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おはようございます、紙太材木店の田原です。週末は恵那市で鎌田先生と前先生の講習会内容もかなりのレベルでしたから大阪からも新住協の会員が前泊したり当日新幹線で来たりと住宅の性能に関する意識の高い工務店が数多く来ていました。そんな中で休息中に私の後ろから聞こえてきた声が「家中、ポリエチレンの気密シートを張るのは嫌だね」「そこまでは無理」などとこそこそ話しています。建築士の定期講習でも今や必須となった住宅省エネルギー技術者講習でも気密シートの重要性や換気のメカニズムを解説してますが未だにそんなことを言ってる実務者がいるのは驚きですが実はこんな実務者は巨万といます。社長から講習会に出ろと言われて来ているだけの3人組日本の住宅性能レベル向上の道はまだまだ長そうです。さて、昨日は加茂野の家にお邪魔して新しい会社案内作成のためのインタビュー(詳細は後日)前先生が出張先や講演先で夜密かに街の通りを徘徊して住宅の性能レベルを調査していると聞いて私も二番煎じとマネをしてみました。調査は簡単で外からサーモカメラで家を写すだけ。すると暖房された家から熱が漏れてるのがわかります。つまり、断熱性が低かったりサッシの性能が悪いと一目でわかるということになります。ということで、加茂野の家のサッシの写真サッシの枠やガラスと外壁の色がほぼ同じなのがわかります。どんよりした曇り空で日射はありません。サッシはAPW430、室内は常時エアコンが稼働していて家中20度以上をキープしてます。さて、こちらは紙太材木店の事務所薪ストーブで暖房してますしガラスは一枚の単板ガラス。何と言いますか真冬の放熱器と化した事務所と言っていいかもしれません。劣悪な温熱環境を薪ストーブで力尽くで抑え込んでいます。さて、こちらは昨年建った某大手HMの家フラットな屋根には太陽光パネルが一面載ってますからおそらくZEH対応の家ですが紙太材木店の事務所と同じように窓がピンク事務所とは違って厚手のドレープカーテンがしてあります。今時アルミのシングルサッシは考えられませんからペアガラスなんでしょうがペアガラスと言ってもピンからキリまであることを知らなければなりません。最小のコストで最大の利益を得るのは上場企業としては当然ですけど・・遠景なのでちょっとピンボケ横に回って写したのがこちら骨組みである構造体は熱橋になりますから室内の熱が構造体を通して逃げているのがわかります。2階の天井近くも全体的に薄くピンク色をしています。勝手口はペアガラスでアルミ製で下半分は樹脂パネル9時を回った遅い時間でしたからキッチンは使ってないと思われます。国は国の方針としてCO削減を国際公約しています。ですから家庭から出るCO2を削減するにはそのエネルギー消費を抑えるのが近道ということでZEH(ゼロエネルギーハウス)なんですがこれには太陽光パネルの設置が必須そこの家に住む人の暮らし易さや、快適性、健康性は二の次、三の次と言ったら言い過ぎでしょうか。上の大手HMの家に限らず太陽光パネルを載せてZEH対応住宅にする前にするべきことがたくさんあるのが今の日本の住宅です。
2017年01月30日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝は恵那市新住協の金子さんのお誘いで昨夜から鎌田先生と前先生の講演の前夜祭と言う名の飲み会に参加その後はいつものように金子さんのモデルで二次会写真が横向きなのはご容赦慣れないipadで修正が……鎌田先生や前先生 は講演会も多くて高性能な住宅を手掛ける皆さんはご存知のはずしかし金子さんはそんなことはしないのでご存知ない方も多くいると思いますが実は隠れたキーマンこのモデルにもいろんな人達が来ています。話しの内容はオフレコ話が多くてここではNG酔った耳では聞き逃したところも多くありますが非常に有意義な会でした。大阪支部からも10名程来ていて関西弁の飛び交う賑やかな会になりました。今日の講演会は一般参加もOKということで岐阜、愛知からも住宅性能に興味のある工務店や建築会社が押し寄せるとか体育館のような会場で開かれますから興味のある方は今から申し込んでも会場の片隅で聞くことができます。というわけで本日はお手軽ブログでご容赦下さい。m(_ _)m
2017年01月27日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。美濃地方今朝も寒い朝でマイナス5度昨日はもっと冷え込んでいてマイナス6度近くマイナス5度を下回るとリビングで夜のあいだ稼働させたままのエアコンもあれ、なんだかききがわるいなあと感じてしまいます。さて、このような低い気温になった時今までの多くの日本のサッシの周囲では結露が発生しますが大手のサッシメーカーはここ数年競って高性能なサッシを出してきています。ただその性能はカタログ値でしか知ることができません。ということで実測です。こちらのサッシはYKK APW430の大開口スライディング昔風に言えば掃出しサッシ通常掃出しサッシは2枚のサッシ障子が引違いで動きますがこのサッシは片方しか動きません。こちらから見て左のサッシの枠にハンドルがついているほうです。熱画像で見ると結露するんじゃないのと思われるかもしれませんがこの時の室温は18度、湿度は30%なので露点温度(結露のできる温度)は1度お引渡し前なのでエアコン設定温度を下げてますからこの温度になりますが設定温度を上げればこの表面温度はもう少し上がるでしょう。一般の方には矛盾したように聞こえるかもしれませんがサッシを結露させないためにはサッシの表面温度を上げる必要がありますから部屋を暖める必要があります。性能の悪いサッシでは部屋を温めても温めてもサッシ表面の温度が上がりませんから結露してしまいます。このクラスのサッシであれば部屋を暖めればサッシの表面温度もそれほど下がりませんから結露の可能性は低くなります。ガラスをスライディングさせるサッシの気密性は構造上隙間ができやすいのでよくはありませんが日射の取り込みや庭への出入りなどメリットも多くあります。勝手口のようなドアタイプのものもありますからどれを使うかは設計者と相談ということになります。さて、この家の北側の窓はどうでしょう。ガラスの曇りは結露?ではありません。外側のガラスの表面に霜が降りてる状態簡単に言えば外側のガラス表面の温度がかなり低くまわりの空気中にある水分が冷やされて凍った状態その時の室内ガラス表面温度は障子を閉めたままにしてしてましたがこの温度なら合格です。では外側からこのサッシを見てみましょう。アップするとかなり冷たそうなのがわかります。いったいこの表面温度は何度ぐらいになっているか?マイナス7.4度( ^ω^)・・・ガラスに反射した赤外線なので間違いかも?すぐ下にある室外機を見てみるとマイナス8.1度この川辺の家C山際にあってこの時期は10時ぐらいまで日差しがありません。写真を撮ったのは朝の8時半です。普通一日の最低気温は朝の6時から7時ころに記録されますから8時半では1度程度上がっていると思われます。一般には天気予報で最低気温を知る程度ですがお住いの立地条件によってかなり違いがでてきます。エアコンを稼働させて家の中を温めていなかったら室温はいったい何度になっていたか?考えただけでも寒くなってしまいます。川辺町だから寒いわけでなく可児や美濃加茂でも変わりはありません。冬の美濃地方は寒いということで24時間暖房することをお勧めするのですが問題は暖房費一冬、家中、24時間暖房していくらになるか?サッシの性能が暖房費にも暮らし易さにも大きな影響を及ぼすことがお分かりになると思います。それらを含めて家の断熱性能を決める必要があります。
2017年01月25日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。川辺の家Cの内覧会今回は1日限りでお問合せを頂きながら参加の都合のつかなかったが何組ありました。ということで写真で紹介。詳細はFBの写真アルバムに近々のせます。当日は気温はそれほど低くはなかった美濃地方かなりの風が吹いて体感気温は低かったようです。室内で案内している我々はカッターシャツ一枚冬は暖かさが最高の贅沢と実感した次第です。キッチン:背後の空間は冷蔵庫スペース右の天井までの引違い戸は通常はカップボードスペースやパントリー食器やレンジ、炊飯器などを置いたり、食品庫として利用されます。大工さんの造作で作るケースが多いのですが今回はその前に引き戸を付けてあります。ダイニング側から見るとレンジフードと冷蔵庫の一部しか見えなくなることになります。キッチンと和室だけ天井の構成が変わってますが変化があって楽しいです。ダイニング:手前のダイニングテーブルの背後は大胆にとったオープンニッチとその後ろは階段スペース棚の奥行きは20cmほどありますからそこそこのものの飾りつけができます。和室の窓:座ると目線が中心となる高さと位置にあります。北面となる背後は栗林で季節ごとに心地よい風が入ってきます。奥様の生活目線:普段、キッチンに立つ時間の多く同時にあれもこれも気にする必要があるわけで広い視界の確保は気持ちがいいものLDKの陽だまり:そのキッチンをリビングソファーから見た時の視線ガラリ戸を通った日差しが優しく体を包んでくれます。真冬ですが小春日和の気持ちよさに眠気が誘われます。吹抜け空間:日射の豊富な美濃地方、お日様を利用することで冬の暖房負荷は大きく低減されます。耐震性能を確保し、同時に暮らす易い室内温熱環境を整えることが設計者の義務。木製手摺:階段周りとロフトは横格子の木製手摺正面の無双格子の建具と上手くマッチングしています。もちろん階段手すりも無垢材ですから2.3年もすれば飴色のいい艶が出ているでしょう。こちらは少しマニアックな熱画像(^^♪北側の畳の上の表面温度は23.1度ガラリ戸前の陽だまりの温度は23.3度2階の床や天井、お風呂や脱衣室の温度も同様です。浴室の床トイレ床
2017年01月23日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。また週末は寒波で積雪の予報明日は雪の美濃地方ですが完成見学会の日でもあります。ということで今回のタイトルは暖かさを目で見ることのできる家明日の会場のである川辺の家Cでお話しします。前々回の寒さを目で見る云々は実務者の興味は引きますが一般向けにはこちらのタイトルのほうがわかりやすいですね。さて、前回お話ししたようにエアコンで家を温めるには時間がかかります。床、壁、天井は質量がありますから温めるのに時間がかかり同時にそこが暖まっていないと室温がそこそこあっても快適と感じる室内環境になりません。川辺の家では一昨日ようやくエアコンが付きましたのでエアコン(2.2kw)1台とファンヒーター1台昨日からエアコン2台だけでで温めています。室温は和室で22.7度エアコンの温度設定は24度です。キッチンはエアコンの近くなので24.4度と設定温度より高めこれはエアコンから2mほどしか離れてませんからその影響でしょう。さて、確認しなければいけないのは床面の温度膝から下に冷えを感じるようでは快適ではありません。キッチン床一番立ってる時間が長い場所ですから暖かくしたいものです。画面中央の○と+で表されている部分の温度で25.1度脱衣室前の廊下はどうでしょう?熱画像で見ると2階のホール1階リビングの階段近く23.3度熱画像で見ると杉のフローリングの下にある構造材が緑色のマス目で表示され、少し温度が低くなっています。構造材が熱橋になっていることがわかります。さて、一番気になるのは浴室やトイレ、脱衣室ヒートショックで亡くなる方が年間1.7万人ですからこの水回りの床面の温度はとても大切です。熱画像も撮ってあってここで出してもいいのですが今回は明日の見学会の宣伝というこで気になる方、暖かい家をご希望の方はご来場くださいm(__)m2組分の時間帯が空いてます。次回の冬場の見学会は来年ですから1年後でないと体感できません。ご予約はこちらからもちろん、どれだけのエネルギー、つまり暖房代がいくらかかってこの室内環境が可能なのかそこが大切なポイントです。お越し頂いた方にはそこのところも解説します。ps上の写真で脱衣室は少し写ってしまってますがお風呂やトイレはね(^^♪
2017年01月20日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝はそれほど寒くないなと事務所の入り口にある温度計を見ると氷点下3度体が寒さに慣れてきたせいか外ではそれほど寒いと感じません。さて、エアコンで暖房するということは空気を温めて暖を採るわけですが実はコツがあります。体感気温は空気と室内の床、壁、天井の表面温度で決まりますからエアコンを稼働させて気温が20度になっても室内の床、壁、天井の表面温度が低ければ暖かいと感じません。空気はとても軽い、つまり質量がありませんから空気を温めるエアコンですぐに暖まります。でも、床や壁、天井は合板や石膏ボードでできていますから空気に比べその質量は何十倍にもなります。空気を温めるエアコンでその質量のある物体の表面温度を上げようとするととても時間がかかるのがお分かりだと思います。先ほどお話ししたように体感気温は気温と室内の床、壁、天井の表面温度で決まりますから表面温度が低ければ体感気温もひくいことになります。一般的なエアコン暖房の使い方は人がいる時だけ稼働させるかあるいはタイマーで30分か1時間前から稼働させ部屋を暖めるというものでもこれでは床、壁、天井の表面温度は十分暖まりません。質量がありますからとても時間がかかります。人がいるときだけ部屋を暖めるとエアコンの熱の多くは床、壁、天井を温めるのに使われてしまいます。暖房していないときは家が蓄冷している状態蓄熱という言葉をお聞きになったことがあると思いますがその反対で「冷たさをため込んでいる」状態冷たさをため込んだ家の中を人がいる時だけ温めようとしているのが部分間歇暖房(人がいる時だけの暖房)つまり冷蔵庫の中で一部分だけときどき温めるみたいな・・質量のある物体は 「熱しにくく冷めにくい」エアコンで床、壁、天井を温めようとすると時間がかかります。いくら高性能な家でも室内表面に使われる材料の物性は他の一般的な住宅とそれほど変わりはありません。いったん冷えてしまえば快適と感じる状態に室内を持っていくのにとても時間がかかります。逆にいったん暖まれば高性能な住宅であればそれを維持していくのにはそれほどエネルギーを必要としません。蓄冷した家を温めるのにどれくらい時間がかかるか八百津の家Bではお引渡し前から計測しましたがエアコン3台、24時間稼働させて3日3日目に室内気温と表面温度がぐんと上がりました。以後は1台でそれを維持できていきます。エアコン暖房のコツは常に稼働させて、家を冷やさないこと出かける時や寝るときは1.2度温度を下げればOK電気代は家の断熱性能や換気性能に影響されますから必ずしも安くなるわけではありませんがここ20年以内に建てられた家なら試してみる価値は十分あります。1ヵ月、24時間暖房してみて電気代がいくらかかかるか風邪を一回ひけばそれなりに費用がかかりますからそこのところも考える必要があります。たとえ高性能なQ値1.3程度の家でも同じことが言えます、断熱性は優れていても骨組みの構造や表面材は同じなのですから一旦冷えてしまえば温めるのに時間が必要で高性能な家に住んでいる人のほうが少しの暖房でいいのだろうと、いる時だけ暖房して暖かくないと言ってるケースもあります。(作り手の説明不足の側面もありますが)どんな家でも暖房は必要で暖房代が多いか少ないか家中暖かくして、暖房代が安いならそれに越したことはありません。
2017年01月18日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。ここ数日はすっかり冬の天気岐阜の昨日の最高気温は1.7度とかこちらはもう少し寒いので最高気温は美濃加茂で1.4度と寒い一日でした。我が家は母屋は古い家ですがリビングは離れにあって、ここは24年前に建てた2x4エアコンを室内暖房のメイン機器として24時間稼働させたままにしてます。サッシはシングルガラスですが壁は2x6で厚みは13.8cmの断熱材が入っています。でも、気密はとれていません。22畳に広さで5.2kwの定格暖房能力のあるエアコンその時の消費電力は1.94kwというものを使ってます。この状態でエアコンを23度設定で24時間稼働させています。壁や天井の表面温度は18度床はフローリングで17度その上に敷いている畳は19度この家の断熱、気密の性能ではエアコンでいくら温めてもこれ以上は暖かくなりません。ということでエアコンは24時間稼働させ人がいる時は追加でファンヒーターを併用することになります。なぜこれ以上暖かくならないかを目で見ることができます。フローリングの上に敷いた畳は窓際まであります。これを熱画像で見ると9.3度コールドドラフトと言ってカーテンの後ろにあるサッシのガラス表面が外気に冷やされ手を当てると風を感じるくらい冷気が降りてきます。これはサッシの性能が低いために起こる現象ペアガラスにじゃないからと言われるかもしれませんがサッシの性能は数値で確認する必要があります。数値の低いペアガラスサッシではほとんどこの現象が発生します。こちらは壁際の写真で床面は9.8度床と壁の取り合いは隙間のできやすいところで同時に熱橋にもなっていて空気も淀みますから隙間、熱橋、空気の淀みのトリプルパンチでなかなか暖かくなりません。これは床と壁の取り合いすべてに言えることです。上の写真は階段右奥の物入れの前です。こちらは入口ドアの下部で床面は5.7度ドアの前の床このフローリングの下には55mmのスタイロフォームが入れてありますがこの有様・・廊下は暖房してませんから寒くて当たり前ですね。ドアには隙間がありますからそこから冷たい空気が入ってきます。その時の廊下の気温は2.4度冷気が侵入してこればいくら暖房していてもそれを帳消しにしてしまうことがわかります。サッシの性能の低さによるコールドドラフト気密性能の低さによる冷気の侵入(暖められた空気は気球と同じで部屋の上部、天井に上がりその近くの隙間から外に逃げていき代わりに床近くの隙間から温度の低い外気が侵入してきます。)家全体を断熱し、同時に気密化しなければエネルギーが無駄に使われることがわかります。いくら温めても冷気が侵入してこれでは暖かくなりません。寒さにストレスを感じずに住むことはとても大切です。体を鍛えるのは外で運動すればいいことです。
2017年01月16日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日の朝は少し雪が降ってましたが今朝の気温は0度天気予報では週末にかけて東海地方でもかなりの降雪が報じられていますからどうなるか気になるところです。さて、紙太材木店では従来、リフォームと新築の割合がバランスが取れていたのですが昨年から新築の比重が高くなって今年もすでに軒並み予定が入っていますが既存住宅の断熱改修は社会的な要求事項でもあり紙太材木店としても従来以上に注力していくつもりです。ただ、寒い家に住んでいる方が断熱改修なんてしてもそれほど暖かくならないだろうと思い込んでいるケースが非常に多く紙太材木店で断熱改修した大半の方がここまで暖かくなるとは思わなかった、と後から言われます。20年から25年ほど前までに建てられた家であれば基本的な構造はしっかりしてます。ただ、断熱と気密が不足してますからとても寒い家になってしまいます。加えて、いくら暖房しても一定の温度以上に室内が暖まらない。例えばファンヒーターとエアコンで暖房しても室内が20度以上にならない加えて足元の膝から下が冷たいで、仕方なく炬燵で暖を採る。それ以前の家の場合でいえば土壁の家こんな家の場合はほとんどの人は暖かい家を諦めています。上の写真は同じ部屋の同じ方角を写してるんですがほとんどの方はお分かりにならないと思います。たとえ土壁の家でも土壁を残して現代の最新の高気密、高断熱の家と同じ性能を出すことができます。お子さん達が独立し夫婦二人での生活が始まればそれほど広い面積は必要ありません。LDKと水回り、できれば寝室も含めての断熱、気密改修をすれば暮らしやすさは格段に向上します。Quality of Life,生活の質を向上させることで新しい世界が待っています。
2017年01月13日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。週末に向かって雪になりそうな美濃地方まだまだ寒さが続きます。さて、毎年新建新聞社からでている住宅産業大予測2017年版がでてますがその中にエコハウス3.0の解説あります。「従来の省エネ・健康・快適を進化時代要請と未来責任に応える次世代エコハウス」工務店経営者向けの予測なのでエコハウス3.0というのは新建新聞社の造語、ネットで調べても出てきません。1990年代からのエコと呼ばれる住宅の変遷を定義づけしたもので90年代のものを1.0その後現在までを2.0これから消費者に求められるものを3.0としています。このエコハウス3.0の課題は3つでハード、これは性能面での技術力ソフト、設計力に代表されるデザイン最後はそれらの伝え方単なる、暖かいとか快適といった言葉だけでは伝わらない時代にどのように伝えるか伝えても納得していただけなければ意味がないわけで、デザインに代表される目で見てわかる部分はまさに一目で納得ですがそうではないハードは伝え方に工夫が必要というわけです。3.0の解説では日本人の悲劇として世代が変わるたびに住宅ローンを借りて一生その返済に追われることを挙げています。戦後75年第一世代が家を建て、その子供が家を建て今現在はその子供が家を建てている時代第一世代の孫にあたる世代になりますが生涯の収入の多くが支出にまわりその大半が住宅ローンに回ってしまい結果的に人生の中でのゆとりを失っていたことを悲劇ととらえています。税制の問題もありますが3代にもわたって家を建てて壊してを繰り返したのですからもうそろそろそんなことは止めてせめて子供の代、できれば孫の代まで使えるような家を建てたいものです。必ずしも自分が一生涯その家に住むとはかぎらないと考えるとできるだけ資産価値のある家にしておく必要がありますからこれから家を検討される方は時代の流れを読む必要があります。ハード(性能)がよくてもソフト(デザイン)がだめならまたその逆も高い評価は得られないことになります。両方にこだわって、同時にコストパフォーマンスの良いものを提供する必要があるわけで、工務店の親父もうかうかしてはいられません。
2017年01月11日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日の美濃地方、日中でも5度程度にまでしか気温が上がらず寒い日でした。3連休の中日で寒い日となれば家で静かに過ごしていた人も多くいると思いますが新住協の鎌田先生が全室暖房したらZEHにならないのは偽装ZEHではないか?本当のZEHをやるべき。と言っていたとか。LDKは暖かいけど、お風呂が寒い、廊下が寒い、脱衣室やトイレも寒いのにZEH?これでは意味がないと思うのは私だけではないようです。さて、二年ほど前にもご紹介した日本輸入換気システム連盟のコラム「異議あり、日本の換気!!」久々に覗いてみると更新してありました。と言っても、この2年で2回ですから・・・第7回と8回熱交換換気で求められる気密性能とメンテナンスについてです。詳細について興味のある方はコラムをご覧ください。覚えておいていただきたいのは二つどんな換気システムでも気密性能がきちんとしていなければ効果が発揮できないこと同時にフィルターの清掃が不可欠であることエアコンのフィルター掃除を気にして、きちんと定期的に行えていれば心配ありませんが誰もしたことがないというご家庭は心配・・家の換気なんて窓を開ければそれでよし、とする考えがまだまだ多くある日本24時間換気が義務付けられているから仕方なくつけるだけであわよくばスイッチを切って無駄な電気代を節約という方も多くいますし実務者でも、気になるようなら切ってください。なんてケースもあるとか。なぜ、換気が必要といわれるのか?この本質の部分が理解できないとフィルターの掃除もしませんし、スイッチもOFFにしてしまいます。耐震性能には非常に敏感で性能不足でマンションの建て替えなんてことも耳にします。日本では耐震性は命に直結しますから当然として反対に換気性能には鈍感換気性能も健康性に直結しますからもっと気にしてよさそうですが「窓開ければ」換気できる、という言葉が心のよりどころのようです。しかし、「窓を開けなくても」換気できる「窓を開け忘れても」換気できる「窓を開けたくない時でも」換気できるつまり意識しなくても換気できるという便利さがあります。意識するのはフィルターの掃除の時だけ「窓を開ければ」の代わり「フィルター掃除すれば」ではどうでしょうか?
2017年01月09日
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明けましておめでとうございます。おはようございます、紙太材木店の田原です。数年前より始まっている住宅性能の大変革一般の方にはその表面上のことしかわかりませんから多くの方の認識はZEH(ゼッチ)あるいは太陽光パネルといった言葉に代表される省エネでしょうか。業界や行政の気持ちや思惑が先行してますから昨年は住宅業界のZEH元年でしたが今年はそれが浸透して一般の方のZEH元年になると予想されます。事実昨年、年末の日経ホームビルダーの調査ではZEHビルダーの8割が補助金申請ゼロ1件しか申請してないところを入れると9割を超えます。しかし時代の大きな流れは止められませんから昨年以上に増えると思われます。紙太材木店でも今年新築を検討中の方の半数はZEH、あるいはパネル搭載を希望されています。そんな中での紙太材木店のスタンスは基本的な性能を差し置いてZEHにする必要はありません、性能が確保できてさらに予算のある方はしましょう。ZEHはエコハウスの一つのあり方ですからそれだけではありません。まず、建物本体の基本的な性能を確保することが先決です、紙太材木店の断熱性は一般に比べればすでに相当程度底上げされていますから、3~4kwのパネルが載りさえすればZEHになります。つまり、ZEH Readyの状態欧州ではすでに1kw15万ほどで日本の半額以下5年もすればパネルは相当程度安くなります。売電価格と設置費用、住宅性能、予算のバランスを見てZEHにする必要があります。くれぐれも、パネルありきとお考えにならないように。とは言いながら紙太材木店では今年は「過半数がZEH基準を満たす家づくり」をしたいと思ってます。ながながと話しましたが最初にこの「過半数がZEH基準を満たす家づくり」を持ってくると他のハウスメーカーや工務店とどこが違うかわからなくなってしまいますのでご容赦ください。同時にできるだけ木材を使うこと伝統的な職人を使うこと自然な素材を使うことデザインを大切にすることなど変わらぬこだわりは従来通り不易流行の経営を実践していきます。
2017年01月06日
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