今が生死

今が生死

2011.06.20
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カテゴリ: 政治
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昨日の大河ドラマ「江」では秀吉があれほど尊敬し、茶々に恋焦がれていながら手出しできない状況なども相談していた千利休と不仲になって行く場面が演じられていた。来週は千利休が切腹させられることになるらしい。

千利休は信長に仕えた茶頭で、信長亡き後秀吉も様々なことを相談し、精神的支えだった人である。秀吉の側近石田三成は政治的にも影響力があった利休を快く思っておらず、あることないことを秀吉に告げ口していた。告げ口されたからと言って大恩があり、親友でもあった利休を殺してしまうとは秀吉もそれまでの男だったのだろう。秀吉は自分が短気を起こしたがゆえに利休を殺してしまったことを悔やみ、後年様々な後悔をしているが後悔先に立たずである。

頂点を目指していた時には利休の意見も聴いていた。しかし頂点に立ち天下人になってからは明らかに増上慢になっていた。自分の言うことが聴けないならいくら利休でも許さないという偉い様になっていたのだと思う。

今菅総理は野党から攻撃されるだけでなく身内からも早期退陣を迫れている。内閣総理大臣は天下人である。日本で最も偉い人である。その自覚が本人にも国民にもないように感じている。安倍、福田、麻生、鳩山は野党から攻撃されたり、行きずまったりしたらさっさと止めてしまった。天下人としての自覚が全くないと思った。

色々な情報から推察するに菅総理は豊臣秀吉に近い人らしい。「総理大臣の指示が聴けないのか!?」といらついて癇癪を起こすことが多かったらしい。その点では天下人としての自覚はお持ちだとは思うが、その後のフォローや政策討議が不十分だったことが今回のような反発につながったのではないかと思う。

秀吉も菅総理も、短気を起こさないように日頃から心がけることは勿論だが、短気を起こしてしまったら深呼吸を数回してもらいたい。さすれば正しい判断力が必ず湧いてくるものである。ドラマを観る限り、秀吉より家康の方が一枚上手で最終的に家康が長期政権が握れたのにはそれだけの理由があったのだと思う。今の時代に、秀吉(菅総理)の部下でありながら、天下をねらっていた家康のような人の出現を望んでいる。





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Last updated  2011.06.20 22:05:58
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