝ようと思うほど頭が働いて、うまく睡眠モードに切り替えられないんですよね(涙)。ベッドに入るとすぐ入眠できるという人が本当にうらやましい…。睡眠が不足すると、意欲が低下したり、注意力や集中力が低下してミスが増えたりしますよね。それだけでなく、慢性的な不眠は免疫力を低下させ、うつ病や生活習慣病のリスクを高めるとも言われています。ぐっすり眠るために、就寝直前までスマホを見るのは良くないと分かってはいるものの、なかなかやめられないんですよね…。寝つきが悪いのは仕方ないと半ば諦めていたところ、訓練すればたった2分で眠れるという『米軍式入眠法』 なるメソッドを見つけました。米軍式入眠法ってナニ?第二次世界大戦中、米軍パイロットが睡眠不足でミスを起こさないようにするため、心理学教授のバド・ウィンター氏が開発したのが『米軍式入眠法』。この睡眠法を6週間継続して実践したところ、96%ものパイロットが2分以内に眠れるようになったそうなんです。しかも、戦場の兵士やパイロットは射撃音が鳴り響いているような極度のストレス環境下でも、座ったまま眠れるようになったというので驚きです。今回こちらの睡眠法を試してみたところ…リラックスするのが苦手なわたしでも本当にスムーズに入眠できました!これは本当に効果がありますよ。さっそく詳しく紹介していきますね。米軍式入眠法のステップ仰向けになり、足は少し開きます。手のひらは上に向けてゆっくり目を閉じたら、深呼吸を行いながら1~4の順番で頭の方から足先までスキャンするように体の感覚に意識を集中させ、力を緩めていきます。1. 顔の筋肉の力を抜き、リラックスさせます。眉間・目・口元すべての筋肉を緩めましょう。2. 左右片方ずつ肩と腕の力を抜きます。3. 胸の力を抜きます。4. 足も左右片方ずつ力を抜きます。うまく力を抜くのが難しいときは、息を吸いながらギュッと力を入れ、吐きながら力を抜いてみましょう。これを『筋弛緩法』といいます。筋肉は一度緊張させると上手に緩めることができるんです。5. 次に心をリラックスさせていきます。何も考えずに深呼吸を10秒行ったら、次の3つのいずれかをイメージしてみてください。① 澄んだ青空が広がっている穏やかな湖畔でカヌーの上に寝ているところ。② 真っ暗な部屋で黒いベルベッドのハンモックに揺られているところ。③ ①と②をイメージするのが難しい場合、「考えるな、考えるな、考えるな」と10秒間心の中で唱える。米軍式入眠法のナレーション動画を活用してみようYouTubeで『米軍式入眠法』と検索すると、専用のナレーション動画が複数見つかります。わたしは最初、音声ガイドなしで実践しようとしたところ、途中で別の考え事が浮かんできてしまい、集中力を保つのが難しかったです。そこで枕元にスマホを置き、ナレーションの誘導に従って行うと意識を逸らさずに集中することができました。疲れているときに限って、目が冴えて眠れないことってありますよね。音声ガイドに耳を傾けながら、言われた通り体の感覚に意識を向けて脱力していくと、頭の中のグルグル思考を止めることができ、自然と眠気がやってきました。顔から順番に脱力させていくと、いつも無意識のうちに体に力が入っていたんだということに気づかされます。体の緊張を意識的に緩めていくことで、心身ともにリラックスモードに切り替えることができるんですね。個人差はあると思いますが、わたしの場合10分ほどのナレーションをすべて聞き終わるまでに毎回寝てしまうので、本当に効果がありました!!!これにはびっくり!継続することでナレーションなしでもスムーズに眠れるようになっていくそうですよ。上手にリラックスした状態で眠りにつけるので、ぐっすり眠れて朝の目覚めもよくなりました。パワーナップで活動効率アップちょっと疲れた時に短時間でも仮眠をとると、頭がすっきりして疲れが回復しますよね。日中に15~30分程度の仮眠をとるパワーナップ(積極的仮眠)は、世界のトップ企業でも取り入れられているそうです。スッと眠りにつける米軍式実践法は、日中仮眠を取りたいときにもおすすすめですよ。いかがでしたか?簡単に実践できて心地よく入眠できるので、睡眠にお悩みの方はぜひ1度試してみてくださいね。』早速二日ほどやってみましたが効果はあるようです。それというのも自分がそれほど不眠症ではないからです、何かの拍子に寝られなくなることはありましたが・・。それでも入眠が早くなった気がします。とりあえず続けて、何かの拍子に眠れなくなった夜にどんな効果が出るかみてみたいと思います。
2023年09月11日
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07/26付けのコピペ情報局に下記の記事があったので、お借りして載せます。『灰色の世界に新しい色が混じったようです。 イスラエルのエルサレム・ヘブライ大学(HUJ)で行われた研究により、遺伝子変異によって完全に色盲だった被験者たちに対して遺伝子治療を行ったところ、赤色を認識できるように変化したことが示されました。また治療効果は1年後も継続していることも確認され、研究者たちは遺伝子治療による色覚獲得への第一歩が得られたと述べています。被験者たちは初めてみた赤色を、どのように感じたのでしょうか?研究内容の詳細は2023年7月10日に『Current Biology』にて公開されました。色が識別できないとは医学的にどういう状態なのか?私たちの網膜には、明るい場所で色を検知する錐体細胞と、暗い場所で物の形を検知するための桿体細胞という2種類の細胞が存在しています。この2種類の細胞の性質の違いのせいで、私たちの目は明るい場所では色彩が感知されるものの、暗い場所では色の差異がなくなって形だけがみえるという現象が起こります。しかし色を知覚する錐体細胞を制御する遺伝子に欠陥がある場合、明るい場所でも特定の色が識別しづらくなるという現象が起こります。そしてこの欠陥レベルはどの遺伝子にどんな変異が起きているかによって異なり、3万人に1人は世界が完全に灰色の濃淡でしか認識できないといいます。たとえばCNGA3と呼ばれる遺伝子は色の知覚において非常に重要な役割をしており、この遺伝子に機能不全が起こると色の知覚が全くできなくなり、全てが灰色の濃淡で作られた視覚が形成されてしまいます。この症状を治す方法の1つが、遺伝子治療です。遺伝子治療では機能していない遺伝子の代りとなる正常な遺伝子を外部から細胞に供給することで、症状の回復を目指します。変異したCNGA3を抱えている人々の錐体細胞に対して、外部から正常なCNGA3遺伝子を注入する遺伝子治療が上手くいけば、色の知覚ができるようになる可能性があるのです。そこで今回、エルサレム・ヘブライ大学の研究者たちは、生まれつきCNGA3に変異を持つせいで灰色の世界に住む大人3名と7歳の子供1名に被験者になってもらい、遺伝子治療を行うことにしました。実験にあたってはまず、健康な人間の遺伝子から「正常なCNGA3」を切り出して、無害なウイルス(アデノ随伴ウイルス)の遺伝子に組み込みました。この無害なウイルスは感染すると自らの遺伝子を人間の細胞内部に注入する機能を持っているため、被験者たちの錐体細胞に感染させることで、「正常なCNGA3」を外部から補うことが可能になります。実験では4人の被験者たちは全員片目の網膜に、このウイルスが入った遺伝子治療薬が注射されました。結果、遺伝子治療を受けた4人の被験者たちは、注射を受けた目のにおいて赤色を認識できるようになっていることが判明しました。被験者たちは初めてみた「赤」をどのように感じたのでしょうか?初めての「赤」は輝き背景と別の面にあるようにみえた遺伝子治療を受ける以前、被験者たちは色が認識できず、灰色の背景の上に赤い線を引いた図をみても、赤い線に気付くことができませんでした。しかし遺伝子治療から徐々に時間が経過し数か月が経過すると、同じ図に背景とは違うものが映り込んでいることに気付いたのです。そこで研究者たちは被験者たちに対して、新たに現れた線がどのように知覚されるかを説明するように求めました。しかし被験者たちは、新たな見えるようになった赤い線を説明するための適切な言葉がみつかりませんでした。うまれてからずっと灰色の世界で暮らしてきた被験者たちにとって、突然みえるようになった赤色は説明困難な存在だったようです。ただそれでも研究者たちは被験者に対して、できる限り正確な表現で説明してくれるように求めました。すると被験者たちは新たな赤い線を「背景とは異なる輝きをみせたり、背景とは異なる面に浮かび上がったり沈み込んだりした状態でみえた」と証言しました。この結果は、遺伝子治療によって錐体細胞の赤色を感じる能力が被験者たちに付け加えられたことを示しています。さらに遺伝子治療の1年後に再び患者全員の検査を行ったところ、治療効果は維持されていることが明らかになりました。あらゆる色覚を体験している普通の人にとっては大したことには思えないかもしれませんが、灰色の世界に住んでいた被験者たちにとっては大きな前進です。そのため被験者たちは今回の研究結果を、遺伝子治療による色覚獲得への重要な第一歩であると評価しています。しかし正常なCNGA3が働いているにもかかわらず、なぜ赤色だけが検知されたのでしょうか?遺伝子治療で人間の色覚を回復させたのは確かに大きな成功ですが、理論上は赤色だけでなく全ての色がみえるようになっているハズです。この点について研究者たちは、普通の人間ならば明るい場所では物体の形を認識する桿体細胞が不活性になるものの、被験者たちの網膜では活性化したままであることに気付きました。この性質のお陰で被験者たちは錐体細胞が機能していなくても、常に物体の形を認識できました。しかし明るい場所でも桿体細胞が活性化してしまったせいで、正常なCNGA3を経て錐体細胞の機能が復活しても、色にかんする信号が乱されてしまい、赤色しか認識できなくなっていたのです。色認識機能が停止しているときに得られた恩恵が、色認識機能が復活すると恩恵ではなく害になるというのは、悲しい結果です。ただ遺伝子治療による色覚の復活ははじまったばかりの試みであり、今後は手法の改善が続くと予想されます。研究者たちは今後数年にわたって被験者たちの状態を監視し、後日、もう片方の目に遺伝子治療を試みる予定です。現在、遺伝子治療の試みはさまざまな先天性疾患について試みられており、過去には致死的な遺伝病を持つ赤ちゃんたちを治療することにも成功しています。近い将来、外部から好ましい遺伝子を注入する手法は、病気治療を超えて利用が進むと考えられます。それは知性や運動能力を含め欲しい能力を後天的に獲得するという形で、私たちの生活に浸透していくかもしれません。』自分たちは何の疑いもなく色を認識している訳ですが、しかし様々な遺伝子疾患によって苦労している方がいるんですね。自分の現役時代の職種は、色弱でもなれないものでしたので、当たり前の状態に感謝しなければならないですね。それにしても遺伝子治療とは画期的な治療法がでてきたものです。しかし理論上こうなると思っても、うまくいかないのにはまた別の理由があり、それもいずれ克服され総天然色の視界が得られることになるのでしょう・・そうなるのを祈ってやみません。
2023年08月31日
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8/25の産経新聞に下記の記事があったので、お借りして載せてみます。『東京電力福島第1原発処理水の海洋放出が24日、始まった。放射性物質を含む水を薄めて流す処分方法には安全性を懸念する声もあるが、日本に限らず原子力施設を保有する各国が海洋放出を採用。海洋放出は技術的信頼度の高い現実的な処分方法となっている。各国で放出、重大影響は確認されず福島第1原発では毎日約90トンの汚染水が発生。汚染水は多核種除去設備(ALPS)で浄化処理され、大半の放射性物質が取り除かれるが、トリチウム(三重水素)だけは除去できずに残る。トリチウム水は、さらに海水で100倍以上希釈し、国が定めた排水基準の40分の1(1リットル当たり1500ベクレル)未満まで濃度を薄めた後、海に流す。これが「処理水」と呼ばれ、原発敷地内にある1千基余りのタンクに保管されている。トリチウムは自然界に広く存在し、体内にも微量ながら取り込まれている。各国の原子力施設から海に放出されているが、これまで施設周辺で人体や環境に重大な影響は確認されていない。東電の放出計画では、今年度海に流すトリチウム総量は約5兆ベクレル。次年度以降は徐々に増やし、最大でも年間22兆ベクレル未満に抑えるとしている。中国、フランスは桁違いの排出量経済産業省によると、海外では韓国の月城原発が71兆ベクレル(2021年)、中国の秦山第3原発は143兆ベクレル(20年)をそれぞれ排出。フランスのラ・アーグ核燃料再処理施設は、1京ベクレル(21年)と桁違いの排出量だ。海洋放出に反対する中国とロシアは、海洋放出ではなく、大気への水蒸気放出に変更するよう日本側に迫った。福島第1原発でも10年に及んだ処分方法の議論の中でこれを選択肢の一つとして検討したことがある。だが、水蒸気放出は海洋放出に比べ費用が高く、処分完了までの期間も長くなるデメリットがある。海洋放出は世界各国で導入実績があり、放出後の監視や測定についても技術的信頼が高い。タンク撤去し廃炉作業のスペース確保今年7月には国際原子力機関(IAEA)が「国際的な安全基準に合致する」と計画にお墨付きを与えたように、国際社会が認めた最も現実的な処分方法といえる。一方、処理水の保管量は約134万トンに上り、タンク容量の98%に達した。敷地内でこれ以上の増設は難しく、タンクを撤去して廃炉作業に必要なスペースを確保するためにも海洋放出は避けて通れないプロセスだ。』この各国の数値にビックリしませんか・・?何で日本政府は下手に出なければならないのでしょう。以前にも何回か海外の方が多く排出しているということは書きました。どうして日本政府はその事を主張しないのでしょう?またテレビをはじめマスコミ各社はなぜこの事実を伝えないのでしょう・・?何か裏があるのでしょうか・・不思議ですね。
2023年08月25日
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07/21付けのZUU Onlineに下記の記事があったので、お借りして載せてみます。『本記事は、加藤俊徳氏の著書『頭が良くなっていく人のすごい習慣』(ぱる出版)の中から一部を抜粋・編集しています。■ 脳を広範囲に使おう!□ ワクワクすること、楽しいことをする今から10年ほど前、学会に出席するため中国を訪れたときのことです。いつもなら初めての街に行くとすごくワクワクするのに、どういうわけか、ちっとも楽しくありませんでした。これはおかしいぞと思って鏡を見たら、顔がこわばっていました。表情の豊かさは、脳の柔軟性を反映しています。そのときの私は明らかに頭が固くなっていました。どうしてだろうと考えてみると、思い当たることがありました。ふだんは1人旅か家族旅行だったのですが、その学会には家族ではなく、スタッフを連れていきました。その責任感や緊張感に睡眠不足もあいまって、いつもと脳の使い方がかなり違っていたのです。脳の柔軟性は「脳の頻繁に使われる部位は柔らかく即座に反応しやすく、使われない部位は活動しにくくなり硬直する」という単純な仕組みになっています。私はスタッフらを気にかけることに重きをおいて脳を使っていたので、日本にいるときとは違って硬直するのは当たり前でした。それ以来、学会へは1人か家族と行くことを習慣にしたら、楽しさが復活しました。ワクワクしたり楽しいと感じるとき、人は脳の広範囲を使っています。反対に、つまらないとか面白くないと感じるときは、脳の一部しか使えていないということです。脳をたくさん使うほど頭が良くなりますから、楽しいことは遠慮しないでどんどんやっていきましょう。□ 元気なお年寄りの習慣を見習おう100歳になっても認知症にならず、脳がしっかり働いている人たちは、例外なく、頭が良くなる習慣を持っています。それは食習慣、運動習慣、知的趣味の3つです。食事に関する習慣は「自分の体調を気づかう習慣」でもあります。食事に気をつけていると「肉を食べると調子がいい」とか「早食いすると体調が崩れる」といった因果関係がわかるので、理解系脳番地が活性化します。また、よく嚙んで食べることで運動系脳番地を、楽しんで食べることで感情系脳番地を刺激することができます。運動習慣は散歩や体操、畑仕事などですが、たいていは「早起き」とセットになっています。運動系脳番地だけでなく、起床時刻を覚えておく/思い出すことで記憶系脳番地も鍛えられます。知的な趣味を持つことは「学びの習慣」とも言い換えることができ、思考系脳番地と理解系脳番地にたいへんよい影響を与えます。外国語の勉強、楽器の練習、将棋、天体観測など、趣味の内容は人それぞれ。105歳で亡くなるまで聖路加国際病院の院長などを歴任された日野原重明先生は、最晩年までミュージカルに出演されていました。もちろん、元気なお年寄りが全員同じ習慣を持っているわけではありません。それぞれ違った得意や興味があり、その延長で好きなこと、面白い、楽しいと感じることを習慣にしているだけなんです。こういう方々を見ていると、頭を良くすることは決して苦行ではない、ということがよくわかります。1日1日を楽しんでいれば、勝手に頭が良くなっていき、認知症にもかからない。人生百年時代に必要な頭の良さは、まさしくこういうものでしょう。□ 今ある習慣に少しだけ負荷を加える現時点であなたはどんな習慣を持っているでしょうか?いい習慣を持っているのなら、それを基準にして少しだけ負荷を上げてみましょう。マンネリ化を防止して、さらに頭を良くしていくことができます。その際のポイントは「少しだけ」というところです。あまりにも差異が大きすぎると脳が警戒して嫌がるので、サーフィン+ダイビング(どちらもマリンスポーツ)、クラシックコンサート+ロックフェス(どちらも音楽)のように、同じ分野の中で幅を広げるといいでしょう。□ つきあう相手を変えてみる人づきあいにも同じことが言えます。異業種交流会はその典型ですが、同じ業界の中でも自分とは違う職種の人と話をするなど、会う人の種類をちょっと変えてみましょう。人に会うときのポイントは、自分が欲しいと思っている要素を相手の中に見つけようとする意識です。つまり「尊敬できる人」を探すつもりで人に会うということです。何度もお伝えしていますが、脳は他人の影響を非常に受けやすくできています。周りにいる人が良くも悪くもお手本になるので、自分にとって望ましいお手本になる人を持つことがとても大切です。洞察力を高めたいと思ったら、洞察力が高い人を見つける。怠け癖をなくしたいと思ったら、怠け者を遠ざける。そうやって人づきあいに変化を招き入れることで、自分の脳がデザインできるんです。自分の頭がわるくなっていると感じたときには特に、尊敬する人を変えてみましょう。ここがポイント ◎楽しいことを習慣にしよう。すでにある習慣には少し変化を付け足すと、頭が勝手に良くなっていく。』自分の母親は97歳になっていますが、比較的元気にしています。いわゆる職業女性として小学校の教員を長年やってきて、現役を引退してからも、老人会の会長や卓球・フォークダンス・習字等のサークル活動に飛び回っていました。そのおかげか高齢になっても元気にしています。さすがに足腰が弱ってきて運動をあまりしなくなったのが心配ですが。それでもタクシー券を使ってサークルに行ったり(さすがに運動系は、教える方に回ってあまり動かないようですが・・)、整形外科のリハビリや運動療法に参加したりしています。また新聞の数独を一生懸命解いたり、自分が希望を聞いて借りてきた本を週に2~3冊読み切っています。自分も頑張らねば、先に身心ともに弱ってしまいそうです。
2023年08月21日
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7/23付けの産経新聞に下記の記事があったので、お借りして載せます。『「昨日、被害に遭った人はいませんか?」。教授の唐突な質問に大学院生たちは首をかしげ、お互いに見合わせた。どのような事件が勃発したのか分からなかったからだ。その場にいた私も何の話なのか見当もつかなかった。皆が沈黙を守る中、厳かに教授が語り出した。「昨日、試合で日本が勝った後、国旗が掲揚され、国歌が流れたでしょう。この映像をみて精神的苦痛を受けた方はいませんか?」。呆気(あっけ)にとられている私をよそ目に、多くの大学院生たちが教授の言葉をありがたそうにノートに書き記し始めた。この人たちとは一緒にやっていけないと思った瞬間だった。今から15年ほど前の思い出である。古い記憶が甦(よみがえ)ってきたのは、朝日新聞の「君が代暗記調査 内心の自由を脅かすな」と題した社説(7月3日付)を読んだからだった。大阪府吹田市教育委員会は、市内の各校に「国歌の歌詞を暗記している児童・生徒数」を学年ごとに集計して即日報告するよう文書で求め、各校がこの求めに応じた。これは自民党の市議会議員の質問に答えるためだった。この調査を朝日新聞は社説で痛烈に批判した。「吹田市教委の判断は誤りだと言わざるをえず、今後はこのような調査をするべきではない」。「複数の教職員組合が『国歌の強制につながりかねない』『思想・信条の自由を脅かす』などと抗議の声をあげたのも当然だろう」とも指摘している。国歌を覚えている児童・生徒がどれほど存在するのかを確認する作業が「思想・信条の自由を脅かす」とは、一体どのような理屈なのだろうか。児童・生徒たちが国歌を歌えるのか、否かを調査することに何の問題があるのか。朝日新聞に従えば、「文部科学省は学習指導要領で『いずれの学年も歌えるよう指導する』とする一方、児童・生徒の内心に立ち入らないよう注意も促してきた」という。歌えるように指導してきたのならば、歌詞を暗記している児童・生徒がどれほど存在するのかを確認することは重要だろう。歌詞を知らねば歌えるはずがない。そして「児童・生徒の内心に立ち入らない」とは何を意味するのか。児童・生徒の中に君が代を歌うことに対して精神的苦痛を受ける者など存在するのか。オリンピックやワールドカップで君が代が流れた際、彼らは精神的苦痛のあまり、テレビを消すのだろうか。国旗、国歌の尊重は国際的儀礼の一つだ。礼節を無視せよと説くのは教育ではない。無理を承知で敢(あ)えて言おう。朝日よ、常識に還(かえ)れ。』いやぁ~本当に嫌になってしまいますね。どの国にも国旗国歌があり、皆胸を張ってその存在を敬います。それは強制することではないかもしれないけど、何かの時に「君が代」をまともに歌えないのは恥ずかしいことだと思いますが。そもそも「君が代」に反対する人の根拠が君は天皇を意味して国民主権と相反するというが天皇は国の象徴であり主権が天皇とはいっていないと思う。しかも君は国民を指すという説もあるくらい。また「君が代」を強制することは軍国主義の復活につながるというが、教育現場ではほとんどの部分が強制であり、自主性にのみ任せていたら教育現場は崩壊するでしょう。それに「君が代」の強制が軍国主義に通じるというのは論理の飛躍に他ならないと思うのだが・・こんなこじつけを常識を教える教育者がのべることに笑ってしまう。しかし朝日新聞は本当に日本をどう思っているのだろう・・数々の問題行動を起こして、自国を貶めるようなことをしてそれこそ恥ずかしくないのだろうか?
2023年08月16日
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5/23付けの産経新聞に下記の記事があったので、お借りして載せてみます。『尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺で活動する中国海警局が令和3~4年に増備した大型船の約9割が、中国海軍の軍艦を改修した転用船とみられることが23日、関係者への取材で分かった。転用船には大型の76ミリ砲を搭載しており、海警局の「第2海軍」化が加速している実態が浮き彫りとなった。専門家は「中国海軍の軍艦を海警船に転用することで、大型化と武装化を一気に進める狙いがうかがえる」と指摘している。海上保安庁によると、千トン級(満載排水量)以上の海警船は3年から4年にかけて25隻増加したと推定されている。関係者によると、このうち22隻が中国海軍のフリゲート艦を改修したものとみられる。尖閣周辺では今月1日、転用船とみられる「海警1108」の航行が初めて確認された。23日も領海外側にある接続水域で航行が確認された。関係者によると、海警1108は外観の形状などから「056型コルベット」(江島型近海用護衛艦)を改修した可能性が高い。元海将の伊藤俊幸・金沢工業大虎ノ門大学院教授は「コルベットは小回りの利く駆逐艦。改修時に武装解除されたとはいえ、76ミリ砲は海保の巡視船の甲板を貫通する能力を持っている」と指摘する。改修時にミサイルシステムなどが取り外されるなど「武装解除」(関係者)されているものの、大型の76ミリ砲は存置され、電光掲示板などが新たに装備されたとみられるという。海警局は2018年7月に軍の最高指揮機関、中央軍事委員会の指揮下にある人民武装警察(武警)に編入された。伊藤氏は「軍艦を新造することで海軍力を増強し、余剰となった軍艦を海警船に回すことで海警局も増強できる。中国側はこの一石二鳥の効果を狙っている」と分析している。』中国の海警局の海警船がもはや武力衝突を前提に海軍化され、武力を行使することが許される状況で尖閣の周辺の警備を海上保安庁の巡視艇が担っていること自体に無理がある。このままではいつか海上保安庁に犠牲者が出ると思う。そうなってから政府は重い腰を上げるつもりなのだろうか・・?日本では犠牲者が出ないと何事も動かない・・いいかげん政府の揚げ足取りに終始していないで、与野党ともに必要な法案を通したり、憲法改正議論を進めてほしい。周辺の危ない国は北朝鮮・ロシアだけではなく、中国もいつ何をしでかすか分からないということを肝に銘じなければならないと思います。
2023年08月08日
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8/1付けのTBSテレビで下記のような事があったのでお借りして載せてみます。『6月20日から先月27日までの1か月あまりで、熱中症の疑いで亡くなった人は東京23区で73人いたことがわかり、そのうちの半数以上がエアコンがあるのに使用していませんでした。東京都心で35度以上の「猛暑日」が7月31日まで8日連続で観測されるなど危険な暑さが続くなか、東京都監察医務院によると、東京23区で、ここ1か月あまりで熱中症の疑いで亡くなった人は73人に上るということです。そのうちおよそ8割は、70代以上の男女でした。また、9割近い65人が屋内で発見されていて、エアコンがあるのに使用していなかったケースが半数以上の39人に上っています。去年は同じ時期に107人が亡くなっています。』ニュースで日々熱中症で何人運ばれた・・などというのを聞いていましたが、まさか東京23区内一か月で、亡くなった人が73人に上るとはビックリです。しかも約8割が70代以上で約9割が屋内で、その半分以上がエアコンを使っていなかったというのにさらにビックリ。あれだけTVでも災害級の猛暑なのでエアコンを使いましょう・・と言っているのにどうしてなんでしょう・・?いわゆるもったいない精神も災いしているようですが、どうも温度変化に鈍感になっているようなんです。母親も97歳という高齢なのですが、温度変化がよく分からないようです。結構室内が熱くなっていてもエアコンを使わないことがあり、温度計を設置してしっかりエアコンを使うようにしてもらっています。さらにもったいないと言って、夜エアコンを切ろうとするので、「冷房28~29℃、やさしさ設定」で夜間も昼間同様点けっぱなしにしたほうが電気代も大してかからないというのを理解してもらっています(点けたり切ったりするほうが電気代がかかるということが分かってきているし)。しかしそういうケアを身近な人にしてもらっていないと、自分の感覚・考えだけで生活することになり、こういうことになってしまうのでしょう・・悲しいですね。こういうちょっとしたケアをもれなく行える社会の仕組みはできないものでしょうかねぇ。
2023年08月03日
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07/12付けのマネーポストWEBに下記の記事があったので、お借りして載せてみます。『インターネットやパソコン・スマホが普及し、“手書き”をする機会が激減している。そうしたなか、いざ手書きすることになったとき、「漢字が書けなくなっている」ことに気がついたという大人たちは少なくないようだ。もちろんわからなくてもその都度、調べて書けば、大きな問題はないかもしれない。だが、はたしてそのままでよいのだろうか? 神奈川県で、小中学生を教える塾講師・Tさん(50代)は、「情報にふれる機会が多いせいか、難しい漢字を読めるという子は明らかに増えた印象です。小学校低学年でも、びっくりするような難しい漢字を読むことができる。一方で、書けないんですよね」と、その実態を語る。「書けても、書き順はめちゃくちゃで、本来3本線を引かないといけないところを2本とか、4本になったりする。もちろん、子供にとって初めて見る漢字については、昔からそんなものであるのは確かです。でも、中学生になって、小学生で習う漢字に対しても同様のケースがよくあるんです」(Tさん) 子供はもとより、大人が書けないことも影響しているのかもしれない。Tさんが続ける。「漢字を書けないことを、子供の前で堂々と見せる大人が多い。私は職業上、親子が話す姿を見ることも多いのですが、例えば親が申込書なんかを記入している時、漢字がわからないという雰囲気を出すと、横にいる子供がすぐに『検索しなよ』とすぐに言うんです。常日頃から、わからないことがあれば、すぐに検索する姿を見せているんでしょうね。 国語の授業でも、『別に書けなくても変換すれば、候補のうちどれか当たる』『大人になったらどうせ入力で生きていくんだから、覚えるだけ無駄』ということを言う子はいます。もちろん、昔から『何のために勉強するのか』といった質問は鉄板なので、その類の話ではあるのですが、大人が“漢字を覚えていなくてもいい”というふうに、まるで開き直っているかのような姿は気になりますね」漢字が書けないママと思われている? メーカーに勤務する30代女性・Aさんは、「娘が通う保育園の連絡帳を書くようになり、漢字が書けなくなっている自分で愕然とした」と明かす。「もう漢字が書けなさすぎて、自分でも引いてしまうくらい。全然わからないわけではなく、漢字の全体像は頭のなかにぼんやりと浮かんでくるんですけど、そこから先が思い出せないんです。あと、自分の字が下手になっているのも実感しました」(Aさん) 連絡帳には連絡事項や家庭での様子などの項目があり、必ず記入しなければならない。「『せんたく』『あそぶ』『ムリ』『キゲン』『だまる』『ねる』みたいに、ひらがなとカタカナを混ぜてごまかしている状態です。このままだと、娘が漢字を覚えるようになったときに、正解を答えられない……。まあでも、今のところは日常生活に困ることもないので、自分が漢字が書けなくなっているという問題からは、逃げ回っています」(Aさん)自宅住所の漢字が書けない IT企業に勤務する20代男性・Bさんは、仕事のメモや伝言を手書きすることがある。「スマホやパソコンがないと不安」だという。「漢字がわからなくて、ワードで巨大なフォントで変換して、それを見ながら写す、ということがよくあります。ちなみに僕は以前住んでいた家が日本橋蛎殻町(かきがらちょう、東京・中央区)」だったのですが、最後まで書けるようになりませんでした。スマホで調べても、書き順が全然わからないんですよね。だからといって、今から覚えるのもだるいですし」(Bさん) そんなBさんは、先日小学2年生の姪っ子に言われたことが「突き刺さった」という。「何かの字を僕が書けなかったとき、『大人でも漢字ってわからないの?』と、素で訊かれました。ぐさっときて、わからない漢字もあるんだよ、と誤魔化しましたが、その後、その漢字を彼女はバッチリ書けるようになっていて、『簡単じゃん』と自慢されました。カッコ悪かったですね……」(Bさん)領収書が書けず、仕事ができないヤツ扱い 一方で、都内の私立大学に通う男子大学生・Cさんは、漢字がすぐに書けないことが「恥ずかしい」と思うようになった。「雑貨店のバイトをしているのですが、領収書を書く機会が度々あります。宛名は、間違い防止のためにも名刺を見せてもらったり、お客さんにメモに書いてもらってから私が書くということで凌いでいますが、但し書きに間違いが多くて……。先日は“文房具”が書けず、“文防具”と書いてしまったり、最悪だったのは“書籍代”が書けなくて、“書せき代”となってしまったことでした。 しかも、私がモタモタしている間に、その人はもちろん、後ろに並んでいる人も待たせることになります。漢字なんて調べればいいと思っていたけれど、すぐに書けないのは無駄な手数も増えるし、お客さんにも迷惑をかける。仕事ができないヤツ扱いになって、いいことは何もありません。結局覚えていたほうが恥ずかしくないし、サッサと仕事も終わるし、いいんですよね……」(Cさん) そんなCさんは、女性アイドルや声優のファン。「クイズ番組などに出るときでも、ひらがなだらけのフリップより、漢字をきちんと書ける人のほうがカッコいいな」と思ったこともあり、現在は意識して漢字を勉強しているという。 スマホやパソコンでの作業が当たり前になった昨今、「漢字が書けない大人たち」の問題は、想像以上に根深いものかもしれない。(了)』そういえば手書きすることが少なくなりましたねぇ・・それに順ずるように漢字が出てこなくなりましたねぇ。たしかに自分も漢字が出ないとすぐスマホで調べているんです・・ダメですねぇ。雑貨屋さんでのアルバイトで領収書を書くときに漢字が書けなくて困った、話が載っていましたが、確かにまだまだ漢字は・・少なくとも常識的な範囲の漢字は書けないとまずいですねぇ。ネット検索といえば、今ではほとんど検索すれば、出てくるので、仕事でも先輩に聞かない新人が増えているといいます。これではコミュニケーションが取れませんよねぇ。自分が現役の頃、新人の頃は先輩を見て技術を習得していましたが、自分が先輩になるころにはネットが普及し、新人が肝心のところを見ていなくて、知識はあるのにいざやらせてみると全然できないということがずいぶんありました。便利になるのも考えものですね。
2023年07月30日
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7/21付けの産経新聞に下記の記事があったので、お借りして載せてみます。『東海道新幹線の車内チャイムが21日の始発から歌手のUA(ウーア)さんが歌う「会いにいこう」に切り替わった。新幹線の品川駅が開業した2003年以来、人気グループTOKIOの「AMBITIOUS JAPAN!(アンビシャス ジャパン)」が使われており、20年ぶりに変更した。21日午前、走行中の列車で実際にチャイムが流れる様子が報道陣に公開された。落ち着いたメロディーとともに停車駅がアナウンスされた。大阪から旅行で東京駅に到着した30代女性は車内で新チャイムを録音したといい「爽やかな曲で良かった」と笑った。JR東海によると、新型コロナウイルス禍で低下した新幹線のビジネス需要回復を狙うキャンペーンの一環で変わることになった。担当者は「目的地まで明るい気持ちで行けるように考えて作った。長く愛されてほしい」と語った。「会いにいこう」はJR東海が今年2月から実施しているキャンペーンのために制作され、同社のテレビCMにも使われた。歌詞にある一節の「走り出そう トンネル抜けて 会うから見える顔がある」は、コロナ禍をトンネルに見立てたように感じられ、同社のキャンペーン担当者は「コロナ禍が明けてトンネルを抜けるような明るい楽曲に仕上がった。新幹線は旅の始まり。目的地に明るい気持ちで出かけてほしい」と語った。』6/10にアップした「今はまっている音楽は・・?」で紹介した「会いにいこう」が東海道新幹線の車内チャイムに採用されたそうで嬉しいですねぇ・・まぁJR東海のCMソングなのだから当然といえば当然なのですが。奇しくも以前勤めていた中部地方の会社のOB会がもうすぐ浜松で開かれるので、新幹線に乗っていきます・・楽しみです!
2023年07月25日
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7/4付けの産経新聞に下記の記事があったので、お借りして載せてみます。『東京電力福島第1原子力発電所の処理水海洋放出を巡り、計画の安全性を検証してきた国際原子力機関(IAEA)は4日、放出計画は「国際的な安全基準に合致する」との包括報告書を公表した。ただ、中国や韓国など周辺諸国からは反発も予想される。日本政府は科学的な根拠を基に、粘り強く理解を求めていく構えだ。福島第1原発の処理水の海洋放出を巡り、諸外国から安全性への理解を得ようと、政府が情報発信を強化している。近隣の中国や韓国が非科学的な批判を繰り返し、政治利用しているためだ。だが、中韓には、放射性物質トリチウムの年間排出量が福島第1の6倍を超える原発もある。政府はこうした客観的な事実も対外的に示しながら、諸外国に冷静な対応を求めている。福島第1のトリチウムの年間排出量は事故前の管理目標と同じ22兆ベクレル未満を予定する。濃度を国の規制基準の40分の1、世界保健機関(WHO)の飲料水基準の7分の1に希釈した上で流す計画だ。放出後には海水と混じり、さらに薄まっていく。トリチウムの除去は技術的に難しく、海外でも基準値以下に薄めてから海洋や大気中に放出している。中には、福島第1の排出量を大きく超過する事例も少なくない。経済産業省によると、中国では秦山第3原発が約143兆ベクレルと福島第1が予定する6・5倍、陽江原発は5倍、紅沿河原発は4倍。韓国でも月城原発が3・2倍、古里原発が2・2倍に上る。欧米では、数字がさらに跳ね上がる。フランスのラ・アーグ再処理施設は454・5倍。カナダのブルースA、B原発は54倍、英国のヘイシャム2原発は14・7倍とけた違いだ。これらのデータは経産省が海外向けに開設したサイトにも盛り込まれている。政府は諸外国から求めがあれば説明の機会も設けてきており、今年5月には韓国政府が派遣した専門家が福島第1を視察した。西村康稔経産相は4日、IAEAのグロッシ事務局長に対し、「海洋放出の安全性について、国際社会に対してもしっかりと透明性をもって情報発信していきたい」と伝えた。(米沢文)』驚きですね・・各国の排出液の方が福島より何倍もトリチウムが含まれているなんて。IAEAのお墨付きを得た以上堂々と日本は海洋排水を行えばよいと思う。逆にここで海洋排水を留まればいじめられっ子のように理不尽な言いがかりをずっと受け続けることになる。しかし官僚も努力はしているのでしょうが、なぜもっと大々的にこの事実を宣伝しないのか?これは怠慢と言われても結果が出ていない以上、仕方ないだろう。
2023年07月19日
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7/9付けの産経新聞に下記の記事があったので、お借りして載せてみます。 『自国領土の保全について一歩も引かぬ姿勢を示し続けるのが公人の義務である、と改めて強調したい。日本国際貿易促進協会(河野洋平会長)の訪中団に参加した沖縄県の玉城デニー知事が帰国した。だが、中国滞在中、玉城氏は沖縄の島である尖閣諸島(石垣市)の問題を取り上げなかった。極めて残念である。それで沖縄の知事といえるのか。本紙は先に「主張」で玉城氏に対し、訪中時は中国政府要人らに尖閣が日本の領土であると説き、領海侵入などの挑発行為をやめるよう抗議すべきだと訴えた。中国海警局船による領海侵入に大多数の県民が危機感を抱いていることは世論調査から明らかだ。こうした県民の声を直接伝える機会をなぜ生かさなかったのか。尖閣をめぐり、日本の、沖縄の立場を伝えなかった責任は重い。玉城氏は5日、河野氏らとともに中国共産党序列2位の李強首相と会談した。関係者によれば、玉城氏は事前に用意した紙を読み上げる形で、新型コロナウイルス禍で停止した沖縄と中国間の空路の直行便回復などを求めた。李氏は関係当局に検討を指示する考えを示した。会談後、玉城氏は尖閣に触れなかった点について「特に話は出なかったので、私からもあえて言及しなかった」などと述べたが、まるでひとごとである。尖閣を行政区域とする自治体のトップが直接抗議することは大きな意味を持つ。李氏は習近平国家主席の腹心だ。抗議していれば、尖閣周辺での挑発行為を一切許さないという沖縄の強い意思が最高指導者の習氏に伝わったはずだ。取り上げなかったことで、中国の海警局船による領海侵入に玉城氏や沖縄県は甘い、と見なされかねない状況をつくってしまったといえる。中国側は玉城氏を含む訪中団を厚遇し、友好ムードを演出した。沖縄の米軍基地問題で、県は日本政府と対立し続けているだけに、台湾有事への対応などで、日本の世論を分断したい思惑があるのではないか。玉城氏は沖縄を含む日本の平和と、日本固有の領土である尖閣を守るため、中国政府に対し、不当な行為をやめよと声をあげなければならない。』玉城沖縄県知事にも困ったものですねぇ・・例の売国奴と言われている(例の従軍慰安婦についての河野談話-談話の中で日本軍の関与を認め、「おわびと反省」を表明した。)河野洋平の訪中団にヒョコヒョコ引っ付いて行きながら、沖縄県知事として言わなければならないことをまったく言わずして、李強首相のご機嫌を取っていただけでは何のために行ったのだか・・?新型コロナウイルス禍で停止した沖縄と中国間の空路の直行便回復などを求めたそうだが、金のためなら中国にペコペコするのか・・。かたや米軍基地の移転問題の政府案にことごとく逆らうだけでまっとうな代替え案も出せない・・
2023年07月15日
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7/1付けのlivedoornewsに下記の記事があったので、お借りして載せてみます。『近年、「学校の給食の時間が短い」という話を聞くようになりました。実際にSNS上では、「給食時間が短すぎる」「地元の中学校の給食時間は15分」「小学校の給食時間が20分なのはやばい」といった内容の声が上がっています。 多くの学校では、給食時間を15~20分に設定しているようですが、子どもたちが無理なく給食を食べ終えるには、どの程度の時間が必要なのでしょうか。事故防止や災害リスク軽減に関する心理的研究を行う、近畿大学生物理工学部・准教授の島崎敢さんが検証しました。最低でも25分は必要か ある日、私は、小学生の娘から「給食を食べる時間が短すぎて困る」という相談を受けました。そこでインターネットで検索してみたところ、相談サイトには同様の相談が多数寄せられており、関連の記事もたくさん配信されています。どうやら「給食を食べる時間が短すぎる問題」は、多くの小中学生を悩ませる全国的な問題のようです。 一方、私が調べた範囲では、これまでの記事は「給食時間が短い」という実態を伝え、「これで良いのか」という問題提起をするにとどまっているものが多いようです。そこで、今回の記事では、いくつかの研究やデータを引用しながら客観的な議論を進め、解決策についても検討してみたいと思います。 始めに「『短すぎる』とはどのくらいの時間なのか」「『十分な時間』はどのくらいなのか」を考えてみたいと思います。そもそも人間は、一般的にどのくらいの時間をかけて食事をするのでしょうか。また、その個人差はどの程度なのでしょうか。 例えば、誰が座っても壊れない椅子を作るためには、体重が一番重い人に合わせた強度設計が必要です。同様に、誰もが食べ終わることができる給食時間にするには、食べるのが遅い人に合わせた時間設定が必要です。そして、こういった議論をするためには、食事時間の平均や分散のデータが必要です。 食事時間に関する調査は数多く行われていますが、ほとんどの調査は「10分以内」「10分から15分」「15分から20分」のように区切りを設けて選択してもらう方式です。こういったデータも参考にはなりますが、このタイプのデータからは正確な平均値や分散が算出できません。 そこで、論文検索サイト「J-STAGE」で研究論文を探したところ、女子短大生の食事約2200食分の食事時間の平均値は14.02分、データの散らばり具合を示す数字である「標準偏差」は3.11分であるというデータを発見しました。 この調査の対象者は18歳~20歳の短大に通う女性で、「何時までに食べ終えなさい」と言われていない状態でのデータです。そのため、このデータをそのまま小中学生の給食に当てはめるのは少し無理があるかもしれませんが、こういった違いを理解した上で使えば、食事時間が十分であるかを評価する参考にはできます。 例えば、ある日の給食時間が15分だった場合、「大人の女性が普通に食べても半分強の人しか食べ終わらない時間なのだから、小中学生の食事時間としては短すぎるのではないか」という具合です。また、25分あれば、大人は100%食べ終わり、20分でも97%以上の人が食べ終わっているため、「できれば25分、短くても20分は確保したいね」という具合に検証できます。 もう1つ面白いことが分かります。グラフの中には角度が急な部分があり、わずか10分足らずの短い時間に食べ終わる人が集中しています。だから食べ終わりの時間は、この時間帯より後に設定する必要があります。現在の食事時間がどのくらいなのかにもよりますが、この急な角度の付近に食べ終わりの時間があるなら、給食時間を数分延長するだけでも、事態が劇的に改善できるかもしれません。 この急な角度が小中学生の場合、どの辺りにくるのかは、クラスの子どもたちのデータを基に計算する必要があるかもしれません。学校の先生は、子どもたちに休みの日の昼食時間を計ってもらえれば、自分のクラスのデータを集計できます。 表計算ソフトがあればAVERAGE関数で平均値が、STDEV関数で標準偏差が計算でき、この2つの数字とNORMDIST関数を組み合わせれば、任意の経過時間の食べ終わり率が計算できます。 なお、食事の時間は個人情報なので、データは自由意志で出してもらうこと、集めたデータが漏えいしないように細心の注意を払うことを忘れないようにしましょう。給食時間が短いと栄養不足に陥る可能性 給食に関することは、「学校給食法」という法律に書かれています。学校給食法にはさまざまな目的が書かれていますが、最初に「適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること」とあります。 ここにある「適切な栄養の摂取」の中身、つまり給食で摂取すべきカロリーや各栄養素は「学校給食実施基準」で基準値が定められていて、給食の献立は、この基準を満たすように作られています。つまり学校給食は「残さず食べる」ことで、初めて法律が定めた目標が達成できるのです。しかし、実際には多くの食べ残しが発生しています。 環境省の調査によれば、1人当たりの給食の食べ残しの量は年間7.1kgにもなるそうです。この値は平均値のため、食べ残しをしない子どもも含めた数値です。 では食べ残す子どもの割合はどれくらいいて、また、食べ残している子どもは必要な栄養を取れているのでしょうか。この疑問に答える研究論文が見つかりました。 この研究では、都内の小学5、6年生の給食の食べ残しとその内容を調査したところ、36.7%の子どもが給食を残しており、残した子どもが摂取したカロリーや各種栄養素の中央値は、完食した子どもに比べて2~3割少なく、ビタミンCに限っては4割ほど少なかったことを明らかにしています。 ではなぜ子どもたちは給食を残すのでしょうか。給食を残す原因を尋ねる調査も多数行われており、どの調査でも「嫌いなものが出る」「量が多い」「食べる時間が短い」の3つが必ず上位にランクインします。多くの調査では「嫌いなものが出る」が1位となっていますが、これは給食全般について漠然と質問しているからなのかもしれません。 ある日の給食に食べ残しがあったかどうかと、「今日の給食に嫌いなものがあったか」「今日の給食の時間は足りたか」などの質問に対する回答の関係を調べた研究では、「嫌いなものがあった」よりも「時間が足りない」の方が食べ残しの有無により強い影響を与えていることが分かっています。 短すぎる食事時間は、医学的な見地からも問題かもしれません。早食い習慣と健康の関係を指摘した研究は非常に多く、いずれも早食い習慣が各種の検査数値を悪くしたり、肥満や生活習慣病につながったりすると結論づけています。給食を通じて「急いで食べる」ことが身に付いてしまうと、子どもたちの将来的な疾患リスクが上がってしまいます。 また、数年に一度ほどですが、給食を喉に詰まらせ、窒息して亡くなる子どももいます。給食の時間が短く、急いで食べるほど、こうした事故のリスクが高まると考えられます。効果的な対策は? では、給食の時間は、どのように延ばせばよいのでしょうか。平日の授業の時間数は、戦後、教育基本法が改正されるたびに少しずつ増えていますし、学校給食法では給食の時間は指導の時間、つまり仕事の時間です。先生方には労働基準法が定めた休憩を取ってもらわないといけないし、働き方改革も進めなければなりません。従って、学校の1日のスケジュールの中で給食時間のために削れる時間は極めて限定的です。 給食の時間を確保する手っ取り早い方法は、給食の準備を早く終わらせることです。多くの学校では、給食の準備時間、食べる時間、片付けの時間はセットになっていて、予定通りの時間で準備が終われば、食べる時間はそれほどタイトではない時間設定となっています。しかし、実際にはなかなか予定通りに準備が終わらず、結果的に準備の遅れが食べる時間を圧縮しているようです。 そこで、調べてみると、給食の準備を短くするための研究論文がいくつか見つかりました(※4~※7)。これらの論文には学習心理学的にも行動経済学的にも妥当性があると考えられるさまざまな工夫が載っており、実際の給食準備で時間短縮の効果が確認されています。私の解釈が一部入っていますが、これらの工夫を以下のようにまとめてみました。(1)「給食準備が早く終わると、『ゆっくり食べられる』『その後の昼休みが長く取れる』など、良いことがある」ということを子どもに十分理解させ、クラスの共通目標にする。(2)準備の手順をなるべくシンプルにする。その上で、クラスの全員が理解できるよう、手順を図で示し、掲示する。(3)タイマーなどの大型の時計を利用して時間経過をフィードバックする。(4)時間内にできたこと、適切な行動、友達を助ける行動などをその都度褒める。場合によっては、シールなど目に見える形で褒める。(5)子ども同士の声掛けの方法や言い方について説明する。その上で練習し、お互い協力するように促す。声掛け、協力のポイントは下記を参照。・相手を非難せず、穏やかに言うこと。・何をしてほしいのかを具体的に伝える。・「ふざけないで」「しゃべらないで」などのように、「〇〇をやめて」という声掛けは、やめて何をすればよいか分からず、否定されていると受け取られることがあるのでNG。・「早くして」は、具体的に何を早くすればよいのか分からないので微妙。・「このお皿を〇〇のところに運んで」のように、具体的にやってほしいことを伝えているとOK。やってくれたら「ありがとう」「助かる」「さすが」などの声掛けをすればさらに効果的。(1)の目的・目標の共有は、組織運営上、重要とされています。工夫や判断の拠り所にもなります。(2)や(3)のように段取りの全体像や現在の自分の位置を可視化することは、モチベーションを維持し、次の手順で「迷子になる」ことを防ぎます。(4)は学習心理学では「正の強化」と呼ばれ、繰り返し褒めることでその行動は強化されていきます。一方、罰にはさまざまな副作用が知られているため、極力用いない方が良いでしょう。(5)がうまく機能すれば「自分ごと化」が進みます。(1)と併せて、先生にやらされているからやるのではなく、「自分たちで工夫・協力して目標を達成するんだ」という気持ちが芽生えれば、クラス全員の能力を今よりもっと引き出せるかもしれません。 さて、ここまでいくつかの研究論文を引用しながら書き進めてきましたが、こうした研究者の取り組みだけでなく、多くの先生方は、日々学校現場でさまざまな事例と向き合い、給食時間の確保について工夫をしていると思います。 そこでお願いですが、そういう先生方はうまくいった方法を何らかの形で情報発信してください。そして、準備が遅くて困っている先生方はどんどん情報収集して、優れた取り組みをまねしてください。「先生たちは忙しくてそれどころではない」という声が聞こえてくるかもしれませんが、給食は子どもたちの健康に関わる問題ですから、優先順位は勉強よりも上です。また、給食準備のスピードアップを通して、お互いが適切なコミュニケーションを取り、協力し合うスキルが身に付けば、結果的に給食以外の学級運営も格段に楽になるのかもしれません。 現代は食育、食品ロスの削減、SDGs(持続可能な開発目標)などが重要視される時代です。このような時代において、時間がないから給食を牛乳で流し込むようなことが起きないように、少しでも長く給食の時間を確保できるよう、工夫していただけることを願っています。』自分の小学校時代も、どちらかというと給食は遅い方で、良く残されて食べていた記憶があります。まぁ時間が短かったのもありますが、脱脂粉乳がなかなか飲めなくてというのが主な原因のようにも思えますが・・。その後も全般的に、食事は遅くて、友達と食べているときでも大体しんがり・・。まぁ大きくなってからは、幸い脱脂粉乳を飲む機会もなく好き嫌いはほとんどないと言って良いのですが、猫舌なのもあって相変わらず遅いのです。そんな自分が早食いに転じたのは、大人になってだいぶ経ってから、自力でトヨタのクイックデリバリバンという宅配でおなじみの車をキャンピングカーに改装するという趣味?しかも元々11ナンバーなので次の車検は1年後という区切りが迫ってくるという状況。そこで当時職場の敷地内に住んでいた私は、朝早くと夕方、さらに昼休憩も使って改装に大忙し。昼食も含め、食事時間を切り詰めるしかなく、次第に早食いに・・。その結果、今では立派な早食いになってしまっています。職場でも大体一番に食べ終わるという昔では考えられない状態に・・。だいぶ遠回りしましたが、それでも10~15分は昼食に時間をかけています。しかもしっかり全食です。ですから中学生はともかく小学生が給食時間が15~20分というのは、シンドイでしょう。しかも給食の食べ残しは非常に多いと聞く。それってやはりこの時間内で完食している小学生は少ないということですよね。そもそも給食は、栄養価他も考えて完食してその目的を達成するようにできているという。本文にも書かれているように『「学校給食法」には、最初に「適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること」とあります。ここにある「適切な栄養の摂取」の中身、つまり給食で摂取すべきカロリーや各栄養素は「学校給食実施基準」で基準値が定められていて、給食の献立は、この基準を満たすように作られています。つまり学校給食は「残さず食べる」ことで、初めて法律が定めた目標が達成できるのです。』そのせいかどうか、子供の身長は伸びているのに、運動能力が落ちているとか、しっかり噛まないので顎が小さくなっているとか、色々弊害が出てきているようです。ここは他の授業を削ってでも給食時間、しかも実質の食事時間25糞を確保するようにしなくてはと思います。さらに前から考えていたのですが、職場の昼休みも1時間というのは短すぎると思う。欧米のように2~3時間(あまりよく知りませんが)の余裕ある昼休みは精神的にも肉体的にも良いので、かえって生産効率を高めるという結果をもたらすのではないかと思う・・ちょっと脱線しましたが・・。
2023年07月09日
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6/29付けの産経新聞に下記の記事があったので、お借りして載せてみます。『LGBTQの「Q」って何や? えっ? 「クエスチョニング」やて? (男性か女性か)あえて決めない人やて? 今回の「LGBT法案」には入ってんの?いやいやワシは別に自分と性的指向が違う人やトランスジェンダーの人を差別するつもりは毛頭ないで。せやけどや。あわてて今国会で決めなアカンの? 同じく今国会で岸田文雄首相自ら持ち出した「異次元の少子化対策」の方が、よっぽど急がなアカンやろ。あっ、クドいようやがワシは、LGBT…の方々が「生産性がない」なんて言うとんのとちゃうで。何で今やの? しかも、「諸外国に右倣(なら)え」とばかりに日本みたいな〝ユルい〟国が急に騒ぎ立てんとならんのか? と言うとんのである。だってそやろ。例えば、〝あの体がデカい〟人気タレントは今やテレビで見ん日はないし、他にもそんなタレントがいっぱいおるで。中国やロシアじゃ「アウト」やで。北朝鮮もムリやろ。イスラム諸国やったら入国自体でけるか? こんな〝ユルい〟日本で何であわてて法律つくる必要あるの?えっ? 日本だけやて、G7で法律ないのは…。こないだのG7広島サミットで各国首脳から突っ込まれでもしたんかい?そんなこと、言い始めたら「スパイ防止法」ないんも、日本だけやんけ。あのアメリカですら、スパイには極刑が科せられる。時、くしくも中国人〝スパイ〟(研究員)が情報漏洩(ろうえい)を起こして警視庁に逮捕され、事件の全容が明らかにされつつある。情報漏洩というと軽う聞こえるけど、実態はスパイや。もっというたら、わが国を侵略し、滅ぼそうとする工作員の総称である。世界最古の職業のひとつでもある。そんなスパイを野放しにしとるのは日本だけや。そんな国の存亡にかかわる危機の方は、急いで対処せんでエエんか? そもそも何で中国人民解放軍〝ヒモ付き〟の大学教授が日本の国立の研究機関に自由に出入りし、日本のカネで研究できたんや? そっちの方がよっぽど深刻やろ!』まったくその通り、「LGBT法案」審議して成立させたいのは分かりますが、やはり「異次元の少子化対策」や「スパイ防止法」がやっぱり先ですよねぇ。誰が考えても分かりそうなのですが・・岸田さん・・それと野党の皆さん。
2023年07月04日
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6/16付けのNHK首都圏ナビに以下の記事があったので、お借りして載せてみます。『東京都渋谷区で「女性専用」が無い公衆トイレが作られ、SNSで大きな議論を呼びました。こうしたトイレはどのくらいあるのか、NHKが東京23区にある4000あまりの屋外公衆トイレを調べたところ、少なくとも6割以上で「女性専用」トイレが無いことが分かりました。背景の1つにあるのが、近年増えてきた「バリアフリートイレ」です。通常のトイレより広いスペースを確保しなければならないため、女性専用の数が限定的になっているというのです。女性の利用者からは、「男女共用トイレは盗撮などのおそれがあり使いづらい」という声も。女性、障害者など多様なニーズに対応するトイレのあり方とは?「女性専用」が無いトイレが大きな議論に白い球体型や、赤一色の公衆トイレ。東京都渋谷区では公衆トイレのイメージを変えようと、個性豊かなトイレを設置するプロジェクトが行われました。衛生面を考慮し、声で指示すると水が流せるものなど区内17か所に設置されました。その中に大きな議論を呼んだ公衆トイレがあります。今年2月に完成したこちらのトイレは、実は「女性専用」がありません。設置されているのは男性用の小便器と男女共用のいわゆるバリアフリートイレが2つ。男女ともに男女共用のトイレを使うことになっているのです。女性嫌だな。あまり使いたくないですね、男女共用は。たぶん使わないかな。男性痴漢とかあるじゃないですか。男が男女共用トイレに入っていたら、疑われなくていいのに、余計な疑いみたいのをかけられてしまうのではないかという不安はありますね。女性誰でも入れて、しかもフリーに入れちゃう。それだと確かに怖いと思う人もいると思います。難しいですね。「女性専用のトイレが無くなるのではないか」という憶測がSNS上で広がり、渋谷区が否定するなど対応に追われる事態となりました。なぜ女性専用を作らなかったのでしょうか。取材に対し、渋谷区は「周辺状況を踏まえ男女問わず利用でき、ニーズが見込まれる共用トイレを配置した」としています。このような共用トイレに不安を抱えている人がいます。5人の子どもを育てている、都内在住の女性です。公園をよく使う子育て世代。外出時に、子どもが急にトイレにいきたいと言い出すのは日常茶飯事です。しかし、男女共用のトイレを使うのは抵抗があるといいます。子育て中の女性「公衆トイレは衛生的に、ちょっと使いづらいですね。男女共用であることで、犯罪が起こってしまうのではないかという怖さはとてもあります。とはいえ、子どもに『おしっこを我慢しなさい』なんて言えないし。ママたちのあいだでも、女性トイレが無いことは、よく話題になっています。女性や子連れママが我慢しなければならないトイレになると、外にも出られなくなると思います。女性トイレを作ってほしいですよね、本当に」なぜ「女性専用」が無いトイレが作られるのか女性専用が無い公衆トイレはどれだけ存在しているのでしょうか。NHKでは、東京23区を対象にアンケートを実施。公園など屋外にある公衆トイレについて独自に調査を行いました。その結果、4000あまりあるトイレのうち「女性専用」が無いのは少なくとも6割以上にのぼることが分かりました。なぜこのような状況にあるのでしょうか。東京都港区で、公衆トイレの管理や計画などを進める土木課が取材に応じました。女性専用のトイレが少ない背景の1つにあるのがバリアフリートイレ。車イス利用者用のスペースや子ども連れ用の設備など、通常のトイレより広さが必要です。さらに都市公園では、公衆トイレなどの建築物は原則、敷地面積の2%を超えてはならないと法律で定められています。そのため、限られた敷地にトイレを設置する際、男女共用のバリアフリートイレを優先的に配置。結果として女性専用の数が限定的になっているといいます。東京都港区 街づくり支援部土木課長 海老原輔さん「昔は用が足せればいいということで、男性用と女性用という形で整備されていたので、面積が最小限で済んでいましたが、現代はバリアフリーを考えなきゃいけない。男性用と女性用のトイレの面積は、どうしても女性用の方が大きいです。女性用を無くしている、男性用を無くしているのではなく、誰もが使えるために多機能トイレを確保しているというのが現実です。公園などは面積が無いので、共用という形のトイレになってしまうというのが現状ですね」男女共用トイレ 防犯上のリスクも「女性専用」トイレが無いことによるリスクを指摘するのが、自治体や企業向けに防犯に関するアドバイスを行っている京師美佳さんです。公衆トイレで多いのが盗撮による被害だといいます。こちらは一見、ねじ穴のように見えますが、小型のカメラです。芳香剤やサニタリーボックスなどに小型のカメラが隠されているケースもありました。防犯について詳しい 京師美佳さん「このサニタリーボックス、どこにカメラがあるか分かりますか?実は数字の1のところにレンズが仕掛けられています。本当に一瞬では分からないと思います」便座の裏にカメラが隠されていることも多く、注意が必要だといいます。盗撮について、警察庁によると、公衆トイレなどを含む「通常衣服を着けない場所」での検挙件数は、年間およそ1800件にのぼります。しかしこれは氷山の一角ではないかと京師さんは考えています。防犯について詳しい 京師美佳さん「インターネットで誰もがカメラを購入できるようになってからは、本当に被害数が分からなくなってしまったんですね。実際に被害届が出されている件数よりもはるかに多い、何十倍、何百倍という被害があると思ったほうがいいかと思います。女性専用が無い公衆トイレは、盗撮用のカメラや盗聴器を仕掛けやすい状況というのはあります。防犯面だけの話をさせていただくと、やはり男性・女性・多目的という形で分けるほうがカメラも設置しにくいので、安全上はその方がいいと思います」こうした中、港区では今年3月、公衆トイレの整備方針を示しました。区内にあるトイレを整備し、できる限り女性専用のスペースを確保。防犯カメラの設置なども進めるとしています。東京都港区 街づくり支援部土木課長 海老原輔さん「やはり女性が使いたいトイレが街にあるべきだと思うんですよね。女性が安心して使えるトイレがあることによって、街そのものも安心できる街になると思うんです。そういったトイレを、今後も引き続き設置できればと思っています」“トイレは「社会の縮図」 多様な市民の声聞き工夫を”東京23区の屋内公衆トイレのうち、「女性専用」が無いトイレが少なくとも6割以上にのぼることについて、どうとらえればいいのでしょうか。建築が専門でバリアフリーに詳しい専門家に聞きました。東洋大学工業技術研究所 髙橋儀平名誉教授「この結果には驚きました。公衆トイレはどんな人も利用できるよう、男女別のトイレがあり、プラス男女共用の車いす使用者用トイレがあるのが基本です。その上で地域の周辺状況により、おむつ交換台や一般の男女共用があるのが理想です。公衆トイレは『多様な社会の縮図』とも言えますし、外出先でトイレを不自由なく利用できるか否かは、バリアフリーが始まった50年以上前から社会参画の一歩でした。障害のある人も無い人も女性も、誰ひとり排除できない基本的な人権と考えます」都市部のようにトイレを設置できるスペースが限られるところで、女性や障害者など多様な人たちのニーズに対応するには、どうすればいいのでしょうか。東洋大学工業技術研究所 髙橋儀平名誉教授「本当は一か所で、男女別トイレや車いす使用者用トイレなどを区分して設置することが理想ではありますが、難しいところもあると思います。このため、周辺の公共施設や駅の公共トイレも含めて、一定のエリア内でトイレバランスを考えてうまく配置するという方法も考えていくべきです。自治体には、『スペースがないから』『予算がないから』といった理由であきらめるのではなく、多様な市民の声を聞いて、その地域にあった公衆トイレの規模や形を生み出してほしいと思います。そのことが、公衆トイレの良好な維持管理にもつながっていきます」』題名の(東京都の公衆トイレ すでに60%以上で「女子専用トイレ無し」)にはビックリです。これも例のLGBTQ法案の影響か・・?と思ったのですが、ちょっと違うようです。何でも主な要因は「バリアフリートイレ」とのことです。通常のトイレより広いスペースを確保しなければならないため、女性専用の数が限定的になっているというのです。何でも都市公園では、公衆トイレなどの建築物は原則、敷地面積の2%を超えてはならないと法律で定められているとのこと。そのため、限られた敷地にトイレを設置する際、男女共用のバリアフリートイレを優先的に配置。結果として女性専用の数が限定的になっているといいます。そんな法律があるんですねぇ。でもそれって原則ということなら例外も認められるのでは・・?と思ってしまうのですが、原則を重んじるお役所ではなかなか例外は認めないんでしょうねぇ。しかし女性の利用者からは、「男女共用トイレは盗撮などのおそれがあり使いづらい」との不安が。女性専用が無い公衆トイレは、盗撮用のカメラや盗聴器を仕掛けやすい状況という。防犯面だけでいえば、やはり男性・女性・多目的という形で分けるほうがカメラも設置しにくいので、安全上はその方がいいと。そうなってくると、ここはやはり、実情に合ってきていないので、法律を改正すべきだと思うのですが・・どうなんでしょう?2%を少しでも増やすことで、例えば男性用小便器も無くし男女別の「バリアフリートイレ」を設置するなんてこともできるのでは・・?数が減るのは諦めるしかないけど、そもそも行列ができるようなところは人目があり犯罪も起こりにくいのでは・・?また「本当は一か所で、男女別トイレや車いす使用者用トイレなどを区分して設置することが理想ではありますが、難しいところもあると思います。このため、周辺の公共施設や駅の公共トイレも含めて、一定のエリア内でトイレバランスを考えてうまく配置するという方法も考えていくべき」というのも一考すべきですね。
2023年06月30日
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23/6/15付けの記事にあったのでお借りして載せてみます。『研究データを持ち出し中国企業に漏洩(ろうえい)したとして、警視庁公安部は15日、不正競争防止法違反(営業秘密開示)の疑いで、茨城県つくば市の国立研究開発法人「産業技術総合研究所」の上級主任研究員で中国籍の権恒道容疑者(59)=同市=を逮捕した。捜査関係者によると、国の研究機関から中国への情報流出が立件されるのは極めて異例だという。逮捕容疑は平成30年4月13日午後4時半ごろ、絶縁ガスにも使われるフッ素化合物の合成技術に関する研究データを中国企業のメールアドレスに送信したとしている。捜査関係者などによると、権容疑者は南京工科大を卒業後、博士号を取得し、フッ素化学などの分野で研究に従事。平成14年から産総研で勤務しており、フッ素化合物に関する研究に携わっていた。産総研に勤務するかたわら、中国人民解放軍と関係があるとされる「国防7校」の北京理工大学の教授としても勤務していた。研究で得たデータを不正に中国側に送信したとみられる。公安部は権容疑者の認否を明らかにしていない。15日に権容疑者の自宅など関係先を家宅捜索し、資料などを押収した。産総研から相談を受け公安部が捜査を進めた。産総研は経済産業省所管で、日本最大級の公的研究機関。産総研の担当者は「事実確認をしている」としている。政府は経済安全保障を重要課題に掲げ、警察当局は事件化や企業や研究機関への助言にも取り組んでいる。』外国人をむやみに排斥すべきだとは思わないが、中国の「国防7校」の北京理工大学教授を兼任するような人が重要な研究機関に居ることは、どうしても理解できない。日本はスパイ天国と言われるそうだが、いい加減性善説のような対応は国際社会では通じない事を認識すべきでしょう。しかし送信された情報を元に中国は特許まで申請しているという・・お人よし日本はどうなってしまうのでしょうか・・?
2023年06月24日
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06/13付けの読売新聞に下記の記事があったので、お借りして載せてみます。『トヨタ自動車は、電気自動車(EV)の性能向上に向けて「全固体電池」と呼ばれる次世代型の電池を2027~28年に実用化する方針を明らかにした。航続距離が伸び、充電時間の短縮も期待され、自社EVに搭載する方針だ。EV市場で米テスラなどが先行する中、反転攻勢を図る。トヨタ自動車 トヨタはこれまで、全固体電池を20年代前半に実用化し、まずはハイブリッド車(HV)に搭載する計画を示していた。 全固体電池が搭載されるのは、5月に新設したEV事業の専任組織「BEVファクトリー」が手がける次世代EVだ。10分以下でフル充電でき、航続距離が従来型のEVの約2倍にあたる1000キロ程度を目指している。全固体電池が搭載されれば、さらなる性能の向上も期待できる。 他の日本メーカーも全固体電池の開発を急いでおり、ホンダは20年代後半、日産自動車は28年度の実用化を目標としている。 ホンダの三部敏宏社長はEVの競争力強化に向け、「最も重要なのはバッテリーの競争力だ」としており、430億円を投じて24年春までに栃木県内の研究施設に実験用の生産ラインを設ける。日産も24年度までに神奈川県内の工場に試作ラインを作り、投資額は1400億円に上る。 トヨタは30年にEVの世界販売台数を22年実績の約140倍に相当する350万台に伸ばす計画を掲げる。このうち170万台は、BEVファクトリーによる次世代EVが占める見通しで、「ギガキャスト」と呼ばれる大型鋳造部品を採用することも表明した。 従来は86の部品を33の工程でつなぎ合わせて製造していた車体下部のパーツを、1度の鋳造で一つの部品として作れるようにする。同様の製法はテスラも導入しており、大幅なコスト削減効果が期待される。 未完成の車両が無人で自走し、工場内の次の工程に移動する仕組みも取り入れ、生産に必要な工程を現在から半分に減らすことも目指す。BEVファクトリーのトップを務める加藤武郎氏は、「大幅な部品統合を実現することで、車両の開発費、工場投資の削減に貢献できる。ものづくりの未来だ」と語った。 ◆ 全固体電池 =電気自動車(EV)や電子機器向けなどに使われるリチウムイオン電池と異なり、電解質に液体ではなく固体を使う。高出力で小型化しやすく、長い航続距離、充電時間の短縮といった利点がある。寿命の短さや、低コストで量産する技術の開発が課題とされる。』車を始め充電物の弱点はやはり充電池の性能です。骨伝導ワイヤレスイヤフォンや充電工具などでわずかな時間で充電池がダメになった経験があり、かつ補償対象外ときているので、このニュースは期待ですねぇ。この固体電池がどういう形になるか分かりませんが、パソコンや工具類などに搭載されるのは相当先の話でしょうが・・車と同時位にせめてバイクや電動自転車には載るようにしてほしいですね。
2023年06月19日
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