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2017.09.16

カナダでも有数の有名スポット、ナイアガラの滝を訪れる。
やはり行っておきたい場所の1つだ。

夏を過ぎたこの時期だが、この日は最高28℃と暑い日に。
天気の方も9月に入ってから好天続き。今日も例外ではない。
秋服で来たのは失敗だった。

まずはアクセスから。
トロントから来る場合、バスも列車も利用できる。前者の方が安いだろう。
料金と時間の兼ね合いから、往路はグレイハウンド$16.87、復路はメガバス$22.6を選ぶ。
グレイハウンドの復路は時間がよくないので。
所要時間は片道2時間ほど。

以下、この記事のドルは全てCADを表す。
滝周辺ではUSDも有効。レートはあまりよくなさそうだけど。

ついでに言うと、トロント発着の日帰りツアーもある。
しかし時間に融通が利かない上、料金も高いので今回は自力で手配することにした。
後述するアトラクションの料金を含めると、ツアーでは$90、個人手配なら$83。

そんなわけで、今週の月曜に準備しておいた。
当日は8:21スタート。
トロントからの長距離バスは、基本的にコーチ・ステーションに発着する。
地下鉄St.Patrick駅から東か、Dundas駅から西。どちらの駅からも大体同じくらいの距離だ。

しかし、目当てのバスが20分も遅れる。
さらにバス2台でも足りないほど乗客が多く（一部ニューヨークまで乗る客を含む）、
3台目が来るまでさらに20分待たされる。
結果、9:44に出発した。

11:22、ナイアガラ・フォールズに到着。
現地での交通機関は、基本的にはバスのみ。
ウィーゴーWegoという短距離バスがある。
チケットはデイパスのみ、24時間有効で$7.5。
路線はレッド、ブルー、グリーンの3種類。
2年前にはあったらしいパープルが廃止されていた。これが後に問題を起こす。

タイミングがよくなかったので、徒歩で行動開始。
しかしテーブルロックまで40分かかる。いきなり疲れたorz
距離にして大体2.2kmくらい。地図上では。

これがナイアガラの滝、その1つのカナダ滝だ。

写真越しでも、その大きさは実感できることだろう。
水しぶきは滝の高さの半分に達するほど激しく、さらにそこから霧が発生する。
100mほど離れていても、水が飛んでくるほどだ。
テーブルロック周辺では、常に雨が降る可能性がある。
水の色は滝から離れると濃い緑色だが、滝の近くでは白に近い。
場所によって川や湖の色も異なる、この旅であちこち回って再確認したことだ。

この通り、近づくと何も見えないほどだ。

テーブルロック近くのウェルカムセンターでは、軽食スタンドに土産屋がある。
そこで少し休憩したら、次はアトラクションの時間だ。

まずは、スカイロン・タワーへ。
高さ160m、この周辺では最も高い建物である。
チケットは事前に購入、$13.69だった。現地で買うより安いようだ。

展望台は360度見渡すことができる理想的な作り。
滝からは200m以上離れているが、それでも轟音が聞こえてくる。やはりすさまじい規模だ。
街の方も面白い建物があったりする。

写真左下がアメリカ滝だ。その上の湖もじっくり見てみよう。

こちらは北方面。写真の橋はレインボーブリッジ、カナダとアメリカの国境となる。
橋の向こうを訪れるのは、もう少し先の話だ。

続いては、船に乗る。
カナダ側から乗れるのは、ホーンブロワー・ナイアガラ・クルーズ。
ここもチケットは事前購入。$29.32だった。
高いけど、やはり船には乗っておきたい。
カナダ滝までかなり近づくので、防水に赤いビニールコートが配られる。
オープンデッキにいようものなら、間違いなく水をかぶることとなるだろう。
滝の目の前でカメラを構えたが、やはり何も見えない。

アメリカ側の船は、霧の乙女号という。
こちらの乗客は青いコートを着ているので、違いが一目瞭然だ。

遠出もしてみる。ウィーゴーのグリーンラインに乗り、花時計を見る。
今まで何度か花時計を見たことはあるが、秒針まであるのは初めてだ。
デザインは年に数度変えられるらしい。
こうして写真を撮影したが、他の人の割り込みで何度失敗させられたことか・・・。

こちらは今年の入賞作品。僕としては2位作品のような、計算で作りだされる美しさが好きだ。

さて、ここらで土産でも見ようか。
バスターミナルから少し北のSouvenir Cityでは、結構いろいろな土産を売っている。
Tシャツや帽子などの定番どころに加え、トーテムポールやドリームキャッチャー、ガラス細工もある。
ここでは買い物はしなかったが。
隣にあるフードコートものぞいてみたが・・・高い。
チリドッグが$8はさすがに払えない。
テーブルロック周辺でも屋台を見かけたが、ホットドッグが$6.5。
やはり行楽地はぼったくりが多いのかorz

こんな調子なので、今日は朝トロントで買ったTimbits10個以外
帰ってくるまで何も食べなかった。
飲み物も家から持ってきた水筒1本のみ。
おかげで後半かなりきつかった。
途中で水1本くらい買えばよかったか・・・$2は高いけど仕方ない。

再び滝周辺まで行くが、今度は街を歩いてみる。
カジノ・ナイアガラ周辺はテーマパークのような街並みで、USJを思わせる。
電線の上に人形が・・・。

土産は他人向けには買う当て無いし（現地住民ばかりの同僚に向けて買っても・・・）、
自分用にキーホルダーとポストカード2枚のみ。コレクションに加えよう。
結構増えてきたし、次日本に帰ったら1度まとめてみようか。

数十分ばかり休憩した後、19時になったら再びカナダ滝を見る。
夕方以降のライトアップを目当てに。
開始時間は時期によって変わるので、事前に要調査。この日は19:15～。
ここでは遠くに用意されたナイター照明を用いる方式のようだ。
さすがに滝の裏側に電飾は用意できそうにない。

スカイロン・タワーもライトアップされる。

滝を横目に見つつ、そろそろ帰ろう。
しかし問題発生。いつの間にかウィーゴーのパープルラインが廃止されたことによって。
これにより、バスターミナルまで行けるのはグリーンラインのみになったが
なんと18時で運行を終了している。
この時間からは時期限定、ほぼ7～8月のみ。

タクシーに金払うのが嫌なら、バスターミナルまで歩くしかない。
時間はすでに夜、時々通る車と通行人以外に聞こえてくるのは虫の音のみ。
カナダじゃなかったらやめた方がよさそうな行程だ。

しかも、予想外に時間がかかる。
距離的に30分あれば大丈夫だろうと思ったが。
手持ちのマップの縮尺が正しくないのか、
それとも気づかぬうちに僕の歩行速度が落ちているのか？

なんとか迷うことなくたどり着き、帰りのバスの出発直前で滑り込んだ。
往路と違い、こちらは定刻20:30出発だった。

落ち着いたらKindleで読書し、帰り道を過ごす。
こういう時にバックライトがある電子書籍は便利だ。
トロントに到着したら地下鉄に乗り替え、23:01に家に帰りつく。
14時間40分も出かけていたことになる。
このまま日記も書こうとしたが、体力が残ってないorz

とまあ、日帰りながら体力的には限界近くまで突き詰めた旅行だった。
まさか1日でこんなに疲れるとは・・・。

惜しむらくは、気分的に100%楽しめる状況じゃなかったことか。
旅行してても胃の重さが忘れられないorz

First updated 2017.09.17 21:28:47

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