Tales of Rebirth

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2019.04.15

カテゴリ： Games/テイルズ

現在プレイ中の、この作品について紹介記事を書く。
テイルズで書くのは初めてだ。

シリーズ6作目にあたるこの作品は、2004年にPS2で発売された。
移植版はPSPか、PSVitaでプレイできる。
今からやるなら、そちらがおすすめだ。

まずはストーリーから。

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種族間対立というテーマは、テイルズにおいて初期から長らく描かれ続けてきた。
人間とエルフ、陸の民と海の民、オリジナルとレプリカなど。

それをメインに持ってきたのが、この作品だ。
知力に優れるヒューマ（人間）と、体力に優れるガジュマ（獣人）。
この物語の舞台となるカレギア王国では、2つの種族が協力しあって生活していた。
しかしある時、王国に異変が起きる――。

物語で繰り広げられる人種の問題は、こちらの世界とも決して無関係ではない。
ヒューマとガジュマ、何が違い何が同じなのか――
答えを探しながら、カレギアを旅してみよう。

ダンジョンだけではなく、街中で謎解きが発生することも多数ある。
移動中の表示キャラを変更できるのは、シリーズのほとんどの作品がそうだが
今作では住人から聞ける話の内容が変わったりする。
差別的なヒューマは、こちらのガジュマとはまともに会話してくれない。逆も同様だ。

プレイ時間は、初めてなら35～40hくらいだろう。
システムを理解すれば、難易度は中程度といったところだが
中盤以降は強ボスが要所にいる。

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物語の主人公、ヴェイグ。
これまでのテイルズにはいなかった、無口系な主人公だ。
オープニングムービーを除けば、最初の台詞がこれ。近寄るなオーラ全開である。
その一方、低いけど渋くない声がツボる。

強力な上に派手な技を多数持ち、 シリーズを通しても操作して楽しいキャラに入る。
本当は他の仲間も使ってみたいんだけれど。

ToR-41

フルメンバーが揃うとこんな感じ。
よくしゃべる仲間が少なく、会話が盛り上がらないというコメントが出ることも。

反面、後述するようにハードなバトルをこなし
街中でもいくつもの謎解きを突破するのも特徴だ。
一言でまとめれば「おとなしい文武両道」なパーティである。

バトルは今作で一番の目玉だ。

オールドテイルズに多い2Dフィールドだが、今回はラインが3つ。
3Dとは違う形で、奥行きの概念が取り入れられている。

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最大の特徴は、 回復術がほとんど存在しない こと。
攻撃系の技や導術を使用することで、同時にHPが回復する仕掛けだ。
回復アイテムも高価な上に、アップルグミが入手しづらい。売っていない店の方が多いくらい。
序盤から高いピーチグミを使うこととなり、多用するとすぐ金欠に。
反面、料理は安く作れて効果も高い。こちらをメインで活用して旅を進めたい。

またTPが無く、自動で回復するFG（フォルスゲージ）制で術技を使用するため
多少のチャージタイムを置けば、 回復いらずで何度でも技が使える。

もうひとつ重要なのが、RG（ラッシュゲージ）。
キャラクターのテンションを表し、高い時は攻撃面が、低い時は防御面が強化される。
バトル中は常に、必要に応じて調節するのが重要だ。

他にも盛り込まれた要素はたくさんあり、一度に全部を使いこなすのは難しい。
だがシステムを理解すれば、防御や回復にあまり気を回すことなく
術技使いまくりで非常に楽しいバトルを味わえる。

アドバイスするなら、以下にまとめられる。

・術技はなるべくFGをためて使おう
・RGの上がり過ぎに注意、下げる時は敵の攻撃を防御か、バックステップで
・回復手段として、なるべく1つは錬術をセットしよう
・陣形を意識した立ち回りを。 挟み撃ちにされるのが一番危険
・とどめには可能な限り術技を。奥義を覚える準備に
・隊列効果でHP回復を分配
・回復はバトル中は術技の使用、移動中は料理を中心に。アイテムは緊急用に
・装備の強化は、武器は長所を伸ばし、防具は弱点を埋めるのが基本

バトルがあまりにも楽しいおかげで、今ちょうど7周目をプレイしている。
これはテイルズでは最多となる。

難易度は、簡単な順に
イージー、ノーマル、ハード、マニア、アンノウン、ゴッドの6段階。ゴッドはPSP版から新設された。
Blackはアンノウンまでクリアした。相当難しかったが、楽しさに突き動かされて挑んでみた。
難易度を2段階以上上げてプレイしたのは、このリバースの他にはグレイセスのみだ。

この作品をバトル目当てでやるなら、2周はマストだ。
理由は2つ。まずグレードショップで 「FG回復2倍」 が解禁され、術技の使用頻度を大幅に上げられる。
これがあると無いとでは、バトルの楽しさが違う。

もうひとつは、隠しダンジョン。2周目以降でないと最後まで行けない。
思う存分バトルを楽しめるので、ハマったら是非挑んで欲しい。

大体、作品の特徴は以上にまとめられる。
「異なる人種の差別と対立」を主題にしたストーリーもいいが、
それ以上にバトルが非常に楽しい作品だ。
前述の通り2周以上やって、隠しダンジョンにも挑んで、存分に戦いまくって欲しい。

この紹介記事を4/15に当てたのには、理由がある。
ちょうど10年前、このゲームを初めてプレイした時
ストーリー上で最重要とも言えるイベントを、4/15に迎えたのだ。

偶然にも、その日はメジャーリーグにおけるひとつの記念日でもある。
背番号42の持ち主たる黒人初の選手(※)、ジャッキー・ロビンソンがデビューした日。
ストーリーの項を読んでの通り、この作品のテーマと密接に関連する話だ。
まさかこのような日と一致するとは。
※厳密には「近代メジャーリーグ」を対象とする

プレイ記録は、1周目ではなく2周目に書いた。時期で言えば2010年4月になる。
さらに2020年にリライトを行った。そちらのリンクを張ろう。
あまりにバトルが楽し過ぎるので、難易度Unknownに挑戦。難しかったがなんとか制覇した。
さらに上を行くGodもあるのだが・・・玉砕覚悟で挑んでみる？

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First updated 2019.04.15 08:10:09
Second updated 2020.06.01 09:02:57

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