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アラブ世界で仕事をするのは、思っていたよりタフ。“なんでやねん”と思わず叫びたくなるようなこともしばしば・・・アラブ人は概して「プライドが高い」と言われます。アラブと言っても色々な人がいますので一概には言えませんが、このプライドの高さが顕著なのは、上の立場に付いている人たち。まぁ、これは日本でも、特に中小企業や同族会社の社長にありがちな傾向ですね。私は今まで2つの会社を経験しましたが、どちらの社長もプライドは相当高かったですね~。特に2つ目の社長はとにかく自分の力を誇示したがります。社員をとことんコントロールし、無理難題を言いつけて相手をわざと困らせ、自分の立場のほうが上である事を誇示するのです。真のリーダーシップって、そういうものではないですよね~。さて数々の“なんでやねん?”の中で、まず私が直面した問題はお給料の未払い。1回目は、アラブ社会でよく知られた名字を持つ友達にオフィスまで出向いてもらって解決。これは以前のブログで紹介済み。2つめの会社では、自分から取りに行きましたよ~。私も成長しました! さてこの時、社長は給料未払いなのに謝ることもなく、なんと「お金が欲しいか?」とのたまう。タダ働きしとるわけやないちゅうに、と心で悪態を付きながら(笑)、ここはキレたら負け。それでニッコリほほ笑みながら、「日本ではお給料の未払いって、倒産しかけの会社だけなんですよね。お給料の支払いが遅れるってことは、その会社が危ないってことのサインなんです~」と笑顔の中に皮肉たっぷり。これはかなり相手のプライドを傷つけたようで、「You are right」と言いながら「I don't like what you say」などと意味不明な言動。その後もかなりこだわっていました。でもお給料はすぐに渡してくれました。当然です!こんな風にお金をなかなか渡さないのはアラブ流。こうすることで「オレが金をやっているんだ、オレの方が上なんだ」と誇示したいわけです。なんか間違っている・・・・そんな感じで、アラブとの駆け引きはなかなか難しい。プライドは傷つけたらだめだけど、言うべきことははっきり言わないと どこまでもコントロールしてきます。アラブの同僚たちは社長の前ではヘコヘコ。でも社長がいないときは、ボロクソに悪口を言います。日本人以上に本音と建前があります。というか、社長がワンマン過ぎるんですけれどね。ちょっと距離を置いてみると、このアラブ流も何となく懐かしい今日この頃・・・(笑)。さて、またヨルダンに戻ったらこの微妙な駆け引きを楽しまなくては、ね。
2009.01.31
日本で休暇を取っていても、なぜか夢ではアラビア語を話し、夢の登場人物もヨルダンの友達ばかり・・・。何と言っても日本滞在はまだ3日目ですから、心はまだまだヨルダンに飛んでいます。さて、ガザ出身の大家さんは引き続き私にメールを送ってくれます。しかも悲惨な写真ばかりで、到底このブログにはアップできません。多分私が日本にいるので余計に、「ガザで起きた事をぜひ日本の人たちに知らせてくれ!」という思いでおられるのでしょう。でも私としては、こうした写真を友達にはあまり送りたくないですね。今日は2枚アップしますが、これ以上アップできるのはなさそうです。他の写真はかなり悲惨なので・・・。大家さん、ごめんなさい! 亡くなった家族や親類を捜す人々 戦いのあとガザで起きた事を世界に発信していこうという動きが活発化しています。でもアラブサイドのこうした動きは、イスラエルを非難することに徹しているので・・・・憎しみの連鎖を断ち切ることなど、到底できそうもありませんね。ガザからの写真を見ると、大袈裟ではなく本当に涙なしには見れません。なぜ涙が出るかというと、もちろんガザで起きた事に対して悲しく思うからですが、それ以上に人間が戦いあうということに悲しみを感じるからです。なぜって、戦いあうことでいい結果は決して生まれないからです。こうした悲惨な光景が繰り広げられたのはガザだけではありません。原爆でもホロコーストでもアフリカのルワンダで起きた大虐殺でも、たくさんの人が信じられないような仕方で殺されてきました。ガザで起きたことは悲惨ですが、世界のどこかで今でもこうした争いによって、たくさんの人が亡くなっていることを忘れてはいけないと思います。それから、本当に大切なのは「向こうが悪い」と互いに責任を押し付け合うことではない、ということに気付かなくては・・。追記ですが、ガザでの写真を本当に見たいとおっしゃる方は、ご連絡くださいね。メールの転送ができます。でも正直に言うと、私としてはあまりしたくないです・・・。
2009.01.31
日本帰国にはカタールエアを利用しました。予約の時点では、ここが一番安くて 850JD でした。日本円で約11万です。長い空の旅。でも私はいつも離陸の時点で爆睡しているので、あまり長いとは感じません。今回も離陸の前から、ぐぅぐぅ眠りこけていました。ただ、乗り継ぎのドーハ空港での待ち時間はいつでも辛い・・・。行きは5時間待ち、帰りは7時間待ちです。ドーハの免税店はとても小さく、ここで時間をつぶすことはできません。重い荷物を持ってうろうろするのも大変です。 カタールのドーハ空港。 免税店は本当に小さいです。今回は、空港にある “Quiet Room” を利用することにしました。ここは居眠りするための部屋で、少しリクライニングしたチェアがたくさん置いてあります。これがなかなか良かったです。ここでもぐうぐうと眠りこけ、5時間はあっという間に過ぎました。イスが少々固いので、欲を言えばもうちょっと柔らかかったらいいな~。あともうちょっとリクライニングしてほしい・・・・。そんなわけで、無事に日本到着。私はいつも時差ぼけがないのですが、それはたぶん飛行機で爆睡しているからだと思います。それにしても、日本はサービスの行きとどいた国ですね。アラブを一くくりにして連れて来て、「真のサービスっちゅうのはこういうもんや!」「人に仕えるとはどういうことかを学びなさい」と観察させたい(笑)。久しぶりの日本、何となく自分も観光客気分です・・・。
2009.01.30
皆さんが日本のことを誇りに思う瞬間って、どんな時ですか? 私は外国人の友達に“腹巻き”の説明をする時に、東洋医学を含めた日本の文化を誇りに思います(笑)。私のフランス人の友達は、いつも腸の調子が悪くて、1週間のうち寝込まない日はないほどでした。私は小さい頃からの母の言いつけで、お腹は絶対に冷やしてはならないと叩き込まれていますので、冬はもちろんのこと夏でも(というか夏こそ)腹巻きを愛用します。ちなみに“腹巻き”というと可愛らしくないのですが、最近では可愛いデザインもたくさんあるんですよ!フランス人の友達に、腹巻きの説明をするのですが、なかなか重要性が伝わりません。「体は冷えていないように感じても、内臓はけっこう冷えているんだよ」と口を酸っぱくして言います。実際、東洋医学ではこの“内臓の冷え”こそが様々な病気の原因だと言われていますよね。疑いながらも、「じゃあ、一度使ってみようかな」と彼女が言うので、やれやれ、良かったと腹巻きをプレゼントしました。それから半年以上経ちましたが、今では彼女、すっかり腹巻きファンです。髪はブロンドで青い目をした典型的なフランス人。その彼女が昼夜を問わず腹巻きを愛用しているなんて、誰が想像するでしょう(笑)。彼女が持っているのは合計4枚の腹巻き。今回の私の日本帰国に際して彼女が頼んだのは・・・・そうです、“腹巻き”です。しかも彼女、アラブの友達にも腹巻きの説明をしているようで、今回「腹巻きを買ってきて」という要望をかなりの人からもらっています。アラブだけでなく、イタリア人、スペイン人の友達も…。ヨルダンで腹巻きがブームになりつつあります(笑)「僕にもぜひ」というスペイン人の友達にはルパン3世のキャラの腹巻きを買う予定。この友達、本当にルパン3世に似ているんです。(しかし、そんな腹巻きあるんでしょうかね) 右側は「温かくってごめん」という名の腹巻き。腹巻きに限らず、東洋医学の発想って本当に素晴らしいと思います。西洋医学は何でもすぐに薬。でも東洋医学は、温めたり揉んだりするなど、体に害がなくて、でも本当に効くものが多いです。こうした「先代の知恵」を披露するとき、私は自分の国のこと誇りに思います ^^
2009.01.29
友達に赤ちゃんが生まれました。自然分娩だったため、出産の翌日には退院。驚きの早さです。ヨルダンでは入院費用が高いため、できるだけ早く退院するのが一般的です。昨日退院したとは思えないほど、友達は元気でした。もうシャワーも浴びれるし、しっかり歩いています。初めての赤ちゃんで、嬉しそう。レバノンからお母様がお手伝いに見えていました。6人目のお孫さんだそうで、お母様の方は手慣れたもの。赤ちゃんもお母さんの手にかかるとすぐに泣きやみます。 お祝いのお花がいっぱいでした。 上の右側の写真は「ムグリ」といわれるスイーツです。昔からの習慣で、赤ちゃんが生まれた家ではこのスイーツを訪問客に振舞うのだとか。昔は男の赤ちゃんが生まれたときだけこのムグリを作って祝ったようですが、現在では男女に関らずに作るのだそうです。ココナッツやシナモンがたっぷり入ったプディングのようなスイーツです。美味しかった!それからアラブ社会では、冠婚葬祭の時はとりあえず駆けつけることが大切です。訪ねないのは失礼にあたります。なので、万難を排して駆けつけます(笑)。もちろん何も持たずに行くのは失礼なので、きちんとお祝いも持っていきます。今回は帰国を明日に控えていることもあり、「日本でお祝いを買ってくるね」と約束し、とりあえずはカナーフェだけを持っていきました。「何も持ってこなくていいのに」と相手は言いますが、それに甘えてはいけません。贈り物の習慣はアラブ社会に根付いていますので、きちんと渡さないといけないのです。さあ、日本ではお土産選びに奔走しなくては。帰国前からすでに、ヨルダンに持って帰るお土産のリストでスケジュール帳はギッシリです。ではいよいよ明日、日本に帰ります! ドキドキ。
2009.01.27
私の住むジャバル・ウェブデ地区には、絵画を扱っているお店があります。いつも気になりながら、ちょっぴり高級そうでなかなか入れなかったのですが、今日は思い切って入ってみました。宗教的な絵も多いのですが、私が特に気に入ったのは古き良き時代のアラブの日常を描いたポスター。値段が安かったので買ってしまいました。 3枚買いましたが、そのうちの一枚。絨毯を売っている場面。このポスター、5 種類のモデルがあるようで、どれにしようか迷った挙句に2枚購入しました。どちらの絵もアラブの雰囲気が出ていて、素敵だと思いました。額を買って飾ると、けっこう見栄えのする絵になるのではないかと期待。お店のお兄ちゃんに、「ミン ホーン ラ ホーン?」と尋ねてバーゲンすると、「しゃあないなぁ」と 1 枚おまけに付けてくれて、本来なら 2 枚 10JD のところを 3 枚で 10JD。まずまず良い値段です。下の写真はお店の様子です。ヨルダンには、こんな風に絵を売っているお店もちらほら見かけます。大きな絵を居間(サロン)にドンと飾るのもアラブ流です。 私は基本的に絵が大好きなので、絵を見るだけでなんとなくホッとします。部屋に好きな絵を飾るのって楽しいですよね。明日日本に帰るんだ、と言ったら、持って帰りやすいようにきちんと厚紙に包んで痛まないようにしてくれました。絵には好みがあるのでお土産にするのは難しいですが、お気に入りの 1 枚を見つけてヨルダン旅行の思い出にするのもいいですよね。ヨルダンに来られることがあれば、こうした絵画屋さんも覗いてみてくださいね ^^
2009.01.27
明日から日本に一時帰国します。約1ヶ月の帰省になります。会社のほうはいったん辞めて帰ります。ヨルダンに戻ってから同じ会社に勤務するかは微妙・・・。実は、アラブの会社で働くのはかなりキツイので、今度はホテルなどのいわゆる "外資系" に勤務したいというのが正直なところ・・・アラブの世界は実に独特なのです。とりあえず"論理"が通じない。というか、アラブ流の論理があるわけで、それに慣れる/合わせるしかありません。会社に勤務していたときには言えなかったこの「アラブ流の論理」、暴露しちゃうぞ~(笑) お楽しみに。たくさんの方からお問い合わせをいただいて、ありがとうございます。また、実際に会社をご利用くださった皆さまにも感謝しています。会社を辞めても、皆様のヨルダン旅行のお手伝いはさせていただきたいと思っています。それでお問合せ先の変更。今後、お問い合わせは下記のアドレスまでお願いします。naoko_kimura@picturesque-jordan.com日本語で大丈夫です。ご遠慮なくお問い合わせくださいね。旅行会社での勤務、とてもいい経験でした。 仕事は基本的に大好きです。ただ、ヨルダンの旅行会社はほとんどがファミリービジネス。つまりコテコテのアラブ世界・・・。ここでやって行くのは並大抵のことではありません! 「なんでやねん」と突っ込みたくなることばかり。「いい加減にしぃや!」とキレることも度々でした(笑) いやはや・・・でも、これもまた人生の糧となることでしょう。今後もこのブログを通して、ヨルダンの"あれこれ" をお伝えしていきたいと思っていま~す。 *当方のブログ及び当方の活動は東京池袋にあるヨルダン人のレストランと何の関係もありません。ご注意くださいませ。 ヨルダンツアーのことなら:http://picturesque-jordan.com/ 当方のホームページから無断転載している"類似品"にご注意ください:http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201302080000/
2009.01.26
私の大家さんがガザ出身であることは、先日のブログでご紹介しました。おじさまが送ってくれたメールの第2弾。イスラエルのガザ侵攻を漫画で風刺しています。この風刺漫画の出生がはっきりしませんけれど・・・。「ある日のラファで」というタイトルです。ちなみにラファとは、ガザとエジプトの地上国境線で、唯一ここだけがガザに住む人たちの出入口。でもガザ侵攻でこのラファ境界線までが封鎖され、ガザに住む人たちは外界から事実上切り立たれてしまったわけです。↑ 左がユダヤ人の男の子。 ↑ 右がパレスチナ人の男の子「僕のお父さんはお前たちアラブが 「僕は父ちゃんから何も聞いてないよ。野蛮で動物みたいなテロリストだって 君たちに殺されて死んじゃったんだから!」言ってるぞ!」という少年たちの会話です。皆さまにはこの風刺の意味がお分かりでしょうか? こんな風に、アラブとユダヤ人の間にある見えない壁は相当高くて厚いのです。憎しみと偏見が常に存在しています。いったん芽生えた憎しみは簡単に消えませんし、伝染します。憎しみほど恐いものはないと思います。
2009.01.25
早いもので、1月も終わりに近づきました。いよいよ私のヨルダン生活も1年目を迎えます。そして火曜日からは一時帰国です。今日はいかにも中東らしい風景をご紹介。すっかり見慣れた洗濯の日の光景です。前にも書きましたが、アンマンでは水の支給が基本的に週に1回だけ。水の日が地区によって決まっていて、水の日になると一斉に洗濯が始まるのです。 この家にはきっと子供がたくさんいるのでしょうこうやって洗濯物をビチビチに詰めて干すのも特徴です。もうちょっと間を空けて干したら早く乾くのに、と他人事ながら思っています。でもヨルダンは乾燥した国なので、どんな干し方でも乾きますけれどね(笑)こんな風景ともちょっとお別れ。1か月の帰省になるので友達からは「もう戻ってこないいんじゃない?」「長すぎるよ」と言われています。でも絶対戻って来ますよ~。長い人生、コーヒーブレイクも必要です。で、また新たな気持ちで2年目のヨルダン生活をスタートできたらいいなぁと思っています。
2009.01.25
先日、3ヶ月分の家賃を払いに大家さんを訪ねました。今の大家さんは本当にいい人で、家賃をとても低く抑えてくれていて助かっています。全然知らなかったのですが、この大家さんのご家族はすべてガザに住んでおられるのだとか。今回のガザ侵攻では本当に心を痛められたようです。ご家族はみなご無事だったようで、安心しました。ただ家は破壊されてしまったようです。家賃を支払ってすぐに帰る予定だったのですが、おじさま、どうも祖国について語りたかったらしく、まぁ座れ、と言われてから延々とパレスチナの歴史についてレクチャーを受けました。友達との約束があったので初めはもじもじ落ち着かなかったのですが、熱く語るおじさまを見て、「パレスチナの歴史についてしっかりと勉強するのもいいな」と腹をくくり、講義に耳を傾けました・・・。講義の最後におじさまから、「日本人はどうもアメリカの言うことばかりに従って、現実を知らない人が多い。ガザの現実と現状をメールで送るから、日本人の友達にぜひとも転送してくれ」と頼まれました。数日後に早速送られてきたメールには、ナチがユダヤ人に対して行ったことと、現在のユダヤ人がパレスチナ人に対して行っていることとを比較した写真がたくさん添付されていました。ナチにされたことを自分たちが今やっているなんて、なんて歴史は皮肉なんだ、というコメント付き。私としては同意しかねる部分もありましたが、おじさまの強い要望ですので、ちょっとばかりその写真をブログに載せてみます。左の白黒写真が第2次世界大戦時のナチの写真で、右が現在のガザで起きていること。前にも書きましたが、ヨルダンの人口の大半はパレスチナ人ですので、このパレスチナ問題は多くの人に影響を与えています。ガザに親類や家族がいる場合なんて、特にそうでしょう。パレスチナ問題には宗教と歴史が深くかかわっているので私は何もコメントできませんが、この聖書の言葉だけは事実。「人が人を支配して、これに害を及ぼした」という言葉です。権力闘争をめぐる争いに終わりはなく、どれほどの人が傷ついていることでしょう・・・・。
2009.01.23
私にはとても親しい日本人の友達がヨルダンにいます。この友達の旦那さんはフランス人で、ヨルダン大学の先生です。このご夫婦とは日本にいたときからのお付き合いです。ひょんなことから、申し合わせたわけではないのに同時期にヨルダンに移動してきました。私がヨルダンに到着して2週間後に彼らが日本からヨルダンに到着。移動当初の苦労を共にし、怒ったり泣いたり笑ったり、共にたくさんの経験をしてきました。この日本人の友達は、とぉってもきれいな肌をしています。50歳なのですが、30代にしか見えません。この間はタクシードライバーから「17歳でしょ」と聞かれ、これにはさすがにキレていましたが(笑)さてこの友達は、いわゆるコスメフリーク。ありとあらゆるコスメを試し、その知識の広さは無限です。私も彼女からいろんなことを教わっています。ヨルダンではオイル類がすごく安く手に入ります。ヨルダンのどのドラッグストアでも安価で売られています。友達のオススメは、アーモンドオイルとセサミオイルを使ったフェイスマッサージ。 どちらのボトルも1JD (130円) で購入できます。100ml の瓶。セサミオイルもアーモンドオイルもビタミンを豊富に含んでいて、乾燥肌に効果的です。お風呂上りにこの2種類をたっぷり顔に乗せて、丁寧にマッサージします。余分なオイルは後でふき取ります。シリア人の友達もこうしたオイルを使っているそうで、やはりきれいな肌をしています。きれいな肌には、それなりの秘訣があるんですね~。
2009.01.22
アラブの家庭では、毎回の食事にオリーブ漬けが出てきます。ちょうど日本でのお漬物のような感覚でしょうか。どの家庭でも大抵オリーブを漬けています。1年分どっさり漬ける家庭も多いです。このオリーブ漬け、けっこう重労働ですし、手間ひまがかかっています。何日間か水につけ、水を何度も交換しないといけませんし、オリーブ一つ一つに切り目を入れている家庭もあります。その後、塩水にオリーブを漬け込みますが、塩の加減が適当かどうかを見定めるのに、こんな方法を使うそうです。その塩水に卵を入れて浮いたら、ちょうどいい塩加減。沈んだままだと、まだ塩が足りないのだとか。ふーーーん。すごい生活の知恵ですよね。今まで食べた中で一番美味しかったオリーブはレバノンからのもの以前のブログで、オリーブの味を「すっごくおいしい」とはまだ感じられないと書きました。でも今では自分にとって"おいしい"と思えるオリーブの味を見つけ、体がオリーブを要求するようになりました(笑)。http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/200811030004/やがては自分で漬けるようになるんでしょうか。今は、いろんな家庭から小瓶で分けてもらい、それぞれの家庭の味を楽しんでいる状況です。黒オリーブより緑のオリーブのほうが苦味がなく食べやすいように感じます。塩分の取りすぎが気になりながらも、今日もパクパク。でも日本に一時帰国したら、血液検査をしなくては・・・!
2009.01.21
ヨルダン大学は、ヨルダンを代表する大学。といってもまぁ、ヨルダンにはそれほど多くの大学がないのですが・・・。でもヨルダン大学は、頭のいい生徒が集まることで有名。ヨルダン大学に行っている=「頭がいい」と思われる、ブランド大学です。さて私のフランス人の友達は、このヨルダン大学の言語学(英語)の教授でした。パートタイムで週に2回教えていました。この天下のヨルダン大学で起きていること・・・それはまずカンニングの横行です。先生たちも事務も黙認。カンニングなんて誰でもする、当たり前という感じだそうです。この友達は、カンニングを見つけたら 0 点だと試験前に生徒たちに言い渡していました。でもやはりカンニングしている生徒がいたそうです。それで彼女の試験用紙には点数をつけませんでした。ところが親が出てくるのです。普通ならカンニングをした子供を叱り、恥じるべきところを「点数をつけろ」と大騒ぎ。カンニングをした張本人も、恥なんて感じていません。点数さえつけばいいのです。大学の事務にとっては、生徒がカンニングしようがしまいが関係なし。「カンニングなんて、どの国でもやっていることでしょ」と言うそうです。友達は結局、この生徒に点数をつけざるを得なくなりました。点数がつくまで親が騒ぎ立てるので、そうするしかないのです。カンニングも親の登場も日常茶飯事。はっきり言ってテストの意味がありません。天下のヨルダン大学でこうなのですから、この国の将来を嘆きます。アラブは"コネ"と"ゴネ"の世界。コネさえあれば、そして"ゴネ"さえすれば (もちろんコネがあるときだけゴネることができる) 物事は順調に運ぶのです。 ↑ ヨルダン大学よ、君を嘆く、と歌いたくなります。役職に付く人も大学の教授たちもコネでその立場にいます。そのため怠慢で無能な人が多い。友達も、ヨルダン大学の英語の教授たちの英語レベルにびっくりしたそうです。はっきりいって最悪だそうです。コネとゴネの中東。私のアラブの友達は「だから中東は第三世界といわれるのよ・・・」とため息。申し訳ないけど、その通り。こちらでの生活が長くなるほど「コネとゴネと、それに乗じた怠慢」の現実を目の当たりにして、ヨルダンよ、君に将来はあるのか? とつぶやいてしまいます。それでも! と私は気を取り直します。こうしたコネは中東の発展を確かに妨げていますが、こういう世界にしばし生きるのもまた良い経験です。
2009.01.21
アラブ人では「キライ」という人はまずいないでしょう。ファラフェルのことです。ファラフェルは以前にもご紹介しましたが、茶色いコロコロとしたコロッケのようなもの。よく街角でファラフェル屋さんを見かけます。油がたっぷり入った大きなお鍋に、丸いファラフェルをぽんぽん投げ入れて揚げています。このファラフェルは、ひよこ豆をつぶしたものに香辛料を混ぜ込んで油で揚げたものです。肉団子のようですが、お肉は一切使われていません。ファラフェルは本当に安くで売られています。日本円に直すと1個2円くらいです。1つ1つがとても小さいので、1個だけ買うってことはまずあり得ませんが(笑)ファラフェルのサンドウィッチも街角でよく売られています。軽くつぶしたファラフェルを生野菜と一緒にピタパンで巻いたもの。これも比較的安くで買うことができます。でもアラブの友達とよくするのは、ファラフェルパーティ。これはファラフェルだけを買ってきて、野菜やパンは家で準備し、好きなものをパンに巻いて食べる方法。 こうやってファラフェルやミントを乗せます。 くるくる巻くだけ。これならサンドウィッチを買うよりずっとお手軽+安くで済みます。しかもおいしいファラフェルを好きなだけたっぷり詰め込むことができます。ファラフェルは豆でできているので健康的ですし、揚げてあるのでお肉を食べたような満足感も残ります。みなさまも、ぜひ試してみてくださいね。下のブログも参考にしてください。http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/200810050002/
2009.01.20
以前にダッバースおじさんのことをお話しました。おじさまのことをご存じない方は、以前のブログをご覧くださいね(笑)http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/200810210000/http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/200812230001/今日は、おじさまのバナナのような指から造り出される美しいビーズ装飾をご紹介。 上の写真のようにプレーンな布テープにビーズを縫い付けていきます。こうしてできたビーズのテープを、お客様の好みに合わせて例えばドレスの袖ぐりや襟元に縫い付けます。ビーズ装飾を変えるだけで、ドレスは全く印象の違ったものに生まれ変わります。こうして同じドレスを長く楽しむことができるのです。でも最近の若い人は、ドレスのリサイクルより新しいものを次々に買いたがるとか。日本でもこうした傾向は同じですね。 こんなデザインも。かなり凝っています。 おじさまのお店にストックされているビーズ装飾のデザインは、文字通り何百種類とあります。すべておじさまのオリジナルデザイン。感心します。しかもおじさまの指は本当に太いのです。この指から作り出される繊細なビーズ装飾、まさに奇跡としか言いようがありません(笑)。さらにこうしたビーズのテープは、どの長さで切っても良いように、一つ一つのビーズを布の後ろで丸結びしてくっつけなければなりません。むちゃくちゃ細かい作業です。私もやってみたいけど、絶対に肩こりに悩まされるだろうなぁ。。。おじさまのお店は、物語に出てくる屋根裏部屋のようにわくわくする場所なんです。
2009.01.20
アラブ世界にはおいしいスイーツがたくさんあります。ヨルダン・シリアなどにご旅行のときは、ぜひとも「カナーフェ」を味わってみてください。どのスイーツ屋さんにも売ってあります。が、もちろん"おいしい"と評判の店のカナーフェは病み付きになります。今日はお店の紹介ではなく、カナーフェそのもののご紹介。きっとご存じない方も多いと思いますので。 グラムまたはキロ単位で購入カナーフェは、バーミセリに似た細い細いパスタを使用したペストリー生地と、たくさんのチーズでできています。これを読まれると、パスタとチーズ? スイーツなのに? と混乱されるかもしれません。でもカナーフェはとっても甘いお菓子です。私も実際に作ったことはないので、正確な情報をお伝えできないのですが、カナーフェは、バターをたっぷり引いたフライパンにペストリー生地を敷き、チーズをた~っぷり散らし、またペストリー生地を乗せたものです。出来上がりに甘い甘いシロップをたっぷりかけます。アツアツで食べます。このシロップとチーズのトロッとした食感が何ともいえぬ美味しさです。 ↑ 出来上がったカナーフェ。シロップが生地とチーズに染み込んでいます。 ↑ こちらはレバノンのカナーフェ。このカナーフェ、説明が難しいのですが、とにかくヨルダンにいらしたらぜひご賞味くださいね(笑)。絶対おいしいといわれるに違いありません! ただし、ヨルダンのカナーフェはそれはそれは甘いので、覚悟して。ちなみにレバノンのカナーフェは、ヨルダンのとはかなり異なります。普通のパンにカナーフェがはさんであり、シロップ漬けされていません。シロップは好みでかけながら食べます。レバノンでは朝食にカナーフェを食べるのが一般的なんです。国が変われば食べ方もそれぞれ。でもカナーフェはオススメです。アツアツのチーズとシロップのハーモニーをお楽しみくださいませ。
2009.01.19
お土産にアラビックスイーツはいかがでしょうか? アラビックスイーツは、見た目がとてもきれいですし、かなり手間ひまかけて作られています。日本人からするとちょっと(というかだいぶ)甘めなので沢山は食べれませんが、プレーンな紅茶とともに1個か2個つまむと、とってもおいしいのです。スイーツを売っている店はたくさんありますが、このお店はフランス人の友達のオススメ。管理も行き届いていて、安心して購入できます。 外観はこんな感じ。 Zalatimo Bros. という名前です。お店の場所は Shmesani (シメサニ) 地区です。アンマンの3スターホテルから5スターホテルは、この Shmesani 地区に結構かたまっているので、このお店にはアクセスしやすいかもしれません。ダウンタウンからはちょっと離れていますが・・・。目印は、Kempinski (ケンピンスキー) ホテル。5スターホテルですが、このケンピンスキーのすぐ裏にあります。タクシーで行かれるときは「ケンピンスキーまで」と言われるといいと思います。このお店を道路ではさんだ向かいには、確か Bank of Jordan (ヨルダン銀行) があったと思います。このお店、とにかくたくさんの種類のスイーツがあるので、店内をブラッと覗いて見られるだけでもいいと思います。初めて食べる方は「なんやこれ~。むっちゃ甘いなぁ」と思われるかもしれません。私もそうでしたが、今ではすっかり慣れました。砂糖なしのアラビックコーヒーと食べるとオイシイですよ~。アラブはこの激甘スイーツにプラスして、紅茶であれコーヒーであれ3杯、4杯と砂糖を入れるのですから驚きなんですけれどね。
2009.01.19
誰でも「ありがとう」と声をかけられると嬉しいものですね。簡単な言葉ですが、これほど人をさわやかにする言葉もないかもしれません。アラビア語では「ありがとう」というときに「シュクラン」といいます。お店でもタクシーに乗るときでも、「シュクラン」を連発するといいと思います。"シュクラン"の"ラ"は「R」で、舌巻きで発音します。日本語には"L"と"R"の発音の違いがありません。そのため英語にせよアラビア語にせよ、この2つを分けて発音するのは日本人にとって難しいです。でもこの2つの違いを明確にするのはとても重要。私もいつも笑われるか、注意されるかのどちらかです。なので、"R"は大げさかなと思うほどルルルと舌巻きで発音します。ヨルダンに来て私の英語の発音はすっかり変てこになってしまいました。「ハンバーガー」も「ハンバルガー」となってしまいます・・・。その方がアラブに通じるし。しかも初めのうち、かなり面白がってアラブの英語を真似しているうちに、自分の発音までそうなってしまいました。なんちゅうこと。あああ・・・悲し。それにしても日本語ほど発音が適当な言語って、他にないのかもしれませんね。本題に戻りますが、「シュクラン」には「アフワン」と返します。「どういたしまして」の意味です。アラビア語には、同じことを言うのでもシュチュエーションに応じて多種多様な言い方があるので、書き出すとキリがありません。でも、とりあえずは「シュクラン」「アフワン」で、物事はぐっとスムーズに進むと思いますよ
2009.01.18
とっても健康的でおいしいシリア料理「フリーケ」のご紹介です。フリーケは、日本人のお口にぴったり合う味付け。ぱっと見た感じ、チャーハンの上にチキンを乗せているような感じですが、実はお米ではなく麦を使っています。このフリーケ、美味しいのでどんどん食べれてしまいます。 作り方ですが、麦を30分ほどお湯につけてから、シナモンスティックやガーリックと一緒にコトコトと煮ます。40分ほど煮て、麦が柔らかくなったらざるにあげます。オニオンやガーリック、にんじんなどの野菜をフライパンで炒め、ゆで上がった麦を混ぜるだけ。あとは別に味付けしておいたチキンを上に散らします。 青麦をおなべでコトコト煮ています。シリアの家庭料理といった感じで、とても素朴な味わいです。レストランなどではあまりお見かけしませんが、シリア人の家庭ではお客様があるときなどにたくさん作る、おもてなし料理です。もしアラブの国でフリーケに出会われたら、その素朴な家庭の味を楽しんでくださいね
2009.01.18
ペラと聞いて「?」と思われる方もおられることでしょう。主要な観光地ではないかもしれませんが、聖書に通じている方にとって一度は訪れてみたい場所かもしれません。西暦70年にローマ軍がエルサレムを取り囲み、破壊しました。ユダヤ人は最後まで抵抗しましたが、ついに都市は陥落し、死者は相当数に上ったといわれています。実はこのエルサレムの滅びはイエスによって予告されていました。ペラは、一部のクリスチャンたちがイエスの指示に従って逃れてきた場所として有名です。 ペラはまた、考古学者にとっても魅力的な土地です。発掘作業がすべて終われば、ジェラシュより規模が大きいのではないかといわれるほど、たくさんの遺跡が眠っているそうです。またこの地は、アレキサンダー大王の生誕地としても知られています。歴史に興味のある方にとっては、押さえておきたい重要なスポットかもしれませんね。
2009.01.15
ペトラの岩石はミネラルをたっぷり含んでいてマーブル状なので、よく「薔薇色の都市」と表現されます。そびえ立つローズ色の岩石に囲まれていると、とても不思議な気分になります。 日没が近づくにつれ色がさらに美しくなります。ペトラほど夕焼け・日没の似合う都市はないように思います。そろそろペトラにもう一度行きたくなりました。不思議な魅力に満ちた古代都市です。 アラブ人から見るとヨルダンはあまり魅力的な国ではないようです。ヨルダンにあるものといったら石だけ、伝統的な食べ物はマンサフだけ。何とも退屈だ、というわけです。でも私は、このゴツゴツした飾らないところがヨルダンの魅力だと思っています。さて、みなさまはどうお感じになりますか? ペトラに関するその他の情報については、以前のブログをご覧くださいね。http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/200809290005/http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/200811090002/
2009.01.14
ガザでの戦闘は引き続き続いています。死者は1000人を越えたと聞きました。停戦の動きが加速するように願っています。 ヨルダンだけでなく、イスラム教国全体でユダヤ人に対する反感が根強いので、ガザに対するイスラエル軍の攻撃で反感はさらに強まっています。ハマスが悪いとは声を上げて到底言えない雰囲気。ユダヤ人が悪いのか、ハマスが悪いのか、という二者択一になってしまっています。物事はそんなに簡単ではないと思うのですが・・・。職場の近くにはスターバックスがあるのですが、今日出勤したら、スターバックスのガラス張りの窓やドアが粉々に砕かれていました。ユダヤ人資本のコーヒーショップなので、ユダヤ人に対する反感がこうした形で表れているようです。下の写真は、レバノンで修復が進む橋の様子です。2006年のイスラエル軍の攻撃で、レバノン国内の橋という橋が爆撃されたそうです。ライフラインをストップさせるためです。2年以上たった今でも修復作業は続いています。 この日は雨でした。レバノンではヒズボラというテロ組織が活動しているので、ヒズボラ掃討のための攻撃といわれています。レバノンの観光業界は相当のダメージを受けましたが、現在では少しずつ回復しつつあるようです。この美しい地で人間が争い合うのは残念なことですね。こんな風に中東には一筋縄では行かない問題がたくさんあります。地球上からボーダー(国境)がなくなる日が来て欲しいものです。
2009.01.14
レバノンでは、あっちの家でお食事、こっちの家でお食事、という風に、とにかく人々のおもてなしを受けました。写真は、宮殿のようなおうちに招待されたときのもの。家具や置物は和洋折衷といった感じで、限りなく調和してなさそうなのに、なぜか調和している・・・不思議な感じでした。 この家のご夫婦にはたくさんの子供がいるのですが、全員結婚して家庭を持っています。今はお2人だけの生活ですが、とにかく寛大で、人をよく呼んでおられます。そのため家には「イッピ」ちゃんというエチオピア人の住み込みの女の子がいて、私たちがお邪魔したときも彼女が家事全般を受け持ってくれていました。 テーブルの真ん中には生野菜がドン。生野菜の美味しかったこと。こうした野菜を手でちぎって口に放り込みながら、チキン、魚、ラム肉などの料理を楽しみます。今回のお食事には肉という肉、魚という魚が準備されていました。レバノンではサラダとして「タブレ」が必ずといっていいほど、どの家庭でも出されます。タブレについては以前のブログで書きました。またのぞいてみて下さいね。http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/200810130000/お昼から、ウイスキー、ビール、アラブのお酒なども出され、レバノンの昼食は本当に豪華でした。この辺、フランスに似ていますね。その代わり、朝食・夕食はパンに野菜を巻いただけのサンドウィッチだったり。レバノンはこんな風に、おいしい料理・豊かな食卓で有名なのです。
2009.01.13
だいぶ前ですが、私には忘れられない香りの思い出があると書きました。愛知万博のときに出会った中東の香り、"千夜一夜"という名前のオイルです。ヨルダンに来たらその香りにもう一度出会えるかと期待していたのですが、なかなか出会わず・・・。一度バスで、「あ、この匂いだ!」と感じましたが、誰がつけていたのか特定できず鼻だけスンスンさせていました(笑)さて、その思い出の香りに似ている香水を見つけました。バーバリーの"ウィークエンド"です。愛知万博で売られていたのはオイルだったので香水の香りとは多少違うのでしょうが、この香りは確かに私が探していたものと似ています。シリア - ヨルダンのランドボーダーにある免税店で購入しました。$33です。この香り、つけているだけで幸せな気分になります。 もともとそれほど値段も高くないし、日本では香水の激安通販サイトなどでも売られているので、つけている人は結構多いのではないでしょうか。それにしても、私としてはオリジナルのあのオイルに出会いたいなぁと、やっぱり思い出の香りを探してしまいます。
2009.01.13
日本から海外に行くには、海を越えるしかありません。でもヨーロッパにせよ、中東にせよ、大抵の国は陸続き。ランドボーダー(地上の国境線)を越えての旅が可能です。今回のレバノン旅行も、ランドボーダーを越えていってきました。ヨルダンからレバノンまでは、約350キロの道のり。今回お世話になったタクシーです。レバノンまではタクシーで約7時間。ヨルダンとシリアとレバノンの国境を越えていきます。タクシー料金は、行きが30JDで帰りが35JD。合計65JDでした。日本円では8200円くらいになります。ビザですが、シリアのビザもレバノンのビザも国境線で取得できます。それぞれのボーダーでかかった費用は・・・、ヨルダン出国 640 円 シリア入国 720円 ⇔ シリア出国 1140円レバノン入国 1500円 ⇔ レバノン出国 0円という感じだったと思います。ドルやレバノンリラ、ヨルダンディナールなど、いろいろな貨幣単位で支払ったので、どうも記憶があいまいになっていますが・・・。出入国にあたっては、カードに名前やパスポート番号などを記入します。面白いのはどのカードにも「父親の名前」という項目があること。日本では、お父さんの名前なんて聞かれることないと思うんですが、アラブ世界では父親の名前は重要です。 国境に近づくとタクシーの運ちゃんが渡してくれます。7時間の旅ですが、それほど長いと感じません。国境で車を降りたり乗ったり・・・を繰り返しますし、道路はスイスイ。トイレ休憩も取ってくれますし、ヨルダン - シリアのボーダーでは免税店もあり、トイレもきれい。買い物もできます。タクシーの旅は思ったより快適です。面白いのは、ヨルダン→シリア→レバノンと国を変わるにつれ、役人たちの顔の特徴が変わること。同じアラブといっても、国によって顔に特徴があるんですね~。ヨルダン人の顔は、砂漠の顔。険しくて、無骨な感じがします。シリア→レバノンと進むにつれ、男性の顔が次第にフェミニンになっていきます。この変化はかなり興味深かったです レバノン滞在のご報告、また少しずつアップしていきたいと思いま~す。
2009.01.12
レバノンに行ってまいりました。レバノン=イスラエルとの戦争、などという風に想像される方もおられるかもしれません。でも実際のレバノンは、水と緑にあふれた肥沃な土地に恵まれ、人々の温かさは人一倍。中東の国々の中でも、ヨーロッパ的な解放感に満ちています。さて、私の滞在中は雨が降ったりやんだりと、天気には恵まれませんでした。それでも一日だけ天気の日があり、しっかり観光もしてきました。 レバノンには海あり、 山あり… 雪あり… 緑あり。とても小さな国ですが、バラエティに富む自然に恵まれています。実際春になると、朝は地中海で泳ぎ、昼からは山でスキーが楽しめるのだそうです。レバノン人は自国をこよなく愛する人たち。ふたこと目には、「レバノンには何でもそろっている」「こんなに美しい国はない」「レバノンに住みたい?」などと聞いてきます。確かにレバノンにいると中東にいる感じがしません。地中海のおかげで適度な湿気があり、カラッカラに乾燥したヨルダンとは全く違います。食事は野菜中心で非常に健康的です。が、美味しいためについ食べ過ぎてしまいます…。魚を含むシーフードも新鮮でたっぷり食べれます。ただ、こうした環境は日本とも似ているところがあり、日本人から見ると、それほど特別な感じはしないかもしれませんね。ヨルダンに1年近くいると、レバノンのような環境はパラダイスですが。中東に来られることがあり、時間的なゆとりがあれば、レバノンにもぜひ足を延ばしてみてくださいね。
2009.01.11
レバノンで開かれるミーティングのため、明日から4日間レバノンへ行ってまいります。 レバノンは杉の木で有名です。ヨルダンからレバノンまではタクシーで7時間。シリアの国境を越え、レバノン入りします。ヨルダンに来てから初めての地上線越え。ドキドキ、わくわくです。今回は、総勢7人の旅。2台のタクシーで連なります。レバノンが大好きというアラブは多いです。緑と水のあふれる本当にきれいな場所なのだとか。楽しみです 。 このブログも4日間の休憩。帰宅後にレバノンでの滞在の様子をレポートしたいと思っています。 かつて「中東のパリ」と呼ばれたレバノン。その美しさは今も同じ。それでは皆様も、良い週末をお過ごしくださいね!
2009.01.07
ガザでの地上戦で、ますます被害が拡大している様子が報道されています。ヨルダンの人口の大部分はパレスチナ人で構成されていますから、他人事ではありません。胸中複雑なヨルダン人も多いと思います。ヨルダン人の友達が言っていました。イスラエル軍の攻撃には同意しかねる人も多いけれど、ハマスがテロリストであることは明白な事実。声に出してハマスを非難するアラブ人は少ないけれど、実は誰もが知っていること。私のフランス人の友達は、ヨルダン大学で英語の先生をしています。大学でも、「ガザ侵攻反対!」と鼻息荒く語る学生が多いのだとか。でもこの友達は、生徒たちにこんな風に状況を説明します。ある日、マシンガンを持った大きな男が家にやってきます。家を今すぐ出て行け、抵抗すると家族を殺すと脅します。あなたならどうしますか? あなたには守るべき妻、子供たちがいます。もちろん家を守りたいと思いますが、戦うことができるものを何も持っていません。持っているものといえば、片手にオレンジジュースのコップ。オレンジジュースを相手の顔に浴びせかけることもできます。でも相手は妻と子供たちをマシンガンで撃って殺すでしょう。そして結局家も取られることになります。オレンジジュースを浴びせて抵抗したために、妻や子供たちが殺されたなら、あなたは後からどう感じるでしょうか? 少なくとも抵抗した、と幸せな気持ちになるでしょうか? それともオレンジジュースのために妻子を失ったことを後悔するでしょうか?ガザで起きているのはまさにこういった状況です。どちらが正しい、悪いということではなく、現実として、イスラエル軍と対等に戦うことはできないのです。マシンガンを持った相手にオレンジジュースを浴びせかけて挑発するようなものです。「これ以上話すと宗教の話になるので、自分はここまでしか話さない」と友達は言いました。でも生徒たちは要点を理解したようで、教室は静まり返っていたそうです。歴史や宗教が複雑に絡み合ったパレスチナ問題。でも、子供でも理解できる単純明快な真理があります。それは報復に報復を重ねても、問題の解決にはならないということです。
2009.01.07
アンマンから約 30 キロほどのところにマダバという街があります。小さな田舎町ですが、モザイク画でとても有名です。正ジョージ教会には、6 世紀に作られたモザイク地図が現存しています。この地図は 200 万個もの色付きの石を使用して作られたということで、当時のパレスチナ全域の様子を知ることができます。現在残っているこの地図は、もともとの大きさの4分の1ほどだということです。 モザイクには、花、鳥、動物、または神話の一場面、農作業などの日常生活が描かれています。マダバでは、モザイクの作り方の見学をすることができます。マダバのモザイクは、すべて天然の石を使って作られます。小さくカットした石を埋め込んでいく、とても精密な作業です。出来上がったモザイクはとっても素敵。 この壷、可愛いですよね。 思わず欲しくなりました。 博物館もあるようです。ヨルダン観光局の情報によると、「マダバの博物館は必見です。 素晴らしいモザイク画だけでなく、ヨルダン古来の刺繍が施された民族衣装、宝飾品、陶器が展示されています」とのこと。時間のある方はぜひのぞいてみてくださいね。
2009.01.06
味には期待しませんが、やはりときどきヨルダンで食べたくなる中華料理。今日も懲りずに友達と中華料理屋さんで食事することになりました。 メニューではどれもおいしそう。シーフードとベジタブルを注文しました。やはり想像通り、具材は違えど味付けは全く同じ。醤油とオイスターソースで濃く味付けされ、素材の味があまりしない・・・・美味しくないわけではないのですが、どれを頼んでも味付けが同じなので飽きてしまいます。まぁ、贅沢は言ってられません。たまにはこんなのもいいでしょう。この中華料理屋さんには、中国人のコックさんが一人いました。 最後はチョコバナナで締めくくり。値段の割りに量が多くて、このお店は比較的満足できました。実はもうすぐ一時帰国。もうチケットを取っています。中華にせよ、和食にせよ、おいしい料理をたっぷり食べたいなぁ~。それからこの国のタバコ攻撃からしばし自由になれるのも嬉しい! でも今の私にとっては、生活の基盤はヨルダンにあります。きっと日本滞在中、この愛する国が恋しくなることでしょう。
2009.01.06
英語は今や国際語となり、話せて当然ともいわれる時代になりました。TOEIC で高得点をマークする方法、聞くだけで英語が話せるようになる学習法などなど、などなど・・・・ありとあらゆる本が出ていますね。高い教材もたくさん売られています。買ってはみたものの、いまいち・・・という経験、誰にでもあるのではないでしょうか?「語学習得の秘訣」なんて仰々しいタイトルをつけましたが、私も大きなことは言えません。アラビア語に四苦八苦する毎日・・・。海外に出ると英語が話せるのは当然。ヨーロッパには5ヶ国語、6ヶ国語を自由に操る人もいるわけなので、第3言語に四苦八苦している私も、言語を早く習得する秘訣を知りたい! と思っています。日本人にとっては新しい言語の習得はきわめて不利です。英語、フランス語、イタリア語などヨーロッパで話されている言語はラテン語から派生した言語たちですので、何のかんの言っても習得は容易なのです。日本語は他の言語からかけ離れた特殊な言語ですから、どの言語を学ぶにしても時間がかかります。私が信じる言語習得の秘訣は2つあります。1つは母国語の語彙を増やすこと。母国語の語彙が豊かであればあるほど、新しい言語での表現力も増えると思います。自分の持つ語彙の分だけ、語学力は伸びると思うのです。2つめの秘訣は、目標をしっかり持つこと。自分が何でその言語を学ぶのか、目標がはっきりしていればいるほど、到達する努力を払いやすくなります。じゃあ、どんな目標がいいのかといえば、言語を学ぶ究極の目的はコミュニケーションですから、その言語を使って他の人とコミュニケーションをとりたいという強い願いが必要ではないかと思います。試験のために語学を学習する人もいますが、「話す」ための学習ではないので、生きた言語にはならないと思います。私にとって英語は、日常生活では日本語より自分を表現できる言語になりました。英語を話す機会のほうが多いのですから、当然かもしれません。でも日本語はとても大切な母国語です。さて、アラビア語はどこまで伸びるか・・・あきらめてしまいそうになるときもありますが、継続は力なり。いつの日かアラビア語で自由に自分を表現できることを目標に、のらりくらりではありながらも頑張っていこうと思っています。
2009.01.05
ヨルダンの女性たちは、お洒落が大好き。若い子達は特にカラフルな衣装に身を包み、ジャケットにジーンズなど欧米的な服装が一般的。イスラム圏であることを意識させません。アラブ女性の伝統的な衣装は「アバヤ」と呼ばれています。つま先まであるゆったりとしたドレスです。サウジなどでは、アバヤといえば真っ黒なものが一般的なのかもしれませんが、ヨルダンでは様々な色のアバヤが売られています。 MECCA MALL にて。ちょっとクリアでなくて残念。アバヤは個人的にすごく好きです。持っていませんけれど・・・(笑)。アバヤには、刺繍やビーズによる繊細な装飾が施され、その模様やデザインは本当にさまざま。選びきれないくらいです。とってもきれいです。このアバヤ、若い人たちからは敬遠されています。着物離れと同じで、若い人は伝統的なものには関心を示さないようです。どの国でも同じですね。絶対一着は買いたいなぁと思っています。イスラム教の服と思われがちですが、クリスチャンでも着ています。ゆっくり時間をかけて選びたいですね。
2009.01.05
ヨルダンでは、車や電気製品はジャパン・ブランドのものが多いです。そのため日本の知名度は非常に高いです。でもそれ以外のもの、例えば日本食や日本の化粧品などはほとんど見つかりません。寿司用の海苔やお米がたまに売ってありますが、韓国、中国、タイ、アメリカからの輸入で、「純」日本製ではありません。日本食のお店もあるにはありますが、日本の味からはほど遠い。アラブ向けにアレンジしてあるので、当の日本人たちはほとんど食べに行きません。ですので、「純」日本製を見つけたときは、なぜかとても嬉しくなります。最近見つけた純日本製のものは・・・・THE FACE SHOP にあった日本製の化粧品。 こちらは冷えピタ。ヨルダンの薬局で売ってあります。日本語を見ると不思議な感じがします。これは16枚入りで14.5 JD。1885円です。高い・・・ですよね? 日本で冷えピタを買ったことがないのでよく分かりませんが。 この他にも久光製薬のサロンパスを時々見かけます。 ヨルダン人が日本人について知っていることといえば、「賢い」か「お金がある」こと。これって同意しかねますが。日本人でも賢くない人もいるし、お金持ちじゃない人もいるんだよと説明するのですが、あまり聞いてくれません・・・。日本という国の知名度は高いものの、まだまだ日本の文化については知られていません。ヨルダンでは日本人はまだまだ少数派なので、仕事にしろ、近所の人との付き合いにしろ、「私」=「すべての日本人」という風に思われがちです。責任重大! 日本に対してはやはりいい印象を持ってもらいたいですから。海外では、その国のやり方・考え方に自分を合わせることはもちろん大切ですが、日本人としての「自分らしさ」はあくまでも失わないようにしたいものです。
2009.01.05
シャウルマについては、前にご紹介しました。お肉と一緒に、トマト・玉ねぎなどの生野菜を薄いピタパンに巻いて食べるサンドウィッチです。今日は美味しいと評判のシャウルマ屋さんのご紹介。シャウルマを売っている店は、本当にたくさんありますが、美味しいところはいつも人でいっぱい。ごった返しています。今日ご紹介するのは、第2サークルにあるシャウルマ屋さん。第2サークルに来ると、シャウルマのいいにおいがします。このお店は、テイクアウト専用。いつも人だかりができているので「あ、ここだな」ってすぐに分かると思います。ちょっと小さめのシャウルマなので、2個は余裕で食べれてしまいます。1個500フィルスです。女性がここでシャウルマを買っている姿はあまり見かけません。いつも男性たちがわらわらと群がり、どっさり買っていきます。この国には“順番に並んで待つ“という発想がないので、注文するのに一苦労。あとからやってきた人がどんどん横入りしてきますし、男性ばかりなので引いてしまいます。でも最近では、常連さんの私を目ざとく見つけて先にお金を受け取ってくれたりします。 ↑ カメラを向けると、みんな一斉にカメラ目線に。こういうところが、愛すべきヨルダン人なのです。ここのシャウルマは自信を持っておススメできます。回転がいので、お肉も新鮮です。ぜひ試してみてくださいね。
2009.01.04
ヨルダンは日本人の待遇がかなりヨイ国です。というのも、空港では日本人だけ査証(ビザ)が無料。ビザを購入するために列を作って並んでいる外国人をしり目に、さっさと入国審査に進むことができます。スタンプがボンと押され、これで1ヶ月間の滞在ビザが無料で支給されたことになります。旅行の時は、これで十分。複雑な手続きが必要ないので楽ちんです。語学留学などで滞在を考えておられる方には、ヨルダンに長期滞在するための方法が2つあります。イカマと呼ばれる滞在許可証を取得する方法と、3ヶ月ごとにビザを更新する方法です。イカマというのは、下の写真のようなカードのことです。これを取得すると、面倒くさいビザの更新をせずに1年間ヨルダンに滞在できます。外国人にはパスポートの携帯が義務付けられていますが、このイカマは身分証明書の代わりにもなります。さらにこのイカマを持つとヨルダン人扱いになるので、ぺトラの入場料がヨルダン人料金。1JDになります。旅行客は22JDくらい支払わないといけません。ジェラシュもワディ・ラムもすべて1JDで入場可能。イカマ様、様なのです。 イカマを取るためには、スポンサーになる人、会社、学校などがなければなりません。私は初めの3ヶ月半をヨルダン大学の学生として過ごしたので、大学からの推薦状でイカマを申請できました。このイカマ、何がややこしいって、政府関係の人たちが混乱していること。内務省に行けという人がいれば、地区の警察署に行けという人もあり・・・。行ったら行ったで「これはここじゃできない。○○に行って」といとも簡単にはねつけられ、あっちに行きこっちに行き、たらい回し状態・・・。この混乱ってヨルダンではよくある話。私のイカマは今年の3月で切れるので、申請し直すことを考えると今から頭が痛いです。お金がかかるのかというと、学生として申請した時は無料でもらえました。学生以外は、イカマ取得にお金がかかるようですが、いったい幾らなのかはどうもナショナリティによっても違うようなのです。日本人はいったい幾らなんでしょうか。今度のイカマ申請のときに要確認です。3ヶ月ごとにビザを更新して長期滞在する方法もあります。ただ、この場合は半年ごとに国を出ないといけません。レバノンやシリアにタクシーで出かけて帰ってくるだけでいいので、簡単といえば簡単です。でも3ヶ月経ったらまた警察署に出向いて、混乱した警察官を相手にしないといけないこと(しかも言葉が通じないのでなおさら困る)、たらい回しにされてかかる時間のこと・・・などを考えるとかなり憂鬱になります。なので、長期滞在にはイカマが便利です。日本人でヨルダンに語学留学する人はまだまだ少ないです。治安はいいのですが、いろいろなことが組織されておらず、外国人はかなり苦労します。言葉が少し分かるようになり、生活にも慣れてくるとストレスの半分以下はなくなりますけれど。アラビア語を現地で学びたい方は、ヨルダンもぜひ候補の1つにしてくださいね。
2009.01.04
旅行に行くと、ついお財布のひもが緩んで買いすぎてしまいます。でもお土産を選ぶのは難しい。贈る相手を思い浮かべながら品定めをするのは楽しいですけれど、時には選びあぐねて疲れたりもします・・・。さて、観光地の先々でお土産を買うのもいいですけれど、まとめて買ってしまいたいときにはこのお店がオススメ。 「Al-Afgani」というお店です。アンマン市内に幾つかあります。Mecca Mall にも入っています。高価なものは売っていませんが、ヨルダンらしいものが売っているので、ちょっとしたお土産にはいいのではないでしょうか。 この名前が目印。観光地では結構な値段で売っているものが、この店では比較的リーズナブルな値段で手に入ります。バーゲンして値切って、「やったぁ、こんなに安くしてもらった」とホクホクでいたら、このお店でもっと安くで売っていたり・・・。がっくりですよね~ 私はこのお店で、サンドアートをお土産用に購入。これも観光地で買うよりは安めだと思います。観光地で買ったことがないから何ともいえませんが・・・(笑)。写真の小さいのが750フィルス、大きめのが1JDで売っていました。私はこのサンドアート、かなりお気に入りなんです。自分がもらったら嬉しいなぁと思うんですけど、どうなんでしょうかね~。
2009.01.03
今日は、アラブのお守りをご紹介。 青い目玉のような、この飾り物がお守りです。これは、他の人の嫉妬や羨望の目(邪視)から自分を守るためのもの。車や家につるしている家庭も多いです。どのお土産屋さんに行っても売ってあります。ヨルダンだけではなく、中東やトルコなどで今でも一般的に使われているようです。以前に「アラブの男性は嫉妬深い?」というタイトルでブログを書きました。このお守りからも分かるように、アラブと嫉妬心というのは切っても切れない関係なのかもしれませんね・・・。
2009.01.03
イスラム教の信者が1日に5回祈りをささげるというのはよく知られた話。もちろん祈らない人もいます。かと思えば、オフィスで祈る人あり、道端で祈る人もあり。ムスリムといってもいろいろです。さて自宅以外の場所で祈るときのために、持ち運び用の絨毯 (カーペット) があります。大きさは、人が一人正座して頭をひれ伏すのにちょうど必要な大きさ。薄くて折りたたみやすく、クルクルッと丸めて持ち運べます。 ↑ 私に与えられた(?) 絨毯。これはシルク製で、薄くて軽くてかなり上質。 ↑ こんな風に持ち運べます。この絨毯、会社で私のためにも準備されていました・・・。使わんっちゅうに。まぁいいですけど。引き出しに大切にしまいこんであります(笑)。注意して見てみると、こうした絨毯がタクシーやセルビスの後部席に置いてあったりします。仕事でモスクに行けないような場合に、この絨毯を使って祈るんですね。今日は元旦なので、オフィスには私ともう一人の同僚だけ。同僚はアリさんといいます。とても端正な顔立ちをしたヨルダン人男性。でも背がすっごく低い。座っていると格好いいのだけど、立ち上がると私のほうがかなり高くて、アリ? そのアリさんが私のところにやってきて、「ブレイ、ブレイ」と言います。ブレイって無礼のこと? しばらくポカンとしていましたが、"pray" (プレイ) =今から祈るから、と言っているらしい。「P」を「B」と発音する典型的なアラブ人の英語なのでした。アリさん、私に電話番を頼み、祈りはじめました。きちんと絨毯を引いて、頭を下げて何やらブツブツ。祈っている姿をまじまじと見るのも悪くて、私はパソコンに向かってカチャカチャと打ち続けておりました。ヨルダンに来た当初は物珍しかったこうした光景にも、すっかり慣れました。職場の近くのモスクでは、金曜日の礼拝時になると、道路にまであふれ出た男性たちが道端でいっせいに頭を地面につけて祈っています。かなり圧巻の光景です。足の臭さがちょっと気になりそうですけれどね・・・(笑)
2009.01.01
アンマン市の西部にある"CITY MALL"は、"MECCA MALL"(メカモール)と併設されており、2つのモールの間は歩くと10分くらいの距離です。この CITY MALL には、Carrefour (カルフール) という大型スーパーマーケットが入っています。カルフールは関東にもあるのでご存知の方が多いと思いますが、ここヨルダンにも進出しています。私は日本では"田舎っぺちゃん"だったので、カルフールとやらにはお目にかかったことがありませんでしたけれども。ヨルダンにこられた際は、カルフールに足を伸ばして品揃えなどを観察してみてくださいね。スパイスの量り売りなど、日本にはない(のでしょうかね?) ものもたくさんあると思いますよ。カルフールでは、Dead Sea グッズも比較的安くで購入できます。1階にある食料品コーナーを突っ切って、2階へとあがってください。2階は生活用品のコーナーですが、その一角に化粧品のコーナーがあり、死海グッズが売られています。お土産のまとめ買いにはいいと思いますよ。私もここで、日本へのお土産に死海の泥パックやバスソルトを大量に購入する予定です。 ↑ CITY MALL の裏側から撮りました。まだまだこのエリアは開発中。かなりの土地が余っています。このCITY MALL には、M・A・C やなどのコスメの店も入っています。M・A・C は口紅もアイシャドーもチークもとにかく色が充実しているのがいいですね~。かわって Mecca Mall には、THE FACE SHOP という韓国ブランドのコスメの店が入っています。日本でも知っている方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。この FACE SHOP でいいのは、ローション (化粧水) が充実していること。ここヨルダンでは、ローションを見つけるのが本当に大変なのです。みんなつけないみたいです。極度に乾燥している国ですから、お肌に水分補給をたっぷりしたいのに、お店ではほとんど売っていません。しかもこちらではローションというと乳液のことなんです。化粧水のことはトニックといいます。乳液やクリームは数限りなく売ってあるのですが・・・。私のお気に入りのビオデルマ化粧品も、化粧水だけはヨルダンで展開されていません。ニーズが少ないのだそうです。なんででしょうね~。ローションを探して約1年放浪しましたが、やっとこの FACE SHOP で化粧水に巡り合えました。ありがたや、ありがたや。ヨルダンの乾燥した空気はお肌にとってはかなり過酷ですねぇ。しっかりケアせねばなりませぬ。今年1年も頑張ります。ヨルダンの見どころについては http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx をご覧ください。
2009.01.01
海外で1月1日を迎えるのは初めてです。-と思いきや、そうでもありません。小学生のころ住んでいたイギリスでは確か元旦を迎えたはず・・・。でもあまり記憶にありません。さてヨルダンでは、いつもと変わらぬ朝を迎えました。今日は冷え込みました。出勤途中の道では、水たまりに氷が張っていました。 家の窓から見る、いつもと変わらぬ朝。今日は休日なので、学校に行く子供たちのにぎやかな声が聞こえません。でも朝からゴミ収集車はしっかり稼動。元旦とは思えません。職場へ向かう道すがら、「お雑煮食べたいわぁ・・・」とブツブツつぶやきます。そういえばお餅も1年間食べていませんねぇ。さて今日は水の日。元旦から洗濯と掃除に明け暮れます。1年の計は元旦にあり。ちゅうことは、う~ん、こういう元旦もいいですね。
2009.01.01
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