今が生死

今が生死

2024.09.20
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テーマ: 健康・薬(109)
カテゴリ: 健康


明け方急に気温が上がるので汗びっしょりになって5時頃目を覚ましてしまう。6時25分からのテレビ
体操までは時間があるので、医学講演を聴くことにした。7月の内科学会講演会の講演のウエブサイトを5000円支払うと9月21の正午までは聴けるので申し込んでおり、既に5つの演題を聴いていて6つ目としてポリファーマシイ(薬の処方しすぎ)の講演を聴いた。
ご高齢者は10種類以上の薬の処方を受けている人はざらで、その副作用が問題になっており、厚労省でも指導に当たっているとのことだった。5種以上の薬服用者では薬の有用性より、副作用の不具合性の方が明らかに多くなるとのことだった。転倒して骨折する割合も5種類以上服用している人の方が多かった。
それなのに10種類以上の薬を服用している患者さんが一杯いるとは医者の勉強不足もはなはだしいと思うが、医者だけの責任でもなさそうだ。患者さんの方から具合が悪かったらすぐ薬を求められ、もういらないかと思う頃その薬を減らすとやっぱり具合悪いと再投与を求められて、薬を減らすことができないケースもあるようだ。また高齢になると血圧管理で循環器内科、整形外科、眼科、皮膚科、泌尿器科など様々な科を受診しているケースが多い。内科で3種類、整形外科で2種類、皮膚科で1種類、泌尿器科で2種類、骨粗鬆症で2種類とあっという間に10種類になってしまう。内科の医者がお薬手帳をみてこれでは多すぎると考えて減らそうとしても他科の薬を勝手に減らすことができず、10種類、20種類と増えてしまうことになってしまう。各科の医師が、私が昨日の朝聴いたような講演を聴いて、薬を少しでも減らすよう努力してもらいたいと思った。






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Last updated  2024.09.20 10:33:36
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Re:薬の飲み過ぎの弊害(09/20)  
かんぼう さん
怖いお話ですね。 (2024.09.20 10:45:36)

Re[1]:薬の飲み過ぎの弊害(09/20)  
楽天星no1  さん
かんぼうさんへ

私は今リハビリテーション病院に勤務しており、骨折その他の病気のリハビリのために転院してくる患者さんの診療を行っています。皆さんほぼ100%前医で薬の処方を受けており、10種類前後の薬を服用しており、いきなり減らすわけにはいかないので当面は同じ薬を処方して、様子を見ています。退院まじかになって何とか薬を減らしてやりたいと思いますが、他科の処方なので減らすのが難しいです。でも1種でも2種でも何とか減らすように努力します。 (2024.09.20 12:58:09)

Re[2]:薬の飲み過ぎの弊害(09/20)  
かんぼう さん
楽天星no1さんへ
●明日の私のブログで医師の現場での高齢者の薬漬けの現実の姿を匿名で掲載させていただきます。
恐ろしい両刃の剣ですね。
予防医学の大切さを痛感します。
(2024.09.20 14:59:36)

新薬開発の現状  
楽天星no1  さん
かんぼうさんへ

人は不老長寿の薬を求めて色々な薬を開発しています。製薬会社は何十億円という金をかけて新薬を造ります。せっかく大金をかけて作った新薬は売れないと赤字になってしまいます。大々的なキャンペーンを張って薬の売り込みをしなければなりません。
どんな薬にも効用と副作用があります。効用を宣伝して多くの患者さんに服用してもらいますが何種類もの薬を服用すると効果が足しあわされる場合もありますが副作用が足しあわされる場合もあります。薬はなるべく必要最小限に服用するのが良いと思いますが、現実は非常に沢山の薬が服用されています。それには新薬開発にかかった費用を回収しようとする力も加わっていると考えられます。 (2024.09.20 22:23:29)

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