[Stockholm syndrome]...be no-w-here

2023.12.12
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極左俳優として知られるマイケル・ラパポートが、来年の米大統領選挙でドナルド・トランプを支持する事を表明した動画が、最高に面白かった。
しかし、国民にここまで言わせる程、今のバイデン政権と民主党が酷いという事だろう。




さて、本題。

何故か日本国内で物議を醸した鈴木宗男の訪露。
個人的には「もっと早く行くべきだった」と感じていたが、今回【東京ホンマもんテレビ】の藤井聡との対談で「本当は5月に行く予定だったが、維新の会に反対されて自粛した」と話すのを聞いて納得した。
党から「日本の国益を考えろ」と言われたらしいが、国益を考えるなら寧ろ行くべきだったろう。

維新の会に対しては、自民党と同様に利権でしか動かない政党になったと感じているので、もはや何の期待も信用もしていない。
鈴木の離党は正解だったと思う。
2025年の大阪万博に関しても、僕はほぼ間違いなく失敗するだろうと思っているし、そもそもIR誘致の利権が絡んでいる時点でかなり怪しい。
タカラジェンヌ達がアンバサダー役から外れたのは、怪我の功名だと喜んでいる。

自民党の裏金疑惑については、プリゴジンが暗殺された時と同様に「何故、今このタイミングなのか?」という事が凄く気になっている。
裏金の存在など、東京地検特捜部はもっと前から知っていただろうに…。
報道されている疑惑は単なるゴシップに過ぎず、寧ろ「この背後で何が動いているのか?」、そして「これから何が起こるか?」にこそ注意すべきだろう。

それにしても…。

「半年早く降伏していれば、東京大空襲も、沖縄戦も、広島と長崎への原爆投下も無かった」という鈴木の発言は全くその通りで、日本の政府とその国民はいつも、取り返しがつかない状況になるまで気付かない。
その愚かな習性は、コロナ禍におけるマスクとワクチンへの盲信、そしてウクライナ戦争での外交ミスを見ても明らかなように、80年経っても全く改善されていない。
正に「馬鹿が気付いた時には、もう手遅れ」という、僕の持論を地で行く国家である。

そして「最後の1人になるまで戦う」「私ほどウクライナの勝利を信じる者はいない」というゼレンスキーの言葉は、80年前の日本を彷彿とさせて嫌な予感しかしない。
以前に読んだ 講談社現代新書『昭和の怪物 七つの謎』 の感想で、僕はこう書いている。


ーーーーーーー
こうして、東條英機の中で、対米戦争は「勝つ」事だけが目的となる。
当然、そこに具体的な勝算がある筈もない。
ただ勝つ事だけが自分の責任であり、そのためには国民にどれだけの犠牲を強いても構わないと、彼は考えたのだ。

そんな東條にとって、戦争とは正に「精神力」の勝負だった。
彼は「負けたと思った時が負け」という言葉を折に触れて口にしていた。

日本がどれほどの損害を受けようと、国家が存亡の危機に立たされようと、敗戦を認めさえしなければ、負けたとさえ言わなければ敗れた事にはならない。
つまり、彼の論に従えば、どのような状況になろうと日本は永遠に負ける事はないのだ。
しかし、現実的には、日本が戦争を続けられる状態ではないにも拘らず「認めない」のだから、いつまでも戦争は続く事になる…。
ーーーーーーー


「敗戦を認めない限り、負けた事にはならない」という東條の発想は、今のゼレンスキーと全く同じではないか。
戦況的には既にロシアの勝利が確定しているにも拘わらず、ゼレンスキーが停戦交渉の席に着こうとしないため、いつまで経っても戦争が終わらない。
開戦当初は「21世紀のチャーチル」などと持て囃されたゼレンスキーも、今や梯子を外されて「21世紀の東條英機」に成り下がろうとしている。
G7サミットで広島を訪れた時、彼は日本の過去から学ぶべきだったのだ。

日本も同様である。
2001年の米同時多発テロ以降、中東と北アフリカで米国が関係した対テロ戦争による推計死者数は、少なくとも450万人に及ぶと、米ブラウン大の研究プロジェクト「戦争のコスト」が発表した。
研究チームは「現在、テロとの戦いが始まった時よりも過激派グループの数は増えており、米国の他国への軍事介入は米国人や世界の人々の安全を守るものでない」と指摘している。
このように世界で最も戦争をしたがる国家に阿(おもね)りながら、自分達だけは平和主義国家などと言える筈もない。

ニューヨーク・タイムズのバリー・ジューエン元編集長が「世界的平和運動のリーダー・日本の地位は、許しがたい贅沢になりつつある」「米国が日本を守るために自らを危険にさらす用意があるなどと、期待すべきではない」と指摘するのも理解できる。
こうした発言が出るのは、現在の米国がそれだけ弱体化して来ている事の証左であり、だからこそ尚更に日本は「対米従属」以外に新たな国家戦略を見出さねばならないのだが、平和ボケした平和主義者達はそれに全く気付いていない。

実利でしか動かない米国は、利用価値が無くなったと判断すれば、いつでも無情に日本を切り捨てるだろう。
その時、日本はアジアの極東で孤立する事をしっかり肝に銘じておいた方が良い。



「あ、藤井先生、フジーン・シモンズ最高でした(笑)」



こちらの解説を聞くと、何故ロシアが北朝鮮に接近したのかが理解できる。
9月の露朝首脳会談が、米国が韓国を引き入れた事への意趣返しだとしたら、韓国は貧乏くじを引いた形になり、少し同情する。
それにしてもブリンケンの発言(16分50秒~)は、米国経済のためにウクライナ人を犠牲にしている事実を正当化するものであり許せない。








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Last updated  2023.12.15 21:15:32
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