今が生死

今が生死

2013.08.21
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カテゴリ: 健康
98歳女性、高血圧などで甲府から私の石和にある病院に通っている方である。昨日の朝、畳の上で転んで、左大腿骨を骨折して起き上がれなくなってしまったと家が近所なので私の家に相談に来た。出勤前で自宅にいたので、「近くの県立中央病院か国立甲府病院に救急車で運んでもらうのがよいと思いますよ」とお答えした。

でも本人が遠くてもいいから私の病院にかかりたいとのことで救急車で当院に運ばれてきた。整形外科の先生が診察してくれて左大腿骨頸部骨折とのことで、昨日の午後5時から手術してくれることになった。ペースメーカーを入れているので電気メスを使ったりする時止まってしまっては困るので業者にも来ていただいて無事手術が終了した。

術前「年も年だし、ペースメーカーもいれているので、万一のこともあるかもしれませんがその覚悟もしておいて下さい」と話したら整形外科の先生からも言われたとのことだった。

無事手術が成功して一安心したが、昔なら考えられないことだと思った。「年も年だし、ペースメーカーも入れているので手術はできないので、保存的に治療します」となっていたと思う。

お年寄りはちょっと転んでも大腿骨頚部等を骨折することが多く、それが基で寝たきりになり、認知症が進んで死亡していくケースが多かった。
でも今は違う。年齢が90歳を超えていても積極的に手術する。そして翌日からリハビリを開始して2週間後にはリハビリ専門病院に転院する。1日たりとも寝たきりにさせないのだ。

医学は進んだと思う。もう骨折は怖くない。ペースメーカーを入れていても業者に来てもらえば手術はできる。骨折→寝たきり→認知症の鎖は断ち切れたと今回のことで思った。





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Last updated  2013.08.21 14:21:25
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