[Stockholm syndrome]...be no-w-here

2022.10.06
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カテゴリ: 宝塚
色々と書いていたら星組関連の話題が意外に長くなってしまったので、それは別の記事に回して、先に宙組と雪組の話題から。
(と言っても、人事考察ではなくジョージア関連なので悪しからず…笑)

宙組トップコンビ、真風涼帆と潤花の退団が発表された。
真風は任期から考えてそろそろではないかと言われていたが、潤も添い遂げ退団となった。
少し早いような気もするが、次回で4作品目である事を考えれば順当なのかも知れない。
(僕はまだ【シャーロック・ホームズ】と【HiGH&LOW】しか観ていないので、早いと感じてしまうのだろう)

単に格好良いだけでなく、大人の色気で魅せられる男役でもあった真風のサヨナラ公演が、小池修一郎の描くジェームズ・ボンドというのは運命的。
今のところチケットの争奪戦になる予感しかないが(笑)、先ずは【HiGH&LOW】の東京公演が滞りなく進む事を祈っている。



さて、4日(火)は雪組【蒼穹の昴】を観劇。
相変わらず敢えて原作は読まず、公式HPの解説だけで臨んだ。
物語が二転三転する後半はやや分かり難い部分もあったが、全体的には長編小説を上手く纏めたなという印象を受けた。
月組【グレート・ギャツビー】以上に複雑に登場人物達の思惑が絡み合い、重厚な群像劇に仕上がっている。

何より、本作からは「宝塚らしさ」よりも「宝塚が本気を出すとこれだけの舞台が出来る」事を示そうとするかのような熱意が伝わって来た。
「雪組が」というより、劇団が威信を懸けて挑んだ作品という感じだ。
だからこそ、これだけ専科が総出しているのだろう。

そんな専科に負けず、雪組生達も誰もが役を生きており、男役とか宝塚である事を忘れて純粋に一つの舞台作品として楽しませてもらった。
芝居といえば月組と言われるが、本作における雪組はそのイメージを覆(くつがえ)す程に高い集中力で熱演していた。

特に、彩風咲奈と朝美絢の集中力は凄まじく、一分の隙も無い芝居で舞台を牽引している。
その姿からは互いへの厚い信頼が感じられ、本当に良い相棒になったと思う。
そこに朝月希和、和希そら、諏訪さきらが続き、幾重にも人間模様が折り重なって行く。
18日(火)に再び観劇する時には更に役が深まり、より濃密な舞台となっているだろう。
(キャスト別の感想はその時に書いた方が良いような気もするが、とりあえず初見の印象でも纏めてみようと思う)

フィナーレの男役群舞ではコートも中国風となり、格好良さの中に妖艶さが感じられた。
ロケットやパレードの衣装も面白く、最後まで劇団の意気込みが伝わって来る内容だった。
個人的には、デュエットダンスの時に彩風咲奈と朝月希和が手を繋いで下りて来た所で一瞬泣きそうになった(笑)。

素晴らしい舞台だ。
ありがとう!!





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Last updated  2022.10.06 20:10:56


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