himekyonの部屋

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2013/09/09
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カテゴリ: 関西紀行


往復夜行列車で訪れた伊吹山は濃霧で、景色を見ることができず、お花も霧に霞んでいました




岐阜県と滋賀県の県境にある、滋賀県の最高峰の伊吹山(標高1377m)

石灰岩に覆われている地層は、日本が海底にあった古生代に形成され、中生代に海上に姿をあ

らわしてできたといわれています。いまでも海の生き物だった化石が発見されるとのこと

本州のほぼ中央で一番狭い部分にあたり、南からの暖かい気候と北からの寒い気候、太平

洋側の気候、日本海側の気候が重なる伊吹山は、高山から亜高山性植物など、1250種の植

物がみられ、伊吹山特産の植物も多く、イブキと付く植物も多くみられます。

織田信長の時代には、薬草や鉄砲の火薬の原料として、ポルトガルの宣教師に薬草園を作ら

せて3000種の植物を移植したと伝えられていますが、いまだに場所は特定できないそうで

す、伊吹山の固有種、イブキカモジグサ、キバナノレンリソウは、外国から入ってきているこ

とから、織田信長の薬草園説は裏付けられているそうです。

また、江戸時代の文献には、伊吹山から多くの薬草を採草したことがみられるとのこと





イブキと付く植物
27種あるそうです



イブキシダ、オオイブキシダ、イブキ、イブキトラノオ、イブキレイジンソウ、イブキトリカブト、イブキハタザオ、イブキシモツケ、ホソバノイブキシモツケ、イブキフウロ、イブキタイゲキ、イブキスミレ、イブキセントウソウ、イブキボウフウ、ハマノイブキボウフウ、イブキゼリ、イブキジャコウソウ、イブキコゴメグサ、イブキクガイソウ、コイブキアザミ、イブキアザミ、イブキタンポポ、イブキカモジグサ、イブキトボシガラ、イブキヌカボ、イブキソモソモ、イブキザサ。


イブキレイジンソウ、イブキコゴメグサ、コイブキアザミ、イブキタンポポは、伊吹山の特産

種(固有種)だそうですが、himekyonが実際にみたことがあるのは、ほんの数種です。






写真: DSC_0187イブキジャコウソウ








イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)半落葉小低木という木の仲間です

伊吹山で発見され、いい香りがするから、麝香のように芳香があるという意味でつけたのが由














写真: DSC_0185イブキジャコウソウ











イブキジャコウソウ








写真: DSC_0334イブキフウロ






イブキフウロ(伊吹風露)

伊吹山で多く見られるエゾフウロ(蝦夷風露)の花びらが切れ込んだもので、伊吹山で最初に

発見されたのが由来









写真: DSC_0336イブキフウロ








イブキフウロ




















写真: DSC_0318コイブキアザミ








コイブキアザミ(小伊吹薊)のつぼみ

9月から10月に、花が密集して咲く薊です








写真: DSC_0311イブキタイゲキ








イブキタイゲキ(伊吹大戟)?

タカトウダイ(高燈台)と思っていましたが、タカトウダイが伊吹山の気候に適応したものと

のことで、イブキタイゲキとして載せました

燈台は、海を照らす明かりではなく、昔の火をともす燭台のことです








写真: DSC_0341イブキトラノオ








イブキトラノオ(伊吹虎の尾)

オカトラノオの花序に似ていて伊吹山で多く見られたからが由来

高山へ行くとよく見られるお花です







写真: DSC_0337イブキトラノオ
イブキトラノオ




伊吹山には群生して咲きますが、ほぼ終わっていました。








イブキの名前は付きませんが
伊吹山の固有種









写真: DSC_0111ルリトラノオ







ルリトラノオ(瑠璃虎の尾)

伊吹山だけに自生している希少種です

クガイソウ(九蓋草)に似ていますが、葉のつき方が違っています

九蓋草は輪生、瑠璃虎の尾は対生です









写真: DSC_0384ルリトラノオ









ルリトラノオ








写真: DSC_0343ルリトラノオ




ルリトラノオ





写真: DSC_0089ルリトラノオ








ルリトラノオ












写真: DSC_0229コバノミミナグサ








コバノミミナグサ(小葉の耳菜草)

伊吹山の固有種

ミミナグサは葉の形がネズミの耳に似ているのが由来で、石灰岩に生育する絶滅危惧種です

観光客の踏みつけで数を減らしているとのこと、確かに咲いていたのは登山道の際でした









写真: DSC_0220コバノミミナグサ











コバノミミナグサ














写真: DSC_0339キバナノレンリソウ








キバナノレンリソウ(黄花の連理草)

織田信長の薬草園の証として残るヨーロッパ原産で伊吹山だけに生育する

対称についている葉が、仲睦まじい意味の「連理」からつけられたよし




















写真: DSC_0277ミヤマコアザミ








ミヤマコアザミ(深山小薊)?

ノアザミの変種で、石灰岩に適応して、強風に耐えるように背丈が短い







今回は、イブキのつく花5種と固有種4種しか見つけられませんでした

季節を変えて探しに行きたいと思います













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Last updated  2014/05/22 03:34:51 AM
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