himekyonの部屋

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2006/05/25
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カテゴリ: 奥多摩の四季

~1もみてくださいね。

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ますます霧が濃くなって10m先もみえない、こんなとき熊がでてきたらどうしよう。またまた三つ峠のときのように鈴をがんがんならして・・・しばらく行くとピンクの雨具がチラッと見えました。あっ、登っている人がいる。Himekyonだけじゃなかった、よかったー、追いついたら、ご夫婦だった、




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ギンリョウソウ(銀竜草)ユウレイタケ:葉緑素のない腐生植物

ご主人「その鈴よく聞こえますね。遠くから聞こえるんだけど、いっこうに姿がみえなくて」

Himekyon「え、そんなに聞こえました?こんな音じゃ、熊に聞こえないんじゃないかって心配してたんですが」

ご主人「いやいやだいじょうぶですよ、それだけ聞こえれば、ストックに付けているんですね」

Himekyon「ストックに付けておけば、人が近づいたら、手で押さえて音を止められるので」

ご主人「あー、それはいいかもしれないな」


このご夫婦は「イワカガミ」をみに来たという。やはり以前みたことがあるのでまた来たという。岩場の上のほうに咲いているので、意外に気がつかないというか、切れ落ちている岩場を足もとみながら歩けば気がつかないのが当然というところに咲いているんだもの、気がつくほうがすごいかもしれない。

ご主人「確かこの辺だったと思うんだけど、探しながら歩いているからお先にどうぞ」

Himekyon「いえ、わたしも同じですから、でももう少し先の岩場だったような気がしますが」




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      岩場の上に咲くので意外とわからないで通り過ぎている人が多いイワカガミ



やはり、今年も咲いていてくれました。
出会う人ごとに「へー、こんなところにイワカガミが咲くなんて知らなかった」
ほんとにhimekyonも去年までは知りませんでした。

いくつかの岩場を越えてやっと大岳山山頂下の大岳神社の広場に辿り着きました。やれやれなんとか山頂まで行けそうだ。さて、BC職員から聞いていたお花を探さなくては・・・ここでもみつからないが「トリガタハンショウヅル」の蕾はみつかりました。花が咲くのはあと4~5日ぐらいだろうか・・・





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Dscn9797 トリガタハンショウヅル1.JPG
      白い花のトリガタハンショウヅル――――→以前撮ったものですが・・




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ハンショウヅルの蕾


2年前、山頂下の岩場で足を滑らして転げ落ちた現場を無事通過、なんでもないところなのに・・・雨ですべったのだろうか・・・途中でたくさんの人たちとすれ違ったから、もうこの時間じゃ、山頂にはだれもいないだろう・・・と思ったら、女性の声が聞こえてきました。

やっと山頂到着!!1時20分、まあ、なんとか思った時間には辿り着けたようだ。

女性はグループで来ているらしい、めいめいにルーペで葉っぱを見たり、ノートに何かを書いていたり、ちょっと変わったグループです。
早速、花を探してみるとかわいい、かわいい「フデリンドウ」と「センボンヤリ」




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筆竜胆




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                 センボンヤリ

グループの女性「何かありますか?」

Himekyon「フデリンドウです、探すとけっこうありますよ」

どういうわけかここのりんどうは小さい、「豆フデリンドウ」とでも付けたいくらい小さいのです。それからグループの人たちと話がはずみ、なんと「木やお花」の観察をしながら山歩きをしているという、5人が5人、しっかりとルーペをもっている。

すごい!!今までの山歩きではじめてであったタイプのグループかもしれない、himekyonの知らない木の話がでてくる。「ウラジロノキ」というのを教えてもらった、葉の裏が白いのだそうだ、花はまだ蕾がでたばかり、この花を見るために毎年登ってくるという、himekyonも何度も来ているけれど初めて知った。こんなに大きな木だけど一度も気にしたことがなかった。花の咲く時期に来ていなかったから気がつかなかったのかもしれないが・・・




DSCN6310



葉の裏が白いウラジロノキ(裏白の木)バラ科・・白い花が咲くという


グループの人たちが「シロヤシオ」がないのよねー」「山頂の下にありましたよ」ということでいっしょに降りることにしました。
グループのひとり「あら、花が落ちてたからもう終わりだと思って確かめなかったわ、咲いてるわね、奥の院を期待して歩いてきたけれど全然だったわ」とのことだった。BC職員さんの話だと今年はシロヤシオの花が少ないらしい。


Himekyon 「イワカガミ」が咲いているの知ってます?岩場の1箇所だけ咲いているんですよ。ヤマウツボは?」

グループのひとり「去年BCで写真をみたんだけどまだ、みたことないわ」

Himekyon「イワカガミ」の近くにあったんですよ」

こんな会話をしながら・・・いわかがみの岩場に到着

グループ「あら、ほんと、上のほうまで咲いている」

Himekyon「山ウツボ、この近くだったんだけど、今年はみつからないんですよ」

グループ「ヤマウツボ、みたいねー」




DSCN7000 ヤマウツボ
去年のですがヤマウツボ載せてみました。ゴマノハグサ科




芥場峠を越えて水場まで戻ってきて、
Himekyon「すみません、BC職員さんの話しだとこの近くにヤマブキソウがあるって言ってたんですが、みなさんの目でみつけてくれません?」
グループ「あら、ここにあるじゃない、」
Himekyon「えー、なあに、あんなにみつけてみつからなかったのに、あっさり、さすが10個の目、すごいー」
でも残念、1輪は花が終わって、もう1輪はつぼんでいました。

水場の回りには2種類のウツギの花が咲いていました。これからがグループの本領発揮でした。めいめいにルーペを取り出して・・

グループ「こっちのはヒメウツギかな」「こっちはただのウツギかな」

Himekyon「そうだ、樹木の図鑑持ってるんですよ。どうも樹木は苦手でいくら教えてもらってもすぐ忘れちゃうんですよ。花は覚えられるんだけどねー」「ヒメウツギは葉がうすく、長楕円状披針形で星状毛があって・・・ウツギは卵状長楕円形で葉は肉厚で・・・って書いてありますよ」「ヒメって小さいっていう意味かと思ったら違うんですね」

さすがです。

ウツギは非常にややこしい、バラ科、ユキノシタ科、ミツバウツギ科、スイカズラ科と花によって4種類にわかれているらしい・・

例えば、
ユキノシタ科  ウツギ、ヒメウツギ、マルバウツギ・・他
バラ科     コゴメウツギ
ミツバウツギ科 ミツバウツギ
スイカズラ科  タニウツギ、ニシキウツギ、ツクバネウツギ・・他

もう、こうなったら、himekyonはお手上げだー

Himekyonも歩くの遅いけど、なるほど遅いわけです。これじゃ前に進まないわー。
でも久しぶりにお勉強しながら歩くことが出来ました。
以前、長野・王滝村主催で木曽御嶽山へ登った時に出会ったガイドさんが、花の好きなhimekyonならと、夜消灯の時間まで花の話をしてくれて、特別に岩場まで「クモマナズナ」を見せに連れて行ってくれたとき以来の感動だったかもしれない。

グループの人たちはロックガーデン経由で帰るはずだったけど、すでに4時を過ぎているので変更して、ケーブルカー駅までいっしょに歩くことになった。他にもたくさんの木や花を観察しながら歩き、御岳神社でみなさんと別れ、
Himekyonはこのあと、もう一度朝のルイヨウボタンのところへ戻り、ちょうど外へ出ていた、土手の地主の奥さんに花の写真を撮らせて下さいとお願いして土手の上に上がると、奥さんと話をしていた男性が、




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ルイヨウボタン(類葉牡丹)メギ科:葉が牡丹に似ているから

「ふーん、雑草と思ってみる人もいれば、貴重な花と見る人もいるんだねー」
と感心しきりでした。
その奥さんが、庭に「クマガイソウ」が咲いているけど、よかったら見て行きませんか、今年は少なくて4輪だけど去年はたくさん咲いたのよと写真まで見せてくれました。納屋には昔の籠もあるんですよって言ってくれたのですが、ケーブルカーの時間が気になってお礼を言って急いで戻りました。

ケーブルカー駅に戻るとまたグループの人たちといっしょに、、、最終バスに間に合う5時半発のケーブルカーになんとか間に合いました。

霧のため、五日市までは歩けず、大岳山ピストンになってしまったけれど、、BCの職員さん、5人グループの人たちにも出会えて、知らないことをたくさん教えていただきました。ほんとにすばらしい花山行になりました。
BC職員さん、5人グループさん、馬場家の奥様(御岳山の神主さんのお宅でした)

       ほんとにありがとうございました。感謝、感謝の1日でした。


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25日~26日、久々のちょっと本格な山・天狗岳(八ヶ岳)へ行ってきます。
赤岳~硫黄岳を予定していたのですが、今年は雪が多く、やっととけだしたところということで、沢筋に少し残雪で、軽アイゼンがあれば心配ないという渋温泉から黒百合ヒュッテ―天狗岳―稲子湯を歩いてきます。
また、また、行き過ぎって言われそうですが・・・
山の雪解けのお花を見に行ってきます。何の花が見られるか楽しみです。
コメントのお返事、皆様のブログにお邪魔できませんが、帰ったらまたお邪魔します。






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Last updated  2014/05/22 01:42:49 AM
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