これに気付いたのは全くの偶然だった。 ポスターの表題文字を見た時、真ん中の「f」が小文字っぽくなっているのは気にこそなったが、それ以上は特に何も考えず忘れてしまっていた。 ところがある日、MEGADETHのアルバムをパソコンに取り込んでいる最中に、『FFF』という曲があるのを不意に思い出したのだ。 それが「Fight For Freedom」の略だった。
この「自由」を「開放」と捉えれば、ベートーヴェンは「音楽の開放」のため、ナポレオンは「人民の開放」のため、謎の女は「苦しみからの開放」のために戦うと解釈する事もできる。 ポスターで「fff」の文字が砲口の目の前に配置されている事、そして「やるならやってみろ、運命よ」の文言から見ても「Fight For Freedom」という解釈は的外れではないだろう。 その後、より望海風斗のサヨナラ公演に相応しくなるように「Freude für Fūto(望海風斗に捧ぐ歓喜)」という解釈に変えたが、冷静になって考えてみるとやはり「Fight For Freedom」の方が作品のテーマに合っているように思う。