[Stockholm syndrome]...be no-w-here

2021.10.04
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明日は星組公演【柳生忍法帖】の観劇予定日。
その感想を書く時に軽く触れるだけのつもりでいたのだが、今さっき『少年ジャンプ+(プラス)』を覗いたら、こちらの漫画が10月31日までの期間限定で100話が無料公開されていると知り、どうしても記事にしたくなってしまった。

『ゴールデンカムイ』

実は、先月にAmazonプライムでアニメを視聴して、すっかり嵌まってしまったのだ。
何度か書こうと思いつつも先送りしている内にタイミングを逃し、「まあ、良いか…」と諦めていた所に、『少年ジャンプ+』で無料公開されているのを見付け「ここで書かなければ、明日の星組に集中できない!!」と意を決したという訳だ(笑)。
(毎週月曜日は『キン肉マン』が更新されるので、必ずサイトを覗いている)

『ゴールデンカムイ』とは、日露戦争での鬼神の如き武功から「不死身の杉元」と謳われた主人公が、ある目的のために大金を手に入れようと、偶然に出会ったアイヌの少女と一緒に、かつてアイヌが隠した莫大な埋蔵金を探す旅に出るという物語。
最初は、もっとシリアスで硬派なアクション漫画だろうと思っていたのだが、たまたまYouTubeで見付けたアニメの切り抜き動画がどれも爆笑シーンばかりで、「あれ、ギャグ漫画なの…?」と気になってしまったのだ(笑)。

例えば、こんな感じ。


実際にアニメを観てみると、確かに全体としてはサスペンスの要素が強く、残忍な戦闘シーンも少なくないのだが、逆にコミカルな描写も多く、様々な要素が詰まった内容になっている。
「冒険・歴史・文化・狩猟グルメ・ホラー・変態・GAG&LOVE!! 大自然の和風闇鍋ウエスタン‼︎」という原作漫画のキャッチコピーに偽り無しの、正にごった煮な作品だ。
(「闇鍋」って言うと、 雪組【CITY HUNTER】の感想 を思い出すな…笑)

そして、何より興味深いのが、アイヌ文化をかなり正確かつ丁寧に描いている事だ。
その描写からは、原作者・野田サトルのアイヌに対する深い敬意が伝わって来る。
彼は連載に当たり取材したアイヌの人達から、「アイヌを虐げられた可哀想な民族として描いて欲しくない」と頼まれたそうだ。
確かに、単なる被害者として描いていたら、安っぽい同情しか生まれなかっただろう。

しかし、『ゴールデンカムイ』で描かれるアイヌは強く明るく、彼らとその文化に対する敬意や親しみが、自然に生まれて来る。
こうした姿勢が、原作漫画の評価を高めたとも言われている。



また、作中には鹿やキツネなどを狩って調理する場面があり、一見ちょっと残酷にも感じるが、獲物に対するアイヌ民族の感謝と敬意を知ると、寧ろ普段何も考えずに肉や魚を食べている僕達の方が、生き物に対して失礼な事をしているのだという事に気付かされる。
そうした意味でも、非常に多くの気付きを得られる作品だ。

青年誌での連載だけあって残虐なシーンや変態描写、下ネタも結構あるので、苦手な人はそれなりに覚悟を…(笑)。


原作漫画の公式サイトはこちら →『 ゴールデンカムイ

『ゴールデンカムイ』100話無料はこちらから →『 少年ジャンプ+





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Last updated  2021.10.05 12:13:19
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